投資信託を複数銘柄保有すると、分散効果を高めて損失リスクを抑制したり、自分が意図する形でリスクを取って投資ができたりします。一方で管理が煩雑化するため、初心者は投資信託1銘柄から投資を始めても問題ないでしょう。
複数銘柄へ投資するときの組み合わせのアイデアはさまざまですが、異なる地域の資産やリスクの異なる資産同士を組み合わせるのが一案です。アクティブファンドとインデックスファンドを組み合わせる方法もあります。今回の記事では、投資信託を複数所有するメリット・デメリットやおすすめの組み合わせについて紹介します。
- 投資信託を複数組み合わせるとリスク分散効果が期待できる
- 自分が理想とするリスク水準や資産構成を追求するうえでも有効
- ただし投資信託は1銘柄保有するだけでも分散投資の効果は発揮される
- 資産管理が煩雑になったり、金融や経済の知識が必要になったりする点には留意が必要
- 「先進国株+日本株」「株式+REIT」など組み合わせ案を紹介
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- 新NISAで投資信託を複数銘柄保有する必要はある?
- 投資信託を複数銘柄所有するメリット
- 投資信託を複数銘柄所有するデメリット
- 投資信託を複数組み合わせるときの考え方
- 複数の投資信託における組み合わせの例
- 日本株と先進国株|eMAXIS Slim先進国株式インデックスとニッセイ日経平均インデックスファンド
- 株式とREIT|eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim国内リートインデックスファンド
- 株式と債券|eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とSBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
- アクティブファンドへの投資|eMAXIS Slim先進国株式インデックスとひふみプラス
- 複数の投資信託を所有して自分の意向に沿った資産運用を実践しよう
新NISAで投資信託を複数銘柄保有する必要はある?
投資信託を複数銘柄保有すると、リスク分散の効果が期待できます。また販売されている投信とは異なる自分の思い通りの構成で投資することも可能です。ただし投資信託は、もともと多数の資産に分散投資される仕組みの商品なので、初心者は無理に多数の銘柄に投資する必要はないでしょう。
複数銘柄へ投資する目的
新NISAで投資信託を複数銘柄保有する目的は大きく2つあります。
- リスク分散による損失リスクの抑制
- 自分に合った資産構成やリスクの実現
一般的に異なる特徴を持つ資産同士を組み合わせると、分散効果によりリスク抑制が期待できます。例えば「株の投資信託」と「債券の投資信託」を組み合わせた場合、景気悪化で株が下落しても債券は価格が上昇して、株の投資信託に100%投資するよりも損失が抑制できる可能性が期待できるでしょう。
また複数銘柄を組み合わせることで、より一層自由に自分の資産構成を調整することが可能です。例えば株と債券へ分散投資する場合、「株を多めにしてリスクを多く取る」「債券多めで安定運用」など自由にリスクの高さを決められます。
2024年6月時点で世界株のインデックスファンドには、米国株の投資比率が高い銘柄が複数あります。投資信託の組み合わせ次第では「日本多めの世界株投資」といった構成を目指すことも可能です。分散効果でリスクを抑えながら、自分の意向に沿って資産構成を決めたい方にとって、投資信託の複数銘柄保有は有効な手段といえます。
初心者は1銘柄投資するだけでも大丈夫
上述したように初心者は、無理に複数銘柄の組み合わせを考えず、1銘柄から投資を始めてみるのも一案です。そもそも投資信託は、基本的に多数の銘柄に分散投資する仕組みを持った商品です。特に、特定の市場指数に連動するインデックス型の投資信託であれば、1銘柄保有するだけでも十分に分散効果が期待できるでしょう。
投資信託を複数持ちすると管理が煩雑化するため、投資に不慣れな方に取ってはややハードルが高いといえます。また分散効果が適切に発揮される組み合わせを考えるにも、一定の投資に関する知識が求められます。初心者の場合は、複数銘柄の組み合わせに悩むよりも、まずは投資信託1銘柄から投資を始めて投資に慣れていくことが得策です。
NISAでの分散投資については、こちらの記事も参考にしてください。
NISAは複数銘柄へ投資したほうがいい?適切な銘柄数やメリット・注意点やおすすめの組み合わせを解説
投資信託を複数銘柄所有するメリット
投資信託を複数所有する主なメリットは、以下の3つです。
それぞれのメリットについて正しく理解して、複数銘柄へ投資すべきか検討しましょう。
投資先をさらに分散できる
投資信託を複数銘柄保有すれば、投資先を自由に分散させることが可能です。投資信託は、投資先の資産カテゴリーが限定されている商品が多く見られます。例えば株式ファンドであれば、あくまで株式のなかで多数銘柄に投資される仕組みです。そのため、万が一世界中の株式市場が同時に下落するような局面が訪れた場合、損失を避けることは難しいでしょう。
投資信託を複数銘柄保有すれば、株式や債券、REIT、コモディティなどあらゆる資産を自分の意向に沿って保有できます。また投資地域についても日本・先進国・新興国から柔軟に組み合わせることが可能です。特徴の異なる銘柄を組み合わせることによって、分散効果をさらに高めることが期待できます。
