ミニ株購入のおすすめ銘柄と証券会社選びのポイントを徹底解説
株式投資は副業のひとつとして注目されています。しかし、株式投資を始めたいと思っても、いきなり株を買うのは資金的、心理的にハードルが高いと感じる人も多いでしょう。そこでおすすめなのがミニ株です。
この記事では、ミニ株の基本から、ミニ株を始める方法、ミニ株におすすめの証券会社や銘柄を紹介します。これから株式投資を始めたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ミニ株や単元未満株ってなに?
ミニ株、単元未満株とは、少ない資金で株を買付できる仕組みです。詳しくみていきましょう。
ミニ株・単元未満株とは
全国の証券取引所では、株の単位を100株に統一しています。100株を最低単位として、200株、300株、というように株数が増えていきます。
例えば、三菱UFJフィナンシャルグループ <8306> を例にとってみてみましょう。2023年8月現在、この銘柄の株価は1,094円です。
この株を購入する場合は「1,094円×100株」となり、約10万円の資金が必要になります。しかし、投資初心者の方がいきなり10万円も投資に使うのは簡単ではありません。
こうした場合に株を低予算で購入する方法が、ミニ株・単元未満株です。
これは、株を1株から購入できるため先ほどの例で考えると「1,094円×1株」で約1,000円ほどで株式が買えます。
少ない資金で株式投資をしてみたい、買いたい銘柄があるが予算オーバー、という方には非常に有効な手法と言えるでしょう。
いちかぶやS株、プチ株(R)®︎という表記の場合もある
ミニ株(単元未満株)は、証券会社によって呼び方が異なっています。例えば、LINE証券では「いちかぶ」、SBI証券では「S株」、auカブコム証券なら「プチ株(R)®︎」、SMBC日興証券では「キンカブ」といった具合です。名称は違っても基本的な仕組みは変わりません。
株式ミニ投資、ミニ株、単元未満株は厳密には違う!
株式ミニ投資と単元未満株は、実は意味が違います。株式ミニ投資の単位をさらに小さくしたものが単元未満株です。
元々は、株式ミニ投資を略してミニ株と呼んでいました。
単元未満株が1株から株式を購入できる方法であるのに対して、株式ミニ投資は「通常の株式投資の10分の1の株数」で投資ができる方法です。
株式ミニ投資の場合、三菱UFJフィナンシャルグループの例で説明すると「1,094円×10株」ですから、10,940円で株を購入することになります。
本来、株式ミニ投資を意味するミニ株と、単元未満株は違うものです。しかし現在では「1株から買える」サービスの総称をミニ株としているケースが多く見受けられます。
ミニ株を始める方法
まずはミニ株を始める方法を確認しておきましょう。
ミニ株を取り扱っている証券会社を探す
ミニ株はすべての証券会社で取り扱っていません。ミニ株を取り扱っている証券会社を探しましょう。
ミニ株で購入できる銘柄を探す
ミニ株を取り扱っていても、証券会社ごとに購入できる銘柄が異なります。買いたい銘柄の取り扱いがあるかの確認をお忘れなく。
証券会社で口座を開設する
取扱銘柄のほか、手数料や取引のしやすさなどを比較して、口座を開設する証券会社を選びましょう。ミニ株におすすめの証券会社を後ほど詳しく解説するので、ぜひ口座開設の参考にしてください。。
ミニ株取引の特徴と注意点
ミニ株には大きく3つの特徴があります。
1株単位で株を購入できる
1つ目の特徴は1株単位で株を購入できることです。通常、日本株では、100株単位にて取引を行います。しかしミニ株であれば、1株からの取引が可能です。これにより少額から株を取引できます。SMBC日興証券証券では1株などの株数ではなく、金額を指定して株が購入できます。100円単位で株の買付が可能なため、より少ない資金での投資が可能です。
議決権がない
2つ目は株主総会における議決権がないことです。議決権は株主の権利の1つですが、1単元につき1個という決まりがあり、1単元未満の株しか保有していない株主にはその権利がありません。そのため、株主総会に出席したり、企業の事案に関して賛否の議決権を行使したりといったことはできません。もちろんミニ株を買い増しして、単元株になった時は議決権を持ち、株主総会に出席できます。
注文時間や売買価格に制限がある
3つ目は希望する価格で売買ができない可能性があることです。一般的にミニ株では取引開始時や取引終了時の価格で売買されます。
1日の中で相場が大きく動いた場合には、ご自身が予想していた金額と大きく異なる金額で取引されることがあるため注意しましょう。
ミニ株をおすすめできる点
ミニ株には3つのおすすめポイントがあります。
少ない資金で株式投資を始められる
ミニ株は少額から株に投資できます。
例えば、ユニクロのファーストリテイリング <9983> は2023年8月17日の始値が「33,250円」です。この株を通常購入する場合、332万円以上の資金が必要になります。いきなり高額な資金投資にまわすのはハードルが高いでしょう。
しかしミニ株であれば、3万円ほどで購入が可能です。少ない資金で株式投資が始められ、購入するハードルが下がります。
配当金や株主優待を受け取れる
配当金や株主優待も株式投資の醍醐味のひとつです。投資家のなかには株主優待や配当金だけで生活する人も少なくありません。
配当金は保有する株数に応じて支払われるため、ミニ株であっても、その企業が配当を行えば配当金を受け取れます。株主優待を受けるには、企業の定める条件を満たさなければなりません。。しかし、1株でも保有していれば株主優待を受けられる銘柄もあるため、ミニ株でも配当金や株主優待の投資の恩恵を受けることは可能です。
