証券会社ランキング【2024年7月最新】おすすめのネット証券を紹介

これから投資を始めるのにおすすめの証券会社は、商品ラインナップを重視するならSBI証券です。

楽天グループのサービスをよく利用する人は、ポイントが使いやすい楽天証券が便利でしょう。2024年7月最新の証券会社ランキングを実際に複数のネット証券を利用している著者が紹介します。証券会社選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

  1. 【2024年7月最新】証券会社ランキング
    1. 1位:SBI証券
    2. 2位:楽天証券
    3. 3位:マネックス証券
    4. 4位:auカブコム証券
    5. 5位:松井証券
    6. 6位:GMOクリック証券
    7. 7位:岡三オンライン
    8. 8位:DMM 株
    9. 9位:SBIネオトレード証券
  2. ランキングで紹介した各証券会社の特徴
    1. SBI証券:IPOや商品ラインナップにこだわる人におすすめ
    2. 楽天証券:楽天ポイントを使う人におすすめ
    3. マネックス証券:dカードを使う人におすすめ
    4. auカブコム証券:au PAY カードを使う人におすすめ
    5. 松井証券:電話で相談したい人におすすめ
    6. GMOクリック証券の特徴
    7. 岡三オンラインの特徴
    8. DMM 株の特徴
    9. SBIネオトレード証券の特徴
  3. 証券会社(ネット証券)について初心者が感じる疑問への回答
    1. 証券会社が潰れたら預けた資産はどうなる?
    2. ネット証券のメリット・デメリットは?
    3. NISAにおすすめの証券会社は?
    4. 2社以上の証券会社に口座を開設できる?
    5. 取引開始までどれくらいかかる?
  4. できる限り大手ネット証券に口座を開設しよう

【2024年7月最新】証券会社ランキング

ここでは、証券会社のランキングについて口座数や商品ラインナップを根拠に上位9社を選出しています。なお上位5社のNISAでは、日本株、米国株、投資信託の取引手数料が無料または実質無料になるため、コスト面の差はほとんどありません。

なかでもSBI証券と楽天証券は、口座数が1,000万口座を超えており、多数の個人投資家から選ばれています。まずは、上位2社(SBI証券・楽天証券)から検討してみましょう。

1位:SBI証券

SBI証券
画像引用:SBI証券

SBI証券は、業界最大手のネット証券です。

特徴①:口座数業界No.1

グループ全体で1,200万口座を超えています(2024年3月末時点)。投資信託や米国株をはじめとした外国株の取り扱いも他の大手ネット証券と比べて充実しています。

特徴②:IPO(新規公開株)の実績数業界No.1

2023年度(2023年4月~2024年3月)のIPOの実績数は90社を誇り、新規公開株の90%以上をカバーしています。実績数では、大手対面証券の野村證券や大和証券の41社を大きく圧倒しています。

※IPOとは、証券取引所に上場する前の株式を取り扱っている証券会社で申し込み、抽選に当たれば買える株のことです。銘柄によって差はありますが、なかには上場後に株価が2倍以上になったものもあります。

特徴③:5種類のポイントから選べる

Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイントのいずれかからポイントを選べます。投資信託の保有などで選んだポイントが貯まるほか、VポイントやPontaポイントであれば日本株と投資信託へのポイント投資も可能です。

特徴④:日本株の手数料はNISA以外でも無料

「ゼロ革命」によりNISA以外でも日本株の手数料が無料です。単元未満株(1~99株の日本株)の売買でも手数料はかかりません。NISAであれば日本株だけでなく米国株や投資信託の取引手数料も無料になります。

【SBI証券の概要】

口座数 約1,245万2,000口座
(2024年3月末時点、SBIグループ全体)
取引手数料 日本株の手数料無料
NISAなら米国株・投資信託も無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
230本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
米国株:5,144銘柄
その他外国株:1,941銘柄(※1)
投資信託:1,231本
投資信託
銘柄数
2,574本
外国株
取扱国数
米国・中国・韓国・ベトナムなど9ヵ国(※1)
IPO 90社(2023年度実績)
対応ポイント ・Vポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALマイル
・PayPayポイント(※2)
※1.ロシア株の売買は2024年7月9日時点で停止中
※2.dポイント/JALマイル/PayPayポイントはポイント投資に非対応
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\業界最大手のネット証券/

