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予算10万円以下で始める株投資!高配当と株主優待が狙えるおすすめ銘柄を紹介

予算10万円以下で始める株投資!高配当と株主優待が狙える銘柄まとめ 証券

この記事では、10万円以下で買える配当利回りの高い銘柄と株主優待がおすすめの銘柄を紹介します。

2025年6月現在、10万円以下で買えて配当金と株主優待が受け取れる銘柄は以下のものがあるので参考にしてください。

銘柄 配当利回り 株主優待
明光ネットワークジャパン<4668> 約3.55% クオカードの贈呈
セントケア・ホールディングス<2374> 約4.07% クオカードの贈呈
(2025年6月11日作成)
「少額で株式投資を始めたいけど、どの銘柄を買うべきか悩んでいる」という人は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること

  • 配当利回りが3.0%以上、自己資本比率50%以上の銘柄を紹介
  • 株主優待の銘柄はライム市場に上場している企業に絞って紹介
  • 10万円以下は損失が小さく手軽に始められるのがメリット

  1. 10万円以下で買えるおすすめ高配当銘柄
    1. 1. ダイキョーニシカワ(総合プラスチックメーカー)
    2. 2.明光ネットワークジャパン(個別指導の学習塾経営)
    3. 3. フォーラムエンジニアリング(機電系エンジニアに特化した人材派遣)
    4. 4. 日本空調サービス(建物設備のメンテナンス、設備・環境診断)
    5. 5. ジェイエイシーリクルートメント(人材紹介業)
    6. 6. 朝日ネット(ネット接続サービス・教育支援)
    7. 7. リケンテクノス(合成樹脂の加工技術を使い食品包材を製造)
    8. 8. セントケア・ホールディングス(訪問介護や訪問看護)
  2. 10万円以下で買えるおすすめの株式優待銘柄
    1. 1. ラウンドワン(複合レジャー施設を国内外で運営)
    2. 2. サイバーエージェント(ネット広告・メディア・ゲーム事業を展開)
    3. 3. 出光興産(石油精製販売、化学品、電力事業などを展開)
    4. 4. 東海東京フィナンシャル・ホールディングス(総合金融グループ)
    5. 5. 日本電信電話(最大手の通信事業者)
    6. 6. TOKAIホールディングス(生活インフラを提供する企業グループ)
    7. 7. ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(人材派遣や営業支援を行う)
  3. 10万円以下の少額で株式投資を始めるメリット
    1. 1. 損失額が小さい
    2. 2. 分散投資しやすい
    3. 3. 手軽に始められる
  4. 10万円以下の少額で株式投資を始めるデメリット
    1. 1. 利益が小さくなる
    2. 2. 手数料が割高になる
    3. 3. 銘柄選定が難しい
  5. 10万円以下の少額投資におすすめの証券会社
    1. SBI証券
    2. 楽天証券
    3. 松井証券
  6. 10万円から始める株式投資!初心者向けQ&A
    1. Q1. 10万円以内で株式投資を始めるメリットは何ですか?
    2. Q2. 10万円以下で買える株はどんなものがありますか?
    3. Q3. 投資を始めるには何から準備すればいいですか?
    4. Q4. 投資で損失が出た場合、どうすればいいですか?
    5. Q5. 投資初心者が気をつけるべきことは何ですか?

10万円以下で買えるおすすめ高配当銘柄

10万円以下で買えて配当利回りの高い銘柄は以下の8つです。

銘柄は、すべて20254年6月11日現在、東証プライムに上場しており、配当利回りが3.0%以上、自己資本比率50%以上のものに絞っています。

PERやPBRといった株の割安度を示す指標と株主が投資した資金で企業がどれだけ利益を上げられたかを示すROEも記載しているので、銘柄選定の参考にしてください。

【PER・PBR・ROEとは】
PER:企業の利益に対し株価が割高か割安かを判断する指標
PBR:企業の純資産に対し株価が割安か割高かを判断する指標
ROE:株主が出したお金で、どれだけ利益を上げているかを示す指標

1. ダイキョーニシカワ(総合プラスチックメーカー)

株価 653円
最低投資金額 6万5,300円
配当利回り 約5.51%
年間1株配当予想 38円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約482億5,400万円
自己資本比率 56.5%
参考指標 PER:8.93倍
PBR:0.53倍
ROE:7.73%
(2025年6月11日作成)

