GMOクリック証券とSBI証券を15項目で比較してわかる!どっちのネット証券がおすすめ?

GMOクリック証券とSBI証券は、どちらも人気が高いネット証券です。それぞれに特徴があり、強みとなる部分が異なります。GMOクリック証券は、FXなどのレバレッジ取引が人気で本格的な分析ツールや情報コンテンツを利用したい人におすすめです。

一方SBI証券は、NISAやiDeCo、ポイントサービスなどの初心者でも取り組みやすい環境に加えて海外投資もできる仕組みが整っています。

本記事では、GMOクリック証券とSBI証券の特徴を15項目で徹底的に比較し、特徴を詳しく解説します。それぞれの証券会社のメリット・デメリットを把握して、自分に合った証券会社を選びましょう。

  1. GMOクリック証券・SBI証券を使ったほうが良い人
    1. GMOクリック証券を使ったほうが良い人
    2. SBI証券を使ったほうが良い人
  2. GMOクリック証券とSBI証券の15項目を徹底比較
    1. 新NISAの取り扱い
    2. iDeCoの取り扱い
    3. 日本株の取り扱い
    4. 米国株の取り扱い
    5. 米国以外の海外株式の取り扱い
    6. IPO銘柄取り扱い
    7. ポイントの使いやすさやたまりやすさ
    8. 取引ツールの使いやすさ
    9. 取引手数料
    10. キャンペーン
    11. クレカ積立
    12. 入出金のしやすさ
    13. 情報コンテンツ
    14. 単元未満株
    15. AI投資
  3. GMOクリック証券・SBI証券それぞれの口コミ・評判
    1. GMOクリック証券の口コミ・評判
    2. SBI証券の口コミ・評判
  4. GMOクリック証券のメリット・デメリットまとめ
    1. メリット
    2. デメリット
  5. SBI証券のメリット・デメリットまとめ
    1. メリット
    2. デメリット

  6. GMOクリック証券とSBI証券に関するよくある質問
    1. Q:SBI証券はどこの系列会社ですか?
    2. Q:GMOクリック証券、SBI証券の口座維持費用はそれぞれいくらですか?
    3. Q:GMOクリック証券とSBI証券では取引手数料が安いのはどちらですか?
    4. Q:証券会社の口座開設に必要なものはなんですか?

GMOクリック証券・SBI証券を使ったほうが良い人

まずは本記事の結論にあたる部分、GMOクリック証券を使ったほうが良い人、SBI証券を使ったほうが良い人をそれぞれ説明します。比較やメリット・デメリットを理解した上で、どちらの証券会社が自分に適しているか、参考にしてください。

GMOクリック証券を使ったほうが良い人

GMOクリック証券を使ったほうが良い人の特徴は、以下のとおりです。

  • 本格的な分析を行って取引をしたい人
  • 情報コンテンツも活用したい人
  • GMOあおぞらネット銀行の口座がある人
  • レバレッジを利用して積極的な運用をしたい人

GMOクリック証券は、FXやCFD取引に強みがあります。そのためレバレッジを利用して資金効率を高め、リスクを負いながらも大きなリターンを求める積極運用派におすすめです。

また株式取引においても「スーパーはっちゅう君」「財務分析ツール」など情報コンテンツを利用した本格的な分析が可能な点も大きな魅力といえるでしょう。GMOクリック証券であれば積立投資だけではなく、視野を広げてあらゆる金融取引に挑戦できます。取引ツールや情報コンテンツのみ利用したい人は、他社との併用を考えてみましょう。

