NISAのおすすめを徹底解説!銘柄・証券会社・組合せ例や勉強法まで

NISAを始めたいけれど、どの証券会社を選ぶべきか、どの銘柄を買うべきか悩んでいる人に向けた解説記事です。NISAについて不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

結論からいえば、NISA口座の開設におすすめの証券会社は、貯めているポイントによっても異なりますが、SBI証券がおすすめです。 NISAで購入するおすすめの銘柄は、リスクを取れる人は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、あまりリスクを取りたくない場合は「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」がおすすめです。

NISAは、長期的な積み立てを目的としています。まだ口座開設していない人は、なるべく早くNISAを始めてはいかがでしょうか。

  1. NISAを始めるならネット証券で口座を開設しよう
  2. NISA制度3つのおすすめポイント
    1. 無期限に利益が非課税
    2. 年間投資枠が拡大
    3. 成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能
  3. NISAでおすすめの個別株は
    1. NISAでよく買われる個別株銘柄は
    2. 高配当銘柄
    3. 株主優待銘柄
  4. NISAでおすすめのインデックスファンド
    1. eMAXIS Slim米国株式S&P500
    2. eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
    3. iFree NEXTFANG+インデックス
    4. ブラックロック-iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)
  5. NISAでおすすめのアクティブファンド
    1. 三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド
    2. アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信B
    3. HSBCインド・インフラ株式オープン
  6. NISAでおすすめのバランス型ファンド
    1. セゾン・グローバルバランスファンド
    2. eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  7. NISAのおすすめ投資信託の選び方
    1. リスク許容度から選ぶ
    2. 運用実績から選ぶ
    3. コストを確認
  8. NISAの口座開設におすすめのネット証券会社
    1. SBI証券
    2. 楽天証券
    3. マネックス証券
    4. auカブコム証券
    5. 松井証券
  9. NISA口座の開設におすすめの選び方
    1. 証券会社と銀行の違いは
    2. ネット証券の選び方は
  10. NISAの注意点は?
    1. 損益通算ができない
    2. 元本保証ではない
  11. NISAおすすめに関するQ&A
    1. NISAでおすすめの銘柄は?
    2. NISAでおすすめの証券会社は?
    3. 銀行と証券会社どちらで口座開設すべき?

NISAを始めるならネット証券で口座を開設しよう

NISAを始めるなら、まずはネット証券でNISA口座を開設する必要があります。おすすめのネット証券は、自分が貯めているポイントに対応している証券会社です。その理由はNISAの「つみたて投資枠」にあります。NISAは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの枠が併用できます。投資初心者が始めるべきなのは「つみたて投資枠」です。

つみたて投資枠は、毎月一定額で投資信託を積み立てする制度です。この積み立てをクレジットカード決済することでポイント還元率が高くなり、貯めたポイントを投資に活用できるサービスを導入している証券会社もあります。自分の貯めているポイント、クレジットカードで証券会社を決めるとポイントを最大限に活用できるのでおすすめです。

※2024年7月10日時点
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以下の表では、NISA口座で購入する投資信託のおすすめ銘柄をリスク許容度別に記載したので参考にしてください。

※2024年6月30日時点

NISA口座では、何銘柄でも購入できるので、上記の銘柄を複数組み合わせて保有しても良いでしょう。

NISA制度3つのおすすめポイント

NISA制度のおすすめポイントを紹介します。「NISAを始めるか悩んでいる」「なぜ始めるべきといわれているのか、制度の基本が知りたい」という人は、参考にしてください。

無期限に利益が非課税

NISA口座内の投資で得た利益は、非課税になります。課税口座(特定口座や一般口座)内で投資して得た利益には、通常20.315%(復興特別所得税を含む)の税金がかかります。例えば課税口座内で10万円分の投資信託を購入し20万円に値上がりして売却した場合、利益は10万円です。

この場合、2万315円(10万円×20.315%)が税金として引かれるため、実際に手元に残る金額は7万9,685円(利益分10万円-税金2万315円)となります。しかしNISA口座であれば、利益は非課税となるため、上記の例であれば10万円に対して税金がかかりません。また非課税で保有できる期間は無期限です。

旧NISAでは、つみたてNISAが20年、一般NISAが5年と期限が定められていました。新NISAでは、期限が撤廃されているため、いつまで非課税で保有できるのか気にする必要がありません。長期的な運用を目的としたNISAとよりマッチした仕組みになったといえます。

年間投資枠が拡大

年間投資枠が拡大し、つみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円まで投資できるようになりました。とはいえ、この金額は投資初心者にとっては、ややハードルが高いはずです。つみたて投資枠は、毎月10万円まで積み立てができますが、この金額を投資に使うのに不安を感じる人も多いでしょう。

しかし、つみたて投資枠は少額からでも始められます。証券会社によって異なりますが、100円から始められるところもあるので安心してください。ただ、あまりにも少ない金額ではリターンも小さくなるため、その点は覚えておきましょう。例えば最初は毎月1,000円程度で積み立て、慣れてきたら5,000円、1万円と金額を増やしていくことも選択肢の一つです。

新NISAは、最大1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)まで保有できます。20年、30年後まで保有して将来大きな資産へと育つように、なるべく早いうちから積み立てることがおすすめです。

