松井証券のメリット・デメリットや口コミ・評判を解説|おすすめできる人も紹介

松井証券は大手ネット証券の一角です。松井証券の利用を検討するうえで「ほかのネット証券と何が違うの?」「松井証券のメリット・デメリットは何?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

松井証券は、課税口座での株式取引に50万円から手数料がかかる、クレカ積立がないといったデメリットがあります。

一方で、米国株式は為替手数料が無料、投資信託への投資で最大1%のポイント還元が受けられるなどの点がメリットです。これらのメリット・デメリットの両面を踏まえて、松井証券での口座開設を検討してください。今回の記事では、松井証券のメリット・デメリットや口コミを紹介します。利用するネット証券会社選びの参考にしてください。

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  1. 松井証券の5つのデメリット
    1. 1.課税口座・50万円超の国内株式は手数料が割高
    2. 2.クレカ積立に対応していないため、ポイントをためづらい
    3. 3.外国株式の取扱国数が少ない
    4. 4.投資信託の銘柄数が相対的に少ない
    5. 5.単元未満株を買えない
  2. 松井証券はメリットも多い
    1. 1.25歳以下は株式取引の手数料が無料
    2. 2.投資信託で最大1%のポイント還元
    3. 3.MATSUI BANKで待機資金からも金利収入
    4. 4.IPOの実績が豊富で申し込みもしやすい
    5. 5.信用取引が低コストで便利
    6. 6.夜間取引ができるので日中忙しくてもトレードしやすい
    7. 7.便利なツールが充実している
    8. 8.サポート体制が充実している
    9. 9.米国株の為替手数料が無料
  3. 松井証券がおすすめな人・不向きな人
    1. 松井証券がおすすめな人
    2. 松井証券が不向きな人
  4. 松井証券の口コミ
    1. 松井証券の良い口コミ
    2. 松井証券の悪い口コミ
  5. 松井証券の口座開設手順
    1. 申込方法を選択してメール受信
    2. 個人情報を入力
    3. 本人確認書類のアップロード
    4. 口座開設の通知が届いたら取引可能に
  6. 松井証券のメリット・デメリットを正しく理解して、利用すべきか検討しよう

松井証券の5つのデメリット

松井証券のデメリットは、主に次の5つです。

それぞれのデメリットについて正しく理解して、口座開設を検討しましょう。

1.課税口座・50万円超の国内株式は手数料が割高

松井証券は、26歳以上かつ課税口座で国内株式を1日50万円超取引すると税込1,100円以上の手数料がかかります。同社の課税口座における国内株式の売買手数料は、次の通りです。

引用:松井証券

SBI証券や楽天証券の場合は、国内株式の売買手数料が無料となることを踏まえると、この点は大きなデメリットといえるでしょう。auカブコム証券も定額プランの場合、1日の約定代金が合計100万円まで無料なので、松井証券のほうが見劣りします。なおNISAでの国内株売買については、年齢や取引量にかかわらず売買手数料が無料です。

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2.クレカ積立に対応していないため、ポイントをためづらい

2024年12月時点で松井証券には、クレカ積立の制度や積み立てによるポイント還元サービスがありません。クレカ積立とは、クレジットカード決済で毎月投資信託への積立投資ができるサービスです。クレカ積立制度のある証券会社では、毎月の積立額に応じて所定のポイントをためることができます。

しかし以下の通り、大手ネット証券5社のなかで松井証券だけがクレカ積立のサービスを提供していません。

※1代表的なクレジットカードを例示
※2期間限定のキャンペーンを除いたときの還元率。ただし上位カードでの還元率も含む
引用:松井証券SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券

ただし松井証券は、2024年10月に株式会社ジェーシービーとの協業を発表しました。これに伴い2025年5月からJCBカードでクレカ積立サービスが始まる予定です。詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