またGMOあおぞらネット銀行を持っている人は、GMOクリック証券と連携した証券コネクト口座を利用すれば、通常の110倍の優遇金利が適用されます。

証券口座への資金振替や買付余力の自動反映もできるため、「運用資金が足りずに買付できない」といったうっかりミスも防げます。

\レバレッジを利用して世界に投資/

SBI証券を使ったほうが良い人

SBI証券を使ったほうが良い人の特徴は、以下のとおりです。 ポイントや特典を利用しながらお得に運用したい人 海外株式やIPO投資にも興味がある人 積み立てにクレジットカードを利用したい人 NISAやiDeCoをメインに利用したい人 SBI証券は、NISAやiDeCoといった投資初心者でも取り組みやすいサービスが充実しています。クレカ積立ができたり、豊富なポイントサービスが整備されたりしている点も投資を始める環境として最適といえるでしょう。 一方で米国株をはじめとする海外株式やIPO銘柄の取り扱いも充実しており、海外に目を向けたり上場前の銘柄に投資したりしたい中上級者にもおすすめです。幅広い投資家に対応したサービスを提供しているのがSBI証券の大きな特徴といえます。SBI証券で口座開設しておけば、視野を広げて投資をしたいときにも利用し続けられるでしょう。

\SBI証券で新NISAを始める/

GMOクリック証券とSBI証券の15項目を徹底比較

GMOクリック証券とSBI証券はどちらも高く評価されている人気のネット証券ですが、それぞれに強みがあり、利用目的に合わせて適切に使い分けると良いでしょう。 上記のそれぞれの証券会社の特徴を更に深堀りし、ここからは2社を以下の15項目で比較して、利用目的に合わせた使い方を解説します。 重視したい項目を確認しておきましょう。

1.新NISAの取り扱い

新NISAは、GMOクリック証券、SBI証券ともに利用可能です。 SBI証券は、2024年6月末時点でNISA口座数が累計で約500万を超え、証券会社のなかでもトップクラスです。新NISAにおける米国株や海外ETFの売買手数料を無料化する「ゼロ革命」を打ち出し、他社からのNISA口座移管も増えています。 SBI証券は、積み立てによるポイント還元やクレカ積立などのサービスも充実していますが、GMOクリック証券には同様のサービスがありません。そのため新NISA制度を利用した運用を検討しているのであれば、SBI証券がおすすめです。

\新NISAはSBI証券でスタート/

SBI証券でNISAを始める方法やメリット・デメリットを紹介した記事もあるので合わせて確認してみてください。
>> SBI証券でのNISAの始め方を徹底解説!おすすめの銘柄も紹介

2.iDeCoの取り扱い

GMOクリック証券には、iDeCoの取り扱いはないため、iDeCoを始めたい場合はSBI証券を利用しましょう。SBI証券は、2024年5月時点でiDeCo加入者が最も多い証券会社です。運営管理手数料は無料で、長年の運用でもコストを抑えられる点も魅力といえます。

取扱商品数は、83本(2024年1月末時点)と豊富で人気のインデックスファンドや積極的運用向けのアクティブファンドなど、あらゆる運用目的に対応できるラインナップです。新NISAと併用して老後の私的年金づくりに活用してみても良いでしょう。

SBI証券のiDeCoについて詳しく解説した記事もあるので合わせて読んでみてください。
>> SBI証券と楽天証券iDeCoを始めるならどっち?特徴やメリット・デメリットを徹底比較

3.日本株の取り扱い

GMOクリック証券、SBI証券ともに日本株の取り扱いがあります。ただしGMOクリック証券は、東京証券所に上場している銘柄のみの取り扱いです。一方SBI証券は、取引所を問わず取り扱っています。

国内には、東京証券取引所のほか札幌、名古屋、福岡に証券取引所があり、地方の取引所のみに上場している銘柄も少なくありません。特に地方銀行や地場産業銘柄は、地元に近い取引所に単独で上場しているケースがあります。

例えばパーソナルトレーニングで一躍有名になったRIZAPグループ株式会社<2928>は札幌証券取引所、レストランチェーンで人気の株式会社ジョイフル<9942>は福岡証券取引所の単独上場銘柄です。東証に上場していない有力な銘柄にも目を向けたい人は、SBI証券を利用すると良いでしょう。

4.米国株の取り扱い

GMOクリック証券では、米国株個別銘柄の現物取引ができませんが、CFD取引では米国個別株の取引ができます。ただしCFD取引は、レバレッジがかかるなどの取引上の注意点もあるため、リスク管理に十分注意しましょう。