ダイキョーニシカワは、自動車部品を主力とする総合プラスチックメーカーです。

インストルメントパネルやバンパー、バックドアなど自動車に関わるさまざまな樹脂部品を提供しています。

主な取引先はマツダ株式会社とダイハツ株式会社です。

2024年度(2025年3月期)は、売上高が前期比2.2%増の2,551億円となり、過去最高を更新しました。

この増収は、国内外でのSUV向け樹脂部品や電動車向け部品の需要が拡大が寄与したことが主な要因です。

2025年6月11日の最低投資金額は6万5,300円で年間配当予想が38円です。

例えば100万円で単元株を購入した場合、約1,500株買付でき、年間配当は「38円×1,500株=5万7,000円」という計算になります。

2.明光ネットワークジャパン(個別指導の学習塾経営)

株価 733円
最低投資金額 7万3,300円
配当利回り 約3.55%
年間1株配当 26円
権利確定月 2月末日、8月末日
時価総額 約203億8,000万円
自己資本比率 70.2%
参考指標 PER:21.75倍
PBR:1.53倍
ROE:4.43%
(2025年6月11日作成)

明光ネットワークジャパンは、小中高校生向けの個別指導学習塾「明光義塾」を経営するほかに日本語学校や学童保育も手掛けている総合教育サービス企業です。

明光ネットワークジャパンの2024年度は、売上高が前期比8.2%増の225億7,900万円と増収となりました。

主力の明光義塾直営事業や日本語学校事業が好調に推移し、その他事業も拡大したことが影響したと思われます。

人材などの新規事業も利益に貢献している連続増配企業です。

最低投資金額は7万3,300円ですから、仮に100万円で単元株を購入すると約1,400株買える計算です。

年間配当予想は26円なので「26円×1,400株=3万6,400円」が受け取れる配当金となります。

3. フォーラムエンジニアリング(機電系エンジニアに特化した人材派遣)

株価 1,145円
最低投資金額 11万4,500円
配当利回り 約5.46%
年間1株配当予想 62円
権利確定月 3月末日(※期末配当のみ、中間配当なし)
時価総額 約661億6,500万円
自己資本比率 68.8%
参考指標 PER:17.70倍
PBR:4.66倍
ROE:22.29%
(2025年6月11日作成)

フォーラムエンジニアリングは、機電系エンジニアに特化した人材派遣サービスの企業です。

フォーラムエンジニアリングが展開している「コグナビ」は、人工知能(AI)によってエンジニアが持つスキルと、企業が求めるスキルをマッチングさせる独自のシステムが特徴です。

また、フォーラムエンジニアリングの2024年度の売上は、前期比8.8%増の312億7,900万円と増収を達成しました。

主力であるエンジニア人材派遣事業が好調に推移し、稼働者数の増加や派遣単価の上昇が貢献しています。

今後は、インドでの新卒支援も始まります。

エンジニア需要は、将来的にも増加が予想されるので、成長に注目したい企業の一つです。

100万円でフォーラムエンジニアリングの単元株を購入した場合、約900株ほど買付できます。

予想配当金は62円ですから「62円×900円=5万5,800円」が受け取れる計算です。

4. 日本空調サービス(建物設備のメンテナンス、設備・環境診断)

株価 1,108円
最低投資金額 11万800円
配当利回り 約4.16%
年間1株配当予想 46円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約396億1,300万円
自己資本比率 53.1%
参考指標 PER:12.15倍
PBR:1.48倍
ROE:12.50%
(2025年6月11日作成)

日本空調サービスは、建物設備のメンテナンス、設備・環境診断といったソリューション事業を軸に、リニューアル工事を主体とする設備工事部門を併せ持つ、建物設備のトータルサポート企業です。

日本空調サービスの2024年度の業績は、売上高が前期比10.1%増の582億3,200万円と過去最高を更新し、3期連続の増収となりました。

主力であるメンテナンスサービス売上高は、病院や研究施設、製造工場でのスポットメンテナンス業務増加により同5.8%増加しています。

今後は、医薬品製造施設の最適化により力を入れる計画で、技術者の育成も継続していく方針です。

連続増配企業のため、今後の配当性向にも注目しましょう。

株価が1,108円ですから、100万円で単元株を購入すると約900株買付できます。

年間配当予想は46円のため「46円×900株=4万1,400円」を受け取れる計算です。

5. ジェイエイシーリクルートメント(人材紹介業)

