YouTubeや各種SNSでSBI証券を勧める人が多いため「本当は何かデメリットがあるのに隠しているのでは?」と疑う人もいるでしょう。SBI証券にもデメリットはありますが、デメリットを上回るメリットがあるからこそ人気があります。本記事では、SBI証券で口座を開設するデメリットについて解説します。
他の証券会社のほうがいい場合も紹介するので、デメリットを見て他の証券会社がいいと思ったらSBI証券以外への口座開設も考えてみましょう。
SBI証券のデメリット【実際に使った経験から解説】
SBI証券のデメリットは、4つあります。実際にSBI証券をメインの証券口座として利用した経験から解説します。
対応ポイントが多すぎてわかりにくい
SBI証券は、対応ポイントが多すぎてわかりにくい傾向です。仲介口座を除いても6種類、仲介口座を含めると10種類以上のポイントがあり、選んだポイントによってポイント投資の対象商品も異なります。
【ポイント投資の対象商品の違い】
選んだポイント | ポイント投資 |
---|---|
Tポイント Pontaポイント |
投資信託 日本株 |
Vポイント タカシマヤポイント |
投資信託 (積み立ては除く) |
dポイント JALのマイル PayPayポイント アプラスポイント TOKYU POINT Uポイント QIRAポイント オリコポイント |
不可 |
他のネット証券では、1~2種類しか対応ポイントしかないため、SBI証券のわかりづらさが目立ちます。
休日中の株価チェックがしづらい
SBI証券は、休日中にメンテナンスが多いため、休日中の株価チェックがしづらいです。定期メンテナンスは、深夜や早朝などに限られますが、臨時メンテナンスで土日に12時間以上ログインできないことがあります。休日中のメンテナンスは、他のネット証券でもあるため、複数のネット証券に口座開設しておくと休日中の株価チェックもしやすくなるでしょう。
スマホアプリが商品ごとに分かれているので不便
SBI証券は、スマホアプリが商品ごとに分かれているため、不便です。日本株、米国株、投信積立など複数商品へ投資する場合は1つずつアプリをインストールする必要があります。またアプリそのものも使いやすいとはいえず、日本株アプリのApp Storeの評価は5つ星中2.4と低いです。
不正アクセスやIPOの株価操作などでイメージは良くない
SBI証券は、不正アクセスによる資産流出やIPOの株価操作による行政処分などでイメージは良くありません。不正アクセスによる資産流出は2020年9月、IPOの株価操作による行政処分は2024年1月に発生しています。比較的重大な不祥事が2020年以降に2回もあった大手ネット証券はSBI証券だけです。
2回の不祥事があっても口座数は増えているため、潰れることはないものの、利用者としてはSBI証券を信用できない印象が残ります。
他の証券会社を利用したほうがいい場合
SBI証券のデメリットが気になるのであれば、他の証券会社を利用したほうがいいでしょう。大手ネット証券は、SBI証券のほかに4社(楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券)あり、新NISAで取り引きする場合の手数料はSBI証券と大差ありません。
ポイントサービスのわかりやすさを求める場合:楽天証券orマネックス証券
楽天証券またはマネックス証券であれば対応ポイントが1~2種類しかないため、わかりやすいでしょう。楽天証券では、楽天ポイントと楽天証券ポイントの2種類あります。しかし明らかに楽天ポイントのほうが使い勝手がいいため、事実上楽天ポイントしか選択肢はありません。マネックス証券は、マネックスポイントのみです。
どちらもクレカ積立(クレジットカード決済による投信積立)に対応しており、楽天証券では楽天カード、マネックス証券ではマネックスカードでポイントが貯まります。楽天ポイントは、ポイント投資やグループのサービスで使いやすく、マネックスポイントはポイント投資または他社ポイント(Tポイント、dポイント、Pontaポイント、Amazonギフトカードなど)に交換して使えます。
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休日中の株価チェックをしたい場合:2社以上のネット証券に口座開設
休日中に株価のチェックをしたい場合は、2社以上のネット証券に口座を開設しましょう。ネット証券は、平日の日本株や米国株の取引時間中に大規模なメンテナンスができないため、土日に長時間の臨時メンテナンスが入ることは避けられません。ネット証券によってメンテナンスのタイミングは異なるため、2社以上の口座があれば株価のチェックがしやすくなります。
大手ネット証券であれば取扱商品が豊富で新NISAの取引手数料が無料または実質無料になるため、大手ネット証券から選びましょう。
【大手ネット証券5社の比較】
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 | auカブコム 証券 | 松井証券 | |
投資信託 | 2,578銘柄 | 2,558銘柄 | 1,746銘柄 | 1,775銘柄 | 1,861銘柄 |
日本株 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 |
米国株 | 5,206銘柄 | 5,084銘柄 | 5,001銘柄 | 1,888銘柄 | 3,856銘柄 |