一方SBI証券には、豊富な米国株銘柄がそろっています。例えば代表的なGAFAM(Google、Amazon、Facebook(現Meta)、Apple、Microsoft)や半導体で注目を集めているエヌビディアなど個別銘柄の数は5,190本です。そのほか、リアルタイムで売買ができるETF(上場投資信託)も405本あります。(2024年5月14日時点)

米国株投資に関する情報コンテンツも豊富で、毎週注目の5銘柄をピックアップして解説する「アメリカNOW!」や米国の個別銘柄を1ページでわかりやすく解説する「米国株式One Pager」は米国株投資初心者にとって非常に良い教材となるでしょう。

米国株についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック
【関連記事】米国株(アメリカ株)と米国ETFが買える証券会社をおすすめ順に紹介

5.米国以外の海外株式の取り扱い

GMOクリック証券には、米国以外の海外株式の取り扱いはありません。ただしCFD取引であれば香港証券取引所に上場している中国銘柄の取引が可能です。一方、SBI証券なら米国以外に以下の8ヵ国の現物株式を売買できます。

SBI証券で取り扱いのある米国以外の国

  • 中国
  • ロシア(※2023年12月23日時点でロシア株は売買が停止中)
  • タイ
  • 韓国
  • マレーシア
  • ベトナム
  • インドネシア
  • シンガポール

取り扱いがあるのは、今後の発展が期待されるアジア諸国の株式が多く掘り出し銘柄を見つけるチャンスもあるかもしれません。

米国株と米国ETFについて詳しく解説した記事もあるので合わせて読んでみてください。
>> 米国株(アメリカ株)と米国ETFが買える証券会社をおすすめ順に紹介

6.IPO銘柄取り扱い

IPO銘柄とは、Initial Public Offeringの略で和訳すると「新規公開株」「新規上場銘柄」などと呼ばれます。証券取引所への上場する前に買付でき、株式公開後に株価が大きく上昇する銘柄も少なくないことから、投資家に人気です。

GMOクリック証券は、IPO銘柄の取扱実績が少なく2020年のGMOペパボ株式会社、GMOフィナンシャルゲート株式会社以降は実績がありません。(2024年5月時点)一方SBI証券のIPO取扱実績は、すべての証券会社のなかでトップです。2022年3月期は、通期で117銘柄を取り扱っており、関与率は全120銘柄の97.5%にのぼります。

人気が高いIPO銘柄は、抽選に当選しなければ買付できないため、実績の多いSBI証券を利用するアドバンテージは大きいといえるでしょう。またSBI証券では、IPOの抽選に外れるとIPOチャレンジポイントがたまり、ポイントがたまるごとに当選しやすくなる仕組みです。他社をメインに利用している人も、IPO銘柄の投資はSBI証券を利用するといった使い方も考えてみましょう。

7.ポイントの使いやすさやたまりやすさ

金融機関によっては、株式投資や投信積立などを行うとポイントが付与されるサービスがあります。SBI証券は、ポイントサービスも人気でポイントのため方やたまるポイントの種類が豊富です。

SBI証券のポイントがたまるサービスSBI証券のポイントサービスでたまる主なポイントの種類
国内株式手数料マイレージ
投資信託の保有
SBIラップおまかせ運用
金・銀・プラチナの購入
FX取引
お友達紹介
新規口座開設
Vポイント
Pontaポイント
dポイント
JALマイル
PayPayポイント

なかでも投資信託の保有で付与されるポイントは、新NISAの利用でも適用されるため、長期にわたってポイントを獲得できます。また例えば三井住友カードでクレカ積立を行った場合、積立額に対して最大5.0%(プラチナプリファードの場合)のVポイントが付与されるため、クレカ積立も検討してみると良いでしょう。

