株で月に1万円稼ぐ4つの方法は?注意点やおすすめの証券会社を解説

株で月に1万円稼ぐには、どうしたらいいのでしょうか。本稿では、株で月1万円稼ぐためにどのくらいの資金が必要なのかについて解説しています。

あわせて株で月に1万円稼ぐ4つの方法や必要資金、おすすめの勉強法や証券会社を紹介するのでぜひ活用してください。

結論を先に伝えると株で月に1万円稼ぐには以下のような方法があり、必要な資金額もそれぞれに異なります。

【株で月に1万円稼ぐ方法と必要な資金額】

方法必要資金備考
配当利回りで月に1万円稼ぐ 約540万円 東証プライムの配当金を出す企業の平均利回り2.24%(※)から年間12万円配当を受け取る資金額を計算
値上がり益で月に1万円稼ぐ 10万円:10%
50万円:2%
100万円:1%
それぞれの投資資金から1万円の利益を得るために必要な株価の上昇率を計算
2024年6月7日作成
※2024年5月時点におけるプライム市場有配会社平均利回り
この記事でわかること
  • 株で月に1万円稼ぐ方法4つ
  • 株で月に1万円稼ぐのに必要な資金
  • 株で月に1万円稼ぐときの注意点
  • おすすめの証券会社
  • おすすめの勉強法

株で月に1万円稼ぎたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

月に1万円稼ぐにはいくら必要?

月に1万円稼ぐために必要な資金額は、どのような方法で稼ぎたいかによって異なります。ここでは、配当利回りで月1万円、年間12万円受け取るための資金額と値上がり益で月に1万円稼ぐ方法を例として資金額を計算します。

【配当利回りで月に1万円、年間12万円を受け取る場合】

銘柄予想配当
利回り※
必要資金
東洋建設<1890> 約5.77% 約208万円
LIXIL<5938> 約5.44% 約221万円
JFEホールディングス<5411> 約4.87% 約246万円
東証プライム市場の
平均利回り
約2.24% 約540万円
※2024年6月18日前場終了時点

このように配当利回りで月に1万円稼ぐ場合は、まとまった資金が必要です。続いて値上がり益で月に1万円稼ぐ場合に必要な資金額を計算します。

【値上がり益で月に1万円稼ぐ場合に必要な株価上昇率と資金額】

必要資金1万円稼ぐのに必要な株価上昇率
10万円 10%
50万円 2.0%
100万円 1.0%
200万円 0.5%

投資資金が少ないほど、株価が大きく上昇しないと1万円の利益を出すことは難しいことがわかります。反対にまとまった資金があれば、株価の値上がり率が少なくても1万円の利益を出す難易度は下げることが期待できるでしょう。まとまった資金がある人は、資金額に合わせて配当株や値上がり益で株式投資を始めてはいかがでしょうか。

一方、まとまった資金がない人は長期的な積立投資でまずは投資資金を用意することをおすすめします。

株で月に1万円稼ぐ4つの方法

株で月に1万円を稼ぐ主な方法は、以下の4つです。

1. 値上がり益で稼ぐ

株式投資と聞いて、最もイメージしやすいのが値上がり益で稼ぐ方法でしょう。株価が下がったときに買い、上がったときに売ることで差益を受け取れます。以下では、百貨店首位の三越伊勢丹ホールディングス<3099>を例に値上がり益で稼ぐ方法を見ていきます。

【三越伊勢丹ホールディングス<3099>の月間チャート】

【三越伊勢丹ホールディングスを売買するタイミングの例】

日付・売買株価100株保有時の
合計金額
5月13日買い 2,345.0円※1 23万4,500円
5月31日売り 3,196.0円※2 31万9,600円
差益 31万9,600円-23万4,500円
=8万5,100円
(2024年6月7日作成)
※1 2024年5月13日始値
※2 2024年5月31日始値

株式市場が上昇していてタイミングよく売買できれば、少ない資金でも月に1万円以上の利益を出すことが可能です。他にも短期的な売買を重ねて利益を狙う方法(デイトレード)もあります。