株価 997円
最低投資金額 9万9,700円
配当利回り 約3.22%
年間1株配当予想 32円
権利確定月 6月末日、12月末日
時価総額 約1,653億9,200万円
自己資本比率 69.6%
参考指標 PER:22.51倍
PBR:9.59倍
ROE:31.78%
(2025年6月11日作成)

ジェイエイシーリクルートメントは、人材紹介の中堅企業です。

幹部クラスの高額案件が強みで、アジアを中心に海外にも展開しています。

ジェイエイシーリクルートメントの2024年度は、売上高が前期比13.6%増の391億5,600万円と過去最高を更新し、配当金が増配しています。

ジェイエイシーリクルートメントの株価は997円なので、100万円で単元株を購入すると約1,000株買付できます。

年間配当予想は32円なので「32円×1,000株=3万2,000円」が配当金として受け取れる計算です。

6. 朝日ネット(ネット接続サービス・教育支援)

株価 670円
最低投資金額 6万7,000円
配当利回り 約3.73%
年間1株配当予想 25円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約214億4,000万円
自己資本比率 88.5%
参考指標 PER:10.84倍
PBR:1.37倍
ROE:13.69%
(2025年6月11日作成)

朝日ネットは、ネット接続サービスの大手です。

光回線をはじめ格安SIMや屋内外で使えるWiMAXなど豊富なサービスを提供しています。

大学向けの学習支援サービス「manaba」も展開中です。

朝日ネットの2024年度の業績は、売上高が前期比0.4%増の122億1,700万円と、12年連続で過去最高を更新しました。

これは主にISP「ASAHIネット」のFTTH接続契約数増加や「v6 コネクト」の通信量増が貢献したものです。

利益面でも、営業利益は前期比6.7%増の19億6,500万円、経常利益も同7.6%増の19億8,600万円と増益を達成しました。

今後は、学習支援サービスで学生における提出物のAI使用検知などの導入が予定されており、将来的な成長が楽しみな企業です。

1株670円ですから、100万円で単元株を購入すると約1,500株保有できます。

予想配当金は年間25円のため「25円×1,500株=3万7,500円」が受け取れる計算です。

7. リケンテクノス(合成樹脂の加工技術を使い食品包材を製造)

株価 1,137円
最低投資金額 11万3,700円
配当利回り 約3.61%
年間1株配当予想 41円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約605億7,400万円
自己資本比率 55.7%
参考指標 PER:10.03倍
PBR:0.90倍
ROE:11.40%
(2025年6月11日作成)

リケンテクノスは、塩化ビニル樹脂コンパウンドの商業生産と販売を主軸としている会社です。

主要商品「リケンラップ」は、ご存じの方も多いかもしれません。

ラップのようなフィルム事業のほかに自動車や工業部品、家電、土木資材などに利用されているコンパウンド事業が柱です。

リケンテクノスの2024年度の業績は、売上高が前期比1.8%増の1,257億3,900万円と、3期連続で過去最高を更新しました。

原材料価格の値上げや価格改定、円安の影響が寄与し増収となっています。

利益面でも、営業利益は前期比16.9%増の87億7,500万円、経常利益は同19.8%増の95億4,400万円と大幅な増益を達成しています。

今後は、米国やベトナム向けの強化、東南アジア向けに医療用塩ビコンパウンドを拡大していく予定です。

増配を継続しており、今後の活躍が楽しみな企業でもあります。

リケンテクノスは1株1,137円、100万円で単元株を購入した場合、約870株購入可能です。

年間配当予想が41円なので「31円×870株=3万5,670円」が1年間で受け取れる配当金となります。

8. セントケア・ホールディングス(訪問介護や訪問看護)

株価 771円
最低投資金額 7万7,100円
配当利回り 約4.07%
年間1株配当予想 31円
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約192億7,700万円
自己資本比率 55.1%
参考指標 PER:14.22倍
PBR:1.13倍
ROE:9.07%
(2024年8月5日作成)

セントケア・ホールディングスは、訪問介護や訪問看護といった事業のほかに福祉用具のレンタルや販売、住宅リフォームなど「介護」を中心としたさまざまなサービスを展開している会社です。