さまざまな市場環境における損失リスクを抑制し、さらに長期投資に適した資産構成を実現できるでしょう。
リスクを柔軟に調整できる
保有比率を調整することで、自分の意向通りにリスクを柔軟に調節できます。「株のリスクは高すぎるが、債券はリターンが低すぎる」と考えて、双方の中間程度の水準を希望する投資家もいるでしょう。複数資産を組み合わせて、その投資比率を調節すれば、自分が意図する中間のリスク・リターンを追求可能です。
さらに目標とするリスク水準は、一般に時期とともに変化します。例えば若いうちは、リスクを積極的に取得して問題ありませんが、老後が近づくにつれてリスクを抑えて資産を守ることが得策です。複数銘柄へ分散投資していれば、投資比率を動かして現在の自分に合ったリスク水準への調節ができます。
効率良く資産運用を進められる場合がある
異なる特徴を持つ資産を合わせ持つと、効率良く資産運用を進められる可能性があります。ここでいう効率性とは「期待リターンをあまり下げずにリスクを抑えられる」という意味です。ポートフォリオ理論においては、2つの資産の「相関係数」が低いほど効率的にリスクを抑えられるとされています。「相関係数」は、2つの資産における値動きの類似性を表す-1~1の間で示される指標です。
1であれば2つの資産の値動きが同じ、0は無関係、-1は真逆に動くことを示しています。2つの資産へ投資した場合、期待リターンは2つの資産の加重平均となりますが、リスクは相関係数が0に近いほど抑制されます。つまり、リターンを大きく下げずにリスクだけを抑えることが可能なのです。
投資信託同士の相関係数を正しく計算することは困難ですが、株と債券のように「値動きの特徴が異なる」資産同士は、相関係数が低いと期待できます。
投資信託を複数銘柄所有するデメリット
投資信託を複数銘柄所有する場合の主なデメリットは、以下の3つです。
複数銘柄への分散投資を始める前に、デメリットについても理解しておきましょう。
投資比率の管理が煩雑になる
複数の投資信託を保有すると、1銘柄を持ち続けるよりも管理が煩雑になります。投資信託は、それぞれに値動きの方向性や大きさが日々異なるため、次第に当初決めた投資比率から乖離が生じてくることも少なくありません。株式へ投資する投資信託と債券の投資信託を半々で組み合わせてポートフォリオを構築しても、株式市場が良好であれば次第に株式の投資信託の比率が膨らんでいきます。
この場合、定期的に増えた資産を売却して相対的に比率が下がった銘柄へ入れ替える「リバランス」という作業をしなければなりません。リバランスを適切に実施するためには、定期的に市場環境や投資信託の基準価額を確認し、意思決定をする必要があります。
リターンが下がる可能性がある
異なる投資信託を組み合わせると、リターン水準が下がる可能性があります。「最初の投資は株式の投資信託で始める」という方もいるかもしれません。しかし株式の投資信託は、さまざまな投資先のなかでも比較的リスク・リターンが高い商品です。基本的に投資においては、リスクが高いほどリターンも高い傾向にあります。
そのため、株式よりもリスクの低い資産へ投資する投資信託を組み合わせるとリスクとともにリターンが低下する可能性があるのです。複数銘柄を所有するメリットは、主に「リスクを下げる」点にあります。現時点で、すでに株式へ投資する投資信託のみを保有している方は、複数銘柄への分散投資によりリターンが下がる可能性があることに留意しておきましょう。
組み合わせを考えるうえで一定の知識が必要
投資信託の組み合わせを決めるときには、一定の投資や経済・金融市場に関する知識が必要になります。分散投資が適切に効果を発揮するためには、異なる特徴を持つ資産同士を組み合わせることが有効です。その組み合わせを理解するためには、株や債券、REITなど各資産カテゴリーの特性やリスク、相関関係を理解する必要があります。
また投資比率を決めるためには、将来の市場の見通しも立てる必要があるでしょう。リバランスを実行するためには、市場動向や経済環境の分析も必要です。
投資信託を複数組み合わせるときの考え方
投資信託の組み合わせを考えるときは、次のような観点を軸に検討しましょう。
異なる地域の銘柄同士を組み合わせる
異なる地域の投資信託を組み合わせることで、投資する地域の観点からリスク分散を図れます。日本、米国、欧州、新興国などの投資信託を組み合わせることで、各地域の経済環境および為替変動によるリスクを分散できます。例えば米国発の経済悪化や円高米ドル安が起きた場合であれば、新興国や日本株の下落が米国株よりも小さく損失が抑えられる可能性があるでしょう。
一つの地域に依存しないことで、より一層安定した資産運用が可能です。また各地域の成長率の見通しやリスク特性を踏まえて、自分の投資意向に合った形で柔軟に投資比率を調整できます。
異なる資産の銘柄を組み合わせる
異なる資産クラスの投資信託を組み合わせることで、資産のリスク分散効果を高めることができます。例えば「株式へ投資する投資信託」と「債券へ投資する投資信託」を保有していた場合、株の価格変動リスクの抑制が可能です。債券は、株と比較すると景気悪化に強い傾向にあるため、双方を組み合わせれば景気悪化時の損失リスクを抑えられます。
また2つの投資信託の投資比率を調整すれば、自分の意向に合ったリスクで資産運用が可能です。安全志向の方は「債券の投資信託を多め」に、リターンを追求したい場合は「株の投資信託を多め」に投資するのがよいでしょう。