一方、GMOクリック証券にはポイントサービスがありません。2024年から新NISAの取り扱いが始まり、さらなるサービスの拡充が期待されます。

\SBI証券でポイント還元/

8.取引ツールの使いやすさ

GMOクリック証券とSBI証券は、どちらも独自の取引ツールを提供しています。取引ツールの使いやすさは、株式取引などで積極的な売買を行いたい人や投資情報を的確かつ迅速に入手したい人にとって非常に重要です。

【GMOクリック証券とSBI証券の取引ツール】



GMOクリック証券SBI証券
PCツールスーパーはっちゅう君HYPER SBI 2
はっちゅう君FXプラス商品先物専用トレーディングツール
プラチナチャート
はっちゅう君CFD
はっちゅう君365
スマホアプリGMOクリック 株SBI証券 株 アプリ
GMOクリック 株 for iPadかんたん積立 アプリ
GMOクリック 株 BOSBI証券 米国株 アプリ
GMOクリック FXSBI証券 FXアプリ
GMOクリック CFDSBI証券 先物・オプションアプリ
GMOクリック 外為OP取引所CFD アプリ -くりっく株365
iClick FX 365
FX roid 365
2024年5時点、CRAZY MONEY Plus編集部調べ

GMOクリック証券は、提供している金融サービスの種類が多いため、それぞれに対応した取引ツールが用意されています。SBI証券の場合、FXやCFD取引はSBI FXトレードで強化しているため、SBI証券としての提供ツールの種類は限られています。今回は、株取引に使える両社のPCツール、スマホアプリを確認していきましょう。

PCツール

GMOクリック証券の株取引で使えるPC取引ツールは、スーパーはっちゅう君です。

「スーパーはっちゅう君」は、注文状況がひと目で確認できる板情報が充実しています。あらかじめ設定した注文条件に従ってダブルクリックするだけで発注できるフル板注文は、売買タイミングにこだわりたいトレーダーにとって貴重な機能です。

またチャート分析に利用できるテクニカル指標は30種類あり、移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンドなどを用いた本格的なテクニカル分析もできます。

SBI証券の株取引で利用できるPC取引ツールは、HYPER SBI 2です。

HYPER SBI 2
引用:SBI証券

HYPER SBI 2は、複数銘柄のチャートを1つの画面に同時表示させられる比較チャートです。

HYPER SBI 2
引用:SBI証券

従来のHYPER SBIでは、最大3本までのチャートしか表示できませんでしたが、HYPER SBI 2になり8本のチャートを同時表示できるようになりました。また板情報から発注できる機能もあり、市場参加者の発注状況を観察しながらスピーディーに売買できます。

HYPER SBI 2
引用:SBI証券

注文の変更や取消などもドラッグアンドドロップで完了するため、手続きのわずらわしさがなく短期売買にもおすすめです。

\本格的チャート分析はGMOクリック証券/

スマホアプリ

GMOクリック証券の株取引ができるスマホアプリは「GMOクリック 株」です。

銘柄や業界、経済全体の情報をアプリで入手できるほか、本格的なチャート分析機能も搭載しています。ウォッチリストに登録できる銘柄数は最大1,000銘柄で、チャート分析に利用できるテクニカル指標は12種類あり、オリジナルセットアップを3パターン保存できるため、気になる銘柄を素早く分析したい人にとって使いやすいツールといえるでしょう。

またチャート上からそのまま発注できるAction機能は、短期売買でチャンスを逃したくない人におすすめです。

SBI証券の株取引ができるスマホアプリは「SBI証券 株 アプリ」です。

SBI証券 株アプリ
引用:SBI証券

「SBI証券 株アプリ」は、直感的な操作性と豊富な情報量が魅力の取引ツールです。スマホウェブサイトでは取引できない単元未満株も取引できます。

株価チャートには、移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標が搭載されているため、基本的な分析が可能です。決算ニュースや財務分析などをスムーズに入手でき、視覚的に分かりやすく表示されるため、情報の取得に慣れていない初心者にとっても利用しやすいといえるでしょう。