セントケア・ホールディングスの2024年度の業績は、売上高が前期比2.9%増の540億5,700万円と増収を達成し、過去最高を更新しました。

これは介護サービスの需要が堅調に推移し、新規出店やM&Aによる拠点増加が影響したと思われます。

1株あたりの配当も連続増配もしており、介護は超高齢化社会が進む日本ではなくてはならないサービスのため将来的な成長も期待できます。

1株771円ですから、100万円で単元株を購入した場合は約1,300株購入できます。

年間配当予想が31円なので「31円×1,300株=4万300円」が年間で受け取れる配当金となります。

10万円以下で買えるおすすめの株式優待銘柄

10万円以下で買えるおすすめの株主優待銘柄を紹介します。

東京証券取引所に上場している銘柄のなかでも流動性、ガバナンス、経営・財政状態の項目をクリアしてプライム市場に上場している企業に絞って記載しています。

1. ラウンドワン(複合レジャー施設を国内外で運営)

株価 1,254円
最低投資金額 12万5,400円
配当利回り 約1.44%
権利確定月 6月30日、9月30日、12月31日、3月31日
時価総額 約3,614億7,300万円
参考指標 PER:17.81倍
PBR:4.56倍
ROE:22.53%
株主優待内容 100株以上
300株未満
500円割引券:1枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
300株以上
1,500株未満
クラブ会員入会券:1枚
500円割引券:3枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
1,500株以上
3,000株未満
シルバー会員入会券:1枚
500円割引券:5枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
3,000株以上
6,000株未満
ゴールド会員入会券:1枚
500円割引券:8枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
6,000株以上 プラチナ会員入会券:1枚
500円割引券:10枚
ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
(2025年6月11日作成)

ラウンドワンは、ボウリングやカラオケ、ゲーム、時間制スポーツなどのエンタメ施設を展開している企業で国内だけでなく米国にも出店中です。

株主優待では、割引券やボウリング教室のレッスンチケットなどがもらえます。

ラウンドワンの2024年度の業績は、売上高が前期比12.1%増の1,591億8,100万円と過去最高を更新しました。

日本国内のアミューズメント事業や米国でのクレーンゲームブームが牽引し、既存店売上も好調に推移しました。

利益面でも、営業利益は前期比43.0%増の241億9,500万円、経常利益も同45.7%増の243億1,600万円と大幅な増益を達成しています。

ラウンドワンをよく利用している人におすすめの銘柄です。

2. サイバーエージェント(ネット広告・メディア・ゲーム事業を展開)

株価 1,505円
最低投資金額 15万500円
配当利回り 約1.13%
権利確定月 毎年9月末日
時価総額 約7,617億8,100万円
参考指標 PER:36.27倍
PBR:4.68倍
ROE:10.77%
株主優待内容 AbemaTVのプレミアム利用料の無料クーポン
・100株以上500株未満:3ヵ月無料クーポン
・500株以上:12ヵ月無料クーポン
(2025年6月11日作成)

サイバーエージェントは、ネット広告を主軸としていた企業ですが、スマホゲーム「ウマ娘」や「グランブルーファンタジー」といったサービスも提供している企業です。

また、ネットテレビ局「AbemaTV」なども運営しています。

サイバーエージェントの2024年度の業績は、売上高が前期比11.5%増の8,029億9,600万円と過去最高を更新し、創業以来27期連続の増収を達成しました。

特に、インターネット広告事業とゲーム事業が好調です。

株主優待では、AbemaTV利用料が無料になるクーポンが受け取れるので、こうした番組の視聴が好きな人におすすめです。

3. 出光興産(石油精製販売、化学品、電力事業などを展開)

株価 862円
最低投資金額 8万6,200円
配当利回り 約34.18%
権利確定月 3月末日、9月末日
時価総額 約1兆1,105億1,400万円
参考指標 PER:22.11倍
PBR:0.61倍
ROE:5.91%
株主優待内容 「Idemitsu Art Award」展招待券 9月末に出光興産の株式を保有している人
出光興産関連施設、事業所見学への招待(抽選) 3月末、9月末に出光興産の株を100株以上所有している人
「題名のない音楽会」収録招待(抽選) 3月末、9月末に出光興産の株を500株以上保有している人
「キッザニア東京・甲子園・福岡」入場券(抽選) 3月末に出光興産の株を500株以上保有している人
(2025年6月11日作成)

