SBI証券_メリット
(画像=CRAZY MONEY Plus編集部)

新NISAやiDeCoといった資産運用・金融に関する非課税制度が充実し、投資に興味を持ちはじめたという人も多いでしょう。
証券口座を開設する際にネット証券を利用すれば、手数料の面でもコストをかけずに気軽に投資を始めることができます。
特にネット証券の中でも人気の高いSBI証券であれば、口座開設もしやすく初心者にもおすすめです。

目次

  1. 人気のネット証券で口座開設したい人
  2. SBI証券で口座開設する4つのメリット
    1. 1:手数料が安い
    2. 2:IPO銘柄に強い
    3. 3:豊富な商品群
    4. 4:アプリが使いやすい
  3. SBI証券の口座開設に必要なものは何?
    1. マイナンバーカードが手元にある場合(ネットで完結)
    2. マイナンバーカードが手元にない場合(郵送での手続きが必要)
  4. SBI証券の口座開設の手順
    1. 1:ネットで口座開設をする場合
    2. 2:郵送で口座開設をする場合
  5. 【決定版】SBI証券のプランを知ろう
    1. 1:スタンダードプラン
    2. 2:アクティブプラン
    3. 特定口座と一般口座の違いとは?
    4. 新NISA口座を開設する
    5. iDeCo口座を開設する
  6. 未成年者の口座開設方法は?
  7. 知っておきたい!SBI証券のお得な情報
    1. 1:初心者でも投資を学べる環境が整備されている
    2. 2:国内株式現物手数料キャッシュバックがある
    3. 3:ポイント投資が可能
    4. 4:IPO銘柄の取り扱いが豊富
  8. 新NISA口座を開くなら?証券会社がおすすめなのはこんな人
    1. 少額から投資スタートしたい人
    2. 幅広い商品から選択したい人
    3. 投資専門家の意見を聞きたい人
  9. 新NISA口座を開くなら?銀行がおすすめなのはこんな人
    1. 普段利用している銀行窓口で相談したい人
    2. シンプルな商品ラインナップから選びたい人
    3. 銀行独自のサービスを利用したい人
  10. 新NISAの口座開設をするには?乗り換えはどう行う?
    1. 新NISA口座を開設する方法
    2. 新NISA口座の乗り換え方法
  11. SBI証券の口座開設に関するQ&A
    1. Q. 本人確認書類は何を用意すればいい?
    2. Q. 口座開設にかかる 費用はいくら?
    3. Q. SBI証券を利用するメリットとは?
    4. Q. SBI証券と他の証券会社で複数口座を開設できる?
    5. Q. 未成年口座の振込先金融機関口座は親権者と同じものを使用できる?

人気のネット証券で口座開設したい人

数あるネット証券の中でも、編集部が口座開設をおすすめするのは「SBI証券」です。

豊富な商品数に加えて取引手数料が安いため、投資経験者だけでなく、少額から取引をしたい初心者にも向いています。
セミナーなどの情報発信も豊富なため、これから投資を学んでいきたい人にもおすすめです。

これから投資を始めたいと考えているなら、まず開設しておいて損はない証券会社といえます。

SBI証券で口座開設する4つのメリット

SBI証券は2005年にスタートしたネット専業の証券会社です。
総合口座開設数は1,200万件以上(2024年2月現在)と、ネット証券の最大手の一角でもあり、国内株式の個人委託売買代金におけるシェアも36.4パーセントを占めています。
2023年のオリコン顧客満足度調査でも、ネット証券カテゴリーで1位となるなど、個人投資家からの評価が高い証券会社です。

ネット証券の中でもSBI証券をおすすめするのは、さまざまなメリットがあるためです。
他の証券会社と比較した場合に特徴的なものとして、以下の4つのメリットが挙げられます。

1:手数料が安い

SBI証券の魅力は、なんといっても業界最低水準の手数料コストです。
株式や投資信託を売買する際には、購入時・売却時ともに手数料がかかります。
手数料は金融機関にとって重要な収益の一つですが、SBI証券はネット専業であるため、手数料が既存の証券会社よりも低く抑えられているのです。

投資信託であれば、購入時買付手数料がかからない、ノーロードと呼ばれる商品も取り扱っています。
また、国内株式の取引であれば、1日の約定代金合計額に対して手数料が発生するアクティブプランを利用することで、手数料0円を実現することもできます。

