SBI証券で始めるつみたてNISA始め方・買い方徹底ガイド!お得な入金方法やおすすめ銘柄も解説
(画像=CRAZY MONEY Plus 編集部)

SBI証券は、NISAの口座を開設するのにおすすめの証券会社の一つです。

SBI証券は、取扱銘柄数豊富でクレカ積み立てによりポイント還元も受けられるなどのメリットがあります。

本記事では、SBI証券でのNISAの始め方やおすすめの投資信託などを紹介します。またSBI証券以外でもおすすめの証券会社なども紹介します。

NISAの証券会社選びに悩んでいる人は、この記事を参考にしてみてください。

  1. SBI証券でのNISAの始め方
    1. ステップ1.必要書類を準備
    2. ステップ2.証券総合口座を開設
    3. SBI証券の口座開設は郵送申し込みも可能
  2. SBI証券でのNISAの買い方の流れ
    1. ステップ1.SBI証券取引口座に入金する
    2. ステップ2.つみたてNISA対象銘柄から選択
    3. ステップ3.積立金額や頻度を設定
    4. ステップ4.目論見書を確認
  3. SBI証券のNISAを利用するメリット4つ
    1. メリット①:SBI証券は取引にかかる費用が安い
    2. メリット②:SBI証券はクレカ積立でポイントが貯まる
    3. メリット③:SBI証券は月100円から積立ができる
    4. メリット④:SBI証券は積立頻度を細かく設定できる
  4. NISAのおすすめ銘柄5選
    1. 1.SBI・全世界株式インデックス|日本を含む全世界の株に分散投資
    2. 2.SBI・先進国株式インデックス|日本を含む先進国に分散投資
    3. 3.SBI・V・全世界インデックス|新興国を含む世界中の株式に分散投資
    4. 4.SBI・V・全米株式インデックス|全米の小型株から大型株まで投資可能
    5. 5.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)|人気No.1ファンド
  5. NISAを始める方におすすめの証券会社4選
    1. おすすめの証券会社①:楽天証券|NISA口座数No.1
    2. おすすめの証券会社②:マネックス証券|さまざまな資産運用ができる!
    3. おすすめの証券会社③:松井証券|サポート大勢が充実!
    4. おすすめの証券会社④:auカブコム証券|積立でPontaポイントが貯まる!
  6. SBI証券やNISAに関する質問Q&A
    1. SBI証券でNISAを行うメリットは何ですか?
    2. NISAのデメリットは何ですか?
    3. NISAは1年でどれくらい増えますか?

SBI証券でのNISAの始め方

SBI証券の一般NISAやNISAを始める手順は、以下の通り2ステップで終わります。

ここからは、SBI証券でNISAを始める手順について詳しく紹介します。

ステップ1.必要書類を準備

まずは、必要書類を用意しましょう。Web上で手続きを完結させる場合、スマートフォンで撮影して提出するか、Web上からファイルアップロードするかで必要書類が変わるため、注意が必要です。

スマートフォンで撮影して提出する場合

マイナンバー個人番号
カードがある人
マイナンバー個人番号
カードがない人
・マイナンバー個人番号カード ・マイナンバー通知カード
・本人確認書類:運転免許証

マイナンバー個人番号カードを持っていてスマートフォンで手続きする人は、カード一つで手続きを進められます。

またマイナンバー個人番号カードがなくともマイナンバー通知カードと運転免許証があれば、スマートフォンで撮影して提出が可能です。

Web上でアップロードする場合

マイナンバー個人番号
カードがある人
マイナンバー個人番号
カードがない人
マイナンバー個人番号カード
本人確認書類(いずれか1つ)

・運転免許証
・運転経歴証明書
・住民基本台帳カード(写真付き)
・日本のパスポート
・住民票の写し
・健康保険証
・印鑑証明書
マイナンバー通知カード*
本人確認書類(いずれか2つ)