少ない資金で分散投資ができる
株式投資には「卵は1つの皿に盛るな」という分散投資の大切さを示す格言があります。ミニ株であれば資金が少なくても、複数の銘柄へ分散投資が可能です。
このようにさまざまな分野に分散して株式を購入することをおすすめします。
ミニ株をおすすめできない点
ミニ株のデメリットを解説します。
売買のタイミングが決められている
通常の株式投資では、価格を指定して注文を出す指値注文が可能です。しかし、ミニ株では指値注文はできず、売買の希望価格は指定できず、その時の市場の価格での取引となります。。
また、一部の証券会社を除き、市場が開いている時間帯でもリアルタイムの売買ができず、一般的に取引開始時(寄付)や取引終了時(引け)の価格で注文が成立します。
例えば、朝10時半にミニ株の買いの注文を入れたとすると、その日の15時の価格で約定(注文成立)するといった具合です。注文から売買の完了までにタイムラグがあるため、想定していた価格と実際に約定する価格が大きくかい離することもあり得ます。
投資額に対して手数料が割高になる
株式投資では注文に対して手数料がかかります。ミニ株でも同様に、手数料がかかります。1回の金額は小さく感じるかもしれませんが、単元株の取引よりも手数料は割高です。
例えば約定代金の0.55%(税込)の手数料がかかり、最低手数料が55円(税込)の場合、500円の株を1株買うのに11%の手数料がかかります。55円だと、auカブコム証券で500円の株を100株、つまり5万円分の株を購入するのにかかる手数料と同じです(この場合の手数料率は0.11%)。
5万円の株式を購入する時も、500円の株を購入する時もかかる手数料は同額なので覚えておいてください。特に少額の取引の場合、約定代金に対して手数料が割高になりやすいため注意が必要です。
投資できる銘柄が限られる
証券会社によってミニ株で取引できる銘柄が異なります。すべての上場株式をミニ株で購入できるわけではありません。購入したい銘柄があれば、ミニ株で購入可能かを事前に確認しましょう。
ミニ株の売買取引が可能なおすすめの証券会社
ここでは、ミニ株取引が可能なおすすめの証券会社を以下のようにまとめてみました。
証券会社名 | ミニ株取引手数料(税込) | 取扱銘柄 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
SBI証券 | 買付手数料:無料 売却手数料:無料 |
【東証(プライム・スタンダード・グロース)上場銘柄】 取引:買付・売却共に可 【名証(プレミア・メイン・ネクスト)・福証(Q-Board含む)・札証(アンビシャス含む)上場銘柄】 取引:売却のみ可 |
売買手数料完全無料 |
auカブコム証券 | 約定代金の0.55%※最低手数料52円(税込) | 東証プライム市場・スタンダード市場・グロース市場、 名証プレミアム市場・メイン市場・ネクスト市場、 福証・Q-Board、札証・アンビシャス (福証、札証は売却のみ) |
Pontaポイントが使える |
マネックス証券 | 買付 :0円 売却:約定代金の0.55%※最低手数料52円(税込) |
マネックス証券が指定した銘柄 | 買付手数料が無料 |
日興フロッギー | 100万円以下買付:0円 売却:0.5% 100万円以上買付:1.0% 売却:1.0% |
SMBC日興証券が 指定する銘柄 |
dポイントが使える サイトの記事から銘柄の購入ができる 金額・株数を指定して取引できる |
岡三オンライン証券 | 220円(税込)〜 | 東証(プライム・スタンダード・グロース)、 名証(プレミア・メイン・ネクスト)、 福証(Q-Board含む)、 札証(アンビシャス含む)の上場銘柄およびETF |
分析ツールが優秀 |
SBI証券ならミニ株の買付手数料が実質無料
引用元:SBI証券公式サイト
SBI証券は国内株式個人取引シェアナンバーワンのネット証券最大手の証券会社です。しかし、ミニ株(S株)の手数料体系や対象銘柄は異なります。
SBI証券のミニ株概要について
SBI証券のミニ株の概要は次の通りです。
ミニ株の名称 | S株(単元未満株) |
手数料 | 買付手数料:無料 売却手数料:無料 |
約定 | 1日3回(当日前場始値、当日後場始値、終値) |
取引時間 | 24時間365日受付可能、ただし約定は上記の通り |
取扱銘柄 | 【東証(プライム・スタンダード・グロース)上場銘柄】 取引:買付・売却共に可 【名証(プレミア・メイン・ネクスト)・福証(Q-Board含む)・札証(アンビシャス含む)上場銘柄】 取引:売却のみ可柄 |
SBI証券のミニ株の特徴
SBI証券の特徴は2点です。1つ目は、単元未満株の買付手数料が完全無料な点。2つ目は銘柄紹介が充実している点です。
単元未満株の買付を完全無料化することで、手数料が気になる方や株式投資初心者にも、株式投資が始めやすくなりました。
2つ目の特徴である、テーマキラーと呼ばれる銘柄紹介サービスがあります。
株式投資を始めて間もない頃は、どの銘柄を買ったら良いのかわからないことが多いはずです。テーマキラーを使えば、「自動運転」「人工知能(AI)」、「インバウンド」といったテーマに沿った銘柄を紹介してくれます。
このサービスを利用すれば、銘柄選定が容易になり、初心者であっても簡単に分散投資が可能になるでしょう。
SBI証券のミニ株の口コミ
SBI証券で投資信託を保有しているとポイントがもらえるシステム!
