予算10万円以下で始める株投資!高配当と株主優待が狙える銘柄まとめ

予算10万円以下で株式投資を始めたい人、少額から配当金や株主優待が受け取れる銘柄を探している人向けの記事です。

10万円以下で買える配当利回りの高い銘柄と株主優待がおすすめの銘柄を紹介します。2024年8月現在、10万円以下で買えて配当金と株主優待が受け取れる銘柄は以下のものがあるので参考にしてください。

銘柄 配当利回り株主優待
明光ネットワークジャパン<4668> 約5.05% クオカードの贈呈
セントケア・ホールディングス<2374> 約3.47% クオカードの贈呈
(2024年8月5日作成)

「少額で株式投資を始めたいけど、どの銘柄を買うべきか悩んでいる」という人は、ぜひ参考にしてください。

  1. 10万円以下で配当利回りと株主優待が受け取れる銘柄はこれ!
  2. 10万円以下で買えるおすすめ高配当銘柄
    1. ダイキョーニシカワ<4246>
    2. 明光ネットワークジャパン<4668>
    3. フォーラムエンジニアリング<7088>
    4. 日本空調サービス<4658>
    5. ジェイエイシーリクルートメント<2124>
    6. 朝日ネット<3834>
    7. リケンテクノス<4220>
    8. セントケア・ホールディングス<2374>
  3. 10万円以下で買えるおすすめの株式優待銘柄
    1. ラウンドワン<4680>
    2. サイバーエージェント<4751>
    3. 出光興産<5019>
    4. 東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>
    5. 日本電信電話<9432>
    6. TOKAIホールディングス<3167>
    7. ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>
  4. 10万円以下の少額で株式投資を始めるメリット
    1. 損失額が小さい
    2. 分散投資しやすい
    3. 手軽に始められる
  5. 10万円以下の少額で株式投資を始めるデメリット
    1. 利益が小さい
    2. 手数料が割高になる
    3. 銘柄選定が難しい
  6. もっと自分に合った銘柄を選ぶには?
    1. 銘柄スクリーニングを使いこなそう
  7. 10万円以下の少額投資におすすめの証券会社
    1. SBI証券
    2. 楽天証券
    3. 松井証券

10万円以下で配当利回りと株主優待が受け取れる銘柄はこれ!

プライム市場のなかで「10万円以下の予算で買える」「配当金と株主優待が受け取れる」といった企業は、以下の銘柄です。

【10万円以下で配当金と株主優待が受け取れる銘柄】

銘柄名 明光ネットワークジャパン<4668>
最低投資金額 6万7,300円
確定月 2月末日、8月末日
配当利回り 約5.05%
株主優待 クオカードの贈呈
【保有期間3年未満】
・100株以上:500円相当
・500株以上:1,000円相当
・1,000株以上:1,500円相当

【保有期間3年以上】
・100株以上:1,500円相当
・500株以上:2,000円相当
・1,000株以上:2,500円相当
(2024年8月5日作成)
銘柄名 セントケア・ホールディングス<2374>
最低投資金額 7万7,700円
確定月 3月末日、9月末日
配当利回り 約3.47%
株主優待 クオカードの贈呈
【保有期間3年未満】500円
【保有期間3年以上】1,500円
(2024年8月5日作成)

これらの銘柄は、以下のような条件で検索しています。

  • 東証プライム上場
  • 配当利回り3.0%以上
  • 自己資本比率50%以上

この記事では、銘柄選定の方法も解説するので、ぜひ活用してください。

10万円以下で買えるおすすめ高配当銘柄

10万円以下で買えて配当利回りの高い銘柄を紹介します。銘柄は、すべて2024年8月5日現在、東証プライムに上場しており、配当利回りが3.0%以上、自己資本比率50%以上のものに絞っています。PERやPBRといった株の割安度を示す指標と株主が投資した資金で企業がどれだけ利益を上げられたかを示すROEも記載しているので、銘柄選定の参考にしてください。

ダイキョーニシカワ<4246>

株価 597円
最低投資金額 5万9,700円
配当利回り 約5.70%
年間1株配当予想 34円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約441億1,600万円
自己資本比率 50.1%
参考指標 PER:7.08倍
PBR:0.53倍
ROE:7.40%
(2024年8月5日作成)

