GMOクリック証券と楽天証券は、どちらも国内で人気の高いネット証券です。
それぞれに特徴があり、GMOクリック証券はリスクをとっていろいろな商品で積極的に取引してみたい人に向いています。楽天証券は、ポイントやキャンペーンを利用してお得にコツコツと運用したい人におすすめです。
本記事では、両社の特徴を17項目で比較してメリットやデメリットを詳しく解説します。
実際に利用している人の口コミもご紹介しますので、どちらを利用するか迷っている人や自分に合ったネット証券を探している人はぜひ参考にしてください。
GMOクリック証券と楽天証券の17項目徹底比較
GMOクリック証券と楽天証券は、どちらも国内で人気のネット証券会社ですが特徴が異なります。それぞれの特徴を以下の17項目で比較してみましょう。
投資や運用で重視したい点に注目して、どちらの証券会社が自分に合っているか確認してみましょう。
新NISA
GMOクリック証券は、新NISAを取り扱っています。ただしポイントサービスやクレカ積立ができる体制ではなく、取扱銘柄数もつみたて投資枠と成長投資枠を合わせても111銘柄(2024年1月18日時点)であり、楽天証券と比べると半分近い数です。今後のサービス拡充が期待されます。
楽天証券は、2024年1月末時点で開設されたNISA口座数は約524万です。
つみたて投資枠の投資資金をクレジットカードで決済できるクレカ積立や投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まるポイント還元サービスが人気の理由といえるでしょう。また購入できる銘柄が221本(2024年2月時点)と豊富な点も魅力です。
NISA口座は、複数の金融機関で併用はできません。新NISAを始めるなら、ポイントが貯まり便利かつ商品数も豊富な楽天証券がおすすめです。
【関連記事】NISAの恒久化とは?現制度との比較やNISA開始のメリットを解説
\新NISAなら楽天証券/
iDeCo
GMOクリック証券には、iDeCoの取り扱いがありません。
楽天証券には、iDeCoで購入できる商品が36本あり、国内外の株価指数に連動するインデックスファンドや、インデックスを上回るパフォーマンスを狙うアクティブファンド、元本保証のある定期預金など多様なラインナップです。
運営管理手数料も無料のため、コストを抑えて長期的に運用したい人に向いています。ただしiDeCoに加入する際に国民年金基金連合会に支払う手数料2,829円のほか、運用時にも信託銀行と国民年金基金連合会に支払う手数料が月額合計171円かかる点は覚えておきましょう。
iDeCoは、掛け金全額を所得控除できたり運用益が全額非課税になったりする税優遇が大きい商品です。楽天証券で新NISAとあわせて活用することも、資産形成に効果的といえます。
国内株式
GMOクリック証券は、日本株の取り扱いがありますが東京証券取引所に上場する銘柄に限られています。札幌証券取引所や名古屋証券取引所などの地方証券取引所のみに上場している銘柄には投資できません。
一方、楽天証券は東京証券取引所に加えて名古屋証券取引所の単独上場銘柄も取引できます。
取引手数料
GMOクリック証券は、27歳以下の現物株取引手数料が無料です。その他の人の手数料体系は、以下のとおりで1日定額プランなら約定代金が100万円以下の取引手数料が無料となっています。
【GMOクリック証券の現物株取引手数料(税込)】
コース | 約定代金 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|---|
27歳以下 | 制限なし | 無料 | 28歳になる誕生日前日まで適用 申し込み不要 |
1日定額プラン | ~100万円 ~200万円 ~300万円 以降100万円ごと | 無料 1,238円 1,691円 295円加算 | 1日の取引約定代金ごとに適用 |
1約定ごとプラン | ~5万円 ~10万円 ~20万円 ~50万円 ~100万円 ~150万円 ~3,000万円 3,000万円超 | 50円 90円 100円 260円 460円 550円 880円 930円 | 1回の取引約定代金ごとに適用 |
\27歳以下取引手数料無料/
楽天証券には、4つの手数料コースがあり、ゼロコースなら約定代金にかかわらず手数料が無料です。ただしRクロスとSOR注文限定になる点に注意しましょう。