松井証券がクレカ積立を開始するためにJCBカードと業務提携を発表

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3.外国株式の取扱国数が少ない

松井証券は、外国株式の取扱国数が少ないことも弱みの一つです。松井証券で投資できる外国株は、米国株のみとなっています。次の表の通り、松井証券はauカブコム証券と並んで主要なネット証券で最も外国株の取扱国数が少ない証券会社です。

ネット証券取扱国数
松井証券1ヵ国
SBI証券8ヵ国
(ロシア株の売買停止中)
楽天証券6ヵ国
マネックス
証券
2ヵ国
auカブコム
証券
1ヵ国

そのため世界各国の外国株へ投資したい方は、別の証券会社を選択したほうがよいでしょう。

4.投資信託の銘柄数が相対的に少ない

松井証券は、特に課税口座での投資信託の取扱銘柄数がネット証券のなかでは少ないのが特徴です。主要ネット証券の投資信託の取扱銘柄数は、2024年12月7日時点で次の通りです。

※2024年12月10日時点

課税口座の銘柄数は、楽天証券やSBI証券と比べると少ないのが特徴です。さらに、つみたて投資枠の対応銘柄は主要ネット証券で最も少なくなっています。

とはいえ課税銘柄で1,800本以上、NISA成長投資枠も1,000本を取り扱っており、ほかのネット証券と比較して著しく少ないというわけではありません。そのため、よほど投資信託にこだわる人でない限り銘柄数の少なさは気にならないでしょう。

5.単元未満株を買えない

松井証券には、単元未満株を買付できるサービスがありません。松井証券では、単元未満株の売却のみに対応しています。買付は、100株単位でしか対応していないことがデメリットです。主要ネット証券5社のなかで単元未満株の売買両方に対応していないのは松井証券だけで、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券の4社は単元未満株の売買双方に対応しています。

これら4社は、NISAで単元未満株へ投資する場合、いずれも売買手数料が無料です。少額で株式に投資する方にとって松井証券は、単元未満株が買付できないため、不便に感じるでしょう。

単元未満株で投資するメリットについては、こちらの記事も参考にしてください。
日本株が1株から買える証券会社を紹介!単元未満株のメリットを解説

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松井証券はメリットも多い

松井証券は、次のようにメリットも多数あります。

これらの松井証券のメリットについて、詳しく見ていきましょう。

1.25歳以下は株式取引の手数料が無料

松井証券は、25歳以下の日本株の取引について取引量にかかわらず無料です。年齢によって手数料体系が異なるのは、松井証券ならではのサービスといえるでしょう。

20代前半の社会人が、コストをかけずに株を売買できるのが魅力といえます。ただし楽天証券やSBI証券であれば年齢にかかわらず国内株の売買手数料が無料なので、これらの証券会社でもコストをかけずに日本株への投資が可能です。

2.投資信託で最大1%のポイント還元

松井証券では「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」を展開しています。松井証券は、信託報酬などをもとに投資信託の銘柄ごとに松井証券ポイントの還元率を設定しています。

それぞれの還元率に応じて月次の平均保有残高に応じたポイントが付与される仕組みです。最も還元率の高い銘柄は、保有残高に対して年率1%のポイント還元率となっています。ただし毎月エントリー制で、忘れると付与されないので注意が必要です。

信託報酬が高い銘柄ほど還元率が高い傾向にあるため、アクティブファンドへ積極的に投資する方などには、おすすめのサービスです。

松井証券ポイントは、PayPayポイントやdポイントなどに交換して買い物に利用したり、一部の投資信託への投資や3,000種類以上の商品交換に利用したりできます。

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3.MATSUI BANKで待機資金からも金利収入

松井証券が展開している「MATSUI BANK」を利用すると待機資金を活用して利息収入を得られます。MATSUI BANKは、松井証券が住信SBIネット銀行と連携して運用している松井証券ユーザー限定の銀行サービスです。預金や振込、ローンなどに活用できるほか、スイープ機能を設定すれば証券口座との入出金を自動化できます。

