楽天証券のポイント投資は使わないと損!1ポイントから利用可能

楽天証券では、楽天ポイント(または楽天証券ポイント)が投資に使えます。1ポイントを1円分として1ポイントから利用できるため、楽天ポイントをあまり貯めていない人でも使いやすいです。

この記事では、楽天証券でポイント投資ができる商品やポイント投資を始める方法を解説します。

\1ポイントからポイント投資が始められる/

  1. ポイント投資が可能な商品
    1. 投資信託
    2. 日本株
    3. 米国株(円貨決済のみ)
    4. バイナリーオプション
  2. 楽天証券でポイント投資を始めるメリット
    1. クレカ積立にも楽天ポイントが使える
    2. NISAでも使える
    3. 条件を満たせば楽天市場のポイント還元率が上がる
  3. 楽天証券でポイント投資を始める際の注意点(デメリット)
    1. 期間限定ポイントは使えない
    2. ポイント投資分にはポイントが付与されない
    3. 利用できるポイント数に上限がある
  4. 楽天証券のポイント投資の始め方
    1. 投資信託の場合
    2. 日本株の場合
    3. 米国株の場合
    4. バイナリーオプションの場合
  5. 使い道に困った楽天ポイントがあるなら楽天証券で投資を始めてみよう
  6. 楽天証券のポイント投資についてよくある質問
    1. ポイントはいつ引かれる?
    2. 現金化は可能?
    3. 税金はどうなる?

ポイント投資が可能な商品

楽天証券でポイント投資が可能な商品は、以下4種類です。

なお「投資信託以外の商品にポイント投資をする」「楽天ポイントを投資に使いたい」という場合は、楽天ポイントコースにする必要があります。

ポイントコースは、スマホアプリ「iSPEED」右下のメニューからポイント投資を選択し、右上のマイメニューで「ポイント・SPU」「利用設定」の順に選ぶと確認できます。

ポイントコース選択
画像引用:楽天証券

楽天証券ポイントコースになっている人は「コース変更する」を選んで楽天ポイントコースに変更しましょう。保有している楽天証券ポイントは、コース変更時に自動的に楽天ポイントへ交換されます

投資信託

楽天証券では、積立注文を含む投資信託の購入にポイントが使えます。購入金額を問わず、1ポイント(1円分)から利用できます。

【ポイント投資(投資信託)のサービス概要】

対象ポイント 楽天ポイント
楽天証券ポイント
ポイント
利用単位
1ポイント(1円分)
対象の注文 一括購入(金額指定注文)
積立注文
対象口座 NISA、特定、一般
対象商品 楽天証券が扱う投資信託
利用不可
ポイント
期間限定ポイント、他ポイントから手動で交換した楽天ポイント
参照:楽天証券|ポイント投資(投資信託)
(2025年2月8日現在)

楽天証券の投資信託は、100円から購入できるためポイントだけで投資信託への投資を始めることもできます。現金を使うことに抵抗がある人は、投資信託へのポイント投資から始めるのがおすすめです。

\投資信託の購入・積立にポイントが使える/

日本株

楽天証券では、単元未満株(100株未満の日本株)を含む日本株にも楽天ポイントで投資ができます。最低でも1株買える分の資金が必要なため、投資信託のように全額をポイントで賄うことは難しいものの購入金額の一部をポイントで投資できます

【ポイント投資(国内株式)のサービス概要】

対象ポイント 楽天ポイント
ポイント
利用単位
1ポイント(1円分)
対象口座 NISA成長投資枠、特定、一般
対象商品 IPO(新規公開株)などを除く日本株
「かぶミニ」で扱う単元未満株
利用不可
ポイント
期間限定ポイント、他ポイントから手動で交換した楽天ポイント
参照:楽天証券|ポイント投資(国内株式)
(2025年2月8日現在)

日本株への投資を始めたい人で楽天ポイントの使い道に困っている場合は、楽天証券がおすすめです。

\日本株投資で楽天ポイントが使える/

米国株(円貨決済のみ)

日本円で米国株を買う円貨決済に限られますが、米国株投資にも楽天ポイントが使えます。米国株にポイントが使える大手ネット証券は、楽天証券のみです。

【ポイント投資(米国株式)のサービス概要】

対象ポイント 楽天ポイント
ポイント
利用単位
1ポイント(1円分)
対象の注文 円貨決済
対象口座 NISA成長投資枠、特定、一般
対象商品 楽天証券が扱う米国株
利用不可
ポイント
期間限定ポイント、他ポイントから手動で交換した楽天ポイント
参照:楽天証券|ポイント投資(米国株式)
(2025年2月8日現在)