【楽天証券の現物取引手数料(税込)】
コース | 約定代金 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|---|
ゼロコース | 制限なし | 無料 | Rクロス SOR注文限定 |
超割コース | ~5万円 ~10万円 ~20万円 ~50万円 ~100万円 ~150万円 ~3,000万円 3,000万円超 | 55円 99円 115円 275円 535円 640円 1,013円 1,070円 | 1回の取引約定代金ごとに適用 |
超割コース (大口優遇) | 制限なし | 無料 | 大口優遇条件達成で適用 |
いちにち定額コース | 100万円まで 200万円まで 300万円まで 以降100万円ごと | 無料 2,200円 3,300円 1,100円を追加 | 1日の取引約定代金ごとに適用 |
Rクロスとは、楽天証券の私設取引システムのことでTOPIX500銘柄と一部のETFのみが対象となります。SOR注文は、東証で提示されている価格よりも有利な価格で約定する可能性がある注文方法です。
ゼロコースを選択すると、取引の発注が自動的に「Rクロス優先SOR」注文となります。
なお楽天証券の大口優遇の達成条件には、一日の約定代金によって判定される「まいにち判定」と1ヵ月の平均残高により判定される「まいつき判定」があり、細かい条件は以下のとおりです。
【楽天証券大口優遇達成条件】
判定 | 取引種別 | 条件 |
---|---|---|
まいにち判定 | 信用取引 | 1日の新規約定代金合計が3,000万円以上 |
毎月26日から翌月25日までの新規約定代金合計が3億円以上 | ||
15時半時点の信用建玉残高が3,000万円以上 | ||
まいつき判定 | 貸株 | 1ヵ月の平均残高が3,000万円以上 |
投資信託 | 1ヵ月の平均残高が3,000万円以上 |
まいにち判定で条件を満たした場合は翌日から、まいつき判定で条件を満たした場合は翌月から大口優遇を受けられます。
\ゼロコースで手数料無料/
投資信託
2024年1月18日時点でGMOクリック証券が取り扱っている投資信託銘柄数は132本、楽天証券は2,560本と大きな差があります。選択肢は、楽天証券のほうがはるかに多いですが、GMOクリック証券が取り扱う銘柄は低コストでわかりやすい商品に絞られているため、選びやすいといえるでしょう。
投信積立の最低金額は、どちらも月100円で少額の積み立てが可能です。
銘柄選びができるツールもそろっています。GMOクリック証券の投信検索は、投資地域や資産種類別に検索をかけられるため、目的にあった銘柄を選びやすいです。
楽天証券には、スマホ専用のらくらく投資で質問に答えるだけで自分に合った投資信託銘柄をおすすめしてくれます。
購入後の投資配分の変更も自動で行ってくれるため、投資が初めての人でも取り組みやすいと感じるのではないでしょうか。
・取引手数料 GMOクリック証券の投資信託銘柄は、販売時手数料が無料の商品が多く、楽天証券にいたってはすべての商品において販売手数料が無料です。ただし投資信託には、その他のコストがかかるため、確認しておきましょう。
【投資信託にかかる主なコスト】
コストの種類 | 説明 |
---|---|
販売手数料 | 投資信託を購入する際、金融機関へ支払う手数料。販売手数料を無料とするノーロードと呼ばれる商品もある |
信託報酬 (運用管理費用) | 投資信託の運用に関連する費用。運用会社への報酬や信託銀行への報酬などが含まれ、投資信託残高から自動的に差し引かれる |
信託財産留保額 | 投資信託を解約する際にかかる費用。信託財産留保額が無料の銘柄もある。 |
投資信託にかかるコストは、銘柄によって異なり詳細ページで確認できます。投資信託の運用は、長期に及ぶケースも想定されるため、運用が続く限り差し引かれる信託報酬は特にチェックしておきましょう。
信用取引
信用取引とは、証券会社から資金や株券を借りて取引を行う方法です。信用取引の最大の魅力は、手持ちの資金や株券を担保にして、その約3.3倍の取引が可能になる点にあります。
自己資金以上の取引ができるため資金効率が良く、大きな利益を狙える半面、同等のリスクもある点に注意が必要です。また株価の上昇だけでなく下落時にも利益を狙える「空売り」ができることも信用取引の大きな特徴といえます。