MATSUI BANKで資金を管理すれば、証券口座への入出金が不要になり便利です。またMATSUI BANKでは、円普通預金で年率0.31%(税抜き)、米ドル普通預金では2.0%(税抜き)といった金利が適用されます(2024年12月10日時点)。

MATSUI BANK
引用:松井証券

スイープ機能を利用すれば待機資金は自動でMATSUI BANKに移されるので、次の投資まで資金を置く間も利息収入を得られます。

4.IPOの実績が豊富で申し込みもしやすい

松井証券は、2023年のIPOを引受件数が全証券会社のなかで2位となるなど、IPOの実績が豊富な証券会社の一つです。全IPO案件の68%の抽選に参加するチャンスがありました。

IPOの実績が豊富で申し込みもしやすい
引用:松井証券

松井証券のIPOは、抽選時点で事前入金がなくても参加できる点が特徴です。証券会社のなかには、申し込みや抽選の時点で当該IPO銘柄の買付資金を確保しておかなければならないところもあります。

松井証券は、資金確保よりも先に抽選に登録し、当選した場合だけ資金を入金すればいいので、資金を効率良くほかの投資へ回すことが可能です。

松井証券でのIPOについては、こちらの記事も参考にしてください。
松井証券のIPOは入金不要で応募できる!メリットや始め方を紹介

5.信用取引が低コストで便利

松井証券は、株の信用取引の手数料が安いのが特徴です。基本的な手数料は、次の通りで25歳以下もしくは1日の約定代金の合計が50万円以内であれば無料となります。

ただし金融商品取引所を介してトレードされる「制度・無期限・短期」の合計の約定代金と、現物株式の約定代金を合計して判定します。

引用:松井証券

ただし構築したポジションをその日のうちに解消する日計り取引の片道手数料や保有期間6ヵ月超の返済手数料は無料となります。また、このほか金利や貸株料も日計りなら無料です。デイトレードについて低コストでチャレンジできるのが松井証券の特徴です。

また松井証券はPCユーザー向けに「ネットストック・ハイスピード」スマホユーザー向けに「松井証券 日本株アプリ」を展開していて、いずれも信用取引と現物株取引の双方に対応しています。チャートを確認しながらスムーズかつスピーディに注文ができるため、手間をかけずに信用取引の発注ができます。

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6.夜間取引ができるので日中忙しくてもトレードしやすい

松井証券は、ジャパンネクスト証券株式会社が運営するJ-Marketを活用して夜間でもトレードができるのが特徴です。J-Marketは、私設取引システム「PTS」の一種で、東京証券取引所以外で上場株式の売買ができます。このサービスの対応時間は、次の通りです。

【注文可能時間】

  • デイタイム・セッション:6(※1)~15時30分
  • ナイトタイム・セッション:17(※2)~翌2時
  • 信用取引:6(※3)~15時30分
※1:6~6時30分の間は、一時的に利用できない時間帯がある
※2:データ一括処理の時間が伸長し記載した時間内でも注文受付を開始できない場合がある
※3:6~6時30分の間は、一時的に利用できない時間帯がある。また11時30分にそれまでの未約定注文が一度失効するので当該処理中は注文できない

【取引時間】

  • デイタイム・セッション:8時20分~15時30分
  • ナイトタイム・セッション:17~翌2時
  • 信用取引:9~11時30分、12時30分~15時30分

PTS(夜間取引)を活用すれば、日中仕事などで相場をチェックできない方でも株の売買が簡単にできます。なお手数料は、通常の取引手数料と同様なので「夜間取引だから割高」といったこともありません。

7.便利なツールが充実している

松井証券は、ネットでの取引をサポートする便利なツールを複数展開しています。例えば投資信託の場合は、以下の3つのツールを利用可能です。

投信工房投資信託でポートフォリオを構築。購入・リバランスにも対応
投信提案ロボ目的に合った投資信託をランキング形式で表示
投信見直しロボ条件に合い、かつ優れた投資信託を3つ提案
引用:松井証券