アクティブプランはSBI証券独自のサービスで、取引ごとに手数料が発生するのではなく、1日ごとに手数料が発生します。
1日あたりの約定金額が100万円以下の場合は手数料が0円なので、頻繁に取引を行わないライトユーザーにとってはメリットが多いプランとなっています。

また2023年9月30日発注分から、一定の条件を満たせば国内株式の売買手数料がゼロとなる「ゼロ革命」もスタートします。

楽天証券にも「いちにち定額コース」という同様のプランがありますが、楽天証券では1日の約定金額が100万円までは手数料が発生するため、SBI証券の方がサービスとしての優位性があります。

2:IPO銘柄に強い

SBI証券は、IPO銘柄の取り扱いが豊富なことも魅力の一つです。
2023年の国内IPO取扱銘柄数は117社にのぼっており、ネット証券では最多となっています。

一般的には「新規上場」や「新規公開株」と呼ばれるIPOは、企業が株式を新規に証券取引所に上場することを指します。
それまで非公開で誰にも買える状態ではなかった株式を、証券会社経由で自由に売買できる状態にすることを意味します。

企業が株式を上場する際には、特定の証券会社が幹事役となって投資家との仲介を行います。
幹事となった証券会社は上場前の公募時に株を買う権利を持っており、この権利により得たIPO株を、抽選で選ばれた購入希望者に販売します。

IPO株の購入を希望する人は、抽選対象となるように事前に申し込みをしますが、この申し込みには幹事会社の証券口座を開設している必要があります。
SBI証券は単にIPO銘柄の取り扱い数が多いだけでなく、幹事会社としての実績が豊富で、IPO株の配分がネット証券の中では比較的高くなっています。

ただし、IPO株を購入する権利は抽選で決められるため、申し込めば必ずIPO株が購入できるわけではありません。
基本的には、上場前の公募価格に比べ、上場後の価格は高くなる場合が多いです。
そのためIPO株は人気が高く、抽選に当たる確率はそこまで高くないと考えておいた方がよいでしょう。

3:豊富な商品群

SBI証券では豊富な金融商品を取り扱っています。
投資信託は業界トップクラスの2,660本(2024年1月22日現在)。
株式も国内株式に限らず、外国株式を取り扱っているのも特徴で、主要ネット証券では最多の9ヵ国(2024年4月10日現在)のマーケットでの取引が可能となっています。

売買可能な外国株は、アメリカ・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・マレーシア・タイ・シンガポール。
よく比較される楽天証券の取り扱い外国株は6ヵ国のため、外国株式への投資に興味があり、より多くの国での取引を希望する場合はSBI証券の利用がおすすめです。

4:アプリが使いやすい

SBI証券では、ネット経由に加えて専用アプリでの取引も可能です。
Windows向けの「HYPER SBI」や、スマホで使える「SBI証券 株アプリ」など使い勝手の良い取引ツールが充実しています。

HYPER SBIは、充実した機能と直感的な操作を両立させたPCツールで、スピーディーに情報収集や売買発注ができます。
ドラッグ&ドロップといった直感的な操作で簡単に操作でき、投資情報が豊富で、アラート機能なども搭載しています。
お気に入り銘柄を1万件まで登録できるだけでなく、20銘柄の相場状況を一度に確認できるのも魅力です。

SBI証券 株アプリは、約定や決算発表などをプッシュ通知することで、大切なタイミングを逃さないアラート機能がウリ。
「値上がり幅」「出来高上位」「ティック回数」などのランキング機能を搭載しているので、銘柄選びもしやすいです。
株主優待情報検索やテーマ投資にも対応しており、銘柄分析機能も充実しています。
画面も見やすく、初心者でも扱いやすいアプリです。

SBI証券の口座開設に必要なものは何?

