株式取引におすすめの証券口座10選!選び方から開設方法まで徹底解説

株式取引を始めるためには、まず証券会社に口座を開設しなければなりません。どの証券会社がよいかは初心者にとっては悩みどころの一つですが、証券口座を1社に絞る必要はなく、良いとこ取りをしていくことが大切です。そこで今回は、株式取引に最適な証券口座の選び方として6つのポイントを紹介したあと、10の証券会社の特徴について解説します。

あわせて新NISAや米国株投資、IPO投資におすすめの証券会社や口座開設の方法についても紹介していますので、この記事を読めば、初心者でもすぐに株式取引を始めることができるでしょう。

この記事でわかること
  • 初心者のための証券会社選び6つのポイント
  • 人気の証券会社10社それぞれの個性や特徴
  • 新NISAにおすすめの証券会社
  • 米国株投資におすすめの証券会社
  • IPO投資におすすめの証券会社
  1. 株式取引に最適な証券口座の選び方
    1. ①商品ラインナップで選ぶ
    2. ②コスト(手数料・金利)の安さで選ぶ
    3. ③ポイントサービスで選ぶ
    4. ④取引ツールやアプリで選ぶ
    5. ⑤情報コンテンツで選ぶ
    6. ⑥サポート体制で選ぶ

  2. 株式取引の初心者におすすめの証券口座10社
    1. SBI証券|国内No.1の総合力
    2. 楽天証券|楽天ユーザー以外にもメリット満載
    3. マネックス証券|デイトレードにチャレンジしたいなら
    4. auカブコム証券|Pontaポイントで1株から投資
    5. 松井証券|株取引について専門スタッフに相談できる
    6. DMM.com証券(DMM株)|米国株の取引手数料が無料
    7. 岡三オンライン証券|1日最大200万円まで取引にかかる手数料無料
    8. SMBC日興証券|信用取引手数料が無料
    9. SBIネオトレード証券|業界最安水準の取引手数料

    10. GMOクリック証券|27歳以下は国内現物取引の手数料無料

  3. 証券口座は複数持つのがおすすめと言える理由
    1. ①投資目的に合った証券会社で投資ができるから
    2. ②IPOの当選確率が上がるから
    3. ③相場がわかるようになるから
    4. ④リスク分散になるから

  4. 新NISAにおすすめの証券会社3社
  5. 米国株投資におすすめの証券会社3社
  6. IPO投資におすすめの証券会社3社
  7. 株式取引の証券口座を開設する方法
  8. 証券口座開設に関するよくある質問
    1. 未成年も口座を開設できる?
    2. 大手証券会社とネット証券どっちがおすすめ?:ネット証券
    3. 証券会社が破たんした場合、資産は保護される?
    4. 特定口座と一般口座どっちがおすすめ?

株式取引に最適な証券口座の選び方

株式取引を行うための証券口座は、どのようなポイントで選べばよいのでしょうか。ここでは、6つのポイントを紹介します。

①商品ラインナップで選ぶ

まずは、株式取引に関連する証券会社の商品ラインナップについて見ていきましょう。

・現物取引
現物取引とは、証券会社への預け金(自己資金)の範囲内で、証券取引所に上場している株式の売買を行う取引です。株式取引に初めてチャレンジする方は、現物取引から始めましょう。信用取引では、配当や株主優待を受けることができないのに対して、現物取引では株式を保有することで配当金や株主優待などのリターンも得ることができます。

・信用取引
信用取引とは、自己資金(委託保証金)や保有している有価証券を担保に証券会社から資金を借り入れて行う取引のことです。信用取引は、現物取引である程度の経験を積んだあとに始めることをおすすめします。自己資金を超えた取引にはリスクが伴いますが、投資先を増やしたりリターンを追求したりするチャンスが広がる点はメリットです。

また現物取引は「購入→売却(買建)」の取引しかできませんが、信用取引はその逆となる「売却→購入(売建)」の取引もできます。なお信用取引の種類は、銘柄や金利などのルールを証券取引所が一律に指定する「制度信用取引」と証券会社ごとに銘柄や取引ルールを定める「一般信用取引」の2つです。