リスクの異なる銘柄を組み合わせる
高リスクと低リスクの投資信託を組み合わせることで、リスク水準を柔軟に調整することが可能です。リスクの異なる資産同士を組み合わせると、まず分散効果が高まりリスクの低減効果が期待できます。これは、値動きの特徴が異なる可能性が高いと想定されるためです。またお互いの投資比率を調整すれば、資産全体のリスク水準をコントロールできます。
基本的に低リスクの投資信託の投資比率を高めるほど、資産のリスク水準は下がります。自分の投資意向を踏まえて投資比率を調整して、柔軟にリスクを調節しましょう。
アクティブファンドとインデックスファンドを組み合わせる
アクティブファンドとインデックスファンドを組み合わせて、市場平均を上回る成績を追求することもよいでしょう。インデックスファンドは、特定の市場指数への連動を目指して運用される商品です。一方、アクティブファンドは市場指数を上回る成績を目指します。
相対的に投資コストが高い傾向にあるため、資産すべてをアクティブファンドへ投入することは、必ずしも効率的ではありません。一方、インデックスファンドは市場平均並の成績を目指すため、市場下落時に損失が発生する可能性が高くなります。
インデックスファンドとアクティブファンドへ分散投資することで、市場の値動きは一定程度抑えつつ、追加的なリターンを獲得できる可能性があります。アクティブファンドの投資比率を調節すれば、投資コストのコントロールも可能です。
複数の投資信託における組み合わせの例
最後に投資信託の組み合わせのアイデアを紹介します。自分の資産構成を考えるときの参考にしてください。
それぞれの組み合わせの意味合いや銘柄の特徴について詳しく紹介します。
日本株と先進国株|eMAXIS Slim先進国株式インデックスとニッセイ日経平均インデックスファンド
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | ニッセイ日経平均インデックスファンド | |
---|---|---|
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | ニッセイアセットマネジメント |
主な投資先 | 先進国の株式・日本除く | 日本の株式 |
基準価額 | 3万1,186円 | 2万4,705円 |
運用管理費用(税込・年率) | 0.09889% | 0.143% |
3年年率リターン(税引前) | 21.08% | 12.25% |
3年年率リスク(税引前) | 16.98% | 17.34% |
こちらは、日本株と先進国株(日本を除く)の投資信託を組み合わせるアイデアです。日本を含む先進国株のインデックスファンドを購入すれば、同じ顔ぶれの国へ投資できます。しかし先進国株のインデックスは、必ずしも日本の投資比率が高くありません。
例えばSBI・先進国株式インデックス・ファンドは、日本を先進国へ分散投資しますが、日本の投資比率は2024年4月末時点で7.88%です。先進国株(日本除く)と日本の株式インデックスファンドを組み合わせれば、日本の投資比率を任意に設定できます。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、日本を除く先進国に分散投資する投資信託で、ニッセイ日経平均インデックスファンドは日本の日経平均株価への連動を目指す投資信託です。これらを組み合わせれば、日本を含む先進国株への分散投資ができます。
「日本の成長性に期待できる」「情報を入手しやすい日本の投資比率を多めにしたい」といった方は、ニッセイ日経平均インデックスファンドの投資比率を高めると良いでしょう。
インデックス投資信託についてさらに詳しく知りたい方はこちら。
インデックス投資を「なんとなく」でやるのはおすすめしない!その理由と投資信託も紹介
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株式とREIT|eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim国内リートインデックスファンド
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS Slim国内リートインデックスファンド | |
---|---|---|
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | 三菱UFJアセットマネジメント |
主な投資先 | 日本を除く世界株式 | 国内のREIT |
基準価額 | 2万5,673円 | 9,131円 |
運用管理費用(税込・年率) | 0.05775% | 0.187% |
3年年率リターン(税引前) | 18.94% | -2.94% |
3年年率リスク(税引前) | 16.15% | 11.98% |
異なる特徴を持つ資産同士を組み合わせるアイデアで、全世界株式と国内REITの組み合わせです。eMAXIS Slim国内リートインデックスファンドの投資先のREITは、主に国内の不動産に投資するファンドです。毎月安定して得られる賃料収入が収益の源泉となります。
eMAXIS Slim国内リートインデックスファンド自体は、分配金を出していません。しかし、ファンドがREITから獲得した分配金は再投資に回されます。分配金収入が安定している分、REITのリターンは株よりも安定していると期待されます。