手数料 (日本株) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引手数料 (米国株) | 無料 | 無料 | 実質無料 | 無料 | 無料 |
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スマホアプリの使いやすさを重視する場合:楽天証券
スマホアプリの使いやすさを重視したい場合は、楽天証券を選びましょう。株アプリ「iSPEED」は、日本株と米国株に対応しておりApp Storeの評価が4.5と高く使いやすいです。楽天証券は、投資信託を取引できるアプリはありませんが、スマホ用のサイトで十分見やすいことから、そこまで不便さは感じないでしょう。
SBI証券と比べて利用者にわかりやすいアプリ設計、サイト設計を心がけているので、投資初心者は楽天証券がおすすめです。
\アプリやサイトがわかりやすい/
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会社の信用を重視する場合:松井証券
大手ネット証券5社のなかで合併や買収がなかったのは、松井証券だけです。創業1918年と100年を超える老舗の証券会社であり、ネット証券のなかでも電話やチャットなどの顧客サポートを重視しています。また電話もつながりやすく、とあるネット証券では30分待つことがあるのに対し、松井証券はすべての時間帯で待ち時間が3分以内です(2024年1月時点)。
サポート体制が整っていることは、会社への信用につながりますし利用者も安心できます。大切なお金だからこそ信用できる証券会社に預けたいと思う人は、松井証券を選びましょう。
\100年以上会社を守り続けたネット証券/
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SBI証券のメリット
SBI証券は、デメリットを補って余りある以下のようなメリットがあります。
新NISA以外でも日本株の手数料が無料
SBI証券は、新NISA以外でも日本株や単元未満株(1~99株の日本株)の手数料が無料です。楽天証券も無料ですが、先に手数料無料化を発表したのはSBI証券です。またSBI証券は、グループ全体の業績も好調で楽天グループのような赤字もありません。今後も利用者にとってお得なサービスを始める余力があるため、できる限りコストをかけずに投資をするならSBI証券を選びましょう。
\新NISAなら米国株の手数料も無料/
複数のポイントから選べる
SBI証券は、対応ポイントが多すぎてわかりにくい点はデメリットですが、複数のポイントから選べる点はメリットです。仲介口座を除いても6種類のポイントから選べます。TポイントまたはPontaポイントを選べば、投資信託や日本株へのポイント投資も可能です。すでに楽天以外のポイントを利用している人は、SBI証券が使いやすいでしょう。
\新NISAなら米国株の手数料も無料/
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IPO(新規公開株)に強い
SBI証券は、IPO(新規公開株)に強いネット証券です。IPOでは、これから新規上場する株式の一部を抽選で事前に売り出します。しかし証券会社によって取り扱いの有無や引受株数が異なるため、IPO投資では証券会社選びが大切です。2023年4~12月における、SBI証券の引受社数は業界最多の74社を誇り、その数はIPO全体の93.7%でした。
野村證券をはじめとした対面証券と比べて引受株数は劣るものの、ネット証券のなかでは圧倒的です。「IPOチャレンジポイント」という独自のサービスもあり、抽選に外れてもポイントを貯めることで当選確率が上がります。
【IPOチャレンジポイントの仕組み】
ネット証券でIPO投資を始めるなら、SBI証券を選びましょう。
\IPOの取扱実績数が業界最多/
手数料無料化などのサービス拡充に積極的
SBI証券は、手数料無料化などのサービス拡充に積極的です。SBI証券は、収益の多角化を進めており、日本株の手数料を無料、新NISAで米国株の取引手数料を無料にしても利益が取れる経営体制を確立しつつあります。大手ネット証券5社の利益を比較すると、SBI証券は他の4社を圧倒しているのが特徴です。
【大手ネット証券5社の純利益(2023年4~12月)】
SBI証券 | 362億2,100万円 |
---|---|
楽天証券 | 135億700万円 |
松井証券 | 70億2,900万円 |
マネックス証券 | 65億4,200万円 |
auカブコム証券 | 17億3,100万円 |
今後のサービス拡充は、経営状態の良いSBI証券から始まる可能性が高いので、会社に対する好き嫌いがあったとしてもSBI証券に口座を持っておいたほうがいいでしょう。
\他の大手ネット証券より収益が大きい/
手数料無料で夜間取引ができる
SBI証券は、PTS(私設取引所で行われる取引)に対応しているため、仕事が忙しくて平日の日中に日本株の売買ができない人でも取引できます。ナイトタイムセッション(16時30分~23時59分)の時間帯であれば取引手数料がかかりません。夜間に日本株を取引したい人は、SBI証券を選びましょう。
\夜でも日本株が手数料無料で取引できる/
取扱商品が他のネット証券より多い
SBI証券は、取扱商品が他のネット証券より多い点がメリットです。海外株は、米国をはじめとした9ヵ国に対応しており、投資信託や米国株の取扱銘柄数も他の大手ネット証券と比べて充実しています。投資信託と日本株、米国株など複数の商品に投資したいなら、SBI証券を選びましょう。