・運転免許証
・運転経歴証明書
・住民基本台帳カード(写真付き)
・日本のパスポート
・住民票の写し
・健康保険証

※マイナンバー記載の住民票で代用可能

Web上にファイルをアップロードして手続きする場合は、それぞれに必要書類の枚数が多くなるので注意しましょう。

ステップ2.証券総合口座を開設

SBI証券では、証券総合口座の開設と同時にNISAの申し込みが可能です。

①認証コードの取得

SBI証券の公式Webサイトから「無料口座開設をスタート」を押したあと、登録するメールアドレスを入力します。すると、アドレスに認証コードが送られてきます。

SBI証券
出典:SBI証券

②個人情報の入力

認証コードを入力したあとは、下図の個人情報フォームを記入していきます。

SBI証券
出典:SBI証券

下段に進むと、NISAに申し込む選択肢が表示されます。

ここで申し込みたい口座を選択すれば、総合口座開設と同時にNISAも開設することが可能です。

SBI証券
出典:SBI証券

③口座開設方法の選択

口座開設に関する規約を確認したあと、口座の開設手続きの方法が表示されます。スマートフォンやパソコンで手続きを完結させたい人は、左の「ネットで口座開設」を選択します。

SBI証券
出典:SBI証券

④本人確認書類のアップロード

Web上で手続きを進める場合には、該当書類をスマートフォンで撮影するか、ファイルをアップロードすることで提出できます。

SBI証券
出典:SBI証券

⑤NISA口座の開設完了

Web上で手続きした場合は最短2営業日で、総合口座開設とNISA口座の仮開設が完了して利用できるようになります。

NISAについては、その後税務署が正式に開設を認めるか審査を行います。承認されてSBI証券のWEBサイト「重要なお知らせ」に「NISA口座開設審査完了のお知らせ」が届けば口座開設は完了です。

ここまでは、総合口座開設とNISA口座開設を同時に進めるケースを紹介してきました。すでに口座を保有している場合は、ログイン後の画面の「NISA/つみたてNISA」のメニューを開くとNISA口座を申し込むことができます。

SBI証券
出典:SBI証券

上図のボタンから申し込み画面に進んだあと、NISAを選択肢し、本人確認書類をアップロードすれば完了です。すでにマイナンバーを登録済であれば、さきほど紹介した本人確認書類だけで口座開設できます。未登録の場合の必要書類は、総合口座開設と同様です。

SBI証券の口座開設は郵送申し込みも可能

SBI証券口座の開設は、郵送の申し込みも可能です。

SBI証券
出典:SBI証券

郵送で申し込む場合もSTEP③まではWeb上で申し込みます。

前述した「STEP③口座開設方法の選択」のところで右側の「郵送で口座開設」を選択すれば、登録した住所に書類が届きます。

SBI証券
出典:SBI証券

郵送の場合は、届いた書類に必要事項の記入とマイナンバー関連の書類や本人確認書類を同封して返送します。

必要書類のルールは「Web上でアップロードする場合」と同じです。なお郵送の場合は、書類の受領や返送のタイムラグがあるため、口座開設まで最短で7営業日程度かかります。

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SBI証券でのNISAの買い方の流れ

続いては、SBI証券のつみたてNISAでの商品の購入方法を紹介します。購入手順方法は、大きく分けると次の4つのステップです。

ステップ1.SBI証券取引口座に入金する

まずSBI証券口座へ投資に必要な資金を入金します。入金方法は、大きく分けて次の4つです。

  • 即時入金
  • リアルタイム入金
  • 振替入金
  • 銀行振込

このうち即時入金やリアルタイム入金は、提携金融機関のネットバンキングを介して買付余力に即時反映されるため便利です

また振込手数料などもかかりません。振替入金は、ゆうちょ銀行の口座から資金を入金する方法です。手数料は無料ですが、買付余力への反映は翌営業日となります。

またATMや窓口などから銀行振込で入金することも可能です。この場合は、各銀行の振込手数料がかかるだけでなく買付余力の反映が1~2時間程度かかるため、注意しましょう。

なおSBIハイブリッド預金やクレカ積立を使うと入金手続きは実質不要になります。SBIハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行のサービスで円預金がSBI証券と連携しているため証券口座の買付余力に自動反映されます。