【三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>の1日チャート】

【三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>の売買タイミングの例】

株価・売買※100株保有時の合計金額
1,605円・買い 16万500円
1,625円・売り 16万2,500円
差益・16万2,500円-16万500円=2,000円
(2024年6月7日作成)

この日の利益は2,000円ですが、これを複数銘柄で数日行えば月に1万円稼ぐことも可能です。なお値上がり益には、通常20.315%(復興特別所得税を含む)の税金がかかり、証券会社によっては売買手数料もかかるため、注意が必要です。利益が非課税になるNISA口座の成長投資枠と手数料が無料の証券会社を活用することをおすすめします。

2.IPOで稼ぐ

IPOとは「新規公開株式」「新規株式公開」のことを指します。企業が自分の会社の株を一般の投資家が取引できるように株式市場へ上場することです。新規上場する株式数には、上限があるため、希望する投資家全員がIPO株を買付できるわけではありません。一般的には、事前に抽選に応募して当選した投資家だけがIPO株を上場前に買付し、上場日に売却する権利を得られます。

誰もが買えるわけではなく、今後の成長が期待できる企業ということから、IPO株は一般的に公募価格よりも初値(上場して始めてつく株価)が上がりやすい傾向です。2023年のIPOの上昇率上位を早見表にまとめてみました。

【2023年IPOの上昇率上位銘柄】

銘柄名公募価格初値上昇率
アイデミー
<5577>
1,050円 5,560円 約429.5%
ジェノバ
<5570>
470円 2,106円 約348.1%
アイスペース
<9348>
254円 1,000円 約293.7%
テクノロジー
<5248>
1,000円 3,650円 265.0%
AeroEdge
<7409>
1,690円 5,860円 約246.7%
※2024年6月7日時点

もちろんIPOは上がる銘柄ばかりではなく、公募価格より初値が下回る銘柄もあります。とはいえ2023年に初値が公募価格を上回った銘柄は96社中67社となっており、全体の7割程度は値上がりしています。

3. 配当金で稼ぐ

配当金で月に1万円を稼ぐ方法もあります。以下では、月に1万円の配当金を受け取れるように、配当利回りの高い銘柄を組み合わせてみました。なお配当金は、権利付き最終日まで株を保有していないと受け取れません。配当狙いで株を購入する場合は、権利付き最終日を確認しておきましょう。一般的に配当金は、権利確定日から2~3ヵ月後に支払われます。

【毎月1万円配当金を受け取るための銘柄組み合わせ例】

銘柄名権利確定月配当金(2023年)1万円の配当金を受け取るための株数と必要金額
積水ハウス<1928> 1月、7月 中間・52円
期末・58円
200株・
71万1,000円
イオンフィナンシャルサービス<8570> 2月、8月 中間・20円
期末・33円
500株・
65万6,500円
コムシスホールディングス<1721> 3月、9月 中間:50円
期末:50円
200株・
61万4,400円
クミアイ化学工業<4996> 4月、10月 中間・18円
期末・27円
600株・
47万2,800円
モリト<9837> 5月、11月 中間・27円
期末・28円
400株:
57万8,000円
INPEX<1605> 6月、12月 中間:37円
期末:37円
300株・
70万3,800円
※2024年6月10日終値時点

毎月1万円の配当金を受け取ろうとすると、必要資金が大きくなってしまうことが理解できるのではないでしょうか。月ではなく年間で12万円の配当金を目標とすると必要資金が少し抑えられます。

【年間12万円の配当金を受け取る銘柄例】

銘柄1株当たりの年間配当金(2023年)年間12万円の配当金を受け取るための株数と必要資金
メイテックグループ<9744> 102円 1,200株・365万5,200円
LIXIL<5938> 90円 1,400株・237万3,700円
ピジョン<7956> 76円 1,600株・242万3,200円
※2024年6月10日終値時点

配当金を受け取る場合は、20.315%(復興特別所得税を含む)の税金が引かれるので注意が必要です。NISA口座を活用すれば、配当金も非課税になりますがNISA口座の成長投資枠は年間240万円が限度です。株価が下がったときに少しずつ購入しないと、枠がすぐになくなってしまうため、注意しましょう。