2位:楽天証券

楽天証券
画像引用:楽天証券

楽天証券は、楽天会員を中心に人気のある大手ネット証券です。

特徴①:NISA口座数業界No.1

2023年12月末時点でNISAの口座数が約515万口座あり、業界No.1です。

特徴②:キャッシュレスで月15万円まで積み立てられる

他の大手ネット証券では月10万円までしか対応していませんが、楽天証券はキャッシュレスで月15万円まで投資信託を積み立てられます。月10万円を超えて投資信託を積み立てたい人におすすめです。

特徴③:楽天ポイントで株や投資信託が買える

投資信託や日本株はもちろん、米国株のポイント投資にも対応します。(バイナリーオプションも投資可能)

特徴④:日経新聞が無料で読める

月4,000円以上かかる日経新聞が無料で読めます。特別な条件がないため、口座開設さえすれば誰でも利用できます。

【楽天証券の概要】

口座数 約1,100万口座
(2024年4月時点)
取引手数料 日本株の手数料無料
NISAなら米国株・投資信託も無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
227本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
米国株:5,127銘柄
その他外国株:1,984銘柄
投資信託:1,201本
投資信託
銘柄数
2,569本
外国株
取扱国数
米国・中国・シンガポールなど6ヵ国
IPO 62社(2023年度実績)
対応ポイント ・楽天ポイント
・楽天証券ポイント(※)
※日本株や米国株のポイント投資は非対応
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\楽天Gのサービスを利用する人におすすめ/

3位:マネックス証券

マネックス証券
画像引用:マネックス証券

マネックス証券は、2024年1月4日に株式会社NTTドコモと業務提携した大手ネット証券です。

特徴①:dカードとマネックスカードで投信積立ができる

ポイント還元率は月5万円までの場合は1.1%あり、年会費無料のカードで月5万円以下の積立金額であれば他社より還元率が高いです。

特徴②:マネックスポイントは他社ポイントとの交換可能

マネックスカードで投信積立をした場合にもらえるマネックスポイントは、Amazonギフトカード、Pontaポイント、Vポイントなどと等価交換できます

特徴③:NISAなら米国株・中国株の手数料が実質無料

NISAで中国株の手数料が実質無料になるのは、マネックス証券だけです。

【マネックス証券の概要】

口座数 262万7,083口座
(2024年6月末時点)
取引手数料 NISAなら日本株/米国株/中国株/投資信託の手数料が無料(※1)
つみたて投資枠
取扱銘柄数
228本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
米国株:4,874銘柄
中国株:2,653銘柄
投資信託:1,163本
投資信託
銘柄数
1,779本
外国株
取扱国数
米国・中国の2ヵ国
IPO 56社(2023年度実績)
対応ポイント ・マネックスポイント
・dポイント(※2)
※1:米国株や中国株の売買手数料、ワン株(単元未満株)の売却手数料はキャッシュバック形式による実質無料
※2:dカードで投資信託を積み立てた場合のみ付与。ポイント投資は非対応
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\ドコモのスマホを使っている人におすすめ/

4位:auカブコム証券

auカブコム証券
画像引用:auカブコム証券

auカブコム証券は、auのサービスを使っている人にメリットのある大手ネット証券です。

特徴①:au PAY カードで投信積立ができる

ポイント還元率は、月10万円まで1.0%です。年会費無料のクレジットカードで月10万円積み立てる場合は、大手ネット証券のなかでもらえるポイント数が最も多くなります

特徴②:auじぶん銀行との連携で普通預金金利がメガバンクの6倍以上

auじぶん銀行と連携すれば普通預金金利が0.13%に上がります。メガバンクは0.02%(2024年7月9日時点)しかないため、メガバンクの6倍以上の金利です。

特徴③:信用格付けが他の大手ネット証券よりも高い

格付投資情報センター(R&I)の信用格付けがAA(安定的)になっており、他の大手ネット証券より高いです。会社の信用度を重視するなら、auカブコム証券を選びましょう。