クレカ積立は、クレジットカード決済で投資信託を定期的に買い付ける方法で証券口座内の資金を使わずに決済が可能です。

ステップ2.つみたてNISA対象銘柄から選択

次に購入する投資信託を選択します。

1.投資信託のトップ画面から「投信」>「銘柄検索・取扱一覧」をクリック

SBI証券
出典:SBI証券

2.投資信託パワーサーチの左側「注目キーワード」の「NISA対象銘柄」をクリック

SBI証券
出典:SBI証券

この手順により、NISAで購入可能な銘柄に絞り込まれます。右側に該当銘柄が一覧で並んでいますが、基準価額や買付手数料など各項目にある▲や▼をクリックすると、それぞれの条件で昇順・降順で並べ替えることも可能です。

3.NISAに設定したい銘柄名をクリック

自分が投資していきたいと思う銘柄をクリックすると、下図のような詳細画面に遷移します。

SBI証券
出典:SBI証券

4.「NISA買付」をクリック

詳細画面の上部に4つ買付方法が表示されているので、そのなかの「NISA買付」をクリックします。ここまでで購入する銘柄選びは完了です。

ステップ3.積立金額や頻度を設定

続いて積立金額や頻度などを設定していきます。主な入力項目は、次の通りです。

①金額指定か比率指定かを選ぶ

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出典:SBI証券

銘柄ごとに購入金額を指定する場合は「金額で指定」を選びます。もし複数銘柄に投資するときには「比率で指定」ののち振り分ける金額を設定すると、投資比率で積立を指示できます。

②積立頻度の設定

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出典:SBI証券

積立頻度は、「毎日」「毎週」「毎月」のほか、「隔月」を選択できます。毎月・毎週の場合は買付日や曜日もあわせて設定してください。

③積立金額もしくは投資比率を設定

SBI証券
出典:SBI証券

金額は、100円以上1円単位で金額を入力しましょう。

もし「比率で指定」を選んでいる場合は、各銘柄の投資比率を設定すると「振り分け金額×投資比率」で投資されていきます。

例えば振り分け金額を2万円として投資比率40%を指定すると毎回の投資額は8,000円です。

④ボーナス月の設定

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出典:SBI証券

ボーナス月に投資額を増額する場合は「ボーナス月の積立設定」から年2回までの増額月と金額を指定できます。

④NISA枠ぎりぎり注文

年間枠40万円まで使い切りたい場合は、「NISA枠ぎりぎり注文」の部分で「する」を選択します。

ボーナス月設定などにより年間のつみたてNISA枠40万円を超過する場合も、NISA枠ぎりぎり注文を設定しておくと上限に収まる金額ぎりぎりまで買い付けてくれます。

SBI証券
出典:SBI証券

ステップ4.目論見書を確認

購入を確定する前に目論見書を確認しましょう。目論見書には、投資信託の投資方針や特徴、リスクや手数料などが記載されています。主な記載内容は、次の通りです。

・ファンドの目的・特色

ファンドの運用目的や目標、投資先、投資資産の特徴などがまとまっています。

・投資のリスク

価格変動リスクや為替変動リスク、金利変動リスクなどの投資信託の損益やファンド運用継続性に関わるリスクがまとめられています。

・運用実績

基準価額・純資産総額の推移、分配金の推移やリターンなどの過去の実績がまとめられています。なお、新規ファンドは実績がないため、この部分は省略されます。

・手続・手数料等

購入時の手数料や運用中の信託報酬、ファンドに関する税金や諸費用等が記載されています。

商品性や手数料などについて自分の認識と相違ないか再確認したうえで問題がなければ「確定する」ボタンを押します。これで設定は完了です。

SBI証券のNISAを利用するメリット4つ

SBI証券でNISAを利用するメリットを解説いたします。

NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。ここでは「つみたて投資枠」に重点をおき、メリットを4つ解説いたします。

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メリット①:SBI証券は取引にかかる費用が安い

取引にかかる費用が安いため、コストを抑えて効率よく投資が可能です。

まずSBI証券のNISA取扱の投資信託は、全銘柄がノーロード(買付手数料無料)となっています。

運用期間中に純資産から差し引かれる信託報酬が低水準のファンドもたくさんあります。具体的には、年間0.10%(税込)以下のファンドを多数取り扱っています。

信託報酬0.10%(税込)以下のファンドの例(抜粋)