成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能

成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になった点も新NISAのおすすめポイントです。旧NISAでは、一般NISA(現在の成長投資枠)とつみたてNISA(現在のつみたて投資枠)は併用できず、どちらか一つを選ぶ必要がありました。しかし新NISAは、2つの制度を併用できます。成長投資枠は、投資信託のほかに個別株やETFなどのスポット購入が可能です。

その際は、売買タイミングを自分で決める必要があるため、投資中級者や上級者向けといえます。もちろん投信積立の活用もできるため、「つみたて投資枠が上限に達したら成長投資枠を活用する」という方法も良いでしょう。投資信託のなかには、成長投資枠でしか購入できないものもあるため、こうした銘柄を積み立てることもおすすめです。

つみたて投資枠は、毎月一定額の投資信託を積み立てる仕組みです。一度設定すれば、あとは自動で積み立てられるため、投資初心者におすすめです。また日中忙しく相場を見ていられない人にも適しています。まだNISAを始めておらず「何をしたらいいのかわからない」とためらっている人は、まずNISA口座を開設して積み立て投資を始めてみてください。

投資に慣れてきて、もっといろいろな銘柄を自分で売買したくなった場合は、成長投資枠を活用すると良いでしょう。

NISAでおすすめの個別株は

NISAでおすすめの個別株銘柄を紹介します。各ネット証券会社のNISAでよく買われている銘柄のほかに高配当銘柄や株主優待がうれしい銘柄を紹介するので、銘柄選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

NISAでよく買われる個別株銘柄は

2024年7月現在、それぞれのネット証券会社の個別銘柄ランキングを紹介します。

【ネット証券各社のNISA口座で買付の多い銘柄】

SBI証券楽天証券松井証券
1 日本電信電話<9432> 日本電信電話<9432> 日本電信電話<9432>
2 三菱重工業<7011> トヨタ自動車<7203> 三菱重工業<7011>
3 トヨタ自動車<7203> 日本たばこ産業<2914> 日立製作所<6501>
4 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306> 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306> トヨタ自動車<7203>
5 日本たばこ産業<2914> 三菱商事<8058> 三菱UFJFG<8306>
(2024年7月10日時点)

日本を代表する企業が名を連ねています。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や日本たばこ産業<2914>は、配当利回りが高く個人投資家から人気です。SBI証券と松井証券でランキングに入っている三菱重工業<7011>は、防衛関連の銘柄として注目されています。

個別の銘柄に投資をする際は「短期で売ってしまうのか」「長期的に保有するのか」について事前に決めておきましょう。この投資方針がぶれてしまうと、相場が短期的に下落したとき焦ってしまい、しなくてもいい損をしてしまうことになりかねません。

高配当銘柄

配当利回りが3%以上と高く、時価総額1兆円以上の大企業で自己資本が50%以上ある企業を紹介します。

【配当利回り3%以上、時価総額1兆円以上、自己資本比率50%以上の銘柄の一例】

銘柄予想配当
利回り
時価総額自己資本
比率
INPEX
<1605>
約3.23% 約3兆
471億円
62.45%
日本郵船
<9101>
約4.44% 約2兆
2,104億円
62.29%
キヤノン
<7751>
約3.38% 約6兆
86億円
61.90%
ブリヂストン
<5108>
約3.54% 約4兆
4,491億円
61.79%
小松製作所
<6301>
約3.64% 約4兆
6,450億円
53.82%
※2024年7月10日12時32分時点

日本郵船<9101>で実際に受け取れる配当金を計算してみます。2024年7月現在の株価は「2,750円」となっており、年間の配当金は前期80円、後期80円で160円の予想(2024年度)です。株は、基本的に100株単位での取引になるため、最低購入金額は「2,750円×100株=27万5,000円」となります。配当金も同様に「160円×100株=1万6,000円」と100株単位で計算します。

NISAの成長投資枠における年間投資枠は240万円ですから、800株買った場合は220万円(2,750円×800株)です。この場合、年間で受け取れる配当は12万8,000円(160円×800株)になります。通常、課税口座内で買い付けした株の配当金は20.315%課税されますが、NISA口座であれば配当金も非課税になるため、高配当銘柄を長期的に保有することもおすすめです。

株主優待銘柄

続いて株主優待がうれしい銘柄を紹介します。株主優待を選ぶ際に大切なことは、本当に自分が使うかどうかです。自分の生活圏にあるお店やサービスを選ぶようにしてください。

※2024年7月17日終値時点

株主優待を受け取るには、企業の決めた日付(権利落ち日)まで株を保有し続けている必要があります。また近年は、保有期間1年以上を株主優待の条件にする企業もあるので、うっかり売ってしまわないように注意してください。

NISAでおすすめのインデックスファンド

NISAでおすすめのインデックスファンドを紹介します。投資信託は、ファンド名が異なっても投資先が同じで重複している銘柄が多い傾向です。リターンや投資対象だけで購入すると、分散投資ができない場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

eMAXIS Slim米国株式S&P500

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、米国の代表的な株式指数「S&P500」に連動するように運用されているファンドです。S&P500指数は、米国に上場している企業のなかでも時価総額の高い500銘柄に投資を行っています。