【auカブコム証券の概要】

口座数 173万1,632口座
(2024年6月末時点)
取引手数料 NISAなら日本株/米国株/投資信託の手数料が無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
230本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
米国株:1,892銘柄
投資信託:1,077本
投資信託
銘柄数
1,813本
外国株
取扱国数
米国のみ1ヵ国
IPO 26社(2023年度実績)
対応ポイント Pontaポイント
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\auのサービスを使っている人におすすめ/

5位:松井証券

松井証券
画像引用:松井証券

松井証券は、電話で相談しやすい大手ネット証券です。

特徴①:銘柄や取引タイミングに関する相談が電話でできる

操作など不明点の相談だけではなく銘柄相談も可能です。松井証券に口座がある人は、誰でも利用でき平日9~16時の時間帯であればWeb予約もできます。

特徴②:電話で問い合わせた際の待ち時間が短い

2024年6月の応答状況は、大半の時間帯が待ち時間1分以内、長くても3分以内です。

特徴③:投資信託の保有金額に応じて貯まるポイントが業界最高水準

貯まった松井証券ポイントは、PayPayポイント、dポイント、Amazonギフトカードに交換できます。

【松井証券の概要】

口座数 157万4,526口座
(2024年6月末時点)
取引手数料 NISAなら日本株/米国株/投資信託の手数料が無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
234本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
米国株:4,275銘柄
投資信託:1,124本
投資信託
銘柄数
1,885本
外国株
取扱国数
米国のみ1ヵ国
IPO 67社(2023年度実績)
対応ポイント ・松井証券ポイント
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\顧客サポートが他のネット証券より手厚い/

6位:GMOクリック証券

GMOクリック証券は、貸株サービス(株を証券会社に貸し出すサービス)の金利が高いネット証券です。GMOあおぞらネット銀行と連携すると、普通預金金利が0.11%に上がるメリットもあります。

【GMOクリック証券の概要】

口座数 53万807口座
(2024年6月末時点)
取引手数料 日本株の手数料は1日100万円まで無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
36本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
投資信託:112本
投資信託
銘柄数
112本
外国株
取扱国数
取り扱いなし
IPO なし(2023年度実績)
対応ポイント なし
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\高金利の貸株サービスが魅力/

7位:岡三オンライン

岡三オンライン
画像引用:岡三オンライン

岡三オンラインは、事前入金不要でIPOに申し込めるネット証券です。当選しなければ入金不要なので、IPO応募用のサブ口座としておすすめです。

【岡三オンラインの概要】

口座数 41万5,918口座
(2024年3月末時点)
取引手数料 日本株の手数料は1日100万円まで無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
91本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
投資信託:332本
投資信託
銘柄数
630本
外国株
取扱国数
取り扱いなし
IPO 50社(2023年度実績)
対応ポイント なし
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\IPOの事前入金不要/

8位:DMM 株

DMM 株
画像引用:DMM 株

DMM 株は、NISA以外でも米国株の取引手数料が無料です。どうしてもNISA以外で米国株を取引したい場合は、選択肢の一つといえます。

【DMM 株の概要】

口座数 12万3,000口座
(2023年3月末時点)
取引手数料 日本株:55円~
米国株:無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
取り扱いなし
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
米国株:2,393銘柄
投資信託
銘柄数
取り扱いなし
外国株
取扱国数
米国のみ1ヵ国
IPO 10社(2023年1~12月実績)
対応ポイント なし
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\米国株の取引手数料が無料/

9位:SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券は、証券会社からお金を借りて自己資金以上の金額で株を売買する信用取引の金利が低いネット証券です。信用取引はリスクが高いため、初心者にとって敷居が高いですが、将来的にチャレンジしてみたい人は口座開設を検討してみましょう。

【SBIネオトレード証券の概要】

口座数 非公開
取引手数料 日本株の手数料は1日100万円まで無料
つみたて投資枠
取扱銘柄数
11本
成長投資枠
取扱銘柄数
日本株:約4,000銘柄
投資信託:29本
投資信託
銘柄数
33本
外国株
取扱国数
取り扱いなし
IPO 24社(2023年度実績)
対応ポイント なし
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