GMOクリック証券、楽天証券ともに信用取引が可能です。
取引手数料
信用取引にかかるコストは、手数料のほかに貸株料や金利、逆日歩などがあります。それぞれについて確認しておきましょう。
【GMOクリック証券信用取引手数料】
コース | 約定代金 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|---|
1日定額プラン | ~100万円 ~200万円 ~300万円 以降100万円ごと | 無料 880円 1,320円 440円加算 | 1日の取引約定代金ごとに適用 |
1約定ごとプラン | ~10万円 ~20万円 ~50万円 50万円超 | 97円 143円 187円 264円 | 1回の取引約定代金ごとに適用 |
VIPプラン | 制限なし | 無料 | 毎月または毎日判定の条件達成で適用 |
100万円以下の少額取引なら、1日定額プランがおすすめです。またVIPプランなら約定代金にかかわらず取引手数料が無料となります。なおGMOクリック証券のVIPプランの適用条件は、以下のとおりです。
【GMOクリック証券の信用取引VIPプラン達成条件】
判定 | 取引種別 | 条件 |
---|---|---|
毎にち判定 | 信用取引 | 1日の新規約定代金合計が3,000万円以上 |
大引け時点の信用建玉残高が3,000万円以上 | ||
毎つき判定 | 貸株 | 判定期間の平均残高が3,000万円以上 | 信用取引 | 判定日の信用建玉残高3億円以上 |
判定期間の平均残高3,000万円以上 | 投資信託 | 判定期間の平均残高が3,000万円以上 |
毎にち判定で条件を達成すると判定日の翌営業日から30営業日にわたり取引手数料が無料となります。また毎つき判定で条件を達成すると、判定日の翌月第一営業日から翌々月の第一営業日の前日まで信用取引手数料無料に加えて、制度信用買い方の金利が2.75%から1.8%になります。
なお判定日は毎月20日、判定期間は判定日の翌日から次回判定日までです。
【楽天証券の信用取引手数料】
コース | 約定代金 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|---|
ゼロコース | 制限なし | 無料 | Rクロス SOR注文限定 |
超割コース | ~10万円 ~20万円 ~50万円 50万円超 | 99円 148円 198円 385円 | 1回の取引約定代金ごとに適用 |
超割コース (大口優遇) | 制限なし | 無料 | 大口優遇条件達成で適用 |
いちにち定額コース | 100万円まで 200万円まで 300万円まで 以降100万円ごと | 無料 2,200円 3,300円 1,100円を追加 | 1日の取引約定代金ごとに適用 |
楽天証券なら信用取引でもゼロコースがあり、約定代金にかかわらず取引手数料が無料となります。RクロスとSOR注文の設定は、ゼロコースなら自動的に適用されるため、難しい手続きはありません。
手数料コースの変更は、楽天証券のログインページからお客様情報の確認・変更に進み、現在の手数料コースで行えます。
またGMOクリック証券、楽天証券の信用取引における逆日歩、金利、貸株料は以下のとおりです。
信用取引コスト | 取引種別 | GMOクリック証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
買方金利 | 制度信用 | 2.75% | 2.80% |
一般信用(無期限) | 2.00% | 2.80% | |
売方金利 | 制度信用 | 0.0% | 0.0% |
一般信用(無期限) | 0.0% | 0.0% | |
信用売り貸株料 | 制度信用 | 1.10% | 1.10% |
一般信用(短期) | 3.85% | 3.90% | |
一般信用(無期限) | 0.80% | 1.10% | |
逆日歩 | 信用買い | 受け取り | 受け取り |
信用売り | 支払い | 支払い |
取引手数料以外のコストも加味すると、約定代金が100万円以下であればGMOクリック証券の1日定額プランの利用がおすすめといえます。
海外株式