【eMAXIS Slim米国株式S&P500の基本情報】

基準価額 3万2,363円
純資産 約5兆3,507億2,900万円
ベンチマーク S&P500指数
信託報酬 0.0932%以内
投資対象 米国株式
組入上位銘柄
(2024年6月28日時点)
1. マイクロソフト
2. アップル
3. エヌビディア
4. アマゾン・ドット・コム
5. メタ・プラットフォーム
3年トータルリターン +24.57%
5年トータルリターン +24.52%
対応NISA 成長投資枠
つみたて投資枠
こんな人に
おすすめ
・米国株式に投資をしたい
・リスクを取って積極的にリターンを狙いたい
・将来的には為替は円安になると思っている
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、投資を始めるなら誰もが保有しておきたいファンドの一つです。米国は、世界経済の中心であり、短期的な下落をはさみながら順調に成長を遂げています。価格が変動する要因として、円高になったり株安になったりした際に基準価額が下落するため、覚えておきましょう。「為替変動リスクが取れる」「米国株式に投資をしたい」という人におすすめの1本です。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は、日本を含む先進国と新興国株式に投資するファンドです。「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」という指数に連動するように運用されており、2024年6月28日時点で先進国23ヵ国、新興国24ヵ国の2,707銘柄で構成されています。

これ1本で世界中の国と株式への分散投資ができるため、銘柄に迷っている場合は購入を検討してみましょう。

【eMAXIS Slim全世界株式オール・カントリーの基本情報】

基準価額 2万6,961円
純資産 約4兆759億7,800万円
ベンチマーク MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
信託報酬 0.05775%以内
投資対象 日本を含む先進国株式、新興国株式
組入上位銘柄
(2024年6月28日時点)
1. マイクロソフト
2. アップル
3. エヌビディア
4. アマゾン・ドット・コム
5. メタ・プラットフォーム
組入上位国
(2024年6月28日時点)
1. アメリカ
2. 日本
3. イギリス
4. フランス
5. スイス
3年トータルリターン +19.60%
5年トータルリターン +20.24%
対応NISA 成長投資枠
つみたて投資枠
こんな人に
おすすめ
・1つの国ではなく多くの国に分散して投資したい
・NISAで何を買ったらいいのか悩んでいる
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は、世界中の株式市場に投資できますが、組入上位国は60%を米国です。そのため、すでにS&P500指数に連動する投資信託を保有している場合は、投資先が重複しまうため、注意しましょう。もちろん「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を両方購入することも可能です。

つみたて投資枠は、限度額内であれば、何本もの投資信託を複数保有することもできます。とはいえ、できれば投資先の国や為替は重複しないように分散させておくことがおすすめです。

iFree NEXTFANG+インデックス

「iFree NEXT FANG+インデックス」は、米国株式へ投資しNYSE FANG+指数に連動するように運用されています。「FANG」とは、次世代テクノロジー企業を投資対象としている指数です。主要銘柄の「Facebook」「Amazon」「Netflix」「Google」の頭文字を取って「FANG」と呼ばれています。世界が注目する米国企業10銘柄に集中投資を行っているのが特徴です。

【iFree NEXTFANG+インデックス基本情報】

基準価額 6万3,594円
純資産 約2,766億8,400万円
ベンチマーク NYSE FANG+指数
信託報酬 0.07755%
投資対象 米国株式
組入上位銘柄
(2024年6月28日時点)
1. アマゾン・ドット・コム
2. テスラ
3. アルファベット
4. スノーフレイク
5. メタ・プラットフォームズ
3年トータルリターン +30.65%
5年トータルリターン +45.32%
対応NISA 成長投資枠
つみたて投資枠
こんな人に
おすすめ
・すでにS&P500指数に連動するものや、全世界の株式に投資する投資信託を保有している
・米国株式のなかでも今後も発展している次世代テクノロジーを主軸とした企業に投資をしたい
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

「iFree NEXTFANG+インデックス」は、銘柄を定期的に入れ替えており、2024年6月時点ではブロードコムやスノーフレイクといった銘柄が採用され、アリババやバイドゥは除外されています。2024年6月28日時点の組み入れ銘柄は以下のとおりです。

  1. アマゾン・ドット・コム
  2. テスラ
  3. アルファベット
  4. スノーフレイク
  5. メタ・プラットフォームズ
  6. マイクロソフト
  7. アップル
  8. ネットフリックス
  9. エヌビディア
  10. ブロードコム

S&P500指数に連動するものと異なり、テーマ株への集中投資をメインとしているため、すでに米国株式や世界株式に投資している人の分散投資先としてもおすすめです。

ブラックロック-iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)

「iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド」は、その名のとおり金価格に連動するように運用されています。

【ブラックロック-iシェアーズゴールドインデックス・ファンド基本情報】

基準価額 2万7,381円
純資産 約234億3,300万円
ベンチマーク ロンドン金値決め価格
信託報酬 0.5085%程度
投資対象
3年トータルリターン +23.29%
3年トータルリターン +18.81%
対応NISA 成長投資枠
こんな人に
おすすめ
・株式投資に不安を感じている人
・実物資産である金に投資をした人
・年齢を重ねて安定的な運用にシフトする際の投資先
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

金価格は、短期的な上昇は期待できません。そのため長く保有する投資先になります。金は、実物資産でインフレにも強い投資先です。株式での投資に抵抗がある人や、実物資産に投資をしたい人は、金価格に連動する投資信託をおすすめします。またNISAでの運用を長期間続けて、ある程度大きな資産になった際のシフト先にも最適です。