証券会社で口座を開設するためには、事前に用意が必要となるものがあります。
一般的に個人投資家が口座開設する場合、証券総合口座を開設することになります。
この場合、振込先金融機関口座の情報、本人確認書類と個人番号記載書類の用意が必要です。
※振込先金融機関口座とは、証券総合口座から出金する際に利用する金融機関の口座のこと。

以下にネットで証券口座を開設する場合に必要となる本人確認書類と、それぞれの利用条件を挙げます。

マイナンバーカード
・有効期限内であることが条件。

運転免許証
・有効期限内であることが条件。
・氏名・住所に変更がある場合、変更履歴が記載された裏面も必要。
・免許証番号がはっきりわかるように提出する。
・公安委員会の印がはっきり見えるように提出する。

住民基本台帳カード(写真付き)
・有効期限内であることが条件。
・氏名、住所に変更がある場合、変更履歴が記載された裏面も必要。

住民票の写し、住民票の記載事項証明書のいずれか
・有効期限は発行後6ヵ月以内となる。
・発行日・発行印が記載されていることが必須。
・複数ページで発行されたものは、すべてのページが必要。

各種健康保険証
・有効期限の記載がある場合には、有効期限内であることが条件。
・住所記載欄が裏面にある場合には、裏面も必要。また、現住所が記載されていることも条件。

印鑑証明書
・有効期限は発行後6ヵ月以内となる。

在留カードまたは特別永住者証明書(※外国籍である場合)
・有効期限まで2ヵ月以上猶予のあることが条件。

運転経歴証明書
・氏名・住所に変更がある場合には、変更履歴が記載されたすべてのページが必要となる。
・公安委員会の印がはっきり見えるように提出する。

パスポート
・顔写真のページと所持人記入欄のページが必要となるので、併せて提出する。
・所持人記入欄の氏名は漢字で記入が必要。
・所持人記入欄に氏名・住所の記載が必要。
・日本国で発行されたもののみ利用可能。
(※令和2年2月以降発行のパスポートは所持人記入欄がないため利用不可)

マイナンバーカードが手元にある場合(ネットで完結)

マイナンバーカードは本人の写真付きであるため、個人番号記載書類と本人確認書類のどちらも兼ねることができます。
そのため、マイナンバーカードを保有している場合はマイナンバーカードだけで、別途本人確認書類を提出する必要はありません。
最も手軽な方法であり、すべての手続きをネットで完結することができます。

マイナンバーカードの提出方法は、スマホなどで撮影した画像を指定のページでアップロードするだけ。
アップロードファイルの注意点を守り、鮮明な画像であれば審査に支障はありません。

マイナンバーカードが手元にない場合(郵送での手続きが必要)

マイナンバーカードを持っておらず、通知カードのみが手元にある場合、通知カードとは別に本人確認書類を提出する必要があります。本人確認書類はその種類によって1種類ないし複数の種類を用意することが求められます。

1種類で済むのは、写真付きの本人確認書類です。具体的には、運転免許証・日本国パスポート・在留カード・特別永住者証明書などが当てはまります。
複数の種類が必要になるのは、写真がない本人確認書類です。
具体的には、各種健康保険証や印鑑登録証明書、住民票の写しなどです。
申し込む前に、あらかじめ手元に書類を用意しておくと慌てずに手続きを進めることができるでしょう。

SBI証券の口座開設の手順

SBI証券の口座開設は簡単で、ネット完結の最短5ステップで取引が可能です。
5ステップの具体的な手順は以下の通りです。


1:ネットで口座開設をする場合

STEP1:口座開設の申し込み

口座開設の申し込みで最初に必要なのは申し込み内容情報の入力です。入力項目は以下の通りです。

・口座開設者の居住地国(日本だけか、日本以外にもあるか)
・口座開設者情報(名前、生年月日、性別など)
・口座種別の選択(納税方法の選択とNISAの選択)
・住信SBIネット銀行 口座開設同時申し込みの選択
・SBI証券Tポイントサービス利用有無(SBI証券での取引にTポイント付与を希望するかどうか)

必要事項を入力し終えたら、次のステップに移行します。

STEP2:本人確認書類の提出

基本情報の入力が済んだら、「ネットで口座開設」を選択し、口座開設状況画面からログインして提出書類をアップします。
マイナンバー確認書類や本人確認書類をスマホなどで撮影してアップロードしましょう。

提出書類に応じてその後のフローは異なりますが、不鮮明な書類は再提出を求められることになるため、画像がはっきりとしたファイルをアップすることを心がけましょう。

STEP3:ユーザー情報を登録する(初期設定)

正常に書類提出を終えると、個人情報の入力に遷移します。具体的な入力項目は以下の通りです。

・メールアドレス、国籍、職業、世帯主との続柄、インサイダー登録
・振込先金融機関口座登録
・投資に関する質問(国内株式手数料プラン、配当金受領方法について、アンケート)
・登録内容の確認