GMOクリック証券には、米国株式をはじめとする海外株式の取り扱いがありません。一方、楽天証券では米国株のほか中国、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシアの株式を取引できます。
日本以外の個別株投資に興味がある人は、楽天証券で取引しましょう。
【関連記事】米国株(アメリカ株)の買い方や円貨と外貨のどちらがいいのか解説
取引手数料
楽天証券の海外株式取引手数料は、以下のとおりです。
銘柄 | 手数料(税込) | |
---|---|---|
米国株式 | 現物 | 約定代金の0.495% 約定代金が2.22米ドル以下の手数料は無料 手数料上限は22ドル |
信用 | 約定代金の0.33% 約定代金が3.33米ドル以下の手数料は無料 手数料上限は16.5米ドル | |
中国株式 | 約定代金20万円まで550円 約定代金20万円超200万円未満は約定代金の0.275% 約定代金200万円以上は5,500円 | |
アセアン株式 (シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア) | 約定代金の1.1% 最低手数料550円 |
なお海外株式の取引コストには、取引手数料のほか、為替手数料や現地諸費用などがかかる場合があります。
【関連記事】楽天証券の米国株手数料は高い?税金の計算やキャンペーンも紹介
FX取引
GMOクリック証券、楽天証券ともにFX取引が可能です。
GMOクリック証券の2021年のFX取引高は、ギネス世界記録に認定されました。
初心者でも利用しやすいインターフェースや学べる情報コンテンツが豊富で、スプレッドと呼ばれる取引コストも最低水準である点が魅力です。
一方、楽天証券のFXはMT4と呼ばれる本格的な分析ツールを利用できる点が特徴で、自動売買にも対応しています。
自分で分析して裁量取引をしたいならGMOクリック証券、システムを利用して自動で売買を継続してほしいなら楽天証券を利用しましょう。
\FX取引高ギネス記録認定!/
CFD取引
GMOクリック証券、楽天証券ともにCFD取引が可能です。
CFD取引とは、現物の受け渡しがなく価格を取引する方法で差金決済取引と呼ばれます。FXのようにレバレッジを利用して自己資金以上の取引ができる点や、取引銘柄のなかには金や銀、原油、小麦、各国の株価指数などの取り扱いがある点が特徴です。
GMOクリック証券の取扱銘柄数は162銘柄(2023年12月4日時点)、楽天証券の取扱銘柄数は17銘柄と大きな差があるため、あらゆる銘柄に目を向けたい人はGMOクリック証券を利用しましょう。
GMOクリック証券なら米国個別株のCFD取引も可能です。
\162銘柄のCFD取引が可能/
単元未満株
GMOクリック証券には、単元未満株の取り扱いがありません。一方、楽天証券には「かぶミニ」という名称で単元未満株を提供しています。
通常、株式取引は銘柄ごとに定められた単位で取引します。日本株の場合は、100株が1単元となっているため、高値で取引されている銘柄は高額な資金がないと売買できません。
単元未満株の取り扱いがある楽天証券なら1株から買付できるため、人気銘柄や大企業の銘柄も手頃な資金で取引できる機会が生まれます。
初めての個別株投資なら、単元未満株で様子を見るのもおすすめです。
【関連記事】ミニ株購入のおすすめ銘柄と証券会社選びのポイントを徹底解説
\単元未満株で少額投資/
IPO投資
IPO投資はGMOクリック証券には取り扱いがなく、楽天証券なら取引できます。
IPO投資とは、新規株式上場や新規株式公開と呼ばれる銘柄への投資です。上場前に株式の買付を申し込める点が大きな特徴で、上場後に値上がりが期待できる銘柄には申し込みが集中します。
楽天証券の2023年のIPO取扱実績は、61銘柄です。2023年のIPO企業は全体で96社となっており、楽天証券は全体の約60%以上を扱っていることになります。
IPO銘柄に興味があり、当選を狙いたい人には取扱実績が豊富な楽天証券がおすすめです。
ポイントサービス
楽天証券には、さまざまなポイントサービスがあり、投資信託の保有残高や積立金額などに応じて楽天ポイントが貯まります。
一方、GMOクリック証券には投資行動によるポイントサービスはありません。
投資や資産運用をしながらお得にポイントも貯めたい人は、楽天証券を利用しましょう。
クレカ積立
楽天証券は、投資信託などの積立資金を楽天カードで決済できるクレカ積立を利用できます。