銘柄 信託報酬
(年率)
分類地域
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス
(全世界株式)
0.05775% 国際株式
グローバル
はじめてのNISA・全世界株式インデックス
(オール・カントリー)
0.05775% 国際株式
グローバル
eMAXIS Slim 全世界株式
(3地域均等型)
0.05775%以内 国際株式
グローバル
eMAXIS Slim 全世界株式
(除く日本)
0.05775%以内 国際株式
グローバル
たわらノーロード S&P500 0.09372% 国際株式
北米
はじめてのNISA・米国株式インデックス
(S&P500)
0.09372% 国際株式
北米
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 0.0938%程度 国際株式
北米
たわらノーロード 先進国株式 0.09889%以内 国際株式
グローバル
出典:SBI証券のNISA

メリット②:SBI証券はクレカ積立でポイントが貯まる

SBI証券では、クレジットカード決済されるクレカ積立でポイントを貯めながら投資ができます

SBI証券では、三井住友カード発行のクレジットカードでのクレカ積立に対応しています。

クレカ積立ならクレジットカード決済されるため、証券口座にいちいち入金しなくても積立投資が可能です。さらに、毎月の積立額に応じて、以下の還元率でVポイントが貯まります。

三井住友カード プラチナプリファード 5.0%
三井住友カード プラチナ 2.0%
三井住友カード ゴールド 1.0%
三井住友カード(NL) 0.5%

最も還元率の高い三井住友カード プラチナプリファードの場合、例えば1月あたり2万円のつみたてNISAを設定すると、それだけで毎月1,000ポイントが付与されます。

Vポイントは1ポイント=1円として買い物やキャッシュバックに使用でき、SBI証券なら積み立てではない投資信託の買い付けに充当することも可能です。

クレカ積立を賢く使うことで、さらにお得にA投資ができます。

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メリット③:SBI証券は月100円から積立ができる

SBI証券では、月100円から1円単位で積立設定できます。

投資は、市場環境によって損失発生のリスクもありますが、投資額を抑えればそれだけ損失リスクも小さく済みます。100円から設定できるSBI証券は、まだ投資に慣れていない初心者でも取り組みやすい証券会社といえるでしょう。

また毎月多額の資金を拠出できない人でも無理なく投資をスタートできます。まとまった資金がある人も1銘柄あたりの投資額を抑えれば多数の銘柄に分散投資が可能です。

メリット④:SBI証券は積立頻度を細かく設定できる

積立頻度の選択肢が豊富なこともSBI証券を選ぶメリットの一つです。SBI証券では、次の積立方法から選ぶことができます。

  • 毎日コース:毎営業日(土日祝日は除く)に自動発注
  • 毎週コース:毎週月曜日~金曜日から申込日を設定
  • 毎月コース:申込日は毎月1日~30日、または月末を設定可能
  • 複数日コース:毎月1日~31日から申込日を複数設定
  • 隔月コース:奇数月、または偶数月を選択。さらに申込日を設定可能
  • ボーナス月コース:1月~12月から2つの月を選択。さらに申込日を設定可能

給料やボーナスなどの入金タイミングに合わせて、お金を拠出しやすいタイミングで積み立てができます。

またボーナス月コースを活用すれば収入が多くなる月だけ拠出額を増やすことが可能です。しかしボーナス月の増額を活用すれば、年途中から投資を開始しても投資枠をぎりぎりまで使い切ることが可能です。

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NISAのおすすめ銘柄5選

ここからは、SBI証券でNISAをする場合におすすめの銘柄を紹介します。ぜひつみたてNISAでの投資先選びの参考にしてください。

※2023年9月14日時点

それぞれの銘柄の特徴について、詳しく見ていきましょう。

1.SBI・全世界株式インデックス|日本を含む全世界の株に分散投資

トータルリターン
(1年)
+19.44%
信託報酬(年率・税込) 0.1102%程度
純資産 1,373億6,600万円
投資対象 内外株式
主な販売会社 ・SBI証券
・楽天証券
・auカブコム証券
・松井証券
・マネックス証券
・SMBC日興証券
※2023年9月14日時点、出典:SBI証券SBIアセットマネジメント