\低金利で信用取引ができる/

ランキングで紹介した各証券会社の特徴

ランキングで紹介した各証券会社の特徴は、以下の通りです。上位5社は大手ネット証券と呼ばれ、他のネット証券と比べてサービスが充実しています。

取扱銘柄数など商品ラインナップは、ネット証券最大手のSBI証券が優れています。しかし日本株や有名企業の米国株、投資信託のいずれかに投資するだけであれば、ほとんど差はありません。ポイントサービスやクレカ積立(クレジットカードでできる投信積立)など、銘柄数以外のサービス内容で比較し、自分に合う証券会社を選びましょう

※日本株、米国株、投資信託の場合。マネックス証券は一部キャッシュバックによる実質無料
※1.ロシア株の売買は2024年7月9日時点で停止中
(2024年7月9日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

SBI証券:IPOや商品ラインナップにこだわる人におすすめ

SBI証券は、IPO(新規公開株)の実績数が業界トップで、米国をはじめとした9ヵ国の外国株を扱うなど商品ラインナップが豊富な業界最大手のネット証券です。IPOを通じてベンチャー企業の株に投資したい人や、他の大手ネット証券では扱っていないベトナム・ロシア・韓国株に投資したい人は、SBI証券を選びましょう。

\ネット証券最大手で商品ラインナップが充実/

・口座数業界No.1

SBI証券は、グループ全体で1,200万口座を突破しており、口座数が業界No.1です。日本でおよそ10人に1人はSBI証券の口座を持っています。口座数だけでなく預り資産残高(投資家から預かっている資産額)もネット証券で唯一40兆円(2024年6月時点)を突破しており、顧客から信頼されていることがうかがえます。

・IPO(新規公開株)の実績数業界No.1

SBI証券
画像引用:SBI証券

SBI証券は、IPO(新規公開株)の実績数が業界No.1です。IPOは、証券会社によって取り扱いの有無が異なり取り扱いのない証券会社からは買えません。SBI証券は、2023年度(2023年4月~2024年3月)に上場したIPOの90%以上をカバーしており、他の証券会社を圧倒しています。

【2023年度のIPO実績数とカバー率(関与率)】

IPO実績数カバー率
SBI証券90社90.9%
松井証券67社67.7%
楽天証券62社62.6%
SMBC日興証券62社62.6%
マネックス証券56社56.6%

実績数最多のSBI証券を選んでおけば、IPOに申し込める機会をほとんど逃さずに応募できるでしょう。IPOの当選確率は決して高くはありませんが、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という独自のポイント制度があります。IPOチャレンジポイントとは、IPO応募時に使うと当選確率が上がるポイントです。

応募時に利用したポイントは、IPOに外れると使用したポイントから1ポイント加算した数が返還されます。当選しない限り、IPOチャレンジポイントは減りません。

【IPOチャレンジポイントの仕組み】

IPOチャレンジポイントの仕組み
画像引用:SBI証券

IPOの当選または補欠当選がメールで配信されるサービスも提供しており、購入意思の手続き忘れを防止できます。ネット証券でIPOに投資したい場合は、SBI証券を選びましょう。

\2023年度のIPO実績数業界No.1/

・5種類のポイントから選べる

SBI証券
画像引用:SBI証券

SBI証券は、メインポイントを5種類から選べます。選んだポイントによってサービスの内容が異なりますが、VポイントやPontaポイントであればポイント投資も可能です

【SBI証券のポイントサービス】

ポイント
投資
ポイントが貯まるお友達紹介
Vポイント日本株
投資信託
新規口座開設
投資信託の保有
SBIラップの利用
金/銀/プラチナの購入
FX口座での取引
Ponta
ポイント
dポイント
JALマイル
PayPay
ポイント
※お友達紹介でもらえるポイントは最大1万5,000ポイント
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