楽天証券のクレカ積立は、月最大5万円まで設定可能で積立額に応じて最大1%の楽天ポイントが還元される点も魅力です。
一方、GMOクリック証券ではクレカ積立の取り扱いがありません。利便性やポイント還元のお得さも考慮すると、楽天証券での積み立てがおすすめといえます。
\クレカ積立でポイント還元/
キャンペーン
楽天証券、GMOクリック証券ではキャンペーンが行われています。
GMOクリック証券は、楽天証券と比べて開催中のキャンペーンが少ない傾向です。しかし過去には、CFD取扱銘柄数取引、先物取引、株アプリなどの利用で適用されるキャンペーンなどもありました。
今後も同様のキャンペーンが開催される可能性もあるため、定期的にチェックしておきましょう。
AI投資
GMOクリック証券には、AI投資やロボアドバイザーといった運用を任せられるサービスがありません。
一方、楽天証券には「楽ラップ」というサービスがあり、いくつかの質問に答えれば自分に合った運用コースや銘柄を提示してくれます。
運用中の資産配分の変更も自動で行ってくれるため、資産運用が初めての人におすすめです。
最小積立額は月1万円で専用口座は必要ありません。保有銘柄の先行きや投資先の選択に不安がある人は利用を検討してみましょう。
\楽ラップでおまかせ運用/
取引ツール
GMOクリック証券と楽天証券には、各金融商品向けの取引ツールがそろっています。
【GMOクリック証券と楽天証券の取引ツール】
GMOクリック証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
PCツール | スーパーはっちゅう君 | マーケットスピードⅡ |
はっちゅう君FXプラス | マーケットスピードFX | |
プラチナチャート | マーケットスピード for Mac | |
はっちゅう君CFD | ||
はっちゅう君365 | ||
スマホアプリ | GMOクリック 株 | iSPEED |
GMOクリック 株 for iPad | iSPEED for iPad | |
GMOクリック 株 BO | iSPEED FX | |
GMOクリック FX | iSPEED 先物OP | |
GMOクリック CFD | SBI証券 先物・オプションアプリ | |
GMOクリック 外為OP | 取引所CFD アプリ -くりっく株365 | |
iClick FX 365 | ||
FX roid 365 |
ここでは、株取引に利用できるツールを詳しく解説します。
\本格的取り引きツールを無料で利用できる/
PCツール
GMOクリック証券の株取引で使えるPC取引ツールは「スーパーはっちゅう君」です。
スーパーはっちゅうくんは、注文状況がひと目で確認できる板情報が特徴的です。フル板注文では、注文条件をあらかじめ設定しておけばダブルクリックするだけで発注できます。売買タイミングにこだわりたいトレーダーにとって貴重な機能といえるでしょう。
チャート分析に利用できるテクニカル指標は30種類と豊富で、移動平均線や一目均衡表などを用いた本格的なテクニカル分析が可能です。
楽天証券のマーケットスピードⅡも投資家に人気の取引ツールで、わかりやすいインターフェース、充実した情報量、柔軟なカスタマイズ性があるため、初心者から上級者までおすすめできます。
マーケットスピードⅡは、国内株式だけではなく米国株式やCFD、先物取引などにも対応している点も大きな特徴で、あらゆる市場を横断して取引機会を見つけられます。
またチャート分析に利用できるテクニカル指標は57種類と豊富なうえ、5種類の指標を同時に表示できます。本格的なテクニカルトレーダーも満足できる機能といえるでしょう。
楽天証券で口座開設すれば無料で利用できるため、使用感を試してみてはいかがでしょうか。
スマホアプリ
GMOクリック証券では、GMOクリック 株で取引が可能です。
個別銘柄の情報や経済ニュースをアプリで入手できるうえ、本格的なチャート分析機能もあります。
最大1,000銘柄をウォッチリストに登録できるため、チェックしたい銘柄を簡単に呼び出せます。また12種類のテクニカル指標でチャート分析することも可能です。オリジナルな指標の組み合わせを3パターン保存できるため、お気に入りの銘柄を素早く分析したい人におすすめのツールといえるでしょう。
またチャート上からそのまま発注できるAction機能は、短期売買でチャンスを逃したくない人におすすめです。