ダイキョーニシカワは、総合プラスチックメーカーです。インストルメントパネルやバンパー、バックドアなど自動車に関わるさまざまな樹脂部品を提供しています。主な取引先は、マツダ系とダイハツ系です。今期は、アセアン地域が不振でしたが日米での顧客生産台数が高水準であったため、営業増益となりました。

30円、32円、34円と配当金を増やしている連続増配企業なので今後も期待が高まります。2024年8月5日の最低投資金額は5万9,600円で年間配当予想が34円です。例えば100万円で単元株を購入した場合、1,600株買付でき年間配当は「34円×1,600株=5万4,400円」という計算になります。

明光ネットワークジャパン<4668>

株価 673円
最低投資金額 6万7,300円
配当利回り 約5.05%
年間1株配当 34円
権利確定月 2月末日、8月末日
時価総額 約187億1,200万円
自己資本比率 70.9%
参考指標 PER:20.69倍
PBR:1.62倍
ROE:7.42%
(2024年8月5日作成)

明光ネットワークジャパンは、小中高校生向けの個別指導学習塾を経営するほかに日本語学校や学童保育も手掛けている企業です。前期の授業料引き上げにより営業増益、2025年8月期も直営教室を増やす見込み。人材などの新規事業も利益に貢献している連続増配企業です。

最低投資金額は6万7,300円ですから、仮に100万円で単元株を購入すると1,400株買える計算です。年間配当予想は34円なので「34円×1,400株=4万7,600円」が受け取れる配当金となります。

フォーラムエンジニアリング<7088>

株価 866円
最低投資金額 8万6,600円
配当利回り 約4.91%
年間1株配当予想 42.50円
権利確定月 3月末日(※期末配当のみ、中間配当なし)
時価総額 約462億6,100万円
自己資本比率 72.4%
参考指標 PER:19.58倍
PBR:3.49倍
ROE:15.72%
(2024年8月5日作成)

機電系エンジニアに特化した人材派遣サービスの企業です。フォーラムエンジニアリングが展開している「コグナビ」は、人工知能(AI)によってエンジニアが持つスキルと、企業が求めるスキルをマッチングさせる独自のシステムが特徴です。「エンジニア需要が旺盛」「派遣単価の上昇が継続している」といった理由から新規の新卒向け成約数が大幅に増加しました。

今後は、インドでの新卒支援も始まります。エンジニア需要は、将来的にも増加が予想されるので、成長に注目したい企業の一つです。100万円でフォーラムエンジニアリングの単元株を購入した場合、1,100株ほど買付できます。予想配当金は42.50円ですから「42.50円×1,100円=4万6,750円」が受け取れる計算です。

日本空調サービス<4658>

株価 922円
最低投資金額 9万2,200円
配当利回り 約4.34%
年間1株配当予想 40円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約329億9,300万円
自己資本比率 55.5%
参考指標 PER:11.32倍
PBR:1.33倍
ROE:12.07%
(2024年8月5日作成)

日本空調サービスは、建物設備のメンテナンス、設備・環境診断といったソリューション事業を軸にリニューアル工事を主体とする設備工事部門を併せ持つ建物設備のトータルサポート企業です。今期は、主力の空調設備での省エネ・省コスト提案が功を奏して工場や医療施設向けのメンテナンス・リニューアルが順調でした。

今後は、医薬品製造施設の最適化により力を入れる計画で、技術者の育成も継続していくようです。連続増配企業のため、今後の配当性向にも注目しましょう。株価が922円ですから、100万円で単元株を購入すると1,000株買付できます。年間配当予想は40円のため「40円×1,000株=4万円」を受け取れる計算です。

ジェイエイシーリクルートメント<2124>

株価 634円
最低投資金額 6万3,400円
配当利回り 約4.10%
年間1株配当予想 26円
権利確定月 6月末日、12月末日
時価総額 約1,049億6,300万円
自己資本比率 73.2%
参考指標 PER:14.88倍
PBR:6.61倍
ROE:36.45%
(2024年8月5日作成)