出光興産は、石油元売りで国内2位の企業です。

石油化学や原油・石炭の開発も手掛けています。

出光興産の2024年度の業績は、売上高が前期比4.7%増の9兆1,902億円と増収となりました。

これは円安による油価上昇が主な要因です。

株主優待では、出光興産が若手作家の活躍を支援する目的で開催している「Idemitsu Art Award」の展覧会への招待券や出光興産関連施設の見学会への招待券などが受け取れます。

4. 東海東京フィナンシャル・ホールディングス(総合金融グループ)

株価 483円
最低投資金額 4万8,300円
配当利回り なし
権利確定月 毎年3月31日
時価総額 約1,258億6,100万円
参考指標 PER:ー
PBR:0.67倍
ROE:6.11%
株主優待内容 100株以上
1,000株未満
500円相当のクオカード(3年以上の継続保有が条件)
1,000株以上
3,000株未満
2,000円相当のカタログギフトから1点
3,000株以上
5,000株未満
2,000円相当のカタログギフトから2点
5,000株以上
10,000株未満
5,000円相当のカタログギフトから1点
10,000株以上 5,000円相当のカタログギフトから2点
(2025年6月11日作成)

東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、東海東京証券を中核とする総合金融グループです。
地銀との提携で富裕層向けの営業を強みとしています。

東海東京フィナンシャル・ホールディングスの2024年度の業績は、売上高が前期比21.6%増の892億100万円と大幅な増収を達成しています。

好調なマーケット環境を背景に、特に国内外株式の取引が増加し、受入手数料やトレーディング損益が大きく伸長しました。

株主優待では、100株以上でクオカード500円相当が受け取れます。(3年以上の継続保有が条件)。

1,000株以上ではカタログギフトがもらえるので、選ぶ楽しみがあるのも魅力です。

5. 日本電信電話(最大手の通信事業者)

株価 156.3円
最低投資金額 1万5,630円
配当利回り 約3.39%
権利確定月 3月31日、9月30日
時価総額 約14兆1,530億1,400万円
参考指標 PER:12.43倍
PBR:1.27倍
ROE:9.97%
株主優待内容 100株以上保有でdポイント進呈
【保有期間2年以上3年未満】1,500ポイント
【保有期間5年以上6年未満】3,000ポイント
※同一株主へは最大4,500ポイント
(2025年6月11日作成)

日本電信電話は、NTTグループの持株会社でありドコモが主力の銘柄です。

日本電信電話(NTT)の2024年度は、営業収益が前期比2.5%増の13兆7,047億円と過去最高を更新しました。

これは主にデータグループにおける国内外の増収やスマートライフ事業の拡大によるものです。

dポイント付与という珍しい株主優待を実施しており、ドコモユーザーにはうれしい株主優待となっています。

100株以上でポイントが付与されますが、保有している期間によってポイント数が変わります。ドコモユーザーの人におすすめの銘柄です。

6. TOKAIホールディングス(生活インフラを提供する企業グループ)

株価 1,008円
最低投資金額 10万800円
配当利回り 約3.37%
権利確定月 3月31日、9月30日
時価総額 1,407億9,700万円
参考指標 PER:13.17倍
PBR:1.41倍
ROE:10.10%
株主優待内容
Aコース
「富士天然水さらり」500mlペットボトル 【100~299株】
12本
【300~4,999株】
24本
【5,000株以上】
48本
飲料水12リットル宅配サービス 【100~299株】1本
【300~4,999】2本
【5,000株以上】4本
株主優待内容
Bコース
クオカード 【100~299株】
500円分
【300~4,999株】
1,500円分
【5,000株以上】
2,500円分
株主優待内容
Cコース
TOKAIグループレストラン食事券 【100~299株】1,000円分
【300~4,999株】3,000円分
【5,000株以上】5,000円分
株主優待内容
Dコース
グループ会員サービス「TLCポイント」 【100~299株】1,000ポイント
【300~4,999株】2,000ポイント
【5,000株以上】4,000ポイント
株主優待内容
Eコース
格安スマホサービス「LIBMO」 【100~299株】
350円/月割引
【300~4,999株】
850円/月割引
【5,000株以上】
1,880円/月割引
※最大6ヵ月間
(2024年6月11日作成)