一般的に若い世代は、リスクが取れるため、株式投資が推奨されますが、シニア世代になると債券などの安定的な運用にシフトして資産寿命を長く保つことが良いとされています。安定的な運用手法として、金価格に連動する本ファンドはおすすめの1本です

NISAでおすすめのアクティブファンド

NISAでおすすめのアクティブファンドを紹介します。アクティブファンドは、目標株価指数を上回るように設計されている投資信託です。インデックスファンドに比べてリスクは高くなるため、投資初心者であれば、まずは指数に連動するインデックスファンドから始めることをおすすめします。もちろん分散投資としてインデックスファンドとアクティブファンドを複数保有しても良いでしょう。

三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド

「日経平均高配当利回り株ファンド」は、日経平均採用銘柄のなかでも予想配当利回りの高い銘柄に絞って投資を行っています。6月と12月に分配金を出していますが、分配金は受け取るよりも再投資にまわすほうがおすすめです。

【日経平均高配当利回り株ファンドの基本情報】

基準価額 1万9,802円
純資産 約1,506億4,600万円
信託報酬 0.693%
投資対象 日本株式
組入上位銘柄
(2024年6月28日時点)
1. MS&ADインシュアランスグループホールディングス
2. アステラス製薬
3. 小松製作所
4. 神戸製鋼所
5. 武田薬品工業
3年トータルリターン +33.11%
5年トータルリターン +20.82%
対応NISA 成長投資枠
つみたて投資枠
こんな人に
おすすめ
・為替リスクを取りたくない人
・日本株のなかでも配当の高い企業に集中して投資したい人
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

アクティブファンドと聞くと「信託報酬が高くインデックスファンドよりパフォーマンスが悪い」という評判を聞いたことがある人も多いかもしれません。しかしアクティブファンドも運用がうまくいっているものは、インデックスファンドよりも高いパフォーマンスを発揮しています。「日経平均高配当利回り株ファンド」のトータルリターンを以下の表で記載しておくので参考にしてください。

【日経平均高配当利回り株ファンドのパフォーマンス比較】

トータル
リターン
日経平均高配当利回り株ファンドeMAXIS Slim国内株式(日経平均)ニッセイ日経225インデックスファンド
半年 +22.05% +19.22% +19.15%
1年 +42.42% +21.28% +21.08%
3年 +33.11% +13.25% +13.08%
※2024年6月30日時点

インデックスファンドは、日経平均と同様の値動きになるため、リターンも同じような数字です。一方でアクティブファンドは、それを上回るリターンを獲得していることがうかがえます。

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信B

「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信B」は、米国株式に投資するファンドです。利益成長が高い企業や今後も高い成長が続くと予想される企業に投資を行います。「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」は、分配金を出すものや為替ヘッジがあるものなど種類が多いため、注意が必要です。購入の際は、内容をよく確認してください。

おすすめは、分配金を出さず為替ヘッジを行わない「B」と記載のある銘柄です。

【アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bの基本情報】

基準価額 7万5,991円
純資産 約1兆4,470億6,000万円
信託報酬 1.727%
投資対象 米国株式
組入上位銘柄
(2024年6月28日時点)
1. マイクロソフト
2. エヌビディア
3. アマゾン・ドット・コム
4. アルファベット
5. メタ・プラットフォームズ
3年トータルリターン +22.00%
5年トータルリターン +25.93%
対応NISA 成長投資枠
こんな人に
おすすめ
・指数に連動するものではなく、それを上回るリターンを目指す投資をしたい人
・米国株式の指数に連動する投資信託をすでに保有している人
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bもインデックスファンドと比較して高いパフォーマンスを発揮しています。

【アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bのパフォーマンス比較】

トータル
リターン
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信BeMAXIS Slim米国株式(S&P500)SBI・V・全米株式インデックスファンド
半年 +35.33% +30.92% +28.66%
1年 +46.74% +40.26% +38.34%
3年 +22.00% +24.57% +22.00%
(2024年7月10日時点)

「すでにインデックスファンドを保有している」「新しい投資先を探している」という人におすすめの銘柄です。

HSBCインド・インフラ株式オープン

「HSBCインド・インフラ株式オープン」は、インドのインフラ関連銘柄へ投資するファンドです。インドは、新興国のなかでも大きく成長を続けており経済規模は拡大しています。実質GDP成長率予想が5.9%と高く、名目GDPランキングでも2027年には日本を抜いて世界3位になることが予想されています。リスクを取って高いリターンを狙いたい人におすすめの銘柄です。

【HSBCインド・インフラ株式オープン】

基準価額 2万3,167円
純資産 約3,886億8,900万円
コスト 信託報酬:2.09%以内 信託財産留保額:0.5%
投資対象 インド株式
1年トータルリターン +76.00%
3年トータルリターン +41.47%
対応NISA 成長投資枠
こんな人に
おすすめ
・新興国のなかでも成長率の高い国へ投資したい
・リスクを取って高いリターンを狙いたい
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

HSBCインド・インフラ株式オープンは、その名のとおり、インフラ関連の銘柄に集中して投資しているファンドです。インフラとは、インフラストラクチャーの略で生活を支える基盤を意味します。今後も人口が増えて成長していくインドでは、道路や鉄道、電気やガスなど生活に必要不可欠な企業がますます力をつけてくることが予想されます。