個人情報の中で、メールアドレスは口座開設の完了通知やさまざまなお知らせが届くものとなるため、自分で必ずチェックできるものにしておく必要があります。
投資に関する質問には、資産額などの入力もありますが、あくまでもアンケートの範囲となっています。

STEP4:口座開設完了通知を受け取る

すべての項目を入力し終えると審査段階へと移行します。
提出書類の審査等が完了すると、事前に選択した方法でSBI証券から「口座開設完了通知」が送付されます。

「メールで受け取る」を選択した場合、取引パスワード設定ページへのURLが申込時のメールアドレス宛に届きます。
URLにアクセス後、任意の取引パスワード設定をすれば手続きは完了です。

「郵送で受け取る」を選択した場合、事前に登録した住所宛に、取引パスワードが記載された郵送物が簡易書留郵便(転送不要)で届きます。
書類に記載の手順にしたがってマイページにログインすることで、取引が開始できます。

STEP5:口座へ入金する

マイページにログインした後は、投資資金を入金する必要があります。
入出金を行う際は、HP画面上部にある「入出金・振替」をタップしましょう。
入金の画面が表示されるため、「即時入金」・「リアルタイム入金」・「銀行振込入金」・「ゆうちょ銀行振替入金」から入金方法を選択します。
住信SBIネット銀行口座に残高がある場合などは、ネット上の手続きだけで即座に証券口座に資金が入金されるので、すぐに取引をスタートできます。

2:郵送で口座開設をする場合

STEP1:口座開設の申し込み

ネット上の口座開設同様、最初に申し込み情報の入力が必要です。
入力内容はネット上での手続きと同様に以下の通りです。

・口座開設者の居住地国(日本だけか、日本以外にもあるか)
・口座開設者情報(名前、生年月日、性別など)
・口座種別の選択(納税方法の選択とNISAの選択)
・住信SBIネット銀行 口座開設同時申し込みの選択
・SBI証券Tポイントサービス利用有無(SBI証券での取引にTポイント付与を希望するかどうか)

STEP2:必要書類の提出

「郵送で口座開設」を選択した場合、SBI証券から口座開設の手続きに必要な書類が普通郵便で送付されます。
書類を受け取った後に、必要事項を記載のうえ、書類をSBI証券に返送しましょう。
「郵送で口座開設」を選択すると口座開設状況を確認することができないため、注意してください。

提出書類に不備がなければSBI証券で審査が行われます。
もし書類に不備があった場合は、書類の再提出が求められます。無事に審査が完了すれば、次のステップに進みます。

「郵送で口座開設」を選択した場合は郵送などの手間と時間がかかるため、早く取引を開始したい場合は「ネットで口座開設」がおすすめです。

STEP3:口座開設完了通知を受け取る

提出書類の審査が完了すると、選択された方法で「口座開設完了通知」が送付されます。
こちらもネットでの口座開設同様に選択した方法によって通知方法が異なります。

「メールで受け取る」を選択した場合、取引パスワード設定ページへのURLが申込時のメールアドレス宛に届きます。
アクセス後、任意の取引パスワードを設定すると、取引が開始できます。

「郵送で受け取る」を選択した場合、登録した住所宛に、取引パスワードが記載された書類が簡易書留郵便(転送不要)で届くので、記載された手順にしたがって必要事項を入力することで取引ができるようになります。

STEP4:ユーザー情報を登録する(初期設定)

取引開始前に必要なのは初期設定ですが、こちらもネットでの口座開設と同様です。以下の入力項目が必須となっています。

・メールアドレス、国籍、職業、世帯主との続柄、インサイダー登録
・振込先金融機関口座登録
・投資に関するご質問(国内株式手数料プラン、配当金受領方法について、アンケート)
・登録内容の確認

STEP5:口座へ入金する

入出金の手順もネットでの口座開設と同様です。
HP画面上部にある「入出金・振替」をタップすれば、入金の画面から「即時入金」・「リアルタイム入金」・「銀行振込入金」・「ゆうちょ銀行振替入金」といった入金方法を選んで入金できます。