投信マイレージ
これだったんですね
初めて見かけました
自分名義のSBI証券はクレカ積立でやってるだけなのでまだ資産があまりなくポイントはもらえてませんが、これから長く積み立てていく予定です
出典:X(Twitter)
auカブコム証券ならPontaポイントを使ってミニ株投資ができる
引用元:auカブコム証券
auカブコム証券は、KDDIグループと三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFGグループ)が共同で出資する証券会社です。auユーザーには手数料が1%割引になるといった優遇や、Pontaでミニ株(プチ株(R))が買えるなど、特定のユーザーは特にお得に利用できます。
※以下、(R)は省略します買付
auカブコム証券のプチ株概要について
auカブコム証券のプチ株の概要は次の通りです。
ミニ株の名称 | プチ株 |
手数料 | 約定代金×0.55%、最低手数料52円(税込) |
約定 | 1日3回(当日後場始値、翌営業日前場始値、翌営業日後場始値) |
取引時間 | 24時間365日受付可能、ただし約定は上記の通り |
取扱銘柄 | 東証プライム市場・スタンダード市場・グロース市場 名証プレミアム市場・メイン市場・ネクスト市場 福証、Q-Board 札証、アンビシャス |
auカブコム証券のプチ株の特徴
auカブコム証券では、プチ株で株を1株単位で売買できます。Pontaポイントを使ってプチ株を購入できるのも特徴です。
また、auカブコム証券のサービスの中にはプレミアム積立というものがあります。
「プレミアム積立(プチ株)」とは、「プチ株(単元未満株取引)」を積み立てできるサービスです。毎月の積立を金額指定(毎月500円以上1円単位)で設定いただき、その範囲内でプチ株を買付いたします。買付手数料は無料です。
500円以上1円単位の積立投資が可能なので、お小遣いやお買い物のお釣りの資金で株式投資ができるので魅力的です。
auカブコム証券のプチ株の口コミ
それでは、auカブコム証券の口コミを見てみましょう。
ポンタポイントで、投資信託
出典:X(Twitter)
auカブコム証券があれば出来ます
slim全世界オールカントリーをポイント投資。
よく分かってなかったなぁー。
出典:X(Twitter)
auカブコム証券だとPontaポイントで投信買えるんだよね。
僕は『au経済圏』にどっぷりつかってるので「オルカン」毎月1000Pずつイケるぞ!
自己資金と合わせて3,000円行ったるか!
マネックス証券ならミニ株の買付手数料が無料
マネックス証券では、ミニ株は「ワン株」というサービスになっています。ミニ株の買付手数料が無料で、売却時にのみ手数料がかかります。
マネックス証券は、マネックスカードによるポイント還元率が高く、米国株や中国株など外国の株式も幅広く取り扱っています。
マネックス証券のミニ株概要について
マネックス証券のミニ株の概要は次の通りです。
ミニ株の名称 | ワン株 |
手数料 | 買付手数料:無料 売却手数料:約定代金×0.5%(税込) 最低手数料:52円(税込) |
約定 | 当日1::30までの注文が原則として後場始値で約定 |
取引時間 | 17:00~翌日11:30 |
取扱銘柄 | マネックス証券が定めた取扱銘柄 |
マネックス証券では、注文時間が限られているため注意が必要です。当日後場の始値、もしくは翌営業日の後場始値になります。
マネックス証券のワン株の特徴
マネックス証券では、ワン株により1株から株を購入できます。買付手数料が無料なので、途中で売却せずコツコツ積み立てていく投資スタイルなら手数料はかかりません。
また、投資SNSサービスと1株から投資できる投資機能が1つになったスマートフォンアプリ「ferci(フェルシー)」を提供しています。他の投資家と情報交換をしたり、スマホで気軽にミニ株投資がしたりしたい人は、ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
マネックス証券には「マネックスポイント」というポイントサービスもあります。投資信託の保有やマネックスカードのご利用で獲得したポイントを、さまざまなポイントサービスのポイントやマイル、暗号資産などに交換できるサービスです。
マネックスポイントは、Amazonギフト券やTポイント、nanacoポイント、WAONポイント等に交換できます。
1マネックスポイント=1ポイント、もしくは1円相当
ポイントの有効期間は翌々年度末(3月31日)なので、有効期限が切れてしまったということも少ないでしょう。
マネックス証券のワン株の口コミ
【マネックス証券の銘柄スカウターがすごい】
出典:X(Twitter)
IBMの決算発表 6時08分
マネックス証券の決算フラッシュ更新 6時15分
決算発表から数分後に日本語に訳された決算情報がみれるようになるとは、本当にすごい便利な時代になりましたね。