・単元未満株取引
1単元(100株)未満の株式の取引が単元未満株取引です。日本の証券取引所では、基本的に株式の売買単位が1単元100株(2018年10月から)に統一されています。そのため例えば株価1,000円の銘柄の場合は、最低でも10万円(1,000円×100株)の資金が株式の購入に必要です。しかし単元未満株取引であれば1株から購入できるため、上記の例でいえば1株1,000円で購入ができます。

近年は、ネット証券を中心に1株単位で取引ができる単元未満株取引を用意していることが多い傾向です。分散投資もしやすいため、投資初心者にも非常に利用しやすい取引方法といえるでしょう。なお単元未満株には議決権はありませんが、単元株と同様に配当金を受け取れるほか、銘柄によっては1株から株主優待がもらえるものもあります。

・IPO
IPO(Initial Public Offering)は、新規上場株式のことです。IPO投資は、証券取引所に上場する前の銘柄を購入して上場後の値上がりによるリターン獲得を目指ざせることから人気となっています。IPO銘柄を手に入れるためには、まず抽選に当選することが必要です。IPO投資に興味のある方は、取扱実績や抽選方法、必要資金のタイミング、当選辞退によるペナルティなどに注目してみましょう。

・外国株式
証券会社によっては、日本国内の市場だけでなく世界各国の株式市場に上場している銘柄へ投資をすることも可能です。例えば最も一般的な米国株投資の場合、AppleやMicrosoft、Amazonなど世界的有名企業をポートフォリオに組み込むこともできます。また銘柄によっては、年4回の配当が受け取れるため、日本株とは違った投資スタイルを楽しみたい方にもおすすめです。

興味のある方は、各証券会社で取り扱っている市場や銘柄の数に注目してみましょう。

②コスト(手数料・金利)の安さで選ぶ

株式取引の取引コストは、収益に影響を与えるため、できるだけ低く抑えられたほうが賢明です。ここでは、それぞれの取引にかかるコストを見ていきます。なお証券会社によっては、手数料割引やキャンペーンを行っている場合もあるため、上手に活用すれば取引コストを一定の期間中低く抑えることも可能です。

・現物取引
現物取引にかかる売買手数料については「1約定制」と「1日定額制」のいずれかから選べることが一般的です。まず「1約定制」とは、1つの売買成立(約定)ごとに手数料が発生する方式を指します。例えば10株を買い、その後さらに20株を買う場合、2回の取引が発生するため、2回分の手数料が必要になるといった具合です。

一方、「1日定額制」とは1日の約定金額に基づいて手数料が発生する方式を指します。1日あたりの取引量が多いアクティブトレーダーにとっては、1日定額制のほうが有利といえるでしょう。各証券会社も1日定額制の安さで競争している点に注目です。

・信用取引
信用取引には、売買手数料(委託手数料)のほかにも事務手数料となる信用管理費や証券会社から資金を借りた分に対する金利(売建の場合には貸株料)が約定代金に対してかかります。その他、買建の場合には「名義書換料」と呼ばれる権利付き最終売買日と権利落ち日をまたいで保有した場合に発生する権利処理手数料がかかる点も忘れてはいけません。

さらに制度信用取引で売建の取引をする場合は「逆日歩(品貸料)」と呼ばれるコストが発生する場合もあります。

・単元未満株
証券会社によって異なりますが、単元未満株についても売買手数料(委託手数料)がかかります。ただ単元株よりも割高な場合が多い傾向です。

・IPO
IPO株への参加や購入において手数料はかかりません。ただしIPO株を売却する際は、各証券会社の手数料がかかります。

・外国株式
外国株式は、約定ごとにかかる売買手数料(委託手数料)や、円貨決済で株式取引を行う場合は注文約定時に適用される為替レートに含む形で為替手数料(スプレッド)がかかります。また米国株取引では、売却時に米ドルベースの約定代金に対して0.000008米ドル(小数点以下第3位切り上げ、最低0.01米ドル)の「SEC Fee(米国現地証券取引所手数料)」が別途かかります(2023年2月23日より適用)。