新興国のなかでも成長率の高いインドへ投資をしたい人におすすめの銘柄です。

NISAでおすすめのバランス型ファンド

株式だけではなく債券や不動産など、さまざまな資産に分散して投資したい人向けにバランス型のファンドを紹介します。バランス型のファンドは、株式以外の資産を組み入れて運用しているため、リスクをあまり取りたくない人におすすめです。

セゾン・グローバルバランスファンド

セゾン・グローバルバランスファンドは、株式と債券をそれぞれに50%で配分して運用しています。債券は、満期まで保有することで元本が戻り利息も受け取れる商品です。「国債」や「東京都債」をイメージするとわかりやすいかもしれません。株式だけでなく債券にも投資をすることで株式相場が大きく下落したときでも基準価額が大きく下落することを回避できるようになっています。

【セゾンバランスファンドの基本情報】

基準価額 2万6,862円
純資産 約5,122億8,700万円
コスト 信託報酬:0.56%±0.02%程度
投資対象 信託財産留保額:0.1%
資産配分比率
(2024年6月28日時点)
米国株式:33.2%
欧州株式:7.8%
新興国株式:5.3%
日本株式:2.7%
米国債券:27.1%
欧州債券18.7%
日本債券:3.1% など
3年トータルリターン +12.85%
5年トータルリターン +12.69%
対応NISA 成長投資枠
つみたて投資枠
こんな人に
おすすめ
・株式投資には抵抗がある
・債券で安定的な運用をしたい
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

セゾン・グローバルバランスファンドは、株式と債券に資産を配分して運用されているため、比較的リスクを抑えた運用が行えます。とはいえ組み入れている資産を見ると米国が多いため、「米ドル円の為替レートの影響を受ける」「米国の株式相場の下落時に基準価額が下がる傾向」という点は押さえておきましょう。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、資産を8つの投資先に配分して運用しています。株式と債券だけでなく不動産(リート)も組み入れているため、より多くの資産に分散投資したい人におすすめです。この投資信託を1本購入すれば、8つの資産への分散投資が可能です。

【eMAXIS Slimバランス8資産均等型の基本情報】

基準価額 1万7,260円
純資産 約2,993億9,900万円
信託報酬 0.143%以内
投資対象 ・日本株式
・先進国株式
・新興国株式
・日本債券
・先進国債券
・新興国債券
・国内リート
・先進国リート
組入上位通貨
(2024年6月28日時点)
1. 日本円:36.9%
2. 米ドル:26.2%
3. ユーロ:5.5% など
3年トータルリターン +8.30%
5年トータルリターン +9.28%
対応NISA 成長投資枠
つみたて投資枠
こんな人に
おすすめ
・なるべく多くの投資先に資産を分散させたい
・少額で多くの資産を分散投資したい
※基準価額は2024年7月17日時点、トータルリターンは2024年6月30日時点

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、配分した資産を自動でリバランスしてくれます。利益が出て配分を超えた分は、利益を確定して元の配分に戻すという投資方針です。「NISAに興味はあるけれどリスクは取りたくないし日々の価格変動にモヤモヤしたくない」という人に向いています。

NISAのおすすめ投資信託の選び方

「NISAを始めたいけれど自分に合った投資信託が選べない」という人向けに、選び方を解説します。リスク許容度やリターン、コストなどを考慮して選ぶのがおすすめです。はじめに投資先別のリスクとリターンの高さを確認しておきましょう。

リスク許容度から選ぶ

金融商品におけるリスクとは、損をするということだけでなく、予想通りにいかない可能性(不確実性)を指します。基本的にリスクが大きい商品はリターンも大きく、リスクが小さい商品はリターンも小さくなります。

リスクが取れる人は、株式投資の比率が高いものを選ぶようにしましょう。株式市場に投資をする場合でも「米国のような大きな国に投資をするのか」「新興国に投資をするのか」で変わってきます。

そのため「株式に投資をしたいけれど為替変動リスクは取りたくない」という人は、日本株に投資するものを選ぶと良いでしょう。

【リスク許容度とおすすめ銘柄の一例】

ハイリスク・
ハイリターン
ミドルリスク・
ミドルリターン
ローリスク・
ローリターン
株式に投資を行う株式以外の資産に分散している債券などに投資を行う
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信B
・HSBCインド・インフラ株式オープン
・セゾン・グローバルバランスファンド
・eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
・eMAXIS Slim先進国債券インデックス
・フィデリティ・US・ハイイールドファンド
・iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド
(2024年7月10日時点)

自分のリスク許容度を把握できないまま、インターネットやSNSの評判だけで銘柄を購入してしまうと、相場が下落したときに狼狽売りして不要な損を出してしまうリスクが高まります。NISAは、長期的な保有を前提としているため、10年20年は保有するつもりでいることをおすすめします。短期的に相場が下落しても慌てずに積み立てを継続してください。

リスクの高い銘柄と低い銘柄を分散して複数保有することもおすすめです。最初は少額で始めてみて、慣れてきたら積立額を増やしてみてください。

運用実績から選ぶ

自分のリスク許容度がよくわからない場合は、運用実績から選ぶこともおすすめです。各証券会社でもトータルリターンでのランキングが見られます。2024年7月現在、NISA対応投資信託の3年トータルリターンが高い銘柄を紹介します。