ジェイエイシーリクルートメントは、人材紹介の中堅企業です。幹部クラスの高額案件が強みで、アジアを中心に海外にも展開しています。今期は、事業の柱となる国内の人材紹介が伸び、海外での拠点新設で欧米も好調。営業益が大きく伸び、純利益が過去最高となりました。配当金も増配しています。

634円の株価なので100万円で単元株を購入すると1,500株買付できます。年間配当予想は26円なので「26円×1,500株=3万9,000円」が配当金として受け取れる計算です。

朝日ネット<3834>

株価 623円
最低投資金額 6万2,300円
配当利回り 約3.85%
年間1株配当予想 24円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約199億3,600万円
自己資本比率 87.6%
参考指標 PER:11.22倍
PBR:1.38倍
ROE:10.54%
(2024年8月5日作成)

朝日ネットは、独立系ネット接続サービスの大手です。光回線をはじめ格安SIMや屋内外で使えるWiMAXなど豊富なサービスを提供しています。大学向けの学習支援サービス「manaba」も展開中です。今期は、主力のネット接続サービスで契約数が増加しました。最高純利益を記録し、連続増配となっています。

今後は、学習支援サービスで学生における提出物のAI使用検知などの導入が予定されており、将来的な成長が楽しみな企業です。1株623円ですから、100万円で単元株を購入すると1,600株保有できます。予想配当金は年間24円のため「24円×1,600株=3万8,400円」が受け取れる計算です。

リケンテクノス<4220>

株価 856円
最低投資金額 8万5,600円
配当利回り 約3.97%
年間1株配当予想 34円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約477億4,300万円
自己資本比率 55.7%
参考指標 PER:9.06倍
PBR:0.71倍
ROE:10.78%
(2024年8月5日作成)

リケンテクノスは、塩化ビニル樹脂コンパウンドの商業生産と販売を主軸としている会社です。主要商品「リケンラップ」は、ご存じの方も多いかもしれません。ラップのようなフィルム事業のほかに自動車や工業部品、家電、土木資材などに利用されているコンパウンド事業が柱です。今期は、自動車向けコンパウンドが国内外ともに堅調で食品包材も好調でした。

今後は、米国やベトナム向けの強化、東南アジア向けに医療用塩ビコンパウンドを拡大していく予定です。増配を継続しており、今後の活躍が楽しみな企業でもあります。リケンテクノスは1株856円、100万円で単元株を購入した場合、1,100株購入可能です。年間配当予想が34円なので「34円×1,100株=3万7,400円」が1年間で受け取れる配当金となります。

セントケア・ホールディングス<2374>

株価 777円
最低投資金額 7万7,700円
配当利回り 約3.47%
年間1株配当予想 27円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約194億2,400万円
自己資本比率 51.6%
参考指標 PER:9.00倍
PBR:1.20倍
ROE:13.12%
(2024年8月5日作成)

セントケア・ホールディングスは、訪問介護や訪問看護といった事業のほかに福祉用具のレンタルや販売、住宅リフォームなど「介護」を中心としたさまざまなサービスを展開している会社です。今期は、訪問看護・介護の新設が33と高水準となり、訪問系は診療報酬が引き下げられたものの営業益が好調で連続最高益を記録しました。

24円、25円、27円と連続増配もしており、介護は超高齢化社会が進む日本ではなくてはならないサービスのため将来的な成長も期待できます。1株777円ですから、100万円で単元株を購入した場合は1,200株購入できます。年間配当予想が27円なので「27円×1,200株=3万2,400円」が年間で受け取れる配当金となります。

10万円以下で買えるおすすめの株式優待銘柄

10万円以下で買えるおすすめの株主優待銘柄を紹介します。東京証券取引所に上場している銘柄のなかでも流動性、ガバナンス、経営・財政状態の項目をクリアしてプライム市場に上場している企業に絞って記載しています。

ラウンドワン<4680>

株価 665円
最低投資金額 6万6,500円
配当利回り 約2.41%
権利確定月 6月30日、9月30日、12月31日、3月31日
時価総額 約1,915億2,000万円
参考指標 PER:10.55倍
PBR:2.55倍
ROE:23.88%
株主優待内容100株以上
300株未満
500円割引券:1枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
300株以上
1,500株未満
クラブ会員入会券:1枚
500円割引券:3枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
1,500株以上
3,000株未満
シルバー会員入会券:1枚
500円割引券:5枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
3,000株以上
6,000株未満
ゴールド会員入会券:1枚
500円割引券:8枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
6,000株未満プラチナ会員入会券:1枚
500円割引券:10枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
(2024年8月5日作成)