③ポイントサービスで選ぶ

証券会社によっては、取引金額などに応じて独自ポイントや提携ポイントを付与(還元)していることもあります。証券会社によって内容は異なりますが、ポイントは単なるおまけだけではなく投資ができたり取引手数料へ充当したりすることが可能です。自己資金の一部を形成できるため、賢く活用してみましょう。

新規で口座開設する場合は、口座開設によるポイント付与にも注目です。エントリーが必要な場合もあるため、必ずチェックするようにしましょう。

④取引ツールやアプリで選ぶ

証券会社が提供する取引ツールやアプリは、その使い勝手や機能性が投資家の取引スタイルやパフォーマンスに大きな影響を与えます。最も基本的な視点は「アプリやツールが直感的に使いやすいか」です。しかし以下のような内容についても注目するとよいでしょう。

・株価チャートや企業の財務データ、ニュースなど投資判断のための情報がどのように表示されるか
・各種テクニカル指標やチャートの描画機能、表示内容をカスタマイズできるか など

証券会社によっては、口座開設前でもデモ環境を利用できるため、事前に試してみることもおすすめです。

⑤情報コンテンツで選ぶ

株式投資の成功の鍵となるのは、正確かつタイムリーな情報をもとにした的確な判断です。企業の業績や財務状況、将来の成長見込みなどの基本的な情報のほか、日々変動する市場の動きや特定の銘柄の動向を追うためのニュースやアナリストレポートとして、どのようなものが提供されているかを確認してみましょう。

基本的な情報は、インターネットで検索すれば何でもすぐに出てくる時代です。そのため証券会社が独自に提供している情報が優れていれば情報収集を目的とした口座開設でも十分に価値があるといえます。

⑥サポート体制で選ぶ

資産運用の初心者にとっては、取引で困った場合のサポート体制についても確認しておくとよいでしょう。店舗を有さないネット証券は、直接担当者に聞けないデメリットも指摘されるポイントの一つです。しかし電話問い合わせのほか、AIチャットボットや友人チャット、メールといった形でサポートしてもらえるため、あまり心配はいりません。

株式取引の初心者におすすめの証券口座10社

これまで紹介した証券会社選びの6つのポイントをもとに証券会社10社のサービス概要や特徴を紹介します。

※以下、別途注釈を記している場合を除き、2023年8月25日現在の情報です。

SBI証券|国内No.1の総合力

SBI証券は、2023年3月にグループで国内初となる証券総合口座1,000万を達成したトップクラスのネット証券です。そのため株式取引初心者が開設するのに向いています。現物取引は、1日の約定代金が100万円までは手数料が無料になるほか、1約定制(スタンダードプラン)では、1.1%相当のポイント還元があることから、お得に取引を始めることができます。

さらに単元未満株取引(S株)を取り扱っている点や、貯めたポイントを投資信託や国内株式の買付に使用できる点は、初心者が手軽に投資を始めるうえで魅力的といえるでしょう。他にもIPOの取扱実績が豊富であったり外国株式取引では米国を含む9ヵ国や地域の市場に投資ができたりする点はメリットです。

・現物取引(手数料)

1約定制
(スタンダードプラン)
1日定額制
(アクティブプラン)
約定代金にかかわらず0円
約定代金にかかわらず0円
【備考】
・25歳以下は無料(0円)
・スタンダードプランでは手数料の月間合計金額1.1%相当のポイント還元

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:〇
返済期限 6ヵ月 長期:無期限
短期:15営業日
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
2.80% 長期:2.80%
1日:0.00%
貸株料率(年率)
※売建のみ
1.10% 長期:1.10%
短期:3.90%
1日:0.00%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは支払い(売建)
手数料 【1約定制(スタンダードプラン)】
約定代金にかかわらず0円
【1日定額制(アクティブプラン)】
約定代金にかかわらず0円
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:31%
・最低委託保証金率(維持率):20%
代用掛目 ・国内株式等:上場株式の80%
・投資信託:投資信託の80%
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料 ・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引(S株)