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))は、全世界の株式の値動きを捉えることを目指した投資信託です。

日本を含む全世界の株に、手軽に分散投資したい方にはおすすめの銘柄といえるでしょう。

また、信託報酬は0.1102%程度と低水準なため、コストを抑えて投資したい人にもおすすめです。

2.SBI・先進国株式インデックス|日本を含む先進国に分散投資

トータルリターン
(1年)
+20.60%
信託報酬(年率・税込) 0.1017%程度
純資産 188億5,500万円
投資対象 内外株式
主な販売会社 ・SBI証券
・楽天証券
・auカブコム証券
・松井証券
・マネックス証券
・SMBC日興証券
※2023年9月14日時点

SBI・先進国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(先進国株式))は、日本を含む先進国の株式市場の値動きを捉えることを目指しているインデックスファンドです。

「コストを抑えながら分散投資したいけどリスクの高い新興国は避けたい」という人は、先進国のなかで分散投資するSBI・先進国株式インデックス・ファンドを選ぶのがおすすめです。

3.SBI・V・全世界インデックス|新興国を含む世界中の株式に分散投資

トータルリターン
(1年)
+19.33%
信託報酬(年率・税込) 0.1338%程度
純資産 291億5,500万円
投資対象 内外株式
主な販売会社 ・SBI証券
・auカブコム証券
・松井証券
※2023年9月14日時点、出典:SBI証券SBIアセットマネジメント

SBI・V・全世界インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)は、全世界の株式の値動きを捉えることを目指すインデックスファンドです。先ほど紹介したFTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動することを目指して投資されます。つまりこのファンドも新興国・先進国の幅広い株式市場への分散投資が可能です。

新興国を含めて世界中の株式にできるだけ分散投資したい人には、本ファンドがおすすめです。

4.SBI・V・全米株式インデックス|全米の小型株から大型株まで投資可能

トータルリターン
(1年)
+19.74%
信託報酬(年率・税込) 0.0938%程度
純資産 1,862億1,200万円
投資対象 北米株式
主な販売会社 ・SBI証券
・auカブコム証券
・松井証券
※2023年9月14日時点

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全米株式)は、米国の株式市場全体の値動きを捉えることを目指して運用されるインデックスファンドです。

全米の小型株から大型株まで、市場で投資可能な銘柄をほぼ100%網羅しており、AppleやMicrosoft、Alphabetといった米国の大手企業が投資上位銘柄に名を連ねています。なお、業種別で見ると情報技術(26.46%)、金融(13.15%)、ヘルスケア(13.11%)となっていて、特に情報技術への投資比率が高いのが特徴です。

先進国でありながら成長性も期待できる米国で分散投資したいという人には、このファンドが向いています

5.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)|人気No.1ファンド

トータルリターン
(1年)
+19.84%
信託報酬(年率・税込) 0.05775%以内
純資産 1兆4,644億9,600万円
投資対象 内外株式
主な販売会社 ・SBI証券
・楽天証券
・auカブコム証券
・松井証券
・マネックス証券
・大和コネクト証券
・SMBC日興証券
・野村證券
※2023年9月14日時点

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む全世界の市場の値動きを捉えることを目指すインデックスファンドです。通称「オルカン」とも呼ばれており、非常に人気の高いファンドになります。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動することを目標として運用されています。信託報酬が0.05%台と数あるインデックスファンドのなかでも特に低水準なことも魅力といえます。