日本株や投資信託と同様に1ポイントから使えるので、楽天ポイントをそこまで保有していない人でも利用しやすいでしょう。

\米国株投資で楽天ポイントが使える/

米国株の円貨決済について詳しく知りたい人はこちら
米国株(アメリカ株)の買い方や円貨と外貨のどちらがいいのか解説

バイナリーオプション

楽天証券では、バイナリーオプション(らくオプ)でもポイント投資ができます。

バイナリーオプションとは、為替がどちらに動くのか二者択一で予想してどちらかに賭け、予想通りの値動きになれば定められた金銭が支払われる取引のことです。予想が外れた場合、賭け金はすべて失われます。

楽天証券のバイナリーオプションは、最短2分で結果がわかるため、短期投資で利益を出したい人向きです。

ただし取引を始めるには、条件があります。年収と金融資産の合計が500万円以上、FXや株式信用取引、先物・オプションなどデリバティブ取引の経験が1年以上ない人はバイナリーオプション口座が開設できません

条件を満たさない人は、投資信託や日本株、米国株のポイント投資から始めましょう。

【ポイント投資(バイナリーオプション)のサービス概要】

対象ポイント 楽天ポイント
ポイント
利用単位
1ポイント(1円分)
対象通貨ペア 米ドル/円
ユーロ/円
ポンド/円
豪ドル/円
ユーロ/米ドル
利用不可
ポイント
期間限定ポイント

バイナリーオプションは、税制上の取り扱いが投資信託や日本株、米国株とは異なります。例えばバイナリーオプションで年間20万円超の所得が発生した会社員や公務員は、確定申告が必要です。

投資信託、日本株、米国株が売買できる特定口座のような申告不要の口座はありません。口座の開設条件を満たしている人は、楽天証券のバイナリーオプションでポイント投資を始めてみましょう。

\バイナリーオプションにも対応/

楽天証券でポイント投資を始めるメリット

楽天証券でポイント投資を始める主なメリットは、以下の3つです。

ほかの大手ネット証券と比べてポイント投資に関するサービスが充実しているので、楽天ポイントを絶対に使わない人を除いて楽天証券はおすすめできます。

クレカ積立にも楽天ポイントが使える

楽天証券であればクレカ積立(クレカ決済による投信積立)にも楽天ポイントが使えます。

2025年2月時点でクレカ積立は、松井証券を除く大手ネット証券が取り扱っています。そのなかでも投資信託でポイント投資とクレカ積立を同時に設定できるのは、楽天証券と三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)の2社です

三菱UFJ eスマート証券のポイント投資は、Pontaポイントが対象になるため、楽天ポイントが使えるのは楽天証券のみです。

【大手ネット証券のクレカ積立とポイント投資】

※松井証券のクレカ積立は2025年5月開始予定
(2025年2月8日現在、CRAZY MONEY Plus編集部調べ)

\クレカ積立とポイント投資の同時利用可/

楽天証券のクレカ積立について詳しくはこちら
楽天証券のクレカ積立を徹底解説|メリットやデメリット、還元率なども紹介

NISAでも使える

楽天証券のポイント投資は、NISAにも対応しています。NISA成長投資枠であれば投資信託や日本株、米国株に楽天ポイントを利用でき、つみたて投資枠での投信積立にも利用可能です

ポイント投資の対象商品は、大手ネット証券のなかで最も幅広く楽天証券であればNISAでのポイント投資も始めやすいでしょう。

【大手ネット証券のポイント投資の対象商品】

※松井証券はNISAでのポイント投資に非対応
(2025年2月8日現在、CRAZY MONEY Plus編集部調べ)

\NISAでもポイント投資が始めやすい/

条件を満たせば楽天市場のポイント還元率が上がる

楽天証券のポイント投資で所定の条件を満たすと楽天市場のポイント還元率が最大1%上がります。SPU(スーパーポイントアッププログラム)といわれ、具体的な条件は以下のとおりです。

【SPUの条件(楽天証券)】

※円貨決済に限る。米株積立と購入手数料無料の海外ETFは対象外
参照:楽天証券|楽天証券でポイント投資をするとポイント最大+1倍
(2025年2月8日現在)