取扱銘柄(買付・売却両方可能) ・東証(プライム・スタンダード・グロース)上場銘柄
新NISA口座での買付
注文可能時間と約定タイミング ・24時間365日注文受付
・約定タイミングは1日3回

(営業日のスケジュール)
1. 0~7時の注文:9時約定
2. 7~10時30分の注文:12時30分約定
3. 10時30分~13時30分の注文:15時約定
4. 13時30分~24時の注文:翌9時約定
手数料 買付:無料
売却:無料

・IPO

取扱実績(2022年) 89銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 ・完全平等抽選(1口1票):60%
・IPOチャレンジポイントの多い順:30%
・適合性の原則:10%
買付余力の判定タイミング 抽選開始直前
資金拘束のタイミング 当選または補欠当選時
当選辞退のペナルティ なし
手数料 無料

・外国株式

対象市場 米国株式、中国株式、韓国株式、ロシア株式、ベトナム株式、インドネシア株式、シンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式
1注文あたりの手数料(米国株式) 約定代金の0.495%(税込)
・最低手数料:0米ドル
・上限手数料:22米ドル(税込)
為替スプレッド(米ドル) 片道0.25円
米国株式取扱銘柄数 5,400銘柄超(2023年8月4日現在)

・ポイントサービス

貯まるポイント Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルのいずれか1つ
貯める方法
①新規口座開設
【JALマイル以外】
Webサイトからの口座開設申し込みと、ポイントサービスの申し込みで100ポイントが付与
【JALマイル】
同条件で50マイルが付与
貯める方法
②投信マイレージ
投資信託残高に応じて好きなポイントが
毎月継続的に付与
使う方法
①ポイント投資
【対象】
Tポイント、Vポイント、Pontaポイント
【使い方】
・1ポイント=1円として、投資信託の買付に使用可能
・TポイントとPontaポイントは、国内株式(単元株・S株(単元未満株))の買付にも使用可能
備考 ・国内株式の入庫によるポイント付与は2023年9月入庫分をもって終了

・その他

取引ツール ・パソコン:HYPER SBI 2
 ※Windows、Macから無料ダウンロード
・スマートフォンアプリ:SBI証券 株 アプリ、SBI証券 米国株 アプリ
 ※いずれもAndroid、iOSに対応
情報コンテンツ 【口座を持っている方限定のレポート】
・福永 博之氏のテクニカルレポート
・セクター別アナリストレポート(国内株式)
・経済分析・投資戦略レポート
・Dow Jones Weekly Newsletter バロンズ・ダイジェスト
※無料で誰でも閲覧できるレポートや動画等も多数
サポート体制 ・電話でのサポート(平日8~17時)
・24時間チャットサポート(担当者による対応は平日8~17時)
・問い合わせリモートサポート(平日8~17時)

楽天証券|楽天ユーザー以外にもメリット満載

1約定制の取引で1日の取引手数料合計100円につき1ポイントが還元される楽天証券は、楽天ポイントを貯めている方が活用しない手はありません。貯めたポイントを使った取引(ポイント投資)も可能です。対象となる取引対象も他の証券会社より広いため、株式取引にリスクを感じている方は、まずポイント投資からチャレンジしてみるのもよいでしょう。

2023年4月17日からは、単元未満株取引(かぶミニ)の取り扱いもスタートしました。まだ対象となる銘柄の数は少ないものの、他の証券会社にはないリアルタイム取引はかぶミニの大きな特徴です。さらに初心者がもう1つ注目したいポイントは、情報コンテンツの充実度。

楽天証券で口座を開設すると、おすすめのマネー本が無料で読めるほか、日経テレコンから日本経済新聞の記事を無料で閲覧できます。そのためマーケット情報の収集目的だけでも口座開設する価値があるでしょう。

・現物取引(手数料)

1約定制
(超割コース)
1日定額制
(いちにち定額コース)
約定代金にかかわらず0円
※2023年10月2日より
約定代金にかかわらず0円
※2023年10月2日より
【備考】
・超割コースでは手数料の1.1%相当のポイント還元