先進国・新興国の両方に分散投資したい、さらに手数料を最大限抑制したいという人にはおすすめのファンドです。

\SBI証券でつみたてNISAのおすすめ銘柄に投資!/

NISAを始める方におすすめの証券会社4選

今回紹介したSBI証券以外では、次の証券会社がNISAにおすすめです。

おすすめの証券会社①:楽天証券|NISA口座数No.1

楽天証券の基本的な特徴は、次の通りです。

最低積立金額 100円
積立頻度 毎月、毎日
ポイントサービス 楽天ポイント
出典:楽天証券

楽天証券は、SBI証券と人気を二分する大手ネット証券会社です。NISA口座数は500万口座を超えネット証券会社ではNo.1です。

楽天グループが運営する楽天ポイントを貯めたり、投資に使用したりできるため、楽天ユーザーが使いやすい証券会社といえるでしょう。

・楽天証券のメリット

楽天証券でつみたてNISAを行うメリットは以下の通りです。

  • クレカ積立で楽天ポイントが貯まる
  • 楽天ポイントを投資に使える

楽天証券では、楽天カードによるクレカ積立で毎月楽天ポイントを貯めることができます。還元率は以下の通りです。

  • 楽天カード:5%
  • 楽天ゴールドカード:75%
  • 楽天プレミアムカード:0%

さらに貯めた楽天ポイントを投資に使えるのも魅力です。投資信託は、NISAの買付にも使えるほか、日米の株式やバイナリーオプションにも使えます。

・楽天証券のデメリット

楽天証券でNISAを行うデメリットは次の点です。

  • 積立方法の選択肢が少ない
  • 残高に応じて毎月獲得できるポイントシステムがない

楽天証券では、NISAの積立方法を毎月か毎日でしか選ぶことができません。毎週・隔月などを選択したい人には不向きといえるでしょう。

また楽天では、SBI証券の投信マイレージなどのように、残高に応じて毎月ポイントが貯まるシステムがありません。

一定の残高を達成するごとにポイントが貯まる制度がありますが、この制度でポイントを獲得する機会は最大でも11回のみです。

\楽天証券でつみたてNISAをはじめる!/

おすすめの証券会社②:マネックス証券|さまざまな資産運用ができる!

マネックス証券の基本的な特徴は次の通りです。

最低積立金額 100円
積立頻度 毎月、毎日
ポイントサービス マネックスポイント

・マネックス証券の特徴

マネックス証券は、NISAや株式取引や投資信託、FXや金・プラチナなどのほか、暗号資産の取引もできるなど、さまざまな資産運用できる証券会社です。

・マネックス証券のメリット

マネックス証券を利用するメリットは、次の通りです。

  • マネックスカードでポイント還元率1%
  • 定額自動入金サービスでカードなしでも入金手続き不要に

マネックス証券ではクレカ積立をマネックスカードで設定すると、マネックスポイントが貯まります。

ポイントの還元率は1.1%で年会費無料で作れるカードとしては高還元率です。クレカ積立でつみたて投資枠を設定すれば、毎月の証券口座への入金の手間もありません。

・マネックス証券のデメリット

積立方法が毎日・毎月しか選べないことがデメリットです。毎週・隔月などの頻度で積立投資をしたい人には不向きといえます。

\マネックス証券でつみたてNISAをはじめる!/

おすすめの証券会社③:松井証券|サポート大勢が充実!

松井証券の基本的な特徴は次の通りです。

最低積立金額 100円
積立頻度 毎月、毎日
ポイントサービス 松井証券ポイント

・松井証券の特徴

ネット証券の先駆者として有名な松井証券ですが、実は創業100年から以上が経過している老舗証券会社です。

サポートデスクの品質が高いとの評価を受けており、HDI-Japan問わせ窓口格付け/Webサポート格付けにおいて12年連続最高評価を受賞しています。

投信残高に対するポイント還元率が最大1%と手厚いのが特徴で、信託報酬が高い投資信託の投資コストを抑えられるでしょう。

・松井証券のメリット

松井証券でNISAを利用するメリットは次の通りです。

  • 残高に応じてポイント還元が受けられる

NISA対応銘柄のなかでも、例えば次のような銘柄が残高に応じてポイント還元が受けられます。(還元率はいずれも年率)

  • フィデリティ・欧州株・ファンド:還元率40%
  • HSBCワールド・セレクション(成長コース):還元率25%
  • コモンズ30ファンド:還元率20%

・松井証券のデメリット

松井証券のNISAのデメリットは次の通りです。

  • クレカ積立ができない
  • 残高に応じた還元を受けられない銘柄も多い

松井証券では、クレジットカード決済で投資信託を積立投資する「クレカ積立」はできません。

なんらかの方法で積立額にあわせて証券口座に資金を入金しておく必要があります。また投資信託の残高に応じたポイント還元は、すべての銘柄が適用されるわけではありません。

下図の「毎月ポイント・現金還元サービス」にマークがついていない銘柄は、残高が増えてもポイント還元されることがないので注意しましょう。

松井証券
出典:松井証券

\松井証券でつみたてNISAをはじめる!/

おすすめの証券会社④:auカブコム証券|積立でPontaポイントが貯まる!