【大手ネット証券の取扱商品の比較】
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 | auカブコム 証券 | 松井証券 | |
投資信託 | 2,578銘柄 | 2,558銘柄 | 1,746銘柄 | 1,775銘柄 | 1,861銘柄 |
日本株 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 |
米国株 | 5,206銘柄 | 5,084銘柄 | 5,001銘柄 | 1,888銘柄 | 3,856銘柄 |
外国株 | 9ヵ国※ | 6ヵ国 | 2ヵ国 | 米国のみ | 米国のみ |
SBI証券は最も多くの人に選ばれているネット証券
選ばれているからおすすめとは断言できませんが、SBI証券は日本で最も多くの人に選ばれているネット証券です。日本の金融資産のうち株や投資信託に投資している割合は15%程度(2023年3月末時点)しかないことを考えるとグループ全体で1,200万口座を突破しているSBI証券の実績は、無視できません。
グループ全体で1,200万口座突破
SBIホールディングス全体の口座数は、2024年2月5日に1,200万口座を突破しました。大手ネット証券のなかでは、楽天証券が2023年12月末時点で1,020万口座になっていますが、新規口座開設数ではSBI証券に負けているため、差が広がりつつあります。
マネックス証券(約257万口座※)、auカブコム証券(約166万口座※)、松井証券(約151万口座※)は、大手ネット証券といえども口座数で圧倒的な差があり、勝負になりません。
※マネックス証券とauカブコム証券は2024年1月末時点、松井証券は2023年12月時点
iDeCoは89万口座を突破
iDeCo(個人型確定拠出年金)の口座数は、2023年12月末時点で業界最多の89万口座を突破しました。楽天証券は約79万口座とネット証券のなかで2位ですが、商品ラインナップはSBI証券のほうがいいため、差が広がっています。他の大手ネット証券は、SBI証券に全く及ばないため、NISAを含めた証券口座の数でもiDeCoの口座数でもSBI証券の強さは圧倒的です。
SBI証券が向いている人
SBI証券は、以下5つのどれかに当てはまる人に向いています。
三井住友カードを使っている人
三井住友カードを使っている人は、銀聯カードなどの例外を除いてSBI証券でクレカ積立ができます。カードのランクに応じてVポイントの還元率が異なり、最大5.0%です。
【クレカ積立のポイント還元率(抜粋)】
カード名 | ポイント 還元率 | 年会費 |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード | 5.0% | 3万3,000円 |
Olive フレキシブルペイ プラチナプリファード | 5.0% | 3万3,000円 (初年度無料) |
三井住友カード プラチナ | 2.0% | 5万5,000円 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 1.0% | 5,500円 (※) |
Olive フレキシブルペイ ゴールド | 1.0% | 5,500円(※) (初年度無料) |
三井住友カード(NL) | 0.5% | 永年無料 |
Olive フレキシブルペイ | 0.5% | 永年無料 |
対象になるカードを持っていれば、新規のカード発行をせずにクレカ積立が始められるので、三井住友カードの利用者はSBI証券が向いています。
\三井住友カードでクレカ積立ができる/
楽天以外のポイントを利用している人
楽天以外のポイントを利用している人は、SBI証券が向いています。仲介口座を含めると10種類以上のポイントに対応しており、TポイントやPontaポイントを選べば投資信託や日本株にポイント投資ができます。
楽天ポイントを除くメジャーなポイント(Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント、PayPayポイント)はすべて対応しているので、楽天ポイントを使わないならSBI証券を選びましょう。
\誰でもポイントが選びやすい/
IPO投資を始めたい人
SBI証券は、IPOの実績数が業界最多の74社(2023年4~12月)です。IPO全体の93.7%を取り扱っており、引受株数が多い主幹事も17社あります。IPOは、抽選に当たりづらいため、どの証券会社で申し込んでもめったに買えません。しかしネット証券でIPO投資を始めるなら実績数が多い分、SBI証券のほうが期待できるでしょう。
\IPOの実績数は業界最多/
手数料をできる限り抑えたい人
手数料をできる限り抑えたい人も、SBI証券が向いています。「ゼロ革命」により日本株の手数料が無料、新NISAなら米国株の取引手数料も無料です。米国株を買う際に発生する為替手数料も、あらかじめSBI証券で米ドルに両替すれば無料(システム対応までは実質無料)になります。コストを抑えて投資を始めたいなら、SBI証券を選びましょう。
さまざまな商品に投資したい人
SBI証券は、商品ラインナップが他のネット証券よりも豊富です。大手ネット証券で最も多い9ヵ国の外国株を取り扱っており、米国株や投資信託の取扱銘柄数も充実しています。さまざまな商品に投資したい人はもちろん、どの商品に投資するか決まっていない人もSBI証券を選びましょう。