SBI証券 株アプリ
引用:SBI証券

またスクリーニング機能で効率的に銘柄を探し、プッシュ通知で重要な情報を逃さず受け取ることもできます。なお米国株取引は「SBI証券 米国株アプリ」のインストールが別途必要です。

9.取引手数料

SBI証券は、インターネットコースで電子交付設定を行えば株式の現物取引、信用取引手数料が取引代金にかかわらず無料です。新NISAでの米国株取引手数料も無料です。

GMOクリック証券では、27歳以下であれば約定代金にかかわらず現物株取引手数料が無料で、28歳の誕生日前日まで有効です。それ以外の人の取引手数料は、利用プランや約定代金によって異なります。

【GMOクリック証券の取引手数料】

1日定額プラン1約定ごとプラン
約定代金手数料約定代金手数料
現物取引~100万円
~200万円
~300万円
300万円超100万円ごと
無料
1,238円
1,691円
295円加算
~5万円
~10万円
~20万円
~50万円
~100万円
~150万円
~3,000万円
3,000万円超
50円
90円
100円
260円
460円
550円
880円
930円
信用取引~100万円
~200万円
~300万円
300万円超100万円ごと
無料
880円
1,320円
440円加算
~10万円
~20万円
~50万円
50万円超
97円
143円
187円
264円
※すべて税込み
2024年5月時点、CRAZY MONEY Plus編集部調べ

1日定額プランなら年齢にかかわらず約定代金100万円まで取引手数料が無料です。また大口取引を行う顧客向けのVIPプランがあり、条件を満たすと信用取引の手数料が無料になります。

投資資金を考慮したうえで、利用プランを検討しましょう。

\SBI証券はゼロ革命で手数料無料/

10.キャンペーン

両社ともに多様なキャンペーンを実施していますが、今回は証券口座を利用している人向けのキャンペーンを紹介します。SBI証券が実施している主なキャンペーンは、以下のとおりです。(2024年5月時点)

SBI証券では、「eMAXIS Slimシリーズで今こそNISAデビュー!キャンペーン」を実施しています。エントリー期間は、2024年6月3日から2024年7月31日までとなっています。NISA預りでeMAXIS Slimシリーズの対象ファンドを5,000円以上購入した場合、抽選で100名様に1万円が当たります。

一方、GMOクリック証券のキャンペーンはFX口座やCFD口座が対象になっているケースが多く証券口座対象のものはありません。過去には「現物取引手数料無料キャンペーン」「株アプリの取引で手数料キャッシュバックキャンペーン」などが行われています。

今後も同様のキャンペーンが開催される可能性もあるため、公式サイトをチェックしておきましょう。

11.クレカ積立

GMOクリック証券は、クレカ積立に対応していません。一方、SBI証券は毎月10万円までクレカ積立が可能です。

おトクに投信積立.png
引用:SBI証券

例えば三井住友カードの場合は、積立額に対して最大5.0%(プラチナプリファードカードの場合)のポイント還元があります。長期的な積立投資を前提とした新NISAのつみたて投資枠で利用すれば、多くのポイントがたまるでしょう。

また一度クレカ積立を設定すれば証券口座に入金する手間も省けるため、「入金を忘れて積み立てできなかった」といった事態も防げます。ただしクレカ積立の場合、買付タイミングを選択できません。毎月1日の買付になる点を覚えておきましょう。

\SBI証券でクレカ積立/

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12.入出金のしやすさ

証券口座と銀行口座間の入出金がしやすいと、取引タイミングを逃さず取引したいときや急用で現金が必要なときなどに便利です。GMOクリック証券には、通常の振込入金のほか、クイック入金があるため、即座に証券口座に入金額が反映されます。また指定した銀行から投資信託の積み立て資金を自動で引き落とすサービスも利用可能です。

加えてGMOあおぞらネット銀行で証券口座と連携させる証券コネクト口座を作っておくと、銀行預金が自動的に株式取引などの資金余力として反映されます。また取引に使用しない資金は、自動で銀行口座に出金され優遇された預金金利の適用が受けられるため、効率的な資金の振り替えが可能です。