4. 株主優待で稼ぐ

株主優待を利用して商品券や自社製品を受け取る方法もあります。この方法は、現金で1万円稼ぐというよりも優待利用で1万円分お金を浮かせるイメージです。鉄道会社やアパレル企業など自分がよく利用する企業の株を保有すれば、お得なサービスが受けられる可能性があります。

【一般的に利用頻度の高い株主優待の一例】

銘柄優待内容最低購入額
東日本旅客鉄道<9020> 株主優待割引券
100~1,000株:100株ごと1枚
1,000株超~10,000株:10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚
27万3,600円
日本マクドナルドホールディングス<2702> 優待食事券6枚つづり1冊
100~299株:1冊
300~499株:3冊
500株以上:5冊
64万3,000円
キリンホールディングス<2503> 自社製品
100~1,000株未満:キリンビール4本セットまたは清涼飲料7本セット
1,000株以上:キリンビール12本セットまたは清涼飲料17本セット
22万1,900円
ANAホールディングス<9202> 国内線搭乗優待券、ANAグループ各社、提携ホテル優待券
100~199株:1枚
200~299株:2枚
300~399株:3枚
29万8,900円
全国保証<7164> クオカードもしくはカタログギフト
保有1年未満:3,000円相当のクオカード
保有1年以上:5,000円相当のクオカード、または5,000円相当のカタログギフト
56万8,900円
※2024年6月10日終値時点

株主優待も配当金の受け取りと同じように権利確定日があります。優待を受け取る権利が付与される前に株を売却してしまうと、優待や配当金が受け取れなくなるので注意しましょう。また銘柄ごとに権利落ちの月が異なるため、事前に確認することをおすすめします。

株で1万円稼ぐための注意点

株で月に1万円を稼ぐための注意点を4つ解説します。

無理な金額設定をしない

自分の余裕資金を超えた無理な金額で投資をしないように注意しましょう。株の値上がり益で月に1万円稼ごうとすると10万円の株なら10%値上がりしないと1万円稼げません。一方で100万円の株であれば、1%上昇するだけで1万円の利益になります。ただし投資初心者がいきなり100万円で株を売買することは、リスクがあるのでおすすめしません。

なぜなら株価は、常に変動しているからです。つまり値上がりだけでなく値下がりする可能性もあります。大きな資金を動かすことで大きく利益が出る可能性もありますが、反対に大きな損失になる可能性もある点は覚えておきましょう。投資初心者の場合、まずは10万~20万円程度の株で1年間投資をして自分に合った投資法を模索してみることがおすすめです。

2024年6月現在、10万~20万円以下で購入できる銘柄には以下のようなものがあるので参考にしてください。

【20万円以下で買えて時価総額が2,000億以上の銘柄例】

銘柄株価最低
購入額
時価総額
三菱UFJFG
<8306>
1,549円 15万4,900円 約19兆1,111億円
ソフトバンク
<9434>
1,947.5円 19万4,750円 約9兆2,661億円
三菱重工業
<7011>
1,544円 15万4,400円 約5兆2,089億円
LINEヤフー
<4689>
373.7円 3万7,370円 約2兆8,540億円
※2024年6月18日前場終了時点

事前に取引ルールを決める

「値上がり益を目的にして短期売買にする」「配当金や株主優待を受け取るために中長期で保有する」など取引ルールを事前に決めておきましょう。こうしたルールは、相場が上がっているときはあまり気になりません。

しかし相場が下がってくると長期保有を前提としていたのに「含み損になっているから売ろう」と不要な損切りをしてしまうこともあります。反対に短期売買を前提にしていたのに「いつか上がるだろう」と損切りできず資金が動かせなくなってしまうと投資失敗の原因になりかねません。投資初心者が事前に決めておきたいルールには、以下のようなものがあります。

