松井証券の米国株手数料無料化!特徴や注意点を解説

松井証券は2022年2月から米国株の取り扱いを開始しました。新NISAでも買い付けでき、手数料は無料となるため注目を集めています。

そこで本記事では、松井証券の特徴や米国株取引の概要、買い方、おすすめの銘柄などを紹介し、米国株投資をサポートします。

「松井証券の特徴は?」
「松井証券で米国株投資をするには何からすれば良い?」
「松井証券で米国株投資をするときの注意点は?」

と考えている人はこの記事を読んで疑問や不安を解決し、さっそく米国株投資をスタートしましょう。

この記事でわかること
  • 松井証券が米国株取引手数料を無料化
  • 松井証券の米国株口座開設は最短即日
  • 松井証券の米国株専用アプリは初心者にもおすすめ
  • 取扱銘柄数は多くないけど主要な銘柄は揃っている

松井証券米国株の取り扱いをスタート

【松井証券米国株取引概要】

銘柄数 3,203銘柄
現物取引手数料
(税込)
約定代金×0.495%
約定代金2.22米ドル以下の場合は手数料無料
サポート 米国株有人チャット:平日7~24時
取引ツール 米国株アプリ

※2023年10月31日現在
参考:松井証券


松井証券は、米国株取引を2022年2月にスタートしました。2023年10月31日時点で3,000以上の米国株銘柄を取り扱っており、取引手数料は0米ドルからという設定で人気を集めています。

取引に使用する「松井証券 米国株アプリ」は、米国株の取引をサポートするスマホ用取引アプリです。使いやすくシンプルなデザインに加え、リアルタイムでの株価情報や詳細な銘柄の検索機能が搭載されており、情報収集から取引、資産の管理までこのアプリ1つで行えます。

また米国株取引用の有人チャットがあり平日7~24時まで利用できるため、忙しくて日中に時間がとれない人も利用しやすい環境といえるでしょう。

\松井証券で米国株投資をスタート/

松井証券の米国株取引の特徴

松井証券の米国株取引の特徴について、以下の観点で解説します。

解説ポイント
  • 松井証券の米国株取引手数料
  • 松井証券の米国株取引ができる取引ツール
  • 松井証券で受けられる取引サポート
  • 松井証券で学べる投資情報コンテンツ
  • 松井証券のNISAでできる米国株投資

松井証券の米国株取引手数料

松井証券の米国株取引手数料は、最低0米ドルです。米国株の取引コストは、取引手数料と為替手数料で構成されているため、あわせて確認しておきましょう。

現物取引 信用取引
取引手数料
(税込)
約定代金×0.495%
上限22米ドル
約定代金×0.33%
上限16.5米ドル

※2023年10月31日現在
参考:松井証券


なお約定代金が2.22米ドル以下の場合の取引手数料は無料です。

米国株取引は、取引ごとに日本円と米ドルが交換されるため為替手数料がかかりますが、松井証券は為替手数料が無料になるプログラムを行っています。

為替手数料無料プログラム

引用:松井証券

【松井証券の為替手数料】

為替手数料(スプレッド)
米ドル購入時 0銭/米ドル(プログラム適用時)
25銭/米ドル(通常時)
米ドル売却時 25銭/米ドル
円での株式購入時 25銭/米ドル
円での株式売却時 25銭/米ドル

※2023年10月31日現在
参考:松井証券


例えば1万米ドル分の米株を購入した場合の為替手数料は、2,500円(1万米ドル×25銭)ですが、プログラム適用時は無料となるため、松井証券なら大幅にコストを削減できます。

\為替手数料無料プログラムを利用する/

松井証券の米国株取引ができる取引ツール

松井証券米国株アプリ

引用:松井証券

松井証券の米国株取引は、専用の米国株アプリを使用します。

保有株式や資産状況を簡単に確認できるマイページや4種類の表示形式を選べる株価ボードは視覚的にわかりやすいインターフェースで、初心者も使いやすい仕様です。

松井証券米国株アプリ画面例

引用:松井証券

リアルタイムで更新される株価や米国株のマーケット情報も随時確認でき、突発的な経済イベントにも対応できます。

松井証券で受けられる取引サポート

2023年度 問い合わせ窓口格付け(証券業界)三つ星

引用:松井証券

松井証券のサポートは、「HDI-Japan 主催 2023年度 問い合わせ窓口格付け(証券業界)」において13年連続で最高評価となる三つ星を獲得しており、非常に高く評価されています。

米国株取引には専用ダイヤルがあり、平日7~24時まで対応しているため、日中に時間がとれなくても利用可能です。そのほかにも気軽に問い合わせが可能な24時間対応のチャットサポートもあるため、ちょっとした不明点をスピーディーに解決したいときに利用しましょう。