SBI証券にもさまざまな入出金方法があり、投資家にとっては非常に便利です。すぐに取引を開始したい人は、入金が即時反映されるリアルタイム入金や即時入金を利用しましょう。入金手数料は、SBI証券が負担するため無料です。出金は、15時半前までに手続きが完了していれば翌営業日、15時半以降の手続き完了であれば翌々営業日の対応になります。

また住信SBIネット銀行のハイブリッド預金を証券口座と連携させれば、買付余力への自動反映や即日出金などが可能です。

ハイブリッド口座
引用:SBI証券

なおハイブリッド預金は、ATM出金や公共料金などの引き落としに利用できないため、注意しましょう。

13.情報コンテンツ

GMOクリック証券の情報コンテンツは、取引の分析に使える財務分析や経済情報が毎日更新されるGMOクリックTVが魅力です。財務分析は、会員ページログイン後の銘柄情報画面から閲覧できます。

最大10年分の財務諸表をグラフ化できる機能は各銘柄の財務状況を視覚的に確認できるため、細かい資料の読み込みが苦手な人でも企業分析が可能です。また気になる企業の業績を並べて比較できるため、投資銘柄の選択に役立つでしょう。

SBI証券も情報量が豊富です。ニュース速報や企業業績、注目銘柄、アナリストレポートなどがカテゴリ別に投資情報メディアにまとめられています。

投資情報メディア
引用:SBI証券

実践向けの情報から学習教材までそろっており、多くの投資家にとって有益です。会員ページにログインすれば無料で閲覧できる情報が多いため、両社で口座開設して情報コンテンツを比較してみても良いでしょう。

\財務分析に強み/

14.単元未満株

単元未満株とは、銘柄ごとの最低売買単位に満たない株のことです。日本の個別株(REITやETFを除く)の場合、100株を1単元として取引されていますが、単元未満株であれば1株から取引できます。株価が高くて売買できない銘柄でも、単元未満株なら手ごろな価格で売買可能です。

GMOクリック証券には、単元未満株がありません。一方SBI証券は、S株という名称で単元未満株を取り扱っているため、株価が高い優良銘柄でも取引しやすい環境といえます。

S株
引用:SBI証券

またSBI証券のS株は、取引手数料が無料なため、コストを抑えて少額から株式投資を始めてみたい初心者にもおすすめです。

\有名企業にワンコイン投資/

15.AI投資

GMOクリック証券には、AIなどを活用した資産運用コースやロボアドバイザーといったサービスがありません。一方SBI証券には、SBIラップAI投資コースがあります。

SBIラップAI投資コース
引用:SBI証券

投資対象の推奨や投資配分の決定、運用途中の配分変更などをAIが判断して実行してもらえるため、自分の投資判断に自信がない人におすすめです。

SBIラップAI投資コース
引用:SBI証券

初回の購入のみ1万円以上1,000円単位ですが、2回目以降の積立額は1,000円から設定できます。なお自分で運用判断するケースと比較すると、実質的な信託報酬が高い傾向にある点を覚えておきましょう。

\SBIラップでおまかせ運用/

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GMOクリック証券・SBI証券それぞれの口コミ・評判

ここでは、GMOクリック証券の口コミ・評判、SBI証券の口コミ・評判それぞれを紹介します。

GMOクリック証券の口コミ・評判

まずGMOクリック証券を実際に利用している人の口コミ・評判を紹介します。

GMOクリック証券には色々と文句ありましたがSBI、マネックスとスマホ取引アプリを使ってみてGMOが一番見やすくて使いやすかったです、すみません というか最近アップデート頑張ってる様子。目下、出来高表示を横スクロール不要に改善してほしい
引用:X