TOKAIホールディングスは、LPガスや都市ガス、電力事業のほかに宅配水やブライダル事業も展開している東海地区を基盤とした企業です。

株主優待が5コースから選べる点が特徴です。

天然水やクオカード、食事券などのなかから自分が最も利用するものを選んで受け取れます。

7. ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(人材派遣や営業支援を行う)

株価 926円
最低投資金額 9万2,600円
配当利回り 約3.89%
権利確定月 8月末日
時価総額 約165億7,500万円
参考指標 PER:15.40倍
PBR:0.95倍
ROE:-0.24%
株主優待内容 100株以上保有で「UCギフトカード1,000円」を贈呈
(2024年8月5日作成)

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスは、光回線や携帯、家電などの営業支援のほかに免税店などのインバウンド関連事業も展開している企業です。

全国48ヵ所に拠点を持ち、高い専門性を持つ約15,000人の人材を擁し、企業の課題に対し「ヒト力」とDXを組み合わせたソリューションを提供しています。

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスは、多岐にわたる事業と世の中の変化に対する対応力の高さによって、幅広い業種に貢献できる点が強みです。

株主優待は、100株以上の保有でUCギフトカード1,000円が受け取れます。

よく買い物をする人やギフトカードの株主優待を探している人におすすめの銘柄です。

10万円以下の少額で株式投資を始めるメリット

10万円以下の少額で株式投資を始める主なメリットは、3つあります。

株式投資を始めたいけれど、不安を感じていたりためらったりしている人は、ぜひ株式投資を始めてみてください。

1. 損失額が小さい

10万円以下で株式投資を始めると、元手が少額のため損失も小さくて済む点がメリットです。

これは、投資額が少額なため、仮に株価が大きく下落しても、失う金額が抑えられるからです。

これにより、投資初心者が市場の変動リスクを低く抑えつつ、実践的な経験を積むことができるため、精神的な負担も軽減されます。

【日経平均調整局面での株価の動き】

銘柄 株価
(2025年6月2日終値)
株価
(2025年6月5日終値)
10万円買っていた場合の損失額
A社 152.9円 145.0円 4,740円
B社 689円 637円 5,200円
C社 812円 728円 8,400円
上の事例を見るとわかる通り、投資している元の金額が少額であれば、損失も小さくて済むということがわかります。

特に配当金や株主優待を目的として保有するのであれば、長期保有が前提となります。

この場合は、短期的な相場の下落時に無理をして損切り(損を出して株を売却すること)は必須ではありません。

焦って売ってしまわないように落ち着いて行動してください。

2. 分散投資しやすい

投資先を一つに絞らず、複数の銘柄に分けて投資することを「分散投資」と言います。

一つの企業の株価が値下がりしても、他の投資先が堅調であれば資産全体への影響を和らげることができ、リスクを抑える効果が期待できます。最近は1株から株式を購入できるサービスも多く、10万円という資金でも複数の企業に投資することが可能です。

効果的な分散投資の第一歩として、まず「業種の分散」を意識してみましょう。

例えば、景気の波に乗りやすいハイテク株と、景気に左右されにくい食品株を組み合わせるなど、値動きの異なる業種の銘柄を保有することで、より安定した運用を目指せます。

(2025年6月11日作成)

株式投資を始める際は、業種はなるべく分散させて投資することをおすすめします。

3. 手軽に始められる

10万円以下の銘柄であれば手軽に始められる点もメリットです。

例えばユニクロでおなじみの「ファーストリテイリング<9983>」は、20254年68月116日終値が「4万8,430円」となっています。

株は原則100株単位での売買になるため、この銘柄を買うには「4万8,430円×100株=484万3,000円」が必要です。(単元未満株もある)

1つの銘柄に何百万円もの資金を入れるのは、ためらってしまう人が多いはずです。

しかし、10万円以下で買える銘柄であれば、複数銘柄を購入することも可能です。

【銘柄の組み合わせ例】

銘柄 業種 最低投資金額
セントケア・ホールディングス
<2374>
サービス業 7万1,700円
日本電信電話
<9432>
情報・通信業 1万5,630円
(2024年8月6日終値)