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:〇
返済期限 6ヵ月 長期:無期限
短期:14日
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
2.80% 長期:2.80%
1日:0.00%
貸株料率(年率)
※売建のみ
1.10% 長期:1.10%
短期:3.90%
1日:0.00%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは、支払い(売建)
手数料 【1約定制(超割コース)】
1注文の約定代金:手数料(税込)
・10万円まで:99円
・20万円まで:148円
・50万円まで:198円
・50万円超:385円

【1日定額制(いちにち定額コース)】
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで:0円
・200万円まで:880円
・以降100万円増加ごとに:+440円
※いちにち定額コースにおいて日計り信用取引(いちにち信用)の売却・返済手数料は無料
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%以上
代用掛目 前日の終値の80%相当額
【対象商品】
・個別銘柄株式(外国株を除く)
・投資信託
・ETF(上場投資信託受益証券)
・ETN(指標連動証券)
・REIT(不動産投資信託)
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料
※買建のみ
・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引(かぶミニ)

取扱銘柄(買付・売却両方可能) ・東証上場銘柄から指定(リアルタイム取引:746銘柄、寄付取引:1,602銘柄)
※2023年8月14日現在
新NISA口座での買付
注文可能時間と約定タイミング 【リアルタイム取引】
9~11時30分、12時30分~15時
※日計り取引も可

【寄付取引】
17~8時45分の注文:1日1回9時約定
手数料 買付:無料
売却:11円/回(税込)
スプレッド:0.22%

・IPO

取扱実績(2022年) 65銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 完全平等抽選(1口1票):100%
買付余力の判定タイミング 購入申込時(抽選前)
資金拘束のタイミング 購入申込時(抽選前)
当選辞退のペナルティ 購入申込後に抽選が行われるため辞退不可
手数料 無料

・外国株式

対象市場 米国株式、中国株式、アセアン株式
1取引あたりの手数料(米国株式) 約定代金の0.495%(税込)
・最低手数料:0米ドル
・上限手数料:22米ドル(税込)
為替スプレッド(米ドル) 片道0.25円
米国株式取扱銘柄数 4,830銘柄

・ポイントサービス(楽天ポイントコース)

貯まるポイント 楽天ポイント
貯める方法
①超割ポイントプログラム
商品ごとに1日の取引手数料合計100円につき1ポイント還元(手数料税抜金額に対して1%のポイント付与)
※かぶミニは対象外
使う方法
1. ポイント投資
・1ポイント=1円として、投資信託、現物国内株式(かぶミニも含む)、米国株式(現物・円貨)、バイナリーオプションに使用可能
・楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定して、月間合計3万円以上のポイント投資で楽天市場での買い物がポイント最大+1倍

・その他

取引ツール ・パソコン:
 ①MARKET SPEEDⅡ(Windowsのみ)
 ②MARKET SPEED (Windows, Mac)

・スマートフォンアプリ:iSPEED
 ※Android、iOSに対応
情報コンテンツ 【楽天証券会員限定(無料サービス)】
・おすすめマネー本が無料で読める
・楽天証券の投資情報メディア「トウシル」のメルマガサービス
・四季報情報
・日経テレコン
・バロンズ・ダイジェスト
・投資情報メールサービス「マーケットアロー」
※その他無料で誰でも閲覧できるレポートや動画等も多数
サポート体制 ・電話でのサポート(平日8時30分~17時)
・24時間AIチャット(担当者による対応は平日9~18時)
・遠隔サポート(楽らくサポート)(平日8時30分~17時)

auカブコム証券|Pontaポイントで1株から投資

Pontaポイントを日常の生活でよく利用している方は、SBI証券での取引でもPontaポイントを貯めることができますが、auカブコム証券にも口座開設しておくとよいでしょう。Pontaポイントユーザーが、SBI証券とauカブコム証券の口座を開設しておきたい理由の一つは単元未満株取引での利用です。

auカブコム証券では、貯まったポイントを単元未満株取引(プチ株)の購入に使うことができますが、SBI証券では投資信託の購入にしか使うことができません。これまで株式取引の経験がないけど興味のある方は、Pontaポイントを使ってauカブコム証券のプチ株から始めてみるのもおすすめです。