【投資ルールの一例】

項目ルールの例
銘柄の選び方 ・PERやPBRが割安でないものは買わない
・デイトレードなのでPERやPBRは気にしない
・値動きが緩やかでも大型株に投資する
・値動きの大きな中小型株に投資をする
・チャートの値動きよりも財務状況を優先して銘柄を探す
・財務状況より、短期的に値上がりしている銘柄を探す など
買い方 ・株価が高くなるが配当金や株主優待が受け取れるときに買う
・株価は下がるが配当や優待が受け取れない権利落ち後に買う
・株価が値上がりしている銘柄を買う(順張り)
・株価が値下がりしている銘柄を買う(逆張り) など
売り方 ・買ったときより10%値下がりしたら売る
・値下がりしても優待や配当金を受け取りたいので売らない
・値下がりしたら同じ銘柄を買い足しする
・買ったときより20%値上がりしたら売る
・含み益になっていても長期保有が前提なので売らない など

残念ながら個別銘柄の投資ルールに正解はありません。含み損になっても気にならない人もいれば、気になって仕方ない、耐えられないという人もいます。またなかには、企業の財務状況(ファンダメンタルズ)分析よりもチャートの動き(テクニカル)を分析したほうがわかりやすい人もいるかもしれません。実際に株式投資を始めてみて、自分に合った方法を模索していくと良いでしょう。

手数料を確認する

個別株の値上がり益で月に1万円稼ぐのであれば、手数料は必ず確認したいポイントです。短期的な売買を繰り返すと証券会社によっては取引のたびに手数料がかかるため、手数料が高い証券会社で取引してしまうとコストがかかり利益が圧迫されてしまう可能性があります。手数料は証券会社によって異なりますが、ネット証券の株式取引の手数料を早見表にしたので証券会社選びの参考にしてください。

【大手ネット証券会社の株式取引の手数料状況】

証券会社国内株式現物取引手数料(税込み)備考
SBI証券 売買手数料:無料
単元未満株:無料
NISA口座:国内株式、投資信託が無料(※米国、中国、韓国ETFは買いのみ無料)
インターネットコース、電子交付サービス申し込み済みなど条件を満たす必要あり
楽天証券 売買手数料:無料
単元未満株:無料
NISA口座:国内株式、米国株式、海外ETF、投資信託が無料
RクロスとSOR利用といった条件を満たす必要あり
マネックス証券 5万円以下:55円
5万~10万円:99円
10万~20万円以下:115円
20万~50万円以下:275円
50万~100万円:535円
100万~150万円:640円
単元未満株:買付無料、売却約定代金の0.55%
NISA口座:国内株式、投資信託無料(※米国株、中国株は手数料がキャッシュバック)
NISA口座であれば、外国株の売買も全額キャッシュバックされる
松井証券 50万円以下:無料
100万円まで:1,100円
200万円まで:2,200円
NISA口座:国内株式、米国株式、投資信託が無料
25歳以下であれば、約定代金に関わらず手数料が無料
auカブコム証券 5万円以下:55円
5万~10万円以下:99円
10万~20万円以下:115円
20万~50万円以下:275円
50万~100万円以下:535円
単元未満株:約定代金×0.55%(※プチ株プレミアムなら手数料無料)
NISA口座:国内株式、米国株式、投資信託無料
・手数料割引サービスが5種類ある
・25歳以下は株式手数料が無料になる
※2024年6月10日時点

日中忙しい人は相場変動に気をつける

日中仕事で忙しく相場が見られない人は、短期取引での相場変動に気をつけてください。配当金や株主優待を目的とした中長期の保有であれば、こまめに相場をチェックする必要はありません。しかし短期での取引で月1万円稼ぐのであれば、日中の9~15時までの株式市場が空いている時間は株価を確認する必要があります。

特に値動きの大きな中小型株に投資を行う予定の人は、株価の動きに注意しましょう。日中忙しく株価動向を見ている時間がない人は、そもそも短期売買には不向きです。こうした人は、中長期的な投資から始めて時間ができたら短期売買のウェイトを増やしていくことをおすすめします。

株で月1万円稼ぐのにおすすめの勉強法

株で月1万円稼ぐためにおすすめの勉強法として書籍と動画を紹介します。

書籍で勉強する

『87歳、現役トレーダーシゲルさんの教え』

タイトル 87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え  資産18億円を築いた「投資術」
著者 藤本茂
発売日 2023年11月29日
価格
(税込み)
1,760円
ページ数 282ページ
内容 パート1:19歳で投資を始めて68年
パート2:80銘柄を月6億円売買
パート3:シゲル流「1:2:6」のルール
パート4:下がったら買う、上がったら売る
パート5:デイトレードは究極の“脳トレ”
こんな人に
おすすめ
・銘柄選びの基本が知りたい
・チャートの見方が知りたい
・投資のルールにはどのようなものがあるのか知りたい
・実際の取引ログを見たい
・デイトレーダーがどのような生活をしているのか知りたい
※2024年6月10日時点