また不動産は、インフレに強い投資先のため、インフレ対策の目的で投資することも一つの考え方です。REITは、実質的に不動産へ投資するファンドのため「少額から不動産へ投資したい」という方にもおすすめの組み合わせといえます。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim国内リートインデックスファンド共にインデックスファンドであるため、コストを抑えた運用が可能です。
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株式と債券|eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とSBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド | |
---|---|---|
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | SBIアセットマネジメント |
主な投資先 | 日本を除く世界株式 | 米国の投資適格債券 |
基準価額 | 2万5,673円 | 1万1,590円 |
運用管理費用(税込・年率) | 0.05775% | 0.0938%程度 |
3年年率リターン(税引前) | 18.94% | -(運用期間が短いため) |
3年年率リスク(税引前) | 16.15% | -(運用期間が短いため) |
リスクの高さが異なる資産同士を組み合わせるアイデアです。運用期間が短いため、SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド自体のリスクが公表されていません。しかし米国の投資適格債券は、一般的に株よりもリスクの低い資産です。
そのためeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)にSBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンドを組み合わせれば、リスクを抑えた運用が可能になります。資産をすべて株式へ投資することに不安を感じる方は、米国債ファンドを組み合わせてリスクを抑えるのが一案です。
双方の投資比率を調節すれば、任意のリスクで投資が可能です。例えば投資に慣れてきて景気拡大が期待できる局面では「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を多め」、高金利局面では「SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンドを多め」といったように、市場局面に応じて投資比率をコントロールすることも一つの方法です。
アクティブファンドへの投資|eMAXIS Slim先進国株式インデックスとひふみプラス
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | ひふみプラス | |
---|---|---|
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | レオス・キャピタルワークス |
主な投資先 | 先進国の株式・日本除く | 日本の株式(一部海外株式) |
基準価額 | 3万1,186円 | 6万1,045円 |
運用管理費用(税込・年率) | 0.09889% | 1.078% |
3年年率リターン(税引前) | 21.08% | 6.37% |
3年年率リスク(税引前) | 16.98% | 14.24% |
インデックスファンドとアクティブファンドを組み合わせるアイデアです。自国の投資情報は、海外と比べて入手しやすい傾向にあります。市場環境を確認しやすい日本株ではアクティブファンドへ投資して、市場平均を上回る成績を目指すことも一つの考え方といえるでしょう。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、日本以外の先進国株式へ投資するインデックスファンドです。ひふみプラスは、日本株を中心に市場環境を見ながら一部海外株にも投資します。また市場動向に応じて現金比率をコントロールできる仕組みです。市場悪化局面では、現金比率を増やして下落リスクから資産を守ってくれることが期待できます。
ひふみプラスの戦略がうまく機能すれば、下落局面での損失を抑えることにより、長期で見たときに市場平均より優れた運用成績を追求可能です。
複数の投資信託を所有して自分の意向に沿った資産運用を実践しよう
複数の投資信託を組み合わせて所有すれば、分散投資によるリスク低減効果が期待できます。また自分の意のままにリスク水準や資産構成をコントロールできることも大きな魅力です。「1銘柄の投資信託では自分がイメージする投資ができない」という方は、ぜひ複数銘柄への分散投資を検討してみてください。
一方、投資信託は1銘柄保有するだけでも多数の銘柄に分散投資できるのが特徴です。「組み合わせに悩む」「市場動向・資産カテゴリーごとの特性がよく分からない」という方は、無理をせずに1銘柄での投資から始めることも一案です。
投資銘柄の組み合わせについては、今回紹介したアイデアも参考にして、自分に合った組み合わせで投資にチャレンジしてみてください。