ラウンドワンは、ボウリングやカラオケ、ゲーム、時間制スポーツなどのエンタメ施設を展開している企業で国内だけでなく米国にも出店中です。株主優待では、割引券やボウリング教室のレッスンチケットなどがもらえます。ラウンドワンをよく利用している人におすすめの銘柄です。

サイバーエージェント<4751>

株価 810.8円
最低投資金額 8万1,080円
配当利回り 約1.85%
権利確定月 毎年9月末日
時価総額 約4,104億9,400万円
参考指標 PER:24.88倍
PBR:2.67倍
ROE:3.69%
株主優待内容 AbemaTVのプレミアム利用料の無料クーポン
・100株以上500株未満:3ヵ月無料クーポン
・500株以上:12ヵ月無料クーポン
(2024年8月5日作成)

もともとサイバーエージェントは、ネット広告を主軸としていた企業ですが、スマホゲーム「ウマ娘」や「グランブルーファンタジー」といったサービスも提供している企業です。ネットテレビ局「AbemaTV」なども運営しています。株主優待では、AbemaTV利用料が無料になるクーポンが受け取れるので、こうした番組の視聴が好きな人におすすめです。

出光興産<5019>

株価 853.3円
最低投資金額 8万5,330円
配当利回り 約3.75%
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約1兆1,883億4,200万円
参考指標 PER:9.41倍
PBR:0.65倍
ROE:13.39%
株主優待内容「Idemitsu Art Award」展招待券9月末に出光興産の株式を保有している人
出光興産関連施設、事業所見学への招待(抽選)3月末、9月末に出光興産の株を100株以上所有している人
「題名のない音楽会」収録招待(抽選)3月末、9月末に出光興産の株を500株以上保有している人
「キッザニア東京・甲子園・福岡」入場券(抽選)3月末に出光興産の株を500株以上保有している人
(2024年8月5日作成)

出光興産は、石油元売りで国内2位の企業です。石油化学や原油・石炭の開発も手掛けています。株主優待では、出光興産が若手作家の活躍を支援する目的で開催している「Idemitsu Art Award」の展覧会への招待券や出光興産関連施設の見学会への招待券などが受け取れます。

東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>

株価 447円
最低投資金額 4万4,700円
配当利回り なし
権利確定月 毎年3月31日
時価総額 約1,165億円
参考指標 PER:10.1倍
PBR:0.62倍
ROE:5.84%
株主優待内容100株以上
1,000株未満
500円相当のクオカード(3年以上の継続保有が条件)
1,000株以上
3,000株未満
2,000円相当のカタログギフトから1点
3,000株以上
5,000株未満
2,000円相当のカタログギフトから2点
5,000株以上
10,000株未満
5,000円相当のカタログギフトから1点
10,000株以上5,000円相当のカタログギフトから2点
(2024年8月5日作成)

東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、中京地区に基盤を置いている証券会社です。

地銀との提携で富裕層向けの営業を強みとしています。株主優待では、100株以上でクオカード500円相当が受け取れます。(3年以上の継続保有が条件)1,000株以上ではカタログギフトがもらえるので、選ぶ楽しみがあるのも魅力です。

日本電信電話<9432>

株価 145円
最低投資金額 1万4,500円
配当利回り 約3.59%
権利確定月 3月31日、9月30日
時価総額 約13兆1,297億9,600万円
参考指標 PER:11.09倍
PBR:1.24倍
ROE:13.90%
株主優待内容 100株以上保有でdポイント進呈
【保有期間2年以上3年未満】1,500ポイント
【保有期間5年以上6年未満】3,000ポイント
※同一株主へは最大4,500ポイント
(2024年8月5日作成)

日本電信電話は、NTTグループの持株会社でありドコモが主力の銘柄です。dポイント付与という珍しい株主優待を実施しており、ドコモユーザーにはうれしい株主優待となっています。