この本の著者は、19歳から投資を始めたと目次にありますが、本格的に株を始めたのは66歳からだそうです。それから20年以上もデイトレードを続けています。著者の銘柄選びの方法や売買時のルール、チャートの見方が記載されているので、デイトレードの基本を知りたい人に最適です。

ただしこの著者は、信用取引も行っているので、いきなり著者と同じように取引しようとしても難しいはずです。銘柄の選び方や「1:2:6」の売買ルール、テクニカル分析などを参考にして、まずは現物取引を始めてみることをおすすめします。

証券会社の株式投資動画で勉強する

近年は、証券会社が株式投資に関する動画を配信しているので、動画でも個別銘柄が勉強できます。特におすすめなのが、松井証券の投資動画です。著名な投資家やお笑い芸人が出演している動画は、テンポがよく短時間でわかりやすい内容にまとまっています。

「板の読み方」「テクニカル分析の仕方」といった株式投資の基本が学べるほかに「塩漬けになった株をどうすべきか」といった投資相談動画もあるので、空いている時間に投資に関する勉強ができておすすめです。実際に投資初心者の人におすすめしたい動画に、以下のようなタイトルのものがあるので、ぜひ見てみてください。

松井証券の動画で投資初心者の人におすすめのもの
  • カリスマたちの「俺の板読み」板の見方を徹底解説
  • テスタ流テクニカル分析の極意
  • 利食い・損切り術~チャートの見方も外せない~
  • 3年塩漬け株の結末

株で月1万円稼ぐのにおすすめの証券会社

株で月に1万円稼ぐのにおすすめの証券会社を解説します。日本株式の現物取引手数料が無料になるSBI証券と楽天証券、50万円以下の取引は手数料無料としている松井証券の3社がおすすめです。

SBI証券

SBI証券の魅力は、国内株式の現物・信用取引の手数料が無料という点です。IPOの取扱実績も多いのでIPOに挑戦したい人にもおすすめです。

【SBI証券の基本情報】

口座数 約1,200万口座(2024年2月時点SBIグループ全体の数字)
取引手数料 国内株式(現物・信用・単元未満株)0円
※インターネットコース、電子交付サービス申し込み済みなどの条件を満たした場合
IPO実績 ・2023年:91社
・2022年:89社
IPO配分方法 60%:申込株数に応じて抽選し配分
30%:上記の抽選で外れた人からIPOチャレンジポイントの多い順に配分
10%:SBI証券の裁量による配分
外国株 米国、中国、ロシア、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシア、韓国
口座開設日数 インターネット:最短1~3営業日
郵送:10日間程度
こんな人に
おすすめ
・国内株式の売買手数料無料なのでコストを気にする人におすすめ
・IPOの取り扱いが多い
・外国株の取り扱いが豊富なので、韓国やベトナムといった国へ投資したい人にも
(2024年6月10日)

SBI証券の注意点としては、IPO配分の60%が申込株数に応じた抽選になる点です。資金量の多い投資家が有利なので、少額でIPOに挑戦したい人は当選しにくいので覚えておきましょう。

\手数料0円でコストが低い、SBI証券の口座開設はこちらから/

関連記事:SBI証券で口座開設するメリットを紹介

楽天証券

楽天証券は楽天ポイントを利用した投資が可能なので、楽天経済圏を利用している人におすすめの証券会社です。SBI証券と同様に、株式手数料が無料なのでコストを抑えて株式投資に挑戦できます。

【楽天証券の基本情報】

口座数 約1,100万口座(2024年4月時点)
取引手数料 国内株式(現物・信用・単元未満株)0円
※RクロスとSOR取引が条件
IPO実績 ・2023年:61件
・2022年:65件
IPO配分方法 申し込んだ株数に応じてランダムに抽選
外国株 米国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア
口座開設日数 スマホで本人確認:最短翌営業日
スマホやPCで書類アップロード:約5営業日
こんな人に
おすすめ
・楽天経済圏を利用している
・アセアン地域への投資に興味がある
(2024年6月10日作成)