米国「個別株」に投資をする方は是非
先日、マネックス証券に口座開設したんですが、銘柄スカウターが面白くて一日中見てしまいます。
出典:X(Twitter)
「銘柄スカウターで見る米国株戦闘力投資」でも始めようかしら。
※銘柄スカウターとは2017年にサービスを開始した銘柄分析。
日興フロッギーならWeb記事から投資する銘柄を選べる
引用元:日興フロッギー公式サイト
日興フロッギーは、SMBC日興証券が提供する株式取引サービスです。日興フロッギーのサイトには、投資に関する記事がたくさん並んでいます。投資について学びながら、記事内で取り上げられた株をそのままサイト上で購入可能になる点が、日興フロッギー証券の特徴でしょう。。
日興フロッギーのキン株概要について
日興フロッギーのミニ株の概要は次の通りです。
ミニ株の名称 | キンカブ |
手数料 | 注文金額100万円以下の場合 買い手数料:無料 売り手数料:0.5% |
約定 | 1日2回(前場始値、後場始値) |
取引時間 | 平日 05:00~11:30、16:00~200、土日祝 05:00~200 |
取扱銘柄 | 東京証券取引所のプライム、スタンダード、グロースに上場する振替機関等に参加している株式、ETF、REITのうち、SMBC日興証券が選定する銘柄 |
日興フロッギー証券では、ミニ株はキンカブという名称になります。100万円以下の場合は買付手数料が無料になるため、コストを気にする方にもハードルが下がるのではないでしょうか。キンカブは株数ではなく、金額を指定して株を購入できる点が大きな特徴です。
日興フロッギーのキン株の特徴
日興フロッギーは、投資に関する記事から、知識を身につけ、さらには株式投資ができる画期的なサービスです。マンガでは株主優待の紹介コラムなどもあり、投資初心者でも気軽に株式投資を学べます。
ポイント投資サービスにて、ドコモのdポイントで投資できるのは日興フロッギーの特徴といえるでしょう。
dポイントで株を買う方法は、3ステップで完了するため非常に簡単です。
step.1 dアカウントを連携しよう
step.2 買う銘柄を選ぼう
step.3 dポイントを選択して株を買おう
※https://froggy.smbcnikko.co.jp/24892/
また、日興フロッギーのキンカブは100円単位での発注が可能です。
任天堂 <7974> を例にして解説します。2023年8月の株価は6,180円ですから、通常の100株単位で買うと、必要な資金は618,000円ほどになります。通常のミニ株であれば、1株から買えるので6,180円での買付ができます。
一方で、キンカブは金額が指定できるので、100円で任天堂の株を買うことが可能です。少ない資金で多くの企業に分散投資ができるようになるので、投資初心者の方でも投資が始めやすいしょう。
例えば「1万円の資金で分散投資をしたい」と思っても、100株単位では株の購入はもちろん複数の銘柄へ分散投資することは難しいでしょう。
しかし、キンカブは金額指定で株を購入できる仕組みです。「A社を2,000円、B社を1,000円、C社とD社を3,000円ずつ購入して、ちょうど1万円」といった分散投資が可能になります。
#### 日興フロッギーのキン株の口コミ
日興フロッギー
出典:X(Twitter)
毎日、記事を読んで
dポイント+3ポイント獲得、お忘れなきよう
岡三オンライン証券は高性能で使い勝手がいいツールが魅力
岡三オンライン証券は、2020年オリコン顧客満足度調査の分析ツールの使いやすさにおいて、ネット証券1位を獲得しています。
本格的に株式投資に取り組むなら、高性能な分析ツールは大きな存在となるでしょう。
岡三オンライン証券のミニ株概要について
岡三オンライン証券のミニ株の概要は次の通りです。
ミニ株の名称 | 単元未満株 |
手数料 | 1注文2万円まで220円(税込) 3万円まで330円(税込) |
約定 | 1日3回(当日後場始値、翌営業日前場始値・翌営業日後場始値) |
取引時間 | 平日 00:00~10:30、16:15~21:00、21:00~0:00 土日祝も同様 |
取扱銘柄 | 東証(プライム・スタンダード・グロース) 名証(プレミア・メイン・ネクスト) 福証(Q-Board含む) 札証(アンビシャス含む)の上場銘柄およびETF。 ※福証(Q-Board含む)および札証(アンビシャス含む)は「売り」のみ |
1注文につき最低220円(税込)の手数料がかかります。少額取引を考えている人にとっては負担が大きくなるため注意が必要です。
岡三オンライン証券のミニ株の特徴
岡三オンライン証券は取引ツールと投資情報レポートが充実しているのが特徴です。
プロのディーラーの声やお客さまへのアンケートの結果を反映して日々進化するトレーディングツール「岡三ネットトレーダー」シリーズ。優れた操作性と豊富な情報量で多くのお客さまから高い評価をいただいています。