インターネットバンキングを利用する「即時入金」と「銀行振込入金」以外は、事前の手続きが必要ですので注意しましょう。
以上が口座開設から入金までの流れです。

【決定版】SBI証券のプランを知ろう

SBI証券では、国内株式の注文時に2つのプランから好きな方を選択することができます。
選択したプランによって取引手数料が異なるため、自分に合ったプランを選ぶ必要があります。

スタンダードプランは、取引金額によって1回ごとに取引手数料が発生するプランです。
アクティブプランは取引回数ではなく、1日の取引金額によって取引手数料が決まります。

プランの決め手は、1日にどれくらいの取引を行うかです。
たとえば、1日で50万円・40万円・20万円の注文を一回ずつ出して、計120万円約定したとします。

プランの手数料

スタンダードプランの場合:275円+275円+115円=665円の手数料

アクティブプランの場合:1,238円の手数料

このように、1日の約定金額が100万円を超えてしまう場合にはスタンダードプランの方がお得になります。
ただ、投資初心者の方で1日100万円未満の注文しかしないのであれば、アクティブプランの方がお得でしょう。

1:スタンダードプラン

スタンダードプランは、注文する金額(約定)毎に手数料が決まるプランです。
5万円未満の取引であれば55円、10万円未満の取引であれば99円、20万円未満の取引であれば115円、50万円未満の取引であれば275円となります。
上限が1,070円のため、1日の取引が100万円以上になる人は、スタンダードプランを選んだ方がお得な場合もあります。

2:アクティブプラン

アクティブプランは、1日の約定代金に応じて手数料が決まるプランです。
1日の取引のトータルが100万円未満の場合は取引手数料が0円となります。
200万円未満では1,238円、300万円未満では1,691円の取引手数料となり、以降100万円増えるごとに手数料295円がプラスされます。
1日の取引が100万円に満たない人は、取引手数料を払う必要がないのでアクティブプランを選択することをおすすめします。

スタンダードプランとアクティブプランの変更は随時ネット上のお客様情報からできるので、その時々で最適なプランを選択しましょう。

特定口座と一般口座の違いとは?

活用する口座もおもに2種類あるため、自分に合ったものを選択する必要があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。投資初心者であれば、一般的に特定口座がおすすめされます。

・特定口座:1年間の損益計算は証券会社が実施、確定申告不要も選べる
・一般口座:1年間の損益計算は自分で実施、自分で確定申告をする

特定口座の源泉徴収はあり・なし?

源泉徴収のあり・なし、どちらがいいかについては、以下のような目安を参考にしてみましょう。

・特定口座(源泉徴収あり)がおすすめな人
以下のどちらかに当てはまるなら、「源泉徴収あり」がおすすめです。

特定口座(源泉徴収あり)がおすすめな人

確定申告の手続きが面倒な人

年間20万円以上の利益が見込める人

源泉徴収ありの特定口座では証券会社が納税をしてくれるので、確定申告は不要。
また、譲渡益が配偶者控除や扶養控除などを判定する際の合計所得金額に含まれない点も魅力です。

・特定口座(源泉徴収なし)がおすすめな人
以下のどちらかに当てはまるなら、「源泉徴収なし」がおすすめです。

特定口座(源泉徴収なし)がおすすめな人

年間20万円以下の利益しか見込めない人

複数口座を運用している人

年間20万円以下の利益には税金がかからないため、「源泉徴収なし」なら自動的に税金が引かれることもありません。
また、複数の証券会社で投資している場合には、損益通算や繰越控除を受けるために確定申告が必要になります。
そのため、確定申告が簡単な「源泉徴収なし」がおすすめです。

新NISA口座を開設する

SBI証券での新NISA口座の開設手順

新NISA口座は、一般口座および特定口座とはまた別の口座となります。
そのため、SBI証券での口座開設時に新NISA口座を開設したい場合は、一般口座もしくは特定口座と同時にまとめて申し込む必要があります。

SBI証券から新NISA口座に関して税務署に申請し、確認を終えるまでには1~2週間ほどかかるため、新NISA口座の開設には通常の口座よりも時間がかかります。
ただし、必要となる書類は通常一般口座および特定口座開設時に必要な書類と同様なため、新NISAなどを利用する予定であれば一般口座および特定口座開設時に同時に申し込むのがおすすめです。

iDeCo口座を開設する

iDeCoを始めるメリット

IDeCoは私的年金制度のことで、自分で掛金を拠出して、投資商品を選んで運用する仕組みです。
毎月の掛金は全額所得控除となり、運用益も非課税になります。
運用したお金は年金または一時金として、60歳になれば受け取ることができます。
掛金は5,000円からですが、年間投資額の上限はその人の職業などによって異なり、14万4,000円~81万6,000円となっています。

iDeCoのメリットを感じにくい場合はある?