・現物取引(手数料)

1約定制
(ワンショット手数料コース)
1日定額制
(1日定額手数料コース)
1注文の約定代金:手数料(税込)
・5万円まで:55円
・5万円超10万円まで:99円
・10万円超20万円まで:115円
・20万円超50万円まで:275円
・50万円超100万円まで:535円
・100万円超:約定金額×0.099%(税込)+99円(上限:4,059円)
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで0円
・100万円超200万円まで2,200円
・200万円超300万円まで3,300円
・300万円超400万円まで:4,400円
・400万円超500万円まで:5,500円
・500万円超:100万円ごとに+1,100円

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:〇
返済期限 6ヵ月 長期:10年
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
※通常時
2.98% 長期:2.79%
1日:0.00%
貸株料率(年率)
※売建のみ
※通常時
1.15% 長期:1.50%
1日:0.00%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは、支払い(売建)。
手数料 【1約定制(ワンショット手数料コース)】
1注文の約定代金:手数料(税込)
・10万円まで:99円
・10万円超20万円まで:148円
・20万円超50万円まで:198円
・50万円超:385円

【1日定額制(1日定額手数料コース)】
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで0円
・100万円超200万円まで2,200円
・200万円超300万円まで3,000円
・300万円超400万円まで:4,400円
・400万円超500万円まで:5,500円
・500万円超:100万円ごとに+1,100円
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%以上
・最低保証金維持率:25%
代用掛目 ・現金:100%
・株式:前営業日の最終価格(気配)の原則80%
・投資信託:前営業日の基準価額の80%
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料
※買建のみ
・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引(プチ株)

取扱銘柄(買付・売却両方可能) ・東証上場銘柄
・名証上場銘柄
新NISA口座での買付
注文可能時間と約定タイミング ・24時間365日注文受付
・約定タイミングは1日2回

(営業日のスケジュール)
1. 0時1分~10時の注文:12時30分約定
2. 10時1分~23時の注文:翌9時約定
3. 23時1分~24時の注文:翌12時30分約定
4. 休日(土・日・祝祭日):翌12時30分約定
手数料 約定代金の0.55%(最低手数料は税込52円)

・IPO(らくらくブックビルディング:らくらくBB)

取扱実績(2022年) 23銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 完全平等抽選(1口1票):100%
(一部の場合を除く)
買付余力の判定タイミング ブックビルディング参加前(完全前金制)
資金拘束のタイミング 購入の最終申込時(抽選前)
当選辞退のペナルティ 購入申込後に抽選が行われるため辞退不可
手数料 無料

・外国株式

対象市場 米国株式
1取引あたりの手数料 約定代金の0.495%(税込)
・最低手数料:0米ドル
・上限手数料:22米ドル(税込)
為替スプレッド(米ドル) 片道0.20円
米国株式取扱銘柄数 1,877銘柄

・ポイントサービス

貯まるポイント Pontaポイント
貯める方法 ・今回紹介する取引ではポイントは貯まらない
・投資信託の保有(取引)でポイントが貯まる
使う方法 ・1ポイント=1円で投資信託とプチ株の購入が可能

・その他

取引ツール ・パソコン:kabuステーション(Windowsのみ)、カブナビ(Windows, Mac)など
・スマートフォンアプリ:auカブコム証券アプリ、kabuステーションアプリ、kabu.com
 ※いずれもAndroid、iOSに対応
情報コンテンツ 【auカブコム証券の口座を持っている方限定(無料サービス)】
・auカブコム投資情報室
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券レポート
・マーケット情報(会社四季報、MINKABU PRESSニュースなどを統合した投資情報サービス)

【auカブコム証券の口座を持っている方限定(有料サービス)】
・Quickリサーチネット

※その他無料で誰でも閲覧できるレポートや動画等も多数
サポート体制 ・電話でのサポート
・メール
・VRA(Visual Remote Assistant)
・オンラインサポートサービス など