この2つの銘柄を購入した場合、合計金額は9万2,730円となり10万円以下の予算におさまります。

この予算であれば、株式投資のハードルも低く感じられるのではないでしょうか。

株式投資を始めたいけれど、銘柄選びに悩んでいる人や投資に不安を感じている人は少額の銘柄から始めてみてください。

10万円以下の少額で株式投資を始めるデメリット

10万円以下の少額で株式投資を始めるには、以下のような3つのデメリットもあります。

1. 利益が小さくなる

少額での株式投資は、損失が限定的な半面、利益も小さくなります。

とはいえ「利益が小さい」ということは「損失が出たときも小さくて済む」ということでもあります。

また配当金や株主優待を目的として保有する場合は、株価の動きに一喜一憂する必要もありません。

長期的に保有することが前提であれば、利益や損失については気にしなくてもいいでしょう。

2. 手数料が割高になる

少額での取引は、手数料が割高になるデメリットがあるため、注意しましょう。

少額投資の場合、投資額に対する手数料の割合が高くなってしまう可能性があります。

大きなリターンを得られなければ、利益が出たとしても手数料と税金が引かれて、結果的には損になってしまうケースもあるでしょう。

対処法としては、「株式投資の手数料が無料の証券会社を選ぶ」「NISA口座で売買して利益を非課税にする」などが挙げられます。

以下では、株式投資の手数料が無料になるネット証券会社を紹介するので、口座開設の際は参考にしてください。

【日本株式手数料が無料になるネット証券会社】

SBI証券 売買手数料0円
楽天証券 売買手数料0円
松井証券 ・50万円以下の取引は無料
・25歳以下の人は約定代金に関わらず無料
(2025年6月11日作成)

松井証券は、50万円以下の手数料が無料となり、株式投資のトレード画面も見やすいので投資初心者の人にもおすすめです。

3. 銘柄選定が難しい

10万円以下でも配当利回りや優待のある銘柄が多く存在しますが、すべての銘柄を買付できるわけではなく(単元未満で購入することは可能)、銘柄が限られてしまいます。

そのため株価の高い人気の銘柄や、投資家に注目を集めている旬のテーマ株に投資できない可能性もあるでしょう。

自分の取引したい銘柄が買えず、一般的な投資と比べると自由度が低い点はデメリットといえます。

10万円以下の少額投資におすすめの証券会社

10万円以下の少額投資におすすめの証券会社を紹介します。

国内株式の売買手数料が0円となる証券会社をピックアップしているので、口座開設の参考にしてください。

SBI証券

画像引用:SBI証券

【SBI証券の基本情報】

口座数
(2024年
6月末時点)
約1,293万口座(グループ全体の数字)
取引手数料 国内株式の売買手数料0円
NISA口座対応
2023年
IPO実績
90社
投資信託取扱数 2,546件
取り扱い外国株 米国、中国、ロシア(※1)、韓国、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
口座開設
までの日数
最短翌営業日
こんな人に
おすすめ
・証券会社にまだ口座を開設していない
・取引手数料をかけたくない
※2025年6月11日時点
※1:2024年8月18日時点で売買停止中

SBI証券は、グループ全体で口座数が1,400万口座を超えており、ネット証券のなかでも最大手といえます。

国内株式の取引手数料が0円なので、売買にかかるコストを気にしなくていい点が最大のメリットです。

投資信託取扱数や外国株も多いため、これからさまざまな金融商品への投資を始めてみたい人に向いています。

SBI新生銀行や住信SBIネット銀行、三井住友銀行のオリーブアカウントと連携できるため、これらの銀行を利用している人は、ぜひ口座開設を検討してみましょう。

SBI証券に興味がある人は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
SBI証券で口座開設するメリットを紹介

楽天証券

楽天証券

楽天証券

画像引用:楽天証券

【楽天証券の基本情報】

口座数
(2024年
6月末時点)
1,200万口座
取引手数料 国内株式の売買手数料0円
NISA口座対応
2023年
IPO実績
54社
投資信託取扱数 2,581本
取り扱い外国株 米国、中国、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア
口座開設
までの日数
最短翌営業日
こんな人に
おすすめ
・楽天経済圏を利用している人
※2025年6月11日時点