運用益は非課税のうえ、受け取るときの公的年金等控除の利用は、誰にもメリットとなりえます。
しかし、専業主婦や無職で働いていない人は、所得税を払っていないため節税効果を享受することができません。

同様に節税効果という観点では、住宅ローンを組んでマイホームを購入し、住宅ローン控除を利用して所得税を納めていない、あるいはほとんど納めていない人も、控除が終了するまではメリットを受けにくいといえます。

SBI証券でのiDeCoのはじめ方は?

iDeCoのWEB申込を行う際には、以下の4つのステップが必要です。

STEP1 証明書等の準備
会社員(厚生年金被保険者)や公務員(共済組合員)がiDeCoで掛金を拠出する場合、「事業主の証明書」を勤務先から発行してもらうことになる。

STEP2 必要書類のアップロードおよび申し込みフォームへの入力
必要な書類等が手元に揃ったら、必要書類をアップロードし、申し込み画面で必要事項の入力を行う。

STEP3 ID・パスワード受領
国民年金基金連合会で加入資格などの確認を行い、確認・手続きが完了すると、各種通知書が郵送される。

STEP4 運用開始
iDeCoでの運用が開始される。

未成年者の口座開設方法は?

親権者がSBI証券の証券総合口座を持っている場合、未成年者の名義で証券総合口座を開設することができます。
親権者がSBI証券の口座を持っていない場合は申し込みができないので、まずは親権者の名義で証券総合口座を開設しておく必要があります。

口座開設の前に用意するべきものは以下の通りです。

振込先金融機関口座(未成年者の本人名義のもの)
本人確認書類
マイナンバー
印鑑(親権者の物)

知っておきたい!SBI証券のお得な情報

初心者が投資を始める際のあと押しとなる、以下のような仕組みも用意されています。

1:初心者でも投資を学べる環境が整備されている

SBI証券の公式ホームページでは、その時のトレンドに沿ったテーマについての理解が深まるセミナーが、全国各地で開催されています。
またWEB上でもオンラインセミナーが開催されており、投資について学べる環境が整備されている点も人気の理由です。
セミナーの多くは無料で開催されているので、ぜひ参加してみましょう。

2:国内株式現物手数料キャッシュバックがある

25歳以下(未成年口座も対象)の国内株式現物手数料(上限なし)が、キャッシュバックにより実質0円になるプログラムも実施されています。
インターネットコースの個人投資家で、26歳の誕生日を迎える月までに既に口座を保有している人や、プログラム開始後に新たに口座を開設した投資家も対象となります。

3:ポイント投資が可能

証券会社での投資は、現金だけでなく各種ポイントを使って行うことも可能です。
SBI証券ではVポイントとPontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルが使え、投資信託の買付を行えるポイントもあります。

4:IPO銘柄の取り扱いが豊富

すでに紹介した通り、SBI証券はIPOの取扱いが非常に多いです。
また、抽選に外れてもチャンスがある「IPOチャレンジ」も提供しています。

IPOチャレンジとは、IPO抽選に外れた場合にもポイントが加算され、次回以降に使用することで当選しやすくなる制度のことです。
このように、初心者でもIPOに参加しやすい環境が整っています。

新NISA口座を開くなら?証券会社がおすすめなのはこんな人

投資初心者によくおすすめされる「積立投資」。
もし積立投資をするなら、新NISAの利用がおすすめです。
SBI証券を含む証券会社と銀行では、どちらで口座開設をするのがよいのでしょうか。

証券会社のつみたて新NISA口座がおすすめなのは、以下のような人です。

少額から投資スタートしたい人

新NISAの最低積立金額は金融機関ごとによって設定が異なりますが、証券会社は100円から投資可能としているところが多いです。
一方で、銀行は1000円からの場合が多く、なかには最低金額が1万円に設定されているところもあります。
「不安だから初めは少額からスタートしたい」と考えている人は、最低積立金額の設定が低い証券会社で口座開設するのがよいでしょう。