楽天証券は、「楽天カードを利用していない」「楽天市場で買い物をしていない」といった楽天経済圏ユーザーではない人にはメリットが少ない点は注意しましょう。またIPOは、申し込んだ株数に応じて抽選されるので資金力が多い投資家のほうが有利です。

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関連記事:楽天証券のメリットやデメリットは?つみたてNISAにおすすめな理由や口コミ・評判も

松井証券

松井証券は、1995年にいち早くインターネット証券に参入したネット証券会社の老舗です。1日の売買代金の合計が50万円以下の場合は手数料が無料になるので、少額投資を検討している人におすすめです。IPOに申し込む際の資金は、当選後で良いので資金効率をよくしたい人にも向いています

松井証券のYouTubeチャンネルは、登録者数が約33万5,000人(2024年6月18日時点)と多く、著名な投資家やお笑い芸人が初心者から上級者向けの投資動画に出演しています。テンポがよく時間も短いのでスキマ時間で投資を学べる点も魅力です。

【松井証券の基本情報】

口座数 約151万口座(2023年12月末時点)
取引手数料 50万円まで:0円
100万円まで:1,100円
200万円まで:2,200円
※25歳以下の人は約定代金に関わらず0円
IPO実績 ・2023年:70社
・2022年:55社
IPO配分方法 70%以上:抽選での配分
外国株 米国
口座開設日数 オンライン:最短3日
郵送:最短1週間
こんな人に
おすすめ
・少額での投資を検討している人
・動画で統治に関する知識を身につけたい
・IPOに回す資金も効率的に運用したい
※2024年6月10日時点

松井証券は、1日の約定金額の合計が50万円以上の場合、手数料がかかってしまうため、注意が必要です。大きな資金で投資をしたい人にとっては、マイナスといえるでしょう。

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関連記事:松井証券のメリットとデメリットは?松井証券が向いている人まで解説

株で月1万円稼ぐためのQ&A

株で月に1万稼ぐに関するQ&Aをまとめました。

株で稼いだら確定申告が必要?

「特定口座(源泉徴収あり)」の口座で株式投資をしていれば原則確定申告は不要です。通常株は、買った値段より高く売れた場合の利益や配当金に20.315%(復興特別所得税を含む)の税金が課せられます。しかし「特定口座(源泉徴収あり)」を利用している場合、証券会社が1年間の売買損益を計算して所得税・住民税を投資家に代わって納税してくれます。

証券会社の口座の違いを一覧にしてみました。

一般口座 株式の売買や配当に関する税金の計算をすべて投資家が行う口座 確定申告が必要
特定口座(源泉徴収なし) 証券会社が売買や配当に関する税金の計算をするが、納税は投資家が行う必要がある口座 確定申告が必要
特定口座(源泉徴収あり) 証券会社が株式の売買や配当にかかる税金を計算し、投資家の代わりに納税までしてくれる 確定申告不要(※他の証券会社の口座と損益通算をする場合は確定申告が必要)

口座開設する場合は、特定口座(源泉徴収あり)を選択しましょう。

株取引に向いている月はある?

米国の格言で「Sell in May and go away.But remember to come back in September」というものがあります。これは「5月には株を売って相場を去り、また上がり始める9月には戻ってこい」という意味の格言です。なぜなら一般的に1~5月にかけて株式相場は上昇し、6月からは下げ9月ごろに株価が底をついて反発してくる傾向があるからです。

もちろん必ずこのとおりになるわけではありません。しかし8月の夏休みに銘柄を選んでおいて、9月ごろ実際に買って仕込んでみるなどとイメージしておくことも選択肢の一つです。加えて9月末は多くの企業で配当金や株主優待の権利日があります。権利日を過ぎると株が売られて株価が下がる傾向になるので、あえて権利がなくなってから株を買うという手法があることを覚えておいてください。

この場合は、9月ではなく次回の3月から株主としての権利が発生することになります。