ユーザーの総合満足度は85.3%。
なかでも岡三ネットトレーダープレミアムには、株式投資に必要なありとあらゆる情報が多く組み込まれています。
さらに、マーケット情報や経済情勢のレポートはもちろん、相場情報が動画で学べるため、株式投資に関する情報を集めたい方、知識をつけたい方にもおすすめです。
岡三オンライン証券ではさまざまな情報を利用できるため口座開設する価値は十分あるでしょう。
岡三オンライン証券の口コミ
岡三オンライン証券、今日やっと利用できた!(入金方法がわからなくて保留になってた)
出典:X(Twitter)
取引手数料が3ヶ月無料、1回以上の取引で現金3500円もらえるそうなので、ヤマダホールディングスを1単元買ってみたんですよ
損してももらえる現金の方が上回るなと思って
すぐに指値で売り注文入れたんですよ
ミニ株・単元未満株の銘柄選びのポイント
2023年8月現在、東京証券取引所に上場している企業は3,900社あり、証券会社によっては、このほとんどの銘柄をミニ株で購入できます。選択肢が多いことはメリットですが、選択肢が多すぎるとどの銘柄に投資すればいいか悩んでしまうでしょう。ここでは、銘柄を選ぶ基準を3つご紹介します。
配当利回りの高い銘柄を選ぶ
株式投資のメリットの1つとして、配当金があります。配当金は株主の権利の1つで、会社の利益を保有する株数に応じて株主に分配する仕組みです。利益が出ても配当を出さなかったり、利益が出ていなくても配当を出す企業もあり、必ず受け取れるわけではありません。配当金目的でミニ株を始めるなら、将来的にも安定して配当が出る企業かも確認しておきましょう。
配当利回りとは、株価に対する配当金の割合で、配当利回りが高いほど、同じ投資額に対してより多くの配当金を受け取れます。
ミニ株や単元未満株であっても株主には変わりないので、配当金をもらう権利があります。
配当利回りが5%を超える銘柄もあり、銀行の預金金利の0.001%に比べると魅力的な投資先といえるでしょう。ただし、元本保証の銀行預金とは異なり、株式では株価の変動によって損失が出るリスクがあることを忘れてはいけません。
配当金の高い銘柄は、保有している間に配当金が受け取れる他にも、株価があがることで値上がりすることも期待できます。値動きの荒い銘柄に比べ、初心者でも投資しやすく、ミニ株でコツコツ積立投資していくのにも向いているでしょう。
四季報で企業情報を収集する
企業情報を収集するのに役立つツールの1つが「四季報」です。
四季報には上場企業の、決算の数字や事業内容、今後の展望、業績予想などが掲載されています。
四季報を読めば、投資に必要な情報をおおまかに把握するのに大いに役立ちます。このようにご自身で集めた情報から投資する価値があると判断した会社(銘柄)に投資することがなにより大切です。
1株で株主優待をもらえる銘柄も狙い目
株式投資の醍醐味として株主優待があります。株主優待とは、株主に自社の商品やサービスなどを提供する制度です。
一般的には100株以上、1,000株以上など、一定以上の株を保有している株主を対象としている会社が一般的とされます。しかし、1株以上で株主優待を受けられる会社もにも注目してみてはいかがでしょうか。
おすすめのミニ株銘柄
ここからはミニ株投資におすすめの銘柄を「高配当」「株主優待」に分けて紹介します。ぜひ銘柄選定の参考にしてください。。
配当、時価総額が高い銘柄
ここでは、配当率5%以上、時価総額が2,000億以上ある銘柄を紹介します。「知名度が高い」「配当金が受け取れる銘柄」とイメージするとわかりやすいでしょう。
JT <2914>
JTは業種「食品」の中で時価総額が第1位の企業です。たばこの販売がメインであり、M&Aにより海外での販売を強化しています。
2023年8月17日
※https://finance.yahoo.co.jp/quote/2914.T
投資対象としての日本たばこ産業JTの魅力は、なんといっても配当利回りの高さでしょう。日本たばこ産業同社の配当利回りは2023年8月時点で6.09%です。つまり、10万円分の株を保有していた場合、毎年約6,000円の配当金を受け取れる計算になります。
業績が下がれば配当の減少につながりますが、JTは世界における販売シェア3位を誇り、今後は新興国でのたばこ事業拡大や、加熱式たばこの販売強化が予想されます。
SBIホールディングス<8473>
SBIホールディングスの時価総額は「証券・先物」の中で4位です。
SBIは国内のネット証券、保険、銀行などを手掛ける企業です。口座数は1,000万を超えており、口座数国内1位を獲得しました。
2023年8月18日時点
※https://finance.yahoo.co.jp/quote/8473.T
SBIホールディングスは、銀行やネット証券、保険などのサービスを展開しています。