楽天証券のスマホアプリは「iSPEED」です。国内株の現物、信用取引に加え、米国株の現物、信用取引ができます。
最大2,000銘柄のお気に入り登録が可能で、市況、ニュース、チャートなどの情報をスワイプするだけで切り替えて確認可能です。
株価チャートはテクニカル指標、描画ツール合わせて50種類の分析ツールを利用でき、エクスプレス注文の設定を行えばチャート画面からも発注できます。
またApple Watchと連携させれば場所や時間を問わず株価のチェックが可能です。
情報コンテンツ
GMOクリック証券の情報コンテンツは、取引の分析に使える財務分析や経済情報が毎日更新されるGMOクリックTV 投資チャンネルが魅力です。
GMOクリック証券の財務分析は、会員ページログイン後の銘柄情報画面から閲覧できます。
最大10年分の財務諸表をグラフ化し、気になる銘柄の財務状況をわかりやすく確認できるため、企業分析が苦手な人も専門性の高い資料をチェックしやすいといえるでしょう。また複数企業の業績を並べて比較できるため、投資先の決定に役立ちます。
楽天証券で口座開設すると、日経テレコンを無料で閲覧できます。日経テレコンとは、日経新聞のデータベースをネット上で提供する会員サービスです。有力な投資判断の材料となるでしょう。
その他にもフィスコ市況、四季報速報、QUICKリサーチネット、バロンズダイジェストなどの情報を取得できます。
また初心者向けの教育系コンテンツもあり、投資経験を問わずおすすめできるコンテンツがそろっている点が魅力です。
\楽天証券で投資を学べる/
カスタマーサポート
GMOクリック証券のカスタマーサポートは、HDI格付けベンチマークの2部門において最高評価となる三つ星を獲得しています。
受賞したのは、問い合わせ窓口とWebサポートです。システムの操作方法や取引するうえでのルール、入出金などにおいて不安が多い初心者にとって非常に心強い存在となるでしょう。
楽天証券のサポートにおいても三つ星の評価を2年連続で得ており、高いサービス品質が保たれていることがわかります。
顧客から電話を受けるオペレーターは、専門的な訓練を毎日受けており、意見をサービスや商品に反映する体制も整っています。そのため不明点の解決だけでなくシステムやツールの使いやすさ向上も期待できるでしょう。
GMOクリック証券のメリット・デメリット
ここからはGMOクリック証券のメリットとデメリットについて、それぞれ解説していきます。
GMOクリック証券のメリット
GMOクリック証券の主なメリットは、最高評価のサポート体制やFX、CFDといったレバレッジ取引です。取引に利用する「スーパーはっちゅう君」や「財務分析情報」などが充実している点も高く評価できます。
- 最高評価のサポート体制
- レバレッジ取引が人気
- 情報コンテンツが豊富
- 本格的な分析が可能な取引ツール
GMOクリック証券は、CFD銘柄が豊富で国内外の株価指数や米国・中国の個別株も取引できます。
外国株CFDには、5倍のレバレッジがかけられるため、現物株式取引と比べて5分の1の資金量で取引でる点が魅力ですが、大きな損失を被る可能性がある点も覚えておきましょう。
またスーパーはっちゅう君や財務分析情報などを駆使して本格的な分析ができる点も、GMOクリック証券の大きなメリットです。
さらにGMOクリック証券のサポートは、HDI格付けベンチマークで最高評価の三つ星を獲得しています。特に問い合わせ窓口の対応は、敬意を感じる心地よい会話と評価されており、利用者としては抜群の安心感です。
\最高評価のサポート窓口/
GMOクリック証券のデメリット
GMOクリック証券には、iDeCoや海外株式、単元未満株の取り扱いがありません。また、ポイントサービスやクレカ積立もなく、金融商品の種類やサービスの範囲が限られている点がデメリットといえます。
- 単元未満株やiDeCoがない
- ポイントサービスがない
- クレカ積立ができない
そのため、GMOクリック証券の特徴をしっかりと把握して、投資スタイルや目的に応じた利用方法の検討が大切です。必要に応じて他の証券会社との併用も考えてみましょう。
楽天証券のメリット・デメリット
つづいて楽天証券のメリット・デメリットについて解説していきます。
楽天証券のメリット
楽天証券は、商品の種類やポイントサービスが豊富で選択肢が多くお得に運用できる点がメリットです。