\13年連続三つ星の手厚いサポート/

松井証券で学べる投資情報コンテンツ

松井証券は、教育的な投資情報コンテンツが豊富で初めての米株投資でも楽しく学べます。そのなかでもマネーサテライトには、米国株投資情報や株式投資に関する初心者向けのコンテンツが多く必見です。

松井証券投資情報動画

引用:松井証券

特に株式投資のカリスマとして有名なテスタ氏とお笑い芸人のマヂカルラブリーが共演する「学べるラブリー」では、わかりやすく専門的な知識や実践方法を学ぶことができます。


引用:Do you know 米国株?  マヂカルラブリーと学ぶ 松井証券 資産運用!学べるラブリーSeason6 ~米国株編~#2


\米国株投資を楽しく学ぶ/

松井証券のNISAでできる米国株投資

松井証券のNISAでできる米国株投資

引用:松井証券

松井証券の新NISAでは、米国株投資の売買手数料無料が無料です。成長が著しい米国企業への投資が無料ででき、利益も非課税となる松井証券の新NISAは初心者にもおすすめの運用方法といえるでしょう。

また松井証券は、投資信託の残高に応じてポイントが貯まる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」を2023年11月1日からスタートしています。貯まったポイントはPayPayポイントやdポイントと交換可能です。

松井証券の新NISAでお得に米国株投資や投信積立を開始しましょう。

\新NISAで米国株投資を始める/

松井証券で米国株口座を開設する方法

松井証券で米国株口座を開設する主な流れは、以下の4ステップです。

  1. 松井証券口座を開設する
  2. 口座管理画面から米国株口座開設
  3. 必要書類提出
  4. 口座開設完了

難しい手続きはありません。すべてオンラインで完結できるため、場所や時間を問わず進められます。それでは、手順を確認していきましょう。

松井証券口座を開設する

松井証券の公式サイトから口座開設を進めます。すでに口座を持っている人は、次の手順に進みましょう。

松井証券講座開設

引用:松井証券

申し込みは郵送でも可能ですが、オンラインのほうがスムーズなのでおすすめです。

松井証券講座開設申込方法

引用:松井証券

次の画面でメールアドレスを登録して送信すると、松井証券からメールが届きます。メールに記載のリンクをクリックして、マイナンバーと本人確認書類を提出しましょう。オンライン手続きの場合、IDとパスワードが記載されたメールが届くので、内容を確認して管理画面にログインしてください。

口座管理画面から米国株口座開設

口座開設が完了した人、すでに口座を持っている人は管理画面にログインして米国株口座の「開設」をクリックしましょう。

松井証券米国株口座開設 開設状況

引用:松井証券(管理画面)

引き続き米国株口座の「開設する」をクリックして進みます。

松井証券米国株口座開設 米国株口座選択

引用:松井証券(管理画面)

各書面を確認して「承諾する」をクリックしましょう。

松井証券米国株口座開設 承諾

引用:松井証券(管理画面)

続いて約款や利用規約を確認してチェックをしたあとは、申込確認へ進みます。

松井証券米国株口座開設 申込確認

引用:松井証券(管理画面)

内容を確認して申し込み手続きは完了です。

口座開設完了

口座管理画面で米国株口座が開設済になっていることを確認しましょう。

松井証券米国株口座開設 開設済み

引用:松井証券(管理画面)

取引するには、米国株口座へ資金を入金する必要があります。

松井証券米国株口座入金

引用:松井証券(管理画面)

管理画面から、「ネットリンク入金」、または「らくらく振替入金」を選択して早速取引を始めましょう。

\米国株口座をオンラインで簡単開設/

松井証券で米国株取引をするなら知っておきたい注意点

松井証券で米国株取引をする際に知っておくべき主な注意点を2つ紹介します。

  • 取り扱い銘柄数は多くない
  • 米国以外の海外株式はない

取り扱い銘柄数は多くない

松井証券の米国株取扱銘柄数は、2023年10月31日時点で3,200銘柄を超えていますが、ほかのネット証券と比較すると多いほうではありません。他社の取扱数と比較してみましょう。

証券会社 米国株取扱銘柄数
(ETF、ADRを含む)
松井証券 3,203銘柄
SBI証券 5,346銘柄
楽天証券 5,123銘柄
マネックス証券 4,919銘柄
auカブコム証券 1,883銘柄
2023年10月27日時点
参考: 松井証券SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券

米国株の取扱銘柄数が最も多いのは、SBI証券で5,346銘柄です。掘り出し物を発見して投資するのが好きな人にとっては、松井証券に物足りなさを感じるかもしれません。

ただし松井証券は、主要な米国銘柄を押さえており、米国経済をけん引しているGAFAMはもちろん新興企業銘柄も十分にそろっています。口座開設前でも銘柄を検索できるため、どのような銘柄に投資できるか確認してみても良いでしょう。