楽天証券は、楽天経済圏を利用している人におすすめの証券会社です。

国内株式の売買手数料が0円なので、コストを気にせず少額投資を始めたい人にも向いています。

クレカ積立に楽天カードを利用すると楽天ポイントが貯まったり、楽天銀行と連携することで金利優遇サービスがあります。

楽天グループを利用している人は口座開設を検討してみてください。

楽天証券に興味がある人は、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
楽天証券のメリットやデメリットは?つみたてNISAにおすすめな理由や口コミ・評判も

松井証券

松井証券

松井証券

画像引用:松井証券

【松井証券の基本情報】

口座数
(2024年
6月末時点)
約157万口座
取引手数料 【1日の約定代金】
50万円まで:0円
100万円まで:1,100円
200万円まで:2,200円
(以降100万円増えるごとに1,100円加算)
※25歳以下の人は約定代金に関わらず0円
NISA口座対応
2023年
IPO実績
55社
投資信託取扱数 1,885本
取り扱い外国株 米国
口座開設
までの日数
最短当日
こんな人に
おすすめ
・少額での投資を検討している人
・IPOに挑戦したい人
※2025年6月11日時点

松井証券の特徴は、1日の約定代金が50万円以下の場合は手数料が無料となる点です。

また25歳以下の人は、約定代金に関わらず手数料が無料なので、少額投資を検討している人や若い世代の人におすすめです。

またIPO(新規公開株)が完全平等抽選なので、少額でIPO投資をした人にもメリットが大きいでしょう。

松井証券に興味がある人は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
松井証券のメリットとデメリットは?松井証券が向いている人まで解説

10万円から始める株式投資!初心者向けQ&A

ここでは投資初心者が抱えがちな疑問や不安をQ&A形式で解説します。

Q1. 10万円以内で株式投資を始めるメリットは何ですか?

10万円以内で株式投資を始める最大のメリットは、少額で実践的な経験を積めることです。

投資額が限定されるため、仮に株価が大きく下落しても、失う金額が少なくて済み、精神的な負担も軽減されます。

これにより、市場の動きや取引の流れをリスクを抑えながら学ぶことができ、本格的な投資へステップアップするうえでの貴重な経験となります。

また、気軽に始められるため、投資への心理的ハードルも低くなります。

Q2. 10万円以下で買える株はどんなものがありますか?

10万円以下で買える株は、株価の低い銘柄や、単元株数(通常100株)が少ない銘柄、あるいはミニ株(単元未満株)を提供している証券会社を利用することで見つけることができます。

具体的には、株価が1,000円以下の銘柄であれば100株でも10万円以下で購入可能です。

また、ミニ株では1株単位から購入できるため、高額な有名企業の株でも少額から投資を始められます。

証券会社の銘柄検索機能やテーマ株リストなどを活用すると良いでしょう。

Q3. 投資を始めるには何から準備すればいいですか?

株式投資を始めるには、まず証券会社の口座開設が必要です。

ネット証券であれば、スマートフォンやパソコンから手軽に手続きできます。

口座開設時には、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)と銀行口座情報が必要になります。

また、投資資金として10万円を用意し、無理のない範囲で始めることが大切です。

投資の基礎知識を学ぶために、書籍やオンライン講座などを活用するのもおすすめです。

Q4. 投資で損失が出た場合、どうすればいいですか?

投資で損失が出た場合でも、慌てずに冷静に対応することが重要です。

まず、なぜ損失が出たのか原因を分析しましょう。

企業の業績悪化、市場全体の低迷、あるいは自身の投資判断ミスなど、様々な要因が考えられます。

次に、その銘柄を保有し続けるか、損切り(損失を確定して売却すること)をするか判断します。

少額投資であれば、その損失額も限定的です。経験を積むための授業料と捉え、次回の投資に活かすことが大切です。

Q5. 投資初心者が気をつけるべきことは何ですか?

投資初心者が気をつけるべきことは、まず「余剰資金で始めること」です。

生活費や将来使う予定のあるお金を投資に充てるのは避けましょう。

次に、「情報に惑わされず、自分で調べる習慣をつけること」です。

SNSやニュースの情報だけでなく、企業の公式サイトや決算資料なども確認し、根拠に基づいた判断を心がけましょう。

また、最初は少額から始め、少しずつ経験を積むこと、そして「損切りライン」を事前に決めておくなど、自分なりのルールを持つことも大切です。