この銘柄の特徴は、配当金と株主優待を受け取れる点です。2023年3月にSBIホールディングスの配当金は「150円」出ていました。そして、2023年8月現在の株価は2,828円のため「150÷2,828×100%」の計算で配当率が「5.30%」となります。
さらに1株保有しているだけでも、サプリメントや化粧品を割引価格で購入できる割引券を受け取れます。
神戸製鋼所 <5406>
神戸製鋼所は業種「鉄鋼」にあたり、時価総額第3位の銘柄です。
銘柄名 | 神戸製鋼所 <5406> |
株価 | 1,664円 |
配当利回り | 5.41% |
時価総額 | 6,595億円 |
株主優待制度 | なし |
2023年8月18日時点
※https://finance.yahoo.co.jp/quote/5406.T
神戸製鋼所では、神戸製鉄所に隣接する神鋼神戸発電所で、国内最大規模の石炭火力発電による電力卸供給事業を運営しています。他にも、ボトル缶材の国内シェア70%、上下水処理設備といったビジネスも展開しています。
2023年8月には配当性向が従来の「連結当期純利益の15〜25%」という水準から「30%程度」へと見直されたため注目が集まりました。今後の増配にも期待が高まります。
1株から株主優待を受け取れる銘柄
オリックス <8591>
オリックスはリース事業を始め、生命保険や不動産など多角的な経営で知られ、海外にも展開している企業です。最近ではエネルギーや空港運営などにも力を入れています。
2023年8月17日
※https://finance.yahoo.co.jp/quote/9984.T
オリックスの特徴は1株からでも株主優待がある点です。100株以上保有していると、オリックスオリジナルのギフトカタログが受け取れます。カタログから1点、好きなものが選べる仕組みです。3年以上保有している場合は、ワンランク上のカタログになるため長期保有する楽しみも増すはず。また株数を問わず、全ての株主に株主カードが送られます。株主カードを提示することで、オリックスグループの各種サービスを割引価格で受けられます。
上新電機 <8173>
上新電機は関西を地盤とする、家電量販店です。
銘柄名 | 上新電機 <8173> |
株価 | 2,077円 |
配当利回り | 3.61% |
時価総額 | 581億円 |
株主優待制度 | (3月) 100株以上:株主優待券2,200円分 500株以上:株主優待券12,000円分 2,500株以上:株主優待券24,000円分 5,000株以上:株主優待券36,000円分 (9月) 全株主:株主優待券5,000円分 |
2023年8月17日
※https://finance.yahoo.co.jp/quote/8173.T
上新電機では
1株でも株を保有していれば、9月に5,000円分相当の買い物優待券がもらえます。1株約2,000円で5,000円分の優待が受けられるのは魅力的です。ただし、優待券だけで買い物はできません。2,000円(税込)以上の買い物につき、2,000円ごとに200円相当の優待券が使える仕組みです。つまり、5,000円分の優待券を使い切るには5万円の買い物が必要であり、実質10%引きで買い物ができます。
株主優待券はWebサイトの「Joshin web 」でも使えるため、近くに店舗がない人でも安心です。
ニップン <2001>
冷凍食品を手掛けるニップンの紹介です。業務用の冷凍食品が主軸ですが、一般家庭向けに健康食品、化粧品なども展開しています。
銘柄名 | ニップン<2001> |
株価 | 2,024円 |
配当利回り | 1.98% |
時価総額 | 1兆5,954億円 |
株主優待制度 | 全株主:ニップンの健康食品シリーズの優待販売 100株以上:料理講座無料受講及び入会金無料優待 200株以上500株未満:1,500円相当の自社商品詰め合わせ 500株以上:3月に3,000円相当、9月に1,500円相当の自社商品詰め合せ |
2024年4月10日
※https://finance.yahoo.co.jp/quote/2001.T
ニップンは1株から株主優待が受け取れます。健康食品の優待販売が受けられるので、保有中の楽しみがあります。またニップンは、2024年4月時点で、業績が連続最高益となっており経営が非常にうまくいっている企業でもあります。今後も、増配や業績が期待できるのではないでしょうか。
JTはM&Aにより海外でのたばこ販売も強化しています。普及が進む加熱式たばこ分野では「Ploom」ブランドを展開するほか、食品や医療など、たばこ事業以外の分野にも積極的に展開しています。
上新電機は関西を基盤にしている家電量販店です。上新電機は株主優待が魅力的なため、おすすめのミニ株の1つです。
キャピタルゲインとインカムゲインに優先度をつけよう
株式投資で得られる利益には、大きくキャピタルゲインとインカムゲインの2つがあります。ここでは、それぞれの特徴を紹介しますので、ご自身がどちらが向いているのか考えてみましょう。
キャピタルゲイン、インカムゲインとは?