【NISA対応投資信託の3年トータルリターン】

銘柄名半年
リターン
1年
リターン
3年
リターン
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) +74.86% +103.08% +46.86%
SOMPO-トルコ株式オープン +53.33% +74.29% +45.79%
HSBCインド・インフラ株式オープン +45.66% +76.00% +41.47%
※2024年6月30日時点

リターンの高い投資信託は、それだけリスクも高く価格変動しやすい傾向にあります。とはいえNISAは、長期的な運用を前提とした制度です。短期的な下落は気にせず、コツコツと積み立てを継続して10年20年後の資産形成に役立てるのがおすすめです。

コストを確認

「投資信託はファンド名が異なっても投資先が同じ」という銘柄が多いため、コストを確認してから買いましょう。同じ投資先であれば、買付手数料がなく信託報酬が低い投資信託を選んだほうがお得です。例として同じ米国株式S&P500に連動するインデックスファンドを比較してみましょう。

【S&P500インデックスファンドの手数料比較】

銘柄名 SBI・VS&P500インデックスファンド 大和-iFreeS&P500インデックス eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
コスト 0.0938%程度 0.198% 0.09372%以内
(2024年7月10日時点)

「S&P500指数に連動する」という運用手法が同じであれば信託報酬の低い投資信託を選ぶのがおすすめです。とはいえコストの確認は大切ですが「信託報酬が低い=良い銘柄」というわけではない点に注意しましょう。トータルリターンの高い銘柄は、アクティブファンドであることも多く信託報酬の高い銘柄も多くあります。

また信託報酬は、預かり資産全体から引かれる運用手数料のようなものです。個人資産から引かれて、個人的に損を被るものではないため、誤解しないようにしましょう。

NISAの口座開設におすすめのネット証券会社

NISA口座開設におすすめのネット証券会社を紹介します。投資初心者であれば、NISAの「つみたて投資枠」を活用することがおすすめです。ネット証券のなかには、投資信託を積み立てる際、クレジットカード決済が利用できるところもあります。ポイント還元率が高い証券会社もあるため、自分の貯めているポイント、貯めやすいポイントを扱っている証券会社を選ぶと良いでしょう。

【各ネット証券の対応ポイント】

証券会社対応
ポイント
対応クレジットカードクレカ積立の還元率
SBI証券Vポイント三井住友カード0.5~5.0%
楽天証券楽天ポイント楽天カード0.5~1.0%
マネックス証券マネックスカードマネックスポイント0.2~2.2%(※1)
dカードdポイント0.2~5.0%
auカブコム証券auPayカードPontaポイント1.0~3.0%
(2024年7月10日時点)
※1:2024年9月まではキャンペーン(通常は0.2%〜1.1%)

SBI証券

SBI証券は、取り扱っている投資信託本数も多く「手数料ゼロ革命」として取引にかかる手数料が0円になるサービスを導入しています。

【SBI証券の基本情報】

NISA
口座手数料
国内株式:売買手数料0円
投資信託:売買手数料0円
米国株式:売買手数料0円
海外ETF:売買手数料0円
※米国以外の8ヵ国個別株は手数料あり
NISA
対応投信銘柄数
・つみたて投資枠:230本
・成長投資枠:1,236本
IPO実績
(2023年)
91件
外国株式
取扱国
・米国
・中国
・韓国
・ロシア
(2024年7月18日時点で売買停止中)
・ベトナム
・インドネシア
・タイ
・シンガポール
・マレーシア
投信積立
対応クレカ
三井住友カード
ポイント Vポイント
還元率 0.5~5.0%
※2024年7月18日時点

下記の記事はSBI証券で口座を解説するメリットを詳しく解説しています。ぜひ合わせて読んでみてください。
> SBI証券で口座開設するメリットを紹介

SBI証券は、外国株式の取り扱いが豊富でIPO実績も多い証券会社です。そのため外国株式への投資を検討している人やIPO投資などさまざまな投資を始めたい人におすすめです。つみたて投資枠でのクレジットカード決済は、三井住友カードに対応しているため、Vポイントを貯めている人はSBI証券に口座開設すると良いでしょう。

楽天証券

楽天証券は、楽天グループと連携しているため、楽天銀行や楽天市場と連携したサービスを展開しています。楽天経済圏を利用している人におすすめの証券会社です。

【楽天証券の基本情報】

NISA口座
手数料
国内株式:売買手数料0円
投資信託:取引手数料0円
米国株式:売買手数料0円
中国ETF・シンガポールETF:売買手数料0円
海外ETF:売買手数料0円
※ETF以外の中国株式、アセアン株式は手数料あり
NISA対応
投信銘柄数
・つみたて投資枠:227本
・成長投資枠:1,206本
IPO実績
(2023年)
61件
外国株式
取扱国
・米国
・中国
・シンガポール
・インドネシア
・タイ
・マレーシア
投信積立
対応クレカ
楽天カード
ポイント 楽天ポイント
還元率 0.5~1.0%
※2024年7月18日時点

楽天証券は、投資信託以外にも単元未満株や国内外のETFなどを定期買付できるなど積立サービスが充実しています。積立投資は、少額から始められるため、投信積立以外の積立投資に興味がある人におすすめです。