初心者でも簡単に投資信託のポートフォリオ構築が可能です。また入れ替えや新しい銘柄の追加もスムーズに行えます。

そのほか株については、日本株・米国株それぞれに専用のアプリを配信しています。日本株ツールでは、株主優待など独自の切り口での検索機能や四季報情報の掲載などが便利です。またIPO銘柄をツールでチェックできることも魅力の一つといえます。

米国株アプリも銘柄名だけでなくテーマや取り扱う商品名での検索が可能で、英語名に戸惑うことなく目当ての銘柄を見つけることが可能です。そのほかでは「松井FP~将来シミュレーター~」というライフプラン・マネープランを調べられるツールも用意されています。長期を見据えた投資を考えたり、将来の必要額や積立額を検討したりするうえでとても便利です。

\豊富なツールで取引がスムーズに!/

8.サポート体制が充実している

松井証券は、サポート窓口の品質が高いのが特徴です。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の問合せ窓口の格付け【証券業界】において「問合せ窓口」「Webサポート」の両部門で14年連続三ツ星を獲得しています。初心者の場合、戸惑うこともあるかもしれませんが松井証券のサポート機能を活用すればすぐに解決が可能です。

松井証券では、以下のようなサポートを実施しています。

  1. よくある問い合わせ「FAQ」の公開
  2. 口座開設時の専用お問い合わせフォーム
  3. 有人・無人でのチャットサポート
  4. 電話窓口でのサポート
  5. リモートサポート など

例えば3の場合、有人でのチャットサポートが可能なのが松井証券の魅力です。証券会社のなかには、「AIチャットサポートはあるけど定型文しか返ってこないので問題が解決できない」というケースも少なくありません。オペレーターとチャット上でコミュニケーションをとれることで、難しいトラブルもすぐに解決が期待できます

また電話窓口サポートは、基本的な問い合わせ窓口のほかに「口座開設サポート」「NISAサポート」「MATSUI Bankサポート」と複数の回線があることも魅力です。問い合わせ内容で回線が異なるため、スピーディにオペレーターと会話を始められるでしょう。また5のリモートサポートも松井証券ならではのサービスです。

こちらは、オペレーターが遠隔でユーザーの画面を見ながら一緒に操作しトラブルを解決できる仕組みとなっています。電話で聞いただけではわからない方も、この仕組みを活用すれば、すぐにトラブルを解消できるでしょう。

9.米国株の為替手数料が無料

松井証券は、米国株の為替手数料が無料となっています。ネット証券各社の米ドル/円の為替手数料は、次の通りでSBI証券、楽天証券も米ドル/円の為替手数料がかかりません。

証券会社米ドル/円為替手数料
松井証券無料
SBI証券無料
(ただしリアルタイム為替取引のみ)
楽天証券無料
(ただしリアルタイム為替取引のみ)
マネックス
証券
売却時のみ25銭
auカブコム
証券
片道20銭

NISAでの取引であれば米国株の売買手数料もかからないので、コストをかけずに米国株の売買ができます。

\米国株の為替手数料が無料!/

松井証券の為替手数料無料化については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
松井証券の米国株手数料無料化!特徴や注意点を解説

松井証券がおすすめな人・不向きな人

松井証券は、25歳以下、投資信託の運用初心者、NISAのみで投資する予定の人や米国株取引を頻繁に行う人などに適しています。一方、26歳以上で取引量が多い、課税口座も利用予定の人や米国以外の国の株も売買予定の人には不向きです。

松井証券に向いている人の特徴は、こちらでもまとめているので、あわせて参考にしてください。
松井証券のメリットとデメリットは?松井証券が向いている人まで解説

松井証券がおすすめな人

松井証券は、次のような人におすすめです。

  • 25歳以下の人
  • 投資信託の運用初心者
  • NISAのみで運用する予定の人
  • 米国株取引を頻繁に行う人

松井証券は、25歳以下であれば国内株の取引が無条件で無料です。信用取引まで無料なので、売買コストをかけずに投資ができます。また投資信託に関しては「投信工房」「投信提案ロボ」「投信見直しロボ」といったツールが用意されています。初心者でも簡単に投資信託を活用したポートフォリオ運用ができるため便利です。