幅広い商品から選択したい人

新NISAの対象商品は、金融機関によってラインナップが異なります。
証券会社と銀行を比較すると、一般的に証券会社の方が取り扱っている商品数は多いです。
幅広い選択肢の中から、自分に合った投資先を見つけたいと考えている人におすすめです。

投資専門家の意見を聞きたい人

投資を専門に扱っている証券会社には投資に関わる情報が多く集まり、専門家の意見を聞くこともできます。
投資の経験が浅く、投資先選びに迷ったとき、専門家に相談できるのは大きな魅力です。
また、SBI証券などのネット証券では、初心者向けセミナーなどの情報発信も頻繁に行われているため、しっかり理解したうえで投資をしていきたいという人は、証券会社を選びましょう。

新NISA口座を開くなら?銀行がおすすめなのはこんな人

証券会社ではなく、銀行での口座開設がおすすめなのは、以下のような人です。

普段利用している銀行窓口で相談したい人

銀行で新NISAを始めるメリットは、普段利用しているなじみある銀行窓口で口座開設や相談を行える点です。
ATMで入出金するついでに口座開設ができたり、運用状況の確認や相談等までできたりするため、預金全般を1か所で管理したい人には大変利便性が高いです。

普段からお世話になっている担当者がいるケースでは、安心度や信頼感といった点でもメリットがあり、相談しやすい環境といえるでしょう。

シンプルな商品ラインナップから選びたい人

新NISAの対象商品は、現在200本以上あります。
そのため、どれを選べばよいのか悩んでしまう人が多いのですが、銀行で扱っている商品数は10本前後とラインナップが非常にシンプルです。
本数が限られていることから、初心者にとっては商品選びがしやすいといえます。

銀行独自のサービスを利用したい人

さまざまなサービスが充実している銀行では、専用口座を開設したり投資したりすることで、充実した特典が受けられる場合もあります。
たとえば、ATMの利用手数料が無料になったり、各種ポイントが貯まったりするといったサービスを提供しているところがあるほか、普通預金や定期預金の金利がアップする場合もあります。

新NISAの口座開設をするには?乗り換えはどう行う?

新NISA口座を開設する方法

新NISA口座の開設は、すでに解説した通り、SBI証券の「NISA口座開設」ボタンから手続きを進めることができます。
マイナンバーカードなどを保有していれば、必要事項の入力→必要書類の提出→審査完了の通知の受け取り→口座にアクセス&入金の4STEPで口座開設手続きのすべてをネット上で完結させることができます。

新NISA口座の乗り換え方法

新NISA口座の乗り換え方法については、今ある新NISA口座を廃止して他の会社で新NISA口座を開設する方法と、今の新NISA口座を残して他の会社の新NISA口座で取引を行う方法の2つがあります。
それぞれで手続き方法が異なるため注意しましょう。

SBI証券の口座開設に関するQ&A

Q. 本人確認書類は何を用意すればいい?

犯罪収益移転防止法の改正(2020年4月1日施行)による本人確認の厳格化に伴い、郵送での書類提出については以下から2種類の本人確認書類提出が必須となります。

・運転免許証
・住民基本台帳カード(写真付き)
・住民票の写し
・住民票の記載事項証明書
・各種健康保険証
・印鑑証明書
・在留カード
・特別永住者証明書
・運転経歴証明書
・パスポート

Q. 口座開設にかかる 費用はいくら?

口座開設にかかる費用、口座管理料は無料です。

Q. SBI証券を利用するメリットとは?

SBI証券の特徴として、手数料の安さが挙げられます。SBI証券では「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」の2種類のプランが用意されています。
スタンダードプランでは、約定代金が5万円までの1注文における手数料は税抜50円(税込55円)。
一方、アクティブプランでは1日の約定代金の合計が100万円までであれば取引手数料は無料となっています。

Q. SBI証券と他の証券会社で複数口座を開設できる?

口座開設の審査はそれぞれの証券会社で行われるので、同時に複数の証券会社に申し込んでも問題はありません。

Q. 未成年口座の振込先金融機関口座は親権者と同じものを使用できる?

同一の口座は使用できません。振込先金融機関口座の登録は、未成年者本人の金融機関口座を用意する必要があります。