- 新NISAやiDeCo、単元未満株など少額投資可能なサービスが充実
- 海外株の取扱銘柄数も豊富
- マーケットスピードⅡで本格トレードも可能
- ポイント還元がある
- クレカ積立が可能
新NISAやiDeCo、単元未満株は少額からの取引が可能なため、大きな投資資金を用意するのが難しい人や様子を見ながら始めたい初心者にも利用しやすいといえます。
また海外株式やIPO取扱実績も豊富なうえ、マーケットスピードⅡで本格的なトレードも可能です。取扱銘柄数も充実しているため、あらゆるチャンスをつかみたい投資上級者も満足の環境といえるでしょう。
さらにポイントサービスが充実しており、クレカ積立ができる点も魅力です。
\高品質のサポートも魅力/
楽天証券のデメリット
楽天証券のデメリットは、FXやCFD取引が充実しているとはいえない点です。またポイントサービスの改悪もデメリットとして挙げられます。
- FX・CFD取引の銘柄数が少ない
- ポイントサービスの改悪があった
楽天証券は、株式取引や投資信託において非常に利用しやすく充実した環境を提供しています。
一方でFXやCFD取引といったレバレッジ取引は、GMOクリック証券のほうが取扱銘柄数としては豊富です。
また2022年にポイント還元条件が改悪され、改悪前よりもポイントを獲得しづらくなりました。ただ改悪を考慮しても十分に利用価値がある証券会社です。
株式投資や投資信託による資産運用、新NISAやiDeCo口座の開設を検討している人には楽天証券をおすすめします。
GMOクリック証券と楽天証券の口コミ・評判
GMOクリック証券の主な口コミ・評判
GMOクリック証券の主な口コミ・評判は、以下のとおりです。
アプリは見やすくて操作しやすいと思います。手数料は他社と比較して安価だと思います。イベントカレンダーなどの情報が充実していると思います。為替相場が大荒れのときには画面が固まって操作不能になりロスカットになっていたことがあります。
引用:Yahoo!ファイナンス
GMOクリック証券の貸株設定…もう少し融通が利くようにしてくれないかなあ 他社のように100株単位で貸株設定できたり、配当や議決権の権利取得にも対応してくれれば100点満点なんだけど…
引用:X
投資初心者で決算短信とか財務諸表が難しいと言う人にはGMOクリック証券の財務分析ツールがおすすめ。BSやPLの過去比較がグラフになってて見やすく、それに対する財務分析の説明もあってとても分かりやすい
引用:X
他の経験がないのではっきりとは言えないかもですが、取引ツールが見やすい印象です。特に板は見やすいです。ただし、当日の損益とかが分かりにくい印象はありますが、それは私の理解力が劣っているだけのことかもしれません。
引用:価格.com
VIPプランの条件を達成すると信用取引手数料が無料なうえ、金利優遇が受けられます。
一方で「貸株できる株数が不自由」という口コミもありました。貸株とは、証券会社に株を貸し出して金利を得られるサービスです。
GMOクリック証券の貸株は、単元ごとに取り扱っているため、単元未満の設定ができません。
他には「財務分析ツールが使いやすい」という評判が見られました。個別銘柄の分析が重要な株式投資において強い味方といえます。
\財務分析はGMOクリック証券/
楽天証券の口コミ・評判
続いて、楽天証券の主な口コミ・評判を見てみましょう。
NISA口座と特定口座で使用しています。 メインは投資信託と日本株、すこし海外ETFですが、興味がある商品(最近は高配当ETFを探しています)でも問題なく取引できるので助かっています。 アプリは株しか使っていませんが、投資信託が一番投資金額が大きいのでそれも一つのアプリで使えるようになって欲しいです。
引用:Yahoo!ファイナンス
楽天ポイントを活用できて便利 日本株、アメリカ株以外にアセアン4か国の株を購入できるのは便利。投資信託は楽天の通常ポイントを使って購入ができるのでポイントを使い切れないときなどは投資信託の購入をしています。100円ずつでもポイントで購入できるのでちょこちょこと購入して貯まっていくのはうれしいです。 株式も楽天ポイントと組み合わせて購入できるのはお得。
引用:価格.com