100株以上でポイントが付与されますが、保有している期間によってポイント数が変わります。ドコモユーザーの人におすすめの銘柄です。

TOKAIホールディングス<3167>

株価 896円
最低投資金額 8万9,600円
配当利回り 約3.79%
権利確定月 3月31日、9月30日
時価総額 1,251億円
参考指標 PER:13.00倍
PBR:1.30倍
ROE:10.02%
Aコース「富士天然水さらり」500mlペットボトル【100~299株】
12本
【300~4,999株】
24本
【5,000株以上】
48本
飲料水12リットル宅配サービス【100~299株】1本
【300~4,999】2本
【5,000株以上】4本
Bコースクオカード【100~299株】
500円分
【300~4,999株】
1,500円分
【5,000株以上】
2,500円分
CコースTOKAIグループレストラン食事券【100~299株】1,000円分
【300~4,999株】3,000円分
【5,000株以上】5,000円分
Dコースグループ会員サービス「TLCポイント」【100~299株】1,000ポイント
【300~4,999株】2,000ポイント
【5,000株以上】4,000ポイント
Eコース格安スマホサービス「LIBMO」【100~299株】
350円/月割引
【300~4,999株】
850円/月割引
【5,000株以上】
1,880円/月割引
※最大6ヵ月間
(2024年8月5日作成)

TOKAIホールディングスは、LPガスや都市ガス、電力事業のほかに宅配水やブライダル事業も展開している東海地区を基盤とした企業です。株主優待が5コースから選べる点が特徴です。天然水やクオカード、食事券などのなかから自分が最も利用するものを選んで受け取れます。

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>

株価 816円
最低投資金額 8万1,600円
配当利回り 約4.29%
権利確定月 8月末日
時価総額 約146億600万円
参考指標 PER:13.76倍
PBR:1.82倍
ROE:10.84%
株主優待内容 100株以上保有で「UCギフトカード1,000円」を贈呈
(2024年8月5日作成)

ヒト・コミュニケーション・ホールディングスは、光回線や携帯、家電などの営業支援のほかに免税店などのインバウンド関連事業も展開している企業です。100株以上の保有でUCギフトカード1,000円が受け取れるので、買い物をする人やギフトカードの株主優待を探している人におすすめの銘柄です。

10万円以下の少額で株式投資を始めるメリット

10万円以下の少額で株式投資を始める主なメリットは、3つあります。

株式投資を始めたいけれど、不安を感じていたりためらったりしている人は、ぜひ株式投資を始めてみてください。

損失額が小さい

10万円以下で株式投資を始めると、元手が少額のため損失も小さくて済む点がメリットです。

2024年8月現在、世界中の株式市場が調整局面を迎え日経平均は数千円も下げる場面がありました。しかし、少額での投資であれば損失は限定的で済むケースが多くなっています。前述した銘柄で株価の動きを見てみましょう。

【日経平均調整局面での株価の動き】

銘柄株価
(2024年8月2日終値)
株価
(2024年8月5日終値)
10万円買っていた場合の損失額
日本電信電話<9432> 152.9円 145.0円 4,740円
明光ネットワークジャパン<4668> 689円 637円 5,200円
セントケア・ホールディングス<2374> 812円 728円 8,400円
(2024年8月6日作成)

投資している元の金額が少額であれば、損失も小さくて済むということがわかります。

特に配当金や株主優待を目的として保有するのであれば、長期保有が前提となります。この場合は、短期的な相場の下落時に無理をして損切り(損を出して株を売却すること)は必須ではありません。焦って売ってしまわないように落ち着いて行動してください。

分散投資しやすい

少額での投資は、分散投資しやすい点がメリットです。分散投資は、投資の基本となり、株式投資にも同じことがいえます。株式投資における分散投資は「業種」を分けることで実現可能です。株式投資は、業種ごとに特色があり割安となる指標と目安も異なります。一般的にいわれている業種の特色の一例を挙げるので、参考にしてください。

(2024年8月6日作成)

株式投資を始める際は、業種はなるべく分散させて投資することをおすすめします。

手軽に始められる

10万円以下の銘柄であれば手軽に始められる点もメリットです。例えばユニクロでおなじみの「ファーストリテイリング<9983>」は、2024年8月6日終値が「3万9,320円」となっています。

株は原則100株単位での売買になるため、この銘柄を買うには「3万9,320円×100株=393万2,000円」が必要です。(単元未満株もある)