GMOクリック証券からSBIに大口株を移管手続しました。

GMOは手数料無料に乗ってこなさそうなので少しずつ移管していきます。 上限100万では足りないです
引用:X

ひこぐまさんファンダつよつよですものね。 テクニカルは線を引いてトレンドライン抜けたら線を引き直してというのを最近は繰り返してますね。 GMOクリック証券だと、他の時間軸で引いたトレンドラインも別の時間軸に移っても継承してくれるのでアプリとしてはめちゃ使いやすい方です^^
引用:X

取引ツールについては、PC版・アプリ版ともに良い評価が多く見られました。改善点はあるものの、他社と比較してもおおむね満足している投資家が多い傾向です。

一方で株式取引手数料を無料化している証券会社があるなか、GMOクリック証券の取引手数料に不満を感じる声も散見されました。特に100万円以上の大きな取引を行う投資家にとっては、負担が大きいのかもしれません。

想定している取引額の大きさも証券会社選びのポイントとなるでしょう。

SBI証券の口コミ・評判

続いて、SBI証券の主な口コミ・評判は、以下のとおりです。

株クラさん達みたいに凄い金額じゃないけど少しずつ頑張ろっと

最近SBI証券に鞍替えして◯和証券に手数料貢がなくてよくなりました 投資家卵デビュー名乗って宜しいでしょうか?

今後とも宜しくお願いします
引用:X

外国株はPCサイトに飛ばされてしまい,使いづらかった。
全体的にごちゃごちゃとしていて使いにくいサイトだと感じた。
手数料も安くはないし、一覧のページも見にくい。
画面にボタンが多すぎて、どこを押すと見たいところに行けるのかがわからなかった
引用:Yahoo!ファイナンス

SBI証券のクレカ積立の上限が10万円に上がりそうですね。 プラチナプリファードのポイント付与率が5%のままだとさらに嬉しいけど、それはさすがに無理かな いずれにしてもこれはかなり嬉しいニュースです。
引用:X

SBI証券のゼロ革命開始以降、株式取引手数料無料に魅力を感じて他社からの乗り換えでSBI証券を利用し始めている人も多い傾向です。加えてSBI証券のポイントサービスに対する高い評価も目立ちます。

一方、「アプリの種類が多くどれを使ってよいかわかりづらい」「使い分けるのが面倒」といった声もありました。また「メンテナンスが多く、利用したいときに利用できない」といった口コミも少なくありません。メンテナンス予定については、公式に発表があるため、スケジュールを把握しておくと良いでしょう。

GMOクリック証券のメリット・デメリットまとめ

GMOクリック証券のメリット・デメリットをまとめて解説します。どのような投資や運用を行いたいのかを考えながら確認してみましょう。

メリット

GMOクリック証券の主なメリットは、以下のとおりです。

  • レバレッジ取引が人気
  • 情報コンテンツが豊富
  • 本格的な分析が可能
  • 手厚いサポート

GMOクリック証券は、FXやCFD取引といったレバレッジ取引が人気です。特にCFD銘柄が豊富で、国内外の株価指数や米国・中国の個別株も取引できます。

なお外国株CFDには、5倍のレバレッジがかけられるため、通常現物株式投資の5分の1の資金で取引可能です。比較的少額の自己資金で取引できる一方、資金量に対して大きな損益が発生する可能性がある点も覚えておきましょう。

また「スーパーはっちゅう君」や「財務分析情報」などを駆使して本格的な分析ができる点もGMOクリック証券の大きなメリットです。

さらにGMOクリック証券のサポートは、HDI格付けベンチマークで最高評価の三つ星(2023年証券業界)を獲得しています。

特に問い合わせ窓口の対応は、敬意を感じる心地よい会話と評価されており、利用者としては抜群の安心感です。

\最高評価のサポート窓口/

デメリット

GMOクリック証券の主なデメリットは、以下のとおりです。

  • iDeCoの取り扱いがない
  • 国内株式の取り扱い銘柄は東証上場銘柄のみ
  • 海外株式の取り扱いがない
  • IPO実績が乏しい
  • ポイントサービスがない
  • 積み立ては現金のみ
  • 単元未満株の取り扱いがない