最低積立金額 100円
積立頻度 毎月
ポイントサービス Pontaポイント

・auカブコム証券の特徴

auカブコム証券は、三菱UFJ証券ホールディングスとauフィナンシャルホールディングスが主要株主のネット証券です。

auじぶん銀行との口座連携やau PAYカードによるクレカ積立でPontaポイントが貯まるなどau関連のサービスを連携させるとお得に利用できる証券会社です。

・auカブコム証券のメリット

auカブコム証券のメリットは、次の通りです。

  • au PAYカードでのクレカ積立で1%還元
  • 取扱銘柄数は200銘柄と豊富

auカブコム証券のつみたてNISAでは、au PAYカードでクレカ積立が可能です。クレカ積立を利用すると毎月の積立額に対して1%のPontaポイントが貯まります。

Pontaポイントを効率よく貯めたいなら、auカブコム証券がおすすめです。

・auカブコム証券のデメリット

auカブコム証券のデメリットは、次の通りです。

  • 積立頻度は月次しか選べない
  • つみたてNISAにポイントが使えない

auカブコム証券では、NISAの頻度を月次しか選べません。今回紹介する証券会社のなかでは、最も積立スケジュールの選択肢が狭い証券会社です。

またauカブコム証券では、Pontaポイントを投資に利用する「ポイント投資」の制度があるものの、つみたてNISAは対象外なので注意しましょう。

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SBI証券やNISAに関する質問Q&A

最後に、よくある疑問点と回答についてまとめました。

SBI証券でNISAを行うメリットは何ですか?

SBI証券でNISAを行うメリットは以下の通りです。

  1. SBI証券は取引にかかる費用が安い
  2. SBI証券はクレカ積立でポイントが貯まる
  3. SBI証券は月100円から積立できる
  4. SBI証券は積立頻度を細かく設定できる

詳しくは「SBI証券でNISAを利用するメリット4つ」の項目で解説しているので、そちらをご確認ください。

NISAのデメリットは何ですか?

A. NISAには、主に次の3つのデメリットがあります。

①通常の課税口座との損益通算ができない
通常の課税口座(一般口座や特定口座)で取引をすると、片方で利益が出て他方で損失が出ている場合、双方を相殺(損益通算)して所得税を少なくできます。

しかしNISA口座で損失が出ていて課税口座で利益が出ていても相殺はできません。

②既存の保有銘柄をNISAに移せない
課税口座(一般口座や特定口座)で保有している資産は、たとえNISA対象の銘柄であってもNISA口座へ移すことはできません。

NISA口座で保有したい場合は、一度売却してNISA口座内で買いなおす必要があります。

③1つの金融機関にしか口座を持てない
同時に複数の金融機関にNISA口座を持つことはできません。

すでにNISA口座を開設していて、別の金融機関にNISA口座を作りたくなった場合は、金融機関変更の手続きが必要です。

NISAは1年でどれくらい増えますか?

A.つみたてNISAで増える金額は、投資先のリターン水準により変わります。例えば毎月3万円で年利回り5%の場合は、以下のようになります。

【毎月3万円ずつ積み立てた場合】

年利回り 5% 7%
年間積立元金 36万円
運用収益 8,366円 1万1,778円
合計金額 36万8,366円 37万1,778円

積立金額を増やすか、リターンの高い投資先を選ぶほど金額で見たときの増加額は拡大します。

ただしリターンが高い傾向にある投資先のなかには、リスクが高い銘柄も少なくありません。

高いリターンを期待して投資した結果、その後の市場変動で思わぬ損失が発生するリスクもある点には注意しましょう。

Mr.KO

金融系ライター・個人投資家

株式投資、FX、ノックアウトオプションを15年以上継続している現役トレーダー。年間数百万の利益を7年間継続している。 多くの証券会社やFX会社で実際に口座開設し、取引してきた経験から業者比較やトレードノウハウなどの執筆を行うライターとしても活動中。

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