下記の記事は楽天証券のメリットやデメリットを詳しくまとめたものです。ぜひ合わせて読んでみてください。
> 楽天証券のメリットやデメリットは?つみたてNISAにおすすめな理由や口コミ・評判も

マネックス証券

マネックス証券はポイント還元率が最も高い証券会社です。dカードによるクレカ積立でも還元率が1.10%となっているので、ドコモユーザーには嬉しいポイントです。

NISA口座
手数料
国内株式:売買手数料0円
投資信託:売買手数料0円
米国株式:売買手数料0円
中国株式:売買手数料0円
海外ETF:売買手数料0円
NISA対応
投信銘柄数
・つみたて投資枠:228本
・成長投資枠:1,164本
IPO実績
(2023年)
62件
外国株式
取扱国
・米国
・中国
投信積立
対応クレカ
・マネックスカード
・dカード
ポイント ・マネックスポイント

・dポイント
還元率 1.10%( 2024年9月まではキャンペーンで2.2%)
※2024年7月18日時点

マネックス証券のおすすめポイントは、IPOが完全平等抽選な点です。IPOとは、新規公開株のことで応募して抽選に当たると企業が新規上場する前に株を購入できる権利がもらえます。一般的にIPOは、応募した株数に応じて抽選されるため、資金が多い人が有利な傾向です。

しかしマネックス証券では、1人1つの抽選券となっているため、資金の少ない人でもIPO当選のチャンスがあります。NISAで投資を始めたあとは、IPOなどの株式投資を始めたい人におすすめの証券会社です。

マネックス証券について詳しく解説した記事もあります。ぜひ合わせて読んでみてください。
> マネックス証券のメリットは?メリット・デメリットを知って新NISAに備えよう

auカブコム証券

auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券会社です。Pontaポイントが貯まるうえ、auマネ活プランなどと組み合わせてお得に利用できるので、auユーザーにおすすめです。

【auカブコム証券の基本情報】

NISA口座
手数料
日本株式:売買手数料0円
投資信託:売買手数料0円
米国株式:売買手数料0円
取扱投信
銘柄数
・つみたて投資枠:230本
・成長投資枠:1,077本
IPO実績
(2023年)
26件
外国株式
取扱国
米国
投信積立
対応クレカ
auPayカード
ポイント Pontaポイント
還元率 1.0~3.0%
※2024年7月18日時点

auカブコム証券は、auじぶん銀行と連携すると普通預金の金利がアップしたり、au Pay カードでの投信積立還元率が1.0%になったりするなどauユーザーには何かとうれしいサービスを展開しています。MUFGグループの投資情報レポートや動画が見られることもauカブコム証券ならではの特徴です。

「ネット証券で口座開設することに不安を感じている」「大手金融機関のネット証券会社を探している」という人におすすめの証券会社です。

auカブコム証券について詳しく説明した記事もあります。合わせて読むことでより深く理解できるのでおすすめです。
> auカブコム証券はauユーザーにメリットが多い!おすすめの理由を解説

松井証券

松井証券は、1918年に創業したネット証券会社の老舗です。

【松井証券の基本情報】

手数料 日本株式:売買手数料0円
投資信託:売買手数料0円
米国株式:売買手数料0円
取扱投信
銘柄数
・つみたて投資枠:234本
・成長投資枠:1,124本
IPO実績 70件
外国株式
取扱国
米国株式
ポイント
還元率
・松井証券はクレカ積立の利用不可
・その代わり、投信保有残高に応じた1%ポイント付与サービスを展開
※2024年7月18日時点

松井証券は、他のネット証券会社と異なりクレカ積立がありません。代わりに投資信託の保有残高に応じて最大1%のポイント還元を行っています。そのため「クレジットカードをあまり利用していない」「特定のポイントを貯めていない」という人におすすめです。

松井証券では「投信工房」というロボアドバイザーを無料で利用できます。簡単な質問に答えるだけで自分に最適なポートフォリオを提案してくれるので、投資初心者で何を買うべきか悩んでいる人はぜひ活用してください。提案されたポートフォリオや投資先や配分を自分で調整することもできるので、投資中級者や上級者の人でも満足できるはずです。

松井証券について解説した記事もあります。ぜひ合わせて読んでみてください。
> 松井証券のメリットとデメリットは?松井証券が向いている人まで解説

NISA口座の開設におすすめの選び方

NISA口座の開設に悩んでいる人のために、おすすめの証券会社の選び方を解説します。

証券会社と銀行の違いは

NISA口座は、証券会社で開設することをおすすめします。その理由として一般的なネット証券会社と銀行の違いを一覧にしました。

【NISA口座のネット証券会社と銀行の違い】

ネット証券会社銀行
個別株・ETF取り扱いあり取り扱いなし
投資信託本数多い少ない
ポイント
サービス
あり基本的になし
(2024年7月10日時点)

「株式投資を絶対にやらない」「投資信託の銘柄を選ぶのが面倒」という人は、銀行でNISA口座を開設しても良いかもしれません。しかしネット証券であれば個別株やETFも取り扱いがあるだけでなく、クレカ積立でポイントが付与され手数料もかからないため、お得です。

ネット証券の選び方は

ネット証券会社を選ぶ際は「対応しているポイントが貯めやすい」「自分が貯めている」という視点で判断すると良いでしょう。投資初心者がNISAを始める場合、まずは「つみたて投資枠」で毎月投資信託を積み立てる方法が最も簡単かつ少額で始められるためおすすめです。証券会社によっては、この投信積立をクレカ決済すると積立額に応じてポイントが貯まるところがあります。

貯めたポイントを投資に活用すれば投資効率が高まるのでお得です。特にポイントを貯めていない人は、利用しているスマホのキャリアで決めても良いでしょう。例えばドコモであればdポイント、auはPontaポイント、楽天モバイルなら楽天ポイントといった具合です。

NISAの注意点は?