米国以外の海外株式はない

松井証券には、米国以外の海外株式の取り扱いがないため、中国株や東南アジアの新興国などへの直接的な株式投資はできません。

ただしADRの取引ができるため、間接的に米国企業以外の銘柄の取引が可能です。

ADRとは?
ADR(American Depositary Receipt/米国預託証書)とは「米国外の外国企業や外国政府、あるいは米企業の在外法人子会社などが発行する有価証券に対する所有権を示す証書」のことをいいます。

引用:松井証券

米国以外の海外企業への投資に興味がある人は、松井証券の米国株口座を開設してADRを検索してみましょう。

松井証券米国株一覧

引用:松井証券(管理画面)

世界の有望な銘柄が見つかるかもしれません。

松井証券で購入可能なおすすめ米国株

松井証券で購入可能なおすすめの米国株を3つ紹介します。

銘柄名 株価 必要資金 配当利回り
Apple 170.10米ドル 約2万5,432円 約0.59%
AT&T 15.26米ドル 約2,279円 約6.02%
エヌビディア 411.50米ドル 約6万1,473円 約0.07%

※数値はすべて日本時間の2023年10月31日13:00時点
※必要資金は松井証券に記載された参考金額

米国銘柄には、短期間で大きな利益を上げて急成長する企業や高配当銘柄などがあり、魅力的な投資先を見つける楽しみがあります。

Appleは、世界中で利用されているiPhoneやMacなどのIT機器開発で知られ、強固なブランド力を維持しています。Apple TV+ やiTunesといったサービス事業にも力を入れ、消費者を離さないエコシステムを構築しました。今後も成長が期待される企業です。

AT&Tは、米国を代表する通信会社です。固定電話やモバイル通信、ブロードバンドなどの基本的な通信サービスのほか、次世代の通信技術である5Gの展開にも力を入れています。1株購入するのに必要な資金は約2,277円と手ごろな価格でありながら配当利回りが約6.02%と高い点が魅力です。まだ投資先が決まっていない人は、購入を検討してみても良いかもしれません。

エヌビディアは、世界有数の半導体メーカーです。特に高性能なゲームやAIで利用されるGPUという部品の開発、製造を得意としています。今後の成長市場として注目を集めるAIや自動運転技術で需要が高まることが想定されるうえに、現在も研究開発に力を入れており、投資先として非常に魅力的といえるでしょう。

\米国株専用アプリで米国株を探す/

松井証券の米国株取引でよくある質問

松井証券の米国株取引でよくある質問を以下にまとめました。

取引を始める前に確認しておきましょう。

松井証券で米国株は買えますか?

可能です。個別株に加えETFやADRも含めると3,000銘柄以上(2023年10月31日時点)の取引ができます

米国株専用アプリやPCの銘柄検索、投資情報コンテンツを活用しながら興味が湧く銘柄を探してみましょう。

松井証券の米国株取引手数料は無料ですか?

松井証券の米国株取引手数料は、約定代金が2.22米ドル以下の場合は無料です。それ以上の約定代金の場合、現物取引と信用取引で手数料が以下のように異なります。

【松井証券の米国株取引手数料】

現物取引 信用取引
取引手数料
(税込)
約定代金×0.495%
上限22米ドル
約定代金×0.33%
上限16.5米ドル

米国株取引には、為替手数料も必要ですが、松井証券は米国株購入時の為替手数料が無料になるプログラムを実施中です。

松井証券で米国株を始めるにはどうすればよいですか?

まずは、口座開設をしましょう。公式サイトから以下の手順で口座開設を進められます。

【松井証券の口座開設手順】
  1. 口座開設フォームから申し込み
  2. 必要書類をアップロード
  3. 口座開設完了
松井証券口座開設手順

引用元:松井証券

すでに口座を持っている人は、管理画面から米国株口座の開設を申し込みましょう。

松井証券の米国株のメリットはなんですか?

松井証券で米国株取引を行う主なメリットは、以下のとおりです。

  • 購入時為替手数料が無料
  • 2.22米ドル以下の約定は取引手数料無料
  • 米国株取引用サポートが24時まで対応
  • 新NISAでの米国株売買手数料は無料

そのほかにも楽しみながら学べる投資情報コンテンツや初心者でも扱いやすい米国株専用アプリなど多くのメリットがあります。口座開設して使いやすさを体感してみましょう。

\米国株取引手数料0米ドルから/

Mr.KO

金融系ライター・個人投資家

株式投資、FX、ノックアウトオプションを15年以上継続している現役トレーダー。年間数百万の利益を7年間継続している。 多くの証券会社やFX会社で実際に口座開設し、取引してきた経験から業者比較やトレードノウハウなどの執筆を行うライターとしても活動中。

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