また松井証券は、NISAのみで取引を行う場合、為替手数料と売買手数料が一切かかりません。NISAでコストをかけずに投資したいのであれば松井証券は有力な選択肢となるでしょう。また米国株取引については、課税口座でも為替手数料がかかりません。為替手数料が有料だと取引回数を重ねるごとにコストがかかります。そのため松井証券のほうがコストを抑えて米国株投資ができるでしょう。

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松井証券が不向きな人

松井証券が不向きな人は、次の通りです。

  • 26歳以上で1日50万円超の取引をする人
  • クレカ積立によるポイント還元を期待する人
  • 米国株以外の外国株にも投資したい人

26歳以上の人は、1日の日本株の取引残高が50万円を超えると手数料がかかります。そのため取引規模が大きい、もしくは頻繁に売買する人には不向きです。また松井証券は、2024年12月時点でクレカ積立によるポイント還元がありません。

JCBとの提携により、2025年5月から松井証券でもJCBカードでクレカ積立ができるようになる予定ですが、今すぐクレカ積立を始めたい人の場合、現時点では別の証券会社を利用するほかありません。

また松井証券は、外国株について米国株の売買しか取り扱っていません。SBI証券や楽天証券、マネックス証券の各社は、それぞれに取扱国は異なりますが、米国株以外の外国株も取引可能です。

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松井証券の口コミ

松井証券の良い口コミ、悪い口コミについて集めました。実際のユーザーの評価は、投資を検討するうえでも参考になるでしょう。松井証券を利用するかどうかを判断するうえで、ぜひ参考にしてください。松井証券の口コミについては、こちらの記事で詳しく分析していますので、あわせて参考にしてください。
松井証券の口コミ分析でわかった!おすすめポイントと注意点、対応策まで解説

松井証券の良い口コミ

松井証券の良い口コミには、次のような内容が見られました。

  • アプリで市場の信用取引のポジションを詳しく見られる
  • 2025年5月からのJCBでのクレカ積立に期待
  • MATSUI BANKの金利が高くて便利
  • 投信ロボで自動リバランスができる

松井証券の株式投資アプリは、現物・信用取引の双方に対応していて市場の信用取引のポジションを確認できます。一般信用と制度信用の内訳まで確認できるため、今後の投資タイミングの検討や銘柄選びに有効です。

また2025年5月からのJCBカードでのクレカ積立に期待が集まっています。キャンペーンでは「最大で積立額7%の高還元率を予定」と公表されていて注目度が高いようです。

さらに証券会社自身が運営するユニークなネット銀行機能の「MATSUI BANK」も高評価。普通預金金利が税抜きで0.31%と高めなだけでなく「自動振替・即時入出金ができる」「ATM利用や銀行振込が毎月5回まで無料」といった点が評価されています。

ほかにも初心者には、自動リバランス機能のある投信運用ツール「投信工房」が人気です。一度銘柄のポートフォリオを設定すると、その比率を維持するように定期的にリバランスしてくれるため、一度設定したまま放置しても適切な投資比率のまま長期運用が可能です。

\ツールやMATSUI BANKが人気!/

松井証券の悪い口コミ

松井証券の悪い口コミとしては、以下のようなものが見られました。

  • システムメンテナンスが多い
  • 取引ツールの動作が遅いときがある
  • 手数料がかかる・高い

松井証券は、システムメンテナンスが多いとの意見が散見されます。システムメンテナンスの多くは、土日に実施されるもので取引に支障が出るものではありません。しかし平日働いている方のなかには、土日にWebサイトを利用するため、システムメンテナンスがストレスとなる方も多いようです。