現NISAは楽天がカードとキャッシュで10万積み立てられて一番ポイント稼げたしSPUも+1倍だったから楽天にしてたけどSPU+0.5倍に改悪したしキャッシュ積立もキャンペーン終わって0.5%になったし先般の楽天プレカード改悪で一般に落とすと還元率も減るし来年以降の旨味が大幅減…
引用:X
楽天証券のポイント改悪について、残念に思っている口コミが散見されました。従来のポイント還元が非常に良かっただけに落胆している人も多いようです。
一方で単元未満株の寄付取引の手数料が無料化されたことから、少額取引がますますしやすくなっています。今後もサービスや商品の品質向上に期待できそうです。
自分はどちらの証券会社を使うべきか
ここでは、GMOクリック証券と楽天証券、どちらの証券会社が向いているか、向いている人の特徴とともに解説していきます。
GMOクリック証券を使ったほうが良い人
GMOクリック証券を使ったほうが良い人の特徴は、以下のとおりです。
- 本格的な分析を行って取引をしたい人
- 情報コンテンツも活用したい人
- 高品質なサポートを受けたい人
- レバレッジを利用して積極的な運用をしたい人
GMOクリック証券の強みは、FXやCFD取引です。レバレッジを利用して資金効率を高め、リスクを負って大きなリターンを求める積極運用派は利用を検討してみましょう。
株式取引においても、本格的な分析が可能なスーパーはっちゅう君や使いやすい財務分析ツール、情報コンテンツに特徴があります。GMOクリック証券なら視野を広げてあらゆる金融取引に挑戦できるでしょう。
他社と併用して取引ツールや情報コンテンツを利用するのもおすすめです。
また丁寧なサポートを受けながら取引開始したい人も、GMOクリック証券を利用してみると良いでしょう。
\レバレッジを利用して世界に投資/
楽天証券を使ったほうが良い人
楽天証券を使ったほうが良い人の特徴は、以下のとおりです。
- これから運用や投資を始める初心者
- 新NISAやiDeCoに興味がある人
- ポイントサービスを利用してお得に運用を続けたい人
- クレカ積立を利用したい人
- 海外株式や個別株式取引で本格的トレードをしたい人
楽天証券は、サービスや商品が充実しているため、これから投資を始めたい初心者から本格的な分析や高頻度のトレードをしたい上級者まで幅広い投資家におすすめできます。
お得なポイントサービスも整備されており、長期運用によってより多くのポイント還元が期待できるでしょう。
\初心者から上級者まで満足のネット証券/
GMOクリック証券と楽天証券に関するよくある質問
GMOクリック証券と楽天証券に関する、よくある質問にまとめて回答します。
ここで紹介する質問は、多くの人が疑問に思っている点です。口座開設前に確認しておきましょう。
Q:GMOクリック株とはなんですか?
A:GMOクリック株とは、GMOクリック証券がリリースしている株取引用のスマホアプリです。
視覚的にわかりやすいインターフェースで初心者にも利用しやすいツールといえるでしょう。またチャートに表示できるテクニカル指標は12種類、描画ツールは11種類あり、基礎的な分析ができます。
チャートをタップして発注できるAction機能は、売買タイミングにこだわりたい投資家におすすめです。
Q:証券口座の維持費用はいくらですか?
A:証券口座の維持費用はかかりません。また口座開設の手数料もかからないため、複数の証券会社で口座開設して、利用しながら自分に合った口座を見つけるのも良いでしょう。
GMOクリック証券と楽天証券は、異なる特徴を持つネット証券です。もしどちらで口座開設するか迷ったら、お気に入りの機能やコンテンツを併用してみてはいかがでしょうか。
Q:株や投資信託だけでなくFXなどもやってみたいです。どの口座を開設すれば良いですか?
A:GMOクリック証券と楽天証券は、どちらもFXやCFDといったレバレッジ取引ができます。GMOクリック証券ならFXネオ取引口座、楽天証券なら楽天FXまたは楽天MT4口座を開設しましょう。
なおFXなどのレバレッジ商品を取引するときは、特に資金管理が非常に重要です。利益よりも損失のコントロールを優先すると良いでしょう。
Q:複数の証券会社で口座開設しても良いですか?
A:複数の証券会社で口座開設しても問題ありません。特徴の異なる複数の証券会社で口座開設して、比較しながら自分に合った証券会社を探してみましょう。
なおNISAで利用する金融機関は、1つしか選べません。金融機関を変更したいときには手続きが必要です。