\手数料が安く取扱商品も充実/
SBI証券の口座開設の流れ
SBI証券は、以下の5ステップで口座が開設できます。NISA口座なら最短2日、NISA口座を開設しない場合は最短翌日から取引ができます。
- STEP1:口座開設の申し込み
- STEP2:本人確認書類の提出
- STEP3:ユーザー情報を登録する(初期設定)
- STEP4:口座開設完了通知を受け取る
- STEP5:口座へ入金する
口座開設について詳しくはこちら
SBI証券で口座開設するメリットを紹介
SBI証券と他の大手ネット証券との比較
SBI証券と他の大手ネット証券を比べると、新NISAで取引する場合の手数料は大差ありません。しかしクレカ積立やポイント投資において対応カード、対応ポイントが異なります。普段利用しているクレジットカードやポイントを踏まえて自分にあったネット証券を選びましょう。
【大手ネット証券5社の比較】
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 | auカブコム 証券 | 松井証券 | |
クレカ積立 | 三井住友 カード | 楽天カード | マネックス カード | au PAY カード | 非対応 |
クレカ積立 ポイント還元率 | 0.5~5.0% | 0.5~1.0% | 1.1% | 1.0% | ─ |
ポイント投資対象ポイント | Vポイント Tポイント Ponta ポイント | 楽天ポイント | マネックス ポイント | Ponta ポイント | 松井証券 ポイント |
ポイント投資対象商品 | 投資信託 日本株 単元未満株 | 投資信託 日本株 単元未満株 米国株 | 投資信託 (積み立てを除く) | 投資信託 単元未満株 (積み立てを除く) | 投資信託 (3銘柄) |
投資信託 | 2,578銘柄 | 2,558銘柄 | 1,746銘柄 | 1,775銘柄 | 1,861銘柄 |
日本株 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 | 3,900銘柄 以上 |
米国株 | 5,206銘柄 | 5,084銘柄 | 5,001銘柄 | 1,888銘柄 | 3,856銘柄 |
外国株 | 9ヵ国※1 | 6ヵ国 | 2ヵ国 | 米国のみ | 米国のみ |
手数料 (日本株) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引手数料 (米国株) | 無料 | 無料 | 実質無料 | 無料 | 無料 |
楽天証券との比較
SBI証券と楽天証券を比べると、楽天市場、楽天銀行、楽天カードの利用者であれば楽天証券のほうがメリットとしては大きいです。一方で、楽天グループのサービスを使っていない人は、取扱商品が豊富で複数のポイントから選べるSBI証券がおすすめです。
楽天証券との比較について詳しくはこちら
SBI証券と楽天証券はどう使い分ける?どっちがいいのかも7項目で比較
マネックス証券との比較
SBI証券とマネックス証券を比べると、年会費無料のカードでクレカ積立をする場合、ポイント還元率はマネックス証券のほうが高いです。なお2024年9月30日までは、クレカ積立のポイント還元率が2.2%になります。IPOや米国株へ投資したい場合は、取扱銘柄数が多く取引手数料や為替手数料が無料(為替手数料はシステム対応まで実質無料)になるSBI証券を選びましょう。
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マネックス証券とSBI証券のどっちがいいのかiDeCoや新NISAなど9項目で比較
auカブコム証券との比較
au PAY カードでクレカ積立をしたい場合は、auカブコム証券を選びましょう。他のカードでクレカ積立をしたい人やクレカ積立に興味がない人は、SBI証券のほうがおすすめです。
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SBI証券とauカブコム証券、選ぶならどっち?新NISAなど9項目で比較
松井証券との比較
会社の信用や顧客サポートを重視する場合は、松井証券を選びましょう。日本株や米国株の取引タイミングの相談も電話でできます。顧客サポートをそこまで重視しないなら、クレカ積立やポイント投資などのサービスが充実しているSBI証券のほうがおすすめです。
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SBI証券と松井証券、1社だけ選ぶならどっち?新NISAやiDeCoなど目的別に比較
SBI証券は初めての口座開設におすすめ
SBI証券は、初めての口座開設におすすめです。ポイントやアプリのわかりづらさなどデメリットはありますが、他の大手ネット証券でもIPOの実績が乏しいことや対応ポイントが限られるなどのデメリットがあります。SBI証券は、充実したサービスと豊富な商品ラインナップに魅力があり、グループ全体の経営も安定しています。
致命的なデメリットがあるのであれば1,200万口座を突破できるはずがないので、楽天ポイントを使っているなど他のネット証券を選びたい理由がない限り、SBI証券を選びましょう。
\業界最大手のネット証券でサービスが充実/
金融系ライター・個人投資家
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