楽天市場を利用する人は、楽天証券を活用することでよりお得に買い物ができます。

\条件達成で楽天市場のポイント還元率UP/

楽天証券でポイント投資を始める際の注意点(デメリット)

楽天証券のポイント投資には、3つの注意点があります。

期間限定ポイントは使えない

楽天証券のポイント投資に使える楽天ポイントは「通常ポイント」です。SPUで獲得したポイントを含め「期間限定ポイント」は使えません。

期間限定ポイントも投資に使いたい場合は、マネックス証券のdポイント投資がおすすめです。マネックス証券の場合、dポイントについて「期間限定ポイント」「用途限定ポイント」のどちらもポイント投資に利用できます

\期間・用途限定のdポイントも使える/

ポイント投資分にはポイントが付与されない

楽天証券のクレカ積立(クレカ決済による投信積立)では楽天ポイントが貯まりますが、ポイント投資に利用した分はポイントが付与されません。例えば5万円のクレカ積立で100円分の楽天ポイントを利用した場合、ポイントを除いた4万9,900円に対してポイントが付与されます。

利用できるポイント数に上限がある

楽天証券のポイント投資は、利用できるポイント数に上限があります。楽天会員のランクが最上位の人(ダイヤモンド会員)は上限月50万ポイント、ダイヤモンド会員以外の人は上限月10万ポイントです。

保有しているポイントを無制限に使えるわけではなく、毎月の上限ポイントは楽天グループの他サービスでの利用分も合算されます。ただし楽天のサービスを使い倒したとしても月10万ポイント貯めるのは現実的に困難で上限に達する人はごくわずかです。

あくまでも「上限がある」という点だけは、覚えておきましょう。

楽天証券のポイント投資の始め方

楽天証券のポイント投資は、商品に応じて始め方が異なります。あらかじめ楽天ポイントコースに設定のうえで、この記事で記載された手順を見ながらポイント投資を始めてみましょう。

楽天ポイントコースへの変更方法
  1. スマホアプリ「iSPEED」右下のメニューからポイント投資を選択
  2. 右上のマイメニューで「ポイント・SPU」「利用設定」の順に選ぶ
  3. 楽天証券ポイントコースになっている場合、「コース変更する」を選んで変更する

楽天ポイントコースへの変更方法
画像引用:楽天証券

\1ポイントからポイント投資が始められる/

投資信託の場合

投資信託へポイント投資をする場合、購入・積立設定画面でポイントの利用設定ができます。

・1.買いたい銘柄を選ぶ

「iSPEED」右下のメニューから投資信託を選ぶと楽天証券のサイトに移ります。「探す・購入」を選択してキーワードを入れると検索結果が表示されるので、買いたい銘柄を選びましょう。

買いたい銘柄を選ぶ
画像引用:楽天証券

銘柄の詳細画面で購入または積立設定を押すと、購入・積立設定画面に移ります。

・2.購入・積立設定画面でポイントを設定する

購入・積立設定画面の下にポイント利用について設定できる箇所が表示されます。「購入」を選んだ人は「ポイント利用」から使いたいポイント数を入力してください。

購入・積立設定画面でポイントを設定する
画像引用:楽天証券

「積立設定」を選んだ人は、ポイント利用の箇所にある「設定」を押し、利用の有無やポイント数を入力してください。なお積立注文の場合は、商品ごとに利用の有無やポイント数を選ぶことができません

積立設定
画像引用:楽天証券

ポイントの利用設定ができたあとは、画面の指示に従い注文するだけです。

日本株の場合

日本株のポイント投資は、注文画面で利用ポイントを設定することができません。事前に設定し、その内容に従い自動的にポイントが差し引かれます

・1.ポイント投資の設定内容を確認する

注文前にポイント投資の設定内容を確認します。スマホアプリ「iSPEED」右下のメニューからポイント投資を選び、右上のマイメニューから「ポイント・SPU」を押すと現在の設定内容がわかります。