1つの銘柄に何百万円もの資金を入れるのは、ためらってしまう人が多いはずです。しかし10万円以下で買える銘柄であれば、上記と比較したときよりは購入しやすいでしょう。

【銘柄の組み合わせ例】

銘柄業種最低投資金額
セントケア・ホールディングス<2374> サービス業 7万8,300円
日本電信電話<9432> 情報・通信業 1万4,590円
(2024年8月6日終値)

この2つの銘柄を購入した場合、合計金額は92,890円となり10万円以下の予算におさまります。

この予算であれば、株式投資のハードルも低く感じられるのではないでしょうか。株式投資を始めたいけれど、銘柄選びに悩んでいる人や投資に不安を感じている人は少額の銘柄から始めてみてください。

10万円以下の少額で株式投資を始めるデメリット

10万円以下の少額で株式投資を始めるには、以下のような3つのデメリットもあります

利益が小さい

少額での株式投資は、損失が限定的な半面、利益も小さくなります。サイバーエージェント<4751>の株価を例にとって見てみましょう。この銘柄の2024年7月の高値と安値を比較してみます。

【サイバーエージェントの7月の株価】

安値
(2024年7月12日)
高値
(2024年7月23日)
差額100株売買時の利益
937円992円55円5,500円
(2024年8月6日作成)

一番安値で買って、一番高値で売れたとしても利益は5,500円ですからそこまで大きくありません。とはいえ「利益が小さい」ということは「損失が出たときも小さくて済む」ということでもあります。また配当金や株主優待を目的として保有する場合は、株価の動きに一喜一憂する必要もありません。長期的に保有することが前提であれば、利益や損失については気にしなくてもいいでしょう。

手数料が割高になる

少額での取引は、手数料が割高になるデメリットがあるため、注意しましょう。少額投資の場合、投資額に対する手数料の割合が高くなってしまう可能性があります。大きなリターンを得られなければ、利益が出たとしても手数料と税金が引かれて、結果的には損になってしまうケースもあるでしょう。

対処法としては、「株式投資の手数料が無料の証券会社を選ぶ」「NISA口座で売買して利益を非課税にする」などが挙げられます。以下では、株式投資の手数料が無料になるネット証券会社を紹介するので、口座開設の際は参考にしてください。

【日本株式手数料が無料になるネット証券会社】

SBI証券 売買手数料0円
楽天証券 売買手数料0円
松井証券 ・50万円以下の取引は無料
・25歳以下の人は約定代金に関わらず無料
(2024年8月6日作成)

松井証券は、50万円以下の手数料が無料となり、株式投資のトレード画面も見やすいので投資初心者の人にもおすすめです。

銘柄選定が難しい

10万円以下と条件をつけると、買付できる銘柄が限られてしまいます。そのため株価の高い人気の銘柄や、投資家に注目を集めている旬のテーマ株に投資できない可能性もあるでしょう。自分の取引したい銘柄が買えず、一般的な投資と比べると自由度が低い点はデメリットといえます。

もっと自分に合った銘柄を選ぶには?

自分に合った条件で銘柄を選ぶ方法を紹介します。この記事では、東証プライムに上場している安定した企業だけを紹介しましたが、なかには「今後の成長が期待できるグロース市場に投資をしたい」「自分が使いたい株主優待を探したい」という人もいるかもしれません。SBI証券の銘柄スクリーニングツールを紹介するので、ぜひ自分に合った銘柄を探してみてください。

銘柄スクリーニングを使いこなそう

SBI証券にログイン後、日本株式のページへ移動します。

日本株式のページへ移動
(画像引用元:SBI証券

銘柄検索のウィンドウの隣に銘柄スクリーニングがあるのでクリックしてください。銘柄スクリーニングのページに移動できます。「SBIおすすめスクリーナー」をクリックすると、その条件にあった銘柄が自動で選定できます。詳細な設定も見られるので、PERや時価総額の目安としてチェックしてみてください。