キャピタルゲインとは、株式の売買による利益です。安く買って高く売る、その差額がキャピタルゲインであり「値上がり益」と呼ばれることもあります。。キャピタルゲインの特徴は短期間で大きな利益を得られる可能性がありますが、売買のタイミングの判断は難しく、損失が出るケースも当然あるため注意してください。。
インカムゲインとは株式を保有して得られる利益を指します。配当金や株主優待などです。株式を保有していれば継続的に得られる利益であり、頻繁に売買のタイミングを判断する必要がなく、比較的安定した収益が期待できるでしょう。
インカムゲインの特徴は、会社の方針(配当金額や株主優待の内容)の変更や、業績の悪化、倒産などがなければ比較的安定した収益を得られるので、ゆったりと投資ができます。
ミニ株購入時にも明確にしよう
キャピタルゲインとインカムゲインのどちらをメインに行うかは、ご自身の投資目的や投資スタイルによっても変わります。
どちらをメインにするかで銘柄の選択が変わってくるため、ミニ株を行う際には必ず明確にしておきましょう。
ミニ株でIPOにも応募・購入できる
PayPay証券であれば、ミニ株で1株からIPOに応募できます。
IPO(新規上場株式)ってなに?
IPOとは「(新規)株式公開株」「新規上場株式」と日本語では訳されます。簡単にいえば、新しく証券取引所に株を上場して、その企業の株を一般の投資家が自由に売買できるようにすることです。
例えば、IPOの抽選にあたり、1,000円で株を購入できたとします。上場後の初値が1,500円になったとすれば、すぐに売却して1株あたり500円の利益を得られるのです。
株価がどうなるかを確実に予想することはできませんが、IPO銘柄は値上がりが期待できます。2022年度のIPO銘柄を見てみると、上場価格が公募価格を上回ったのは87社中71社となっています。ただし、値上がりする銘柄ばかりではないので、投資する銘柄は通常の投資と同じように見極めなければなりません。
かしこい少額投資のポイント
最近ではスマートフォンを使って気軽に投資ができるようになりました。TポイントやPontaポイントなどのポイントを使って少額から取引できる証券会社もあります。このような少額投資のポイントについて紹介します。
少額投資とは?
本記事では、少額の定義を10万円以下と設定します。。
少額投資のメリットは以下の3つです。
- 損失のリスクを抑えられる
- いろいろな投資にチャレンジができる
- 税制上の恩恵を受けられる
損失のリスクが抑えられる
小額投資をすることで、損失のリスクが抑えられます。株式投資は、株価が変動し損失のリスクがあります。投資は生活に支障のない余裕資金で行うのが基本です。しかし、余裕資金がない、資金があっても大きな額を投資にまわすことに抵抗のある方も多いはずです。しかし、小額投資であれば、まとまった資金が無くても投資が始められるでしょう。
いろいろな投資にチャレンジできる
小額投資であれば、資金を分散していろいろな投資にチャレンジできます。投資の感覚をつかむためにも、株式や投資信託など投資先や銘柄を分散させて、さまざまな投資に挑戦できるでしょう。
税制上の恩恵を受けられる
新NISAやiDeCoなどの投資に関する税制優遇制度は、早く始めるほど恩恵が受けられます。新NISAは運用で得られた利益が非課税になり、iDeCoは投資金額が所得税控除の対象となります。確定申告や年末調整での所得税や住民税が抑えられるため節税効果があります。
株式累積投資(るいとう)という投資方法もある
株式累積投資(るいとう)は、株式を毎月定額で購入する積立投資方法です。
少額から株を購入できるほか、投資時期を分散させることにより、購入価格を平均化して高値掴みを避ける効果もあります。
株式累積投資は、1銘柄につき1万円以上1000円単位で自身で金額を設定します。設定後は、自動的に積立が行われ毎月一定額が購入されます。株価が高い時は少ない株数で、株価が安い時は多めの株数を購入できます。これにより、買付価格が平均化されるため、価格が変動するリスクを抑えることが可能になります。設定後は自動買付になるため、投資タイミングの判断や、売買注文の手間がないため投資初心者にもおすすめです。
新NISAでミニ株を買う
株で得られた利益には、通常20.315%の税金がかかります。しかし、新NISAで購入した株で得られた利益には税金がかかりません。
一部の証券会社では、ミニ株でも新NISAを利用できます。
新NISAでは年間240万円(成長投資枠)までしか投資できません。そのため、1単元(100株)で300万円以上の投資が必要な場合、通常であれば新NISAでは購入できません。しかし、ミニ株であれば新NISAの枠に収まる企業の株式もあります。100株単位で購入した場合、240万円の枠を使い切るのは困難でしょう。しかし、ミニ株であれば「A社を30万円分、B社に50万円分、C社を40万円で購入」というように調整して枠を使いきる事も可能です。
若年層の投資が増えている
かつては一部のお金持ちが行うイメージのあった株式投資ですが、最近では株式投資を行う若年層も増えてきています。
40歳未満の株主数が増えている
2021年の日本証券業協会の統計によると、20歳以上40歳未満の株主が増加しています。2017年から増加数は右肩上がりとなっており、2021年度は前年度比で13%も増えています。
もともと投資を行っている若者の母数が少ないという理由もありますが、投資に興味を持っている人が増えていると考えられます。また、国も新NISAやiDeCoなどで積極的に投資を推進しており、強力な後押しとなっています。