ポイント投資の設定内容を確認する
画像引用:楽天証券

チェックが国内株式についていない場合、選択してポイントの利用設定を行いましょう。

・2.銘柄を選んで注文する

設定ができたら「iSPEED」から銘柄を検索し、注文するだけです。注文画面でポイントの利用設定は一切出てきませんが、自動的にポイントが差し引かれます

米国株の場合

米国株のポイント投資は、日本株と同様に注文画面で利用ポイントを設定することができません。事前に設定し、その内容に従い自動的にポイントが差し引かれます

・1.ポイント投資の設定内容を確認する

注文前にポイント投資の設定内容を確認します。スマホアプリ「iSPEED」右下のメニューからポイント投資を選び、右上のマイメニューから「ポイント・SPU」を押すと、現在の設定内容がわかります。

ポイント投資の設定内容を確認する
画像引用:楽天証券

チェックが米国株式についていない場合、選択してポイントの利用設定を行いましょう。

・2.銘柄を選んで注文する

設定ができたら「iSPEED」から銘柄を検索し注文するだけです。ポイント投資は、円貨決済にしか対応していないので決済方法は「円貨決済」を選んでください

注文画面でポイントの利用設定は一切出てきませんが、自動的にポイントが差し引かれます。

\1ポイントからポイント投資が始められる/

バイナリーオプションの場合

バイナリーオプションにポイント投資をする場合、楽天証券に口座を開設済みであっても別途バイナリーオプション口座の開設手続きが必要です。

なおバイナリーオプションを始めるには条件があります。年収と金融資産を合わせて500万円以上、FXや株式信用取引、先物・オプションなどデリバティブ取引の経験が1年以上ない人は口座開設ができません

・1.バイナリーオプション口座を開設する

楽天証券のサイト左上にあるメニューから「バイナリーオプション」を選び、「バイナリーオプション口座の開設」を押してください。

書面や確認事項をすべてチェックして申し込むと知識確認テストに進めます。確認テストに合格するとバイナリーオプションの口座開設が完了します。

・2.バイナリーオプションに振替入金する

バイナリーオプション取引を始めるには、証券口座にあるお金をバイナリーオプション口座へ振替入金する必要があります。バイナリーオプションの「入出金・振替はこちら」を選んで手続きしてください。

バイナリーオプションに振替入金する
画像引用:楽天証券

・3.ポイントを利用して取引する

振替入金ができたあとは、ポイントを利用して取引をするだけです。バイナリーオプション購入時に「すべての楽天ポイントを使う」をチェックするとポイント投資ができます。

使い道に困った楽天ポイントがあるなら楽天証券で投資を始めてみよう

楽天証券の楽天ポイント投資は、1ポイントから使えます。購入金額の一部に利用することもできるので、使い道に困っている楽天ポイントの利用先にピッタリです。

現金を使って投資をすることに抵抗がある人も100ポイント以上あれば楽天ポイントだけで投資信託が買えるので、気軽に投資が始められるでしょう。

証券口座の開設手数料や口座管理料は発生しないため、余計なコストはかかりません。使わない楽天ポイントがある場合は、楽天証券で口座を開設してポイント投資を始めてみましょう。

\1ポイントからポイント投資が始められる/

楽天証券のポイント投資についてよくある質問

楽天証券のポイント投資についてよくある質問をまとめました。

ポイントはいつ引かれる?

商品や注文方法によってポイントが引かれるタイミングは異なります。バイナリーオプションや積み立てを除く投資信託は、注文成立時にポイントが差し引かれます。

日本株や米国株は、受渡日(日本株は注文成立から2日後、米国株は3日後)です。投信積立は、引き落とし方法(決済方法)に応じて異なるため、注文前に確認しましょう。

投信積立時にポイントが引かれるタイミング
  • 証券口座:注文設定時点
  • 楽天キャッシュ:積立注文の前月13日(3時ごろ~)
  • クレカ積立:積立注文の前月16日(18時ごろ~)

現金化は可能?

楽天証券では、ポイント投資の現金化を禁止していないので可能です。ポイントを利用して購入した商品は、即刻売っても問題ありません。

ただし値動きがあるため、想定した金額にならない可能性があります。楽天ポイントや楽天ペイ対応店舗の場合、1ポイント1円として使えるので現金化するくらいであれば普段の買い物に使うほうがいいでしょう。

税金はどうなる?

ポイントの使用額そのものは一時所得に該当しますが、年間50万円までは控除され税金は発生しません。ポイント投資によって得た売却益や配当は、現金での投資と同様に20.315%課税(米国株の配当のみ米国で10%課税されたのち20.315%課税)されます。

NISAであれば国内で発生する20.315%の税金は非課税になりますが、米国株の配当はNISAでも米国で10%課税されます。