SBI証券は、三井住友カードでのクレカ積立にも対応しており、積立金額に応じて最大5.0%のVポイントが付与されます。

【クレカ積立のポイント付与率】

カード名付与率
三井住友カード プラチナプリファード
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード
5.0%
三井住友カード プラチナ
三井住友ビジネスプラチナカード
2.0%
三井住友カード ゴールド(NL)
Oliveフレキシブルペイ ゴールド
1.0%
三井住友カード(NL)
Oliveフレキシブルペイ
0.5%
※2024年11月買付分(9月11日以降設定分)からはポイント付与率変更予定。詳細はこちら
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

他の大手ネット証券の場合、選べるポイントは1種類または2種類しかありません。楽天ポイント以外で複数のポイントを利用している人は、SBI証券であればポイントが選びやすいでしょう。

\5種類のポイントから選べる/

・日本株の手数料はNISA以外でも無料

SBI証券は、日本株の手数料がNISA以外でも無料です。2023年9月30日から「ゼロ革命」により日本株の手数料完全無料化を実施しており、単元未満株(1~99株の日本株)の売買も含めて手数料がかかりません

他の大手ネット証券の場合、NISA以外では日本株の手数料が有料になる場合があります。楽天証券は「ゼロコース」にすればSBI証券と同様の措置を実施していますが、単元未満株のリアルタイム取引は事実上の手数料が発生します。そのため取引コストゼロで日本株に投資したい人は、SBI証券を選びましょう。

\NISA以外でも日本株の手数料無料/

楽天証券:楽天ポイントを使う人におすすめ

楽天証券は、楽天ポイントをよく使う人におすすめの大手ネット証券です。楽天カードと楽天キャッシュによる投信積立を行うことができます。他の大手ネット証券の場合、毎月のキャッシュレス決済積立の上限は10万円ですが楽天証券は月15万円まで対応しているのが特徴です。

\楽天グループのサービス利用者にお得/

・NISA口座数業界No.1

NISA口座数業界No.1
画像引用:楽天証券

楽天証券は、2023年12月末時点でNISAの口座数が約515万口座あり業界No.1です。2024年1月以降は、SBI証券がNISAの口座数でも楽天証券を猛追していますが、投資初心者層を中心に楽天証券が支持されていることがうかがえます。楽天証券は、口座数の80%以上が楽天会員となっており、普段楽天グループのサービスをよく使う人におすすめできるネット証券です。

・キャッシュレスで月15万円まで積み立てられる

キャッシュレスで月15万円まで積み立てられる
画像引用:楽天証券

楽天証券は、キャッシュレスで月15万円まで投資信託を積み立てられます。楽天カード、楽天キャッシュの双方で最低0.5%のポイント還元率があるため、月15万円積み立てれば貯まる楽天ポイントが年間9,000ポイント以上です。楽天証券のクレカ積立は、ランクの高いカードで積み立てるほどポイント還元率が上がります。

【楽天証券のクレカ積立】

クレカの種類ポイント還元率
楽天プレミアムカード 1.0%
楽天ゴールドカード 0.75%
楽天カード 0.5%
※信託報酬(保有コスト)のうち楽天証券の取り分が年率0.4%以上の銘柄は、楽天ゴールドカード・楽天カードでも還元率1.0%
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

NISAのつみたて投資枠だけでなく成長投資枠でも積立投資ができるので、楽天証券であれば月15万円までNISAでキャッシュレス積立ができます。月10万円を超えて投資信託を積み立てたい人は、月15万円まで楽天ポイントが貯まる楽天証券を選びましょう。

\キャッシュレス積立に月15万円まで対応/

・楽天ポイントで株や投資信託が買える

楽天ポイントで株や投資信託が買える
画像引用:楽天証券

楽天証券は、楽天ポイントで株や投資信託が買えます。ポイント投資の対象商品が幅広く、米国株にポイント投資ができる大手ネット証券は楽天証券だけです。

※投信積立に非対応
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

楽天市場などグループのサービスで貯まったポイントは、期間限定ポイントを除いて1ポイントからポイント投資に使えます。楽天ポイントが余っている人は、楽天証券で日本株や米国株、投資信託にポイント投資をしてみましょう。