SBIおすすめスクリーナー
(画像引用元:SBI証券

自分で検索条件を入力するには「検索条件」の欄を使います。10万円以下の銘柄をシンプルに知りたい場合は「投資金額」の欄で「10万円以下」と入力してください。

検索条件を入力
(画像引用元:SBI証券

2024年8月6日時点では、これだけで該当銘柄が2,047件にのぼります。選びきれないので、市場や規模、PERやPBRの指標などを指定して、自分に合った銘柄を絞り込んでいきましょう。

銘柄を絞り込む
(画像引用元:SBI証券

株主優待でも同じように検索することが可能です。国内株式の銘柄検索欄の隣にある、株主優待検索をクリックすると株主優待検索ページが表示されます。

株主優待検索
(画像引用元:SBI証券

優待の内容や権利確定月、予算から選べるので自分が使う優待で銘柄検索できて便利です。

優待銘柄検索
(画像引用元:SBI証券

配当金や株主優待は、権利が確定した月から数ヵ月経ってからの受け取りになります。すぐに受け取れない点は、覚えておいてください。

10万円以下の少額投資におすすめの証券会社

10万円以下の少額投資におすすめの証券会社を紹介します。国内株式の売買手数料が0円となる証券会社をピックアップしているので、口座開設の参考にしてください。

SBI証券

【SBI証券の基本情報】

口座数
(2024年
6月末時点)
約1,293万口座(グループ全体の数字)
取引手数料 国内株式の売買手数料0円
NISA口座対応
2023年
IPO実績
91社
投資信託取扱数 2,565件
取り扱い外国株 米国、中国、ロシア(※1)、韓国、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
口座開設
までの日数
最短翌営業日
こんな人に
おすすめ
・証券会社にまだ口座を開設していない
・取引手数料をかけたくない
※2024年8月18日時点
※1:2024年8月18日時点で売買停止中

SBI証券は、グループ全体で口座数が1,200万口座を超えており、ネット証券のなかでも最大手といえます。国内株式の取引手数料が0円なので、売買にかかるコストを気にしなくていい点が最大のメリットです。投資信託取扱数や外国株も多いため、これからさまざまな金融商品への投資を始めてみたい人に向いています。

SBI新生銀行や住信SBIネット銀行、三井住友銀行のオリーブアカウントと連携できるため、これらの銀行を利用している人は、ぜひ口座開設を検討してみましょう。

SBI証券に興味がある人は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

SBI証券で口座開設するメリットを紹介

楽天証券

【楽天証券の基本情報】

口座数
(2024年
6月末時点)
1,133万口座
取引手数料 国内株式の売買手数料0円
NISA口座対応
2023年
IPO実績
61社
投資信託取扱数 2,572本
取り扱い外国株 米国、中国、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア
口座開設
までの日数
最短翌営業日
こんな人に
おすすめ
・楽天経済圏を利用している人
※2024年8月18日時点

楽天証券は、楽天経済圏を利用している人におすすめの証券会社です。国内株式の売買手数料が0円なので、コストを気にせず少額投資を始めたい人にも向いています。クレカ積立に楽天カードを利用すると楽天ポイントが貯まったり、楽天銀行と連携することで金利優遇サービスがあったりするため、楽天グループを利用している人は口座開設を検討してみてください。

楽天証券に興味がある人は、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

楽天証券のメリットやデメリットは?つみたてNISAにおすすめな理由や口コミ・評判も

松井証券

【松井証券の基本情報】

口座数
(2024年
6月末時点)
約157万口座
取引手数料 【1日の約定代金】
50万円まで:0円
100万円まで:1,100円
200万円まで:2,200円
(以降100万円増えるごとに1,100円加算)
※25歳以下の人は約定代金に関わらず0円
NISA口座対応
2023年
IPO実績
70社
投資信託取扱数 1,887本
取り扱い外国株 米国
口座開設
までの日数
最短当日
こんな人に
おすすめ
・少額での投資を検討している人
・IPOに挑戦したい人
※2024年8月18日時点

松井証券の特徴は、1日の約定代金が50万円以下の場合は手数料が無料となる点です。また25歳以下の人は、約定代金に関わらず手数料が無料なので、少額投資を検討している人や若い世代の人におすすめです。またIPO(新規公開株)が完全平等抽選なので、少額でIPO投資をした人にもメリットが大きいでしょう。

松井証券に興味がある人は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

松井証券のメリットとデメリットは?松井証券が向いている人まで解説