老後への不安が資産形成への関心を高めている
金融庁の発表で「老後30年間に不足する資金は1,300万〜2,000万円」という試算が出ています。これは、大きくニュースでも取り上げられ、将来の暮らしに漠然と不安を抱いた方も多いでしょう。
厚生労働省が発表している老齢基礎年金額のデータによると、2004年には66,208円だった金額が2017年には64,941円になっており、年々少しずつ年金額が減っていることがわかります。
日本の年金制度は「世代間の仕送り方式」と呼ばれ、働く現役世代の払う保険料が高齢者の保険料になっています。少子高齢化が進む中で、働いて保険料を収める人が増えない限り、将来受け取る年金額も増えることはないでしょう。
かつては年金で悠々自適に暮らせていたかもしれませんが、これからは自分自身で将来の生活を支えなければなりません。
そこで国も新NISAやiDeCoなどで「資産形成」を積極的に呼びかけるようになりました。これらの制度は長期的に取り組むことで、将来の資産を育てる仕組みです。
例えばつみたて新NISAで考えてみましょう。
毎月1万円を、30歳の方が60歳になるまでの30年間積立し、利回り3%で運用したと仮定します。すると、30年後には「5,827,369円」になります。
長期的に取り組むほど、将来大きな資産を形成できることが期待できる制度です。
日本証券業協会のレポートでも、新NISA口座を開設する方は、40歳以下の若年層が多いことが分かっています。
若い世代の方が、投資に興味を持ち、資産形成に向けて具体的に動いているといえるでしょう。
少額資金からの取引としてミニ株が注目を浴び始めている
ミニ株では1万円以下で買付できる銘柄も多く、1株から株主優待を受け取れる企業もあります。証券会社によっては、貯めたポイントを利用してミニ株の購入に充てることも可能です。
マネックス証券の集計によると、30代以下の世代でミニ株の取引者数が増加しているそうです。学生や新社会人を含む20代、ライフスタイルに変化が訪れる30代は、投資に使えるまとまった資金が用意しにくいはずです。また余裕資金がある場合でも、投資初心者が何十万円もする株を購入するのはハードルが高いでしょう。
そうした方には、少額からでも投資が始められるミニ株からはじめてみてはいかがでしょうか。。
ミニ株で株式投資を始めてみよう
今回はミニ株を紹介しました。ミニ株は少額から始められます。
メリットとして配当金や株主優待など、売買以外の楽しみが挙げられます。、ミニ株で成長しそうな株を長期で保有したり、応援したい企業の株を買ったりするのもいいでしょう。
ミニ株を利用して、株を生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ミニ株に関するQ&A
Q、インターネット以外でミニ株を買う方法はある?
基本的にネットやスマートフォンでの取引がメインです。しかし、マネックス証券では電話による対応をおこなっています。しかし、コールセンターでの注文は手数料が割高で、通話料の発生や、受付時間が平日の8:00~17:00と限られていたりとデメリットが多いです。ご自身のライフスタイルに合わせた方法を選んでみましょう。
Q、IPO(新規上場株式)って何?
IPOとは(新規)株式公開のことです。新しく証券取引所に株を上場すること、またはその株のことをいいます。公募によるIPOでは、上場前に抽選でその株を購入でき、上場するまで売却できませんが、上場後は自由に売却が可能です。
人気が高いIPOは上場後に購入金額(公募価格)よりも値上がりすることが多いため、上場後にすぐに売却しても利益を出せる可能性があります。この手法はIPO投資と呼ばれ、投資家に人気の手法です。ただし、抽選に当たるとは限らず、上場後に必ず値上がりするわけではありません。どの銘柄を購入するのかは見極めが必要です。
PayPay証券では1株からIPOに応募できるため、少ない資金でIPOに挑戦したい方におすすめです。
Q、いくらから株は買えるのか?
ミニ株は1株単位で購入できます(PayPay証券は1,000円単位)。
例えば、トヨタ自動車の株式は2023年8月現在「2,363円」です。1株買う場合は「2,363円+手数料」となります。手数料が無料の証券会社もあるので、その場合手数料はかかりません。また、証券会社によってはTポイントやdポイントなどの現金以外のポイントで株式購入が可能です。身近なポイントを使えることで、より気軽に投資ができるでしょう。
SMBC日興証券では、100円以上100円単位で株が購入できるため、より少ない資金での投資が可能です。
Q、ミニ株でも株主優待がある銘柄を教えて
株主優待の一例としては、上新電機やオリックスなどです。
上新電機は全ての株主へ、9月に5,000円分の株主優待券を送付しています。また、オリックスは1株でも保有してれば株主カードが受け取れ、オリックスグループで割引サービスが受けられます。
しかしながら、保有する株数によって、株主優待の内容が変わる場合もあるため注意してください。
そのため、事前に株主優待の条件をよく確認しておきましょう。
Q、ミニ株でも利益は出る?
ミニ株でも保有する株数に応じて利益が期待できます。しかし、手数料が割高になりやすい点には注意が必要です。売買によって利益が出ても、手数料を払うと利益が残らないこともあり得るでしょう。
ご自身の投資スタイルに合わせることが、ミニ株にとっては非常に重要です。