\米国株にも楽天ポイントで投資ができる/

・日経新聞が無料で読める

日経新聞が無料で読める
画像引用:楽天証券

楽天証券では、日経テレコン(楽天証券版)経由で日経新聞が無料で読めます。スマホアプリ「iSPEED」の右下にあるメニューから日経テレコンを選択すると、簡単にアクセスできます。

日経テレコン(楽天証券版)の利用に特別な条件はなく、口座開設さえすれば購読可能です。

日経テレコン
画像引用:楽天証券

日経新聞は、最も安い日経電子版でも月4,277円かかるため、新聞のなかでも決して安いとはいえません。経済の勉強をしながら投資の知識を深めていきたい人は、経済専門の新聞が無料で読める楽天証券を選びましょう。

\日経新聞が無料で読める/

マネックス証券:dカードを使う人におすすめ

マネックス証券は、dカードを使う人におすすめのネット証券です。2024年7月5日からdカードでのクレカ積立に対応したため、NTTドコモのスマホを利用する人を中心に使いやすくなっています。dカードがない人も口座開設後に発行できるマネックスカードを利用することで、クレカ積立ができます。

\dカードでのクレカ積立に対応/

・dカードとマネックスカードで投信積立ができる

dカードとマネックスカードで投信積立ができる
画像引用:マネックス証券

マネックス証券は、dカードとマネックスカードで投信積立が可能です。dカードで積み立てた場合はdポイント、マネックスカードで積み立てた場合はマネックスポイントが貯まります。

【マネックス証券のクレカ積立のポイント還元率】

5万円以下5万円超~
7万円以下
7万円超~10万円以下
マネックス
カード
1.1%0.6%0.2%
dカード1.1%0.6%0.2%
dカードGOLD(※)1.1%0.6%0.2%
※NISA口座で積み立てる場合は金額を問わずポイント還元率1.1%
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

積立金額が月5万円を超えるとポイント還元率が下がるものの、月5万円までなら他の大手ネット証券よりもポイント還元率が高いです。dカードなら年会費永年無料、マネックスカードも年1回以上クレカ積立をすれば年会費が無料になるため、普段クレジットカードをあまり使わない人でも気軽に発行できます。

月5万円までの投信積立であれば、年会費無料のカードで1.1%のポイント還元が受けられるマネックス証券を選びましょう。

\dカードでのクレカ積立に対応/

・マネックスポイントは他社ポイントとの交換可能

マネックスカードのクレカ積立で貯まるマネックスポイントは、使い道が乏しいものの他社ポイントとの交換が可能です。等価交換できる他社ポイントが多く、楽天ポイントを除く有名なポイントなら最低1ポイントから交換できます

【マネックスポイントと他社ポイントの交換レート】

交換先ポイント交換レート
dポイント 1:1
Amazonギフトカード 1:1
Pontaポイント 1:1
Vポイント 50:50
nanacoポイント 50:50
電子マネーWAONポイント 100:100
※等価交換のポイントのみ記載
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

複数のポイントを使っている人は、ポイント交換がしやすいマネックス証券で投資を始めてみましょう。

\他社ポイントとの交換がしやすい/

・NISAなら米国株・中国株の手数料が実質無料

マネックス証券は、NISAであれば米国株・中国株の手数料が実質無料です。大手ネット証券のNISAは、米国株の手数料をいずれも無料または実質無料にしていますが、中国株も実質無料になるのはマネックス証券だけです。中国株に興味がある人は、マネックス証券のNISAで投資を始めましょう。

\NISAなら中国株の手数料も実質無料/

auカブコム証券:au PAY カードを使う人におすすめ

auカブコム証券は、au PAY カードを使う人におすすめのネット証券です。auのスマホを利用している場合は、クレカ積立がしやすいでしょう。auカブコム証券のクレカ積立は、月10万円までポイント還元率が1.0%と高いため、ポイント還元目的でもおすすめです。

\au PAY カードでクレカ積立ができる/

・au PAY カードで投信積立ができる

auカブコム証券は、au PAY カードで投信積立ができます。年会費無料のクレジットカードで月10万円積み立てるのであれば、auカブコム証券が大手ネット証券のなかでもらえるポイント数が最も多いです。