GMOクリック証券には、iDeCoやクレカ積立、ポイントサービス、単元未満株の取り扱いがない点がデメリットです。投資経験が浅い初心者や、なるべくリスクをとりたくない人にとっては、使いづらい印象があるかもしれません。GMOクリック証券を利用する場合は、情報コンテンツやレバレッジ取引といった長所を活かすための目的を持つと良いでしょう。

SBI証券のメリット・デメリットまとめ

SBI証券のメリットデメリットについて、まとめて解説します。自分の利用目的と照らし合わせて確認してみましょう。

メリット

SBI証券の主なメリットは、以下のとおりです。

  • iDeCoやNISAが充実
  • ポイントサービスが豊富
  • 株取引手数料が無料
  • 海外株式が充実
  • 単元未満株も取引可能

SBI証券は、NISAやiDeCo、単元未満株といった少額から投資を始めたい人や、長期的に積み立て運用をしたい人向けのサービスが整っています。またクレカ積立やポイント還元、キャンペーンも充実しており、運用以外のお得なサービスもメリットです。加えて海外株式のラインナップやIPO取扱実績も豊富で、あらゆる投資機会を提供している点がSBI証券の大きな魅力といえるでしょう。

\お得なポイントサービスのSBI証券/

デメリット

SBI証券の主なデメリットは、以下のとおりです。

  • アプリが多くて分かりづらい
  • メンテナンスが多い

SBI証券は、スマホアプリが充実しています。しかし国内株式や米国株式など、それぞれの金融商品に対応したアプリがあるため、使い分けるのが面倒と感じる人もいるかもしれません。また土日などにメンテナンスも多く、休日ゆっくりと使いたいときに使えない不便さを感じることもあるでしょう。

GMOクリック証券とSBI証券に関するよくある質問

GMOクリック証券とSBI証券に関するよくある質問について、まとめて解説します。

A:疑問や不安はなるべく事前に解消して、資産運用を開始しましょう。

Q:SBI証券はどこの系列会社ですか?

A:SBI証券は、SBIホールディングス株式会社の100%子会社です。1999年10月にインターネット取引をスタートして以降、多岐にわたる金融商品やサービスを提供し続け、2024年2月にSBIグループでの証券口座開設数は国内初となる1,200万口座を突破しました。

Q:GMOクリック証券、SBI証券の口座維持費用はそれぞれいくらですか?

A:どちらも口座維持手数料はかかりません。口座開設の手数料も無料です。どちらの口座を開設するか迷っている人は、両社の口座を開設して比較してみると良いでしょう。両社の特徴を踏まえ、利用目的に合わせての併用もおすすめです。

Q:GMOクリック証券とSBI証券では取引手数料が安いのはどちらですか?

A:取引手数料が安いのは、SBI証券です。「ゼロ革命」とうたって国内株式手数料を無料化しています。信用取引も無料なうえに取引代金に上限が設定されていないため、大口の投資家にとっても非常に魅力的な体制となっています。なお取引手数料が無料になるためには、インターネットコースによる口座開設と書面の電子交付サービスの設定が必要です。

SBI証券の設定
SBI証券の設定
筆者管理画面より引用

口座開設後の変更も可能なため、設定を確認して必要に応じて変更しておきましょう。

Q:証券会社の口座開設に必要なものはなんですか?

一般的に証券会社の口座開設に必要とされるものは、以下のとおりです。

マイナンバー確認書類本人確認書類
マイナンバーカード
マイナンバー通知カード
運転免許証
健康保険証
パスポート
在留カード
住民票の写し など

現在は、口座開設手続きがネットで完結するケースが多く、郵送のやり取りがない場合は数分で完了することも少なくありません。

\最短1営業日で取引開始/

Mr.KO

金融系ライター・個人投資家

株式投資、FX、ノックアウトオプションを15年以上継続している現役トレーダー。年間数百万の利益を7年間継続している。 多くの証券会社やFX会社で実際に口座開設し、取引してきた経験から業者比較やトレードノウハウなどの執筆を行うライターとしても活動中。

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