また取引時間中の動作が遅く取引にストレスを感じるという方も散見されます。ツールの豊富さが強みの一つだけにシステム動作の遅さを気にする方も少なくありません。さらに松井証券は、前述の通り課税口座での日本株取引について1日の取引額が50万円を超えると売買手数料がかかります。SBI証券や楽天証券と比べて見劣りする印象を持つ方もいます。

松井証券の口座開設手順

松井証券の口座開設手順は、次の通りです。

申込方法を選択してメール受信

松井証券の公式Webサイトを訪れて、トップページ右側や右上にある赤いボタン「口座開設」を押します。

「口座開設」を押す
引用:松井証券

次に申込方法を選択しましょう。ネット環境がないなど特殊な事情がない限りは、オンラインで申し込んだほうがスムーズですし早く取引を始められます。オンラインで申し込む場合は、メールアドレス入力画面があるため、必要事項を記入して送信しましょう。

必要事項を記入して送信
引用:松井証券

個人情報を入力

登録したメールアドレスに続きの手続きを進めるためのURLが届きます。そちらにアクセスすると、以下のような画面に遷移するので、さらに情報を入力していきましょう。

個人情報を入力
引用:松井証券

ここでは、国籍や氏名、住所などの基本情報を入力していきます。なおこのときチェックボックスなどを選択することで以下の手続きも同時にできます。

  • 米国株信用取引口座
  • 日本株信用取引口座
  • 先物・オプション取引口座
  • FX口座
  • NISA口座

すべての入力が終わったあとは「次の画面に進む」をクリックしてプロセスを進めてください。

本人確認書類のアップロード

本人確認書類のアップロードを行います。本人確認書類は、顔写真付きのマイナンバーカードがあれば、1枚で完結します。もしマイナンバー通知書しかない場合は、ほかに以下の本人確認書類があれば手続きをWeb上で完了できます。顔写真付きの書類は1点、顔写真なしなら2点で本人確認手続きが可能です。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 住民票
  • 印鑑登録証明書
  • 住民基本台帳カード

マイナンバーカードの場合は「eKYC」というシステムを使い、指示に従って撮影することで書類の提出と本人確認を同時に進められます。そのほかの書類の場合は、撮影した画像をアップロードして手続きを進めることが可能です。

口座開設の通知が届いたら取引可能に

マイナンバーカードを本人確認に利用して「eKYC」で手続きを完了した場合は「パスワード・取引暗証番号の設定方法」の案内がメールで届きます。記載された情報をもとに取引を始められます。このパターンでは、最短即日で取引可能です。

それ以外の方法で本人確認を行った場合は、郵送で口座開設完了通知が届き、そちらにパスワードなどログインに必要な情報が記載されています。いずれかの書類を受け取ったあとは、松井証券の証券口座が利用可能です。

なお、すでに他社にNISA口座を所有している場合の手続きは、以下の記事にてまとめています。あわせて参考にしてください。
松井証券で口座開設しつみたてNISAを始めるメリットは?手続き方法からおすすめ銘柄まで網羅

\マイナンバーカードがあれば最短即日で口座開設!/

松井証券のメリット・デメリットを正しく理解して、利用すべきか検討しよう

松井証券は「課税口座で国内株式取引の手数料がかかる」「外国株の取扱が米国株のみ」「クレカ積立が2024年12月時点では利用できない」などのデメリットがあります。ただしクレカ積立については、2025年5月からJCBカード系列でサービス開始となる見込みです。

一方「取引ツールが豊富」「デイトレードの信用取引がしやすい」「米国株の為替手数料が無料」といったメリットがあります。NISAの取引については、取引手数料・為替手数料ともに無料になるため、売買コストをかけずに投資ができます。

これらのメリット・デメリットの両面を正しく理解しつつ、ほかの証券会社とも比較したうえで松井証券での口座開設を検討してみてください。口座開設する際にも、ぜひこの記事を参考にしてください。なおマイナンバーカードがあると最短即日で取引を始められるため便利です。

\米国株の為替手数料が無料!/