※楽天証券は銘柄によって還元率が異なるため、ここでは信託報酬の低い人気銘柄で計算
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

投資信託を月10万円積み立てるなら、クレカ積立のポイント還元が多いauカブコム証券を選びましょう。

\月10万円までポイント還元率1.0%/

・auじぶん銀行との連携で普通預金金利がメガバンクの6倍以上

auじぶん銀行との連携で普通預金金利がメガバンクの6倍以上
画像引用:auじぶん銀行

auじぶん銀行に口座がある人は、auカブコム証券の口座と連携することで普通預金の金利が0.13%に上がります。メガバンクの普通預金金利は0.02%(2024年7月9日時点)のため、6倍以上の金利です。さらにau PAYとの連携やau PAY カードの引き落としも含めると、普通預金金利が0.23%になります。auじぶん銀行をよく使う人は、普通預金金利が上がるauカブコム証券を選びましょう。

\auじぶん銀行との連携で預金金利アップ/

・信用格付けが他の大手ネット証券よりも高い

auカブコム証券は、格付投資情報センター(R&I)の信用格付けが他の大手ネット証券よりも高いです。

【大手ネット証券の信用格付け】

auカブコム証券AA(安定的)
SBI証券A(安定的)
楽天証券BBB+(ネガティブ)
マネックス証券格付けなし
松井証券BBB+(安定的)
参照:格付投資情報センター
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の傘下に入っている要因が大きいものの、他の大手ネット証券と比べて会社の信用度は高いといえます。会社の格付けや信用度を重視するなら、auカブコム証券を選びましょう。

\格付けは大手ネット証券のなかで最も高い/

松井証券:電話で相談したい人におすすめ

松井証券は、電話で相談したい人におすすめのネット証券です。一般的なネット証券の電話での顧客サポートは、操作の不明点などの問い合わせに限られますが、松井証券であれば日本株や米国株の銘柄相談も受け付けています

\電話での手厚いサポートが魅力/

・銘柄や取引タイミングに関する相談が電話でできる

松井証券は、日本株や米国株の銘柄や取引タイミングに関する相談が電話で行えます。松井証券に口座がある人は、誰でも利用でき平日9~16時の時間帯であればWeb予約も可能です。個別銘柄の株価予想はできませんが、チャートや専門家が公表している目標株価をもとに取引のタイミングを一緒に考えてもらえます。銘柄選びの相談も可能です。

銘柄選びや日本株・米国株の取引に不安がある人は、口座を開設して松井証券の「株の取引相談窓口」を利用してみましょう。

\銘柄や取引タイミングの電話相談も可能/

・電話で問い合わせた際の待ち時間が短い

松井証券は、電話で問い合わせた際の待ち時間が短い傾向です。2024年6月の応答状況は、大半の時間帯が待ち時間1分以内、長くても3分以内とうたわれています。他のネット証券では10~20分以上待つことも決してめずらしくないため、松井証券の待ち時間は特に短いといえます。電話で相談したいけど、待ち時間の長さであきらめている人は松井証券を選びましょう。

\電話相談の待ち時間が短い/

・投資信託の保有金額に応じて貯まるポイントが業界最高水準

投資信託の保有金額に応じて貯まるポイントが業界最高水準
画像引用:松井証券

松井証券は、投資信託の保有金額に応じて貯まる松井証券ポイントが業界最高水準です。松井証券ポイントの使い道は限られますが、PayPayポイント、dポイント、Amazonギフトカードに交換できます

【松井証券ポイントと他社ポイントの交換レート】

交換先ポイント交換レート
PayPayポイント 100:90
dポイント 1:1
Amazonギフトカード 1,000:1,000
(2024年7月4日現在、CRAZY MONEY Plus 編集部)

投信残高ポイントは、他社で買って松井証券に移した投資信託も還元対象になります。投資信託をすでに保有している人や、投資信託への長期投資を考えている人は、松井証券を選びましょう。

\業界最高水準の投信残高ポイント/

GMOクリック証券の特徴

GMOクリック証券は、グループ銀行との連携や貸株サービス(株を証券会社に貸し出すサービス)が魅力的なネット証券です。