NISAの注意点としては、損益通算ができない点と元本保証ではない点です。以下で詳しく説明します。

損益通算ができない

NISAは、配当金や売却益が非課税になる制度のため、損益通算ができません。通常、課税口座(特定口座や一般口座)内での株式投資で得た利益には20.315%(復興特別所得税を含む)の税金が課されます。

例えば課税口座内において株式投資でA社とB社の株を買い「A社の株は値上がりして10万円の利益を得たけれどB社は値下がりして4万円損になった」という場合、損益通算が可能です。その年の損失と利益を通算して「10万円-4万円=6万円」となり、6万円分だけが利益として課税対象となります。

しかしNISAは、もともと利益に課税されない仕組みです。そのため損失が出た場合でも利益と相殺して計算することはできません。損益通算できない点はNISAのデメリットですが、利益に課税されないメリットのほうが大きいといえるでしょう。

元本保証ではない

NISAで取引できる株式やETF、投資信託は元本保証の商品ではありません。2024年7月時点では、株高や円安で多くの投資信託の基準価額が上がっているため、NISAに関しても悪い評判は聞かないかもしれません。しかしこの先、コロナショックのように大きく相場が下落するようなことがあれば、持っている資産が値下がりして含み損を抱えてしまうリスクもあるため、注意しましょう。

NISAは、元本保証ではありませんが投資信託を毎月一定額積み立てることで価格変動リスクを抑えられるので安心してください。この方法で投資をすれば、投資信託が高値のときは少しだけ買付でき、値下がりして安くなったときは多く買付できます。これを繰り返すと購入価格が平均化されるので、短期的な価格の下落局面でも損失が出るリスクを抑えることが可能です。

投資初心者は、まず投資信託の積み立てから始めてみてください。NISAは少額で始められるので、最初は1,000円から、慣れてきたら5,000円、1万円と増額していくのがおすすめです。

NISAおすすめに関するQ&A

NISAのおすすめ銘柄に関するQ&Aを解説します。

NISAでおすすめの銘柄は?

NISAでおすすめの銘柄は、以下のとおりです。

株式投資 高配当銘柄 ・日本郵船<9101>
・INPEX<1605>
・三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など
株主優待銘柄 ・キリンホールディングス<2503>
・全国保証<7164> など
投資信託 リスクを取れる人 ・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信B など
あまりリスクを取りたくない人 ・eMAXIS Slimバランス(8資産均等)
・iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド
(2024年7月10日時点)

NISAでおすすめの証券会社は?

ネット証券会社がおすすめです。ネット証券会社であれば、投資信託の取扱銘柄数も大差なく株式やETFなども取り扱っています。特に毎月の投信積立でクレジットカード決済することでポイントが付与される点は、ネット証券会社の大きなメリットです。

また貯まるポイントで選ぶことも選択肢の一つといえます。年会費不要の通常クレジットカードで投信積立をした際の各ネット証券会社のポイント還元率をまとめたので参考にしてください。

【各ネット証券会社のポイント還元率・通常クレジットカード】

クレジット
カード
ポイント還元率
マネックス
証券
dカード
マネックスカード
dポイント 1.10%
auカブコム
証券
au Pay
カード
Pontaポイント 1.00%
SBI証券 三井住友
カード
Vポイント 0.50%
楽天証券 楽天カード 楽天ポイント
(2024年7月10日時点)

還元率が高いネット証券会社は、dポイントが貯まるマネックス証券です。次いで、auカブコム証券となっています。SBI証券と楽天証券は、0.5%の還元率で並んでいます。

下記の記事では、さらに詳しくNISA口座について紹介しています。合わせて読んでみてください。
> NISA口座はどこがいい?証券会社・銀行の選び方やおすすめ銘柄も紹介

銀行と証券会社どちらで口座開設すべき?

ネット証券会社での口座開設がおすすめです。ネット証券代表のSBI証券とメガバンク代表の三菱UFJ銀行とでNISA口座を比較してみます。

【SBI証券と三菱UFJ銀行のNISA口座比較表】

SBI証券三菱UFJ銀行
個別株・ETF 取り扱いあり 取り扱いなし
つみたて投資枠
対応投信数
230本 24本
成長投資枠
対応投信数
1,236本 384本
最低購入金額 100円~ 1,000円~
ポイント
サービス
Vポイント なし
(2024年7月10日時点)

ネット証券会社のほうが個別株やETFの取り扱いがあり、NISAに対応している投資信託本数も豊富です。ネット証券のなかには、クレカ積立でポイントが付与されたりポイント投資ができたりするところもあるため、おすすめです。