マネックス証券|デイトレードにチャレンジしたいなら

マネックス証券も、SBI証券や楽天証券と同様に幅広い取引に強みを発揮する証券会社です。特に取引スタイルとして日計り取引(いわゆるデイトレード)に関心のある方は、ポイント還元や信用取引における金利などの面でお得なサービスを受けられる点に注目するとよいでしょう。

他にも取扱実績も豊富で1人1票で参加できるIPO投資や、買付時の米ドルの為替手数料が無料の米国株式取引なども魅力といえます。初心者が国内の現物取引を経験したあとに、ぜひチャレンジしてほしい取引でも強みを発揮するのが、マネックス証券の特徴です。マーケット情報に精通するためのアナリストレポートも充実していることから、初心者が口座を開設しておいて損はありません。

・現物取引(手数料)

1約定制
(取引毎手数料コース)
1日定額制
(一日定額手数料コース)
1注文の約定代金:手数料(税込)
・5万円まで:55円
・5万円超10万円まで:99円
・10万円超20万円まで:115円
・20万円超50万円まで:275円
・50万円超100万円まで:535円
・100万円超150万円まで:640円
・150万円超3,000万円まで:1,013円
・3,000万円超:1,070円
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで:550円
・100万円超、300万円ごとに:2,750円

※月間利用回数が多い方向けの割引あり

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:〇
返済期限 6ヵ月 長期:無期限
短期:15営業日
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
2.80% 長期:3.47%
1日:1.80%(約定代金が100万円以上の場合は無料)
貸株料率(年率)
※売建のみ
1.15% 長期:1.10%
短期:3.90%
1日・スペシャル空売り:1.80%(約定代金が100万円以上の場合は無料)
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは支払い(売建)
手数料 【1約定制(取引毎手数料コース)】
1注文の約定代金:手数料(税込)
・10万円まで:99円
・20万円まで:148円
・50万円まで:198円
・50万円超:385円

【1日定額制(一日定額手数料コース)】
現物取引と信用取引の合算

※一般信用取引の日計り信用取引(ワンデイ信用)とスペシャル空売りの手数料は無料
※信用取引デビューから31日間は手数料が実質無償(デビュー応援プログラム)
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%
・最低委託保証金率(維持率):20%
代用掛目 ・東証、名証上場銘柄:80%以下
・福岡、札幌上場銘柄(Q-Board、アンビシャス含む):50%以下
・ETF、ETN、REIT:80%以下
・国内株式投資信託:80%以下
・公社債投資信託:85%以下
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料
※買建のみ
・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引(ワン株)

取扱銘柄(買付・売却両方可能) ・東証上場銘柄
・名証上場銘柄
新NISA口座での買付
注文可能時間と約定タイミング ・24時間365日注文受付
・約定タイミングは1日3回

(営業日のスケジュール)
当日11時30分までの注文:12時30分約定
(11時30分~17時ごろまでは注文不可)
手数料 買付:無料
売却:約定代金の0.55%(税込)
最低手数料:52円(税込)

・IPO

取扱実績(2022年) 62銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 完全平等抽選(1人1票):100%
買付余力の判定タイミング ブックビルディング時(完全前金制)
資金拘束のタイミング ブックビルディング時(完全前金制)
当選辞退のペナルティ なし
手数料 無料

・外国株式

対象市場 米国株式、中国株式
1注文あたりの手数料(米国株式) 約定代金の0.495%(税込)
・最低手数料:0米ドル
・上限手数料:22米ドル(税込)
為替スプレッド(米ドル) 売却時0.25円
(2023年8月現在、買付時は無料)
米国株式取扱銘柄数 4,924銘柄
個別株:4,544銘柄
ETF:380銘柄

・ポイントサービス(株式手数料充当ポイント)

貯まるポイント マネックスポイント
貯める方法
(株式手数料充当ポイント)
①一日定額手数料コース
日計り取引を行った場合に、片道分の手数料相当額を還元(ワン株は除く)
②取引毎手数料コース
月間支払額が30万円以上で支払済手数料の半額相当額を還元(ワン株も含む)
使う方法
(株式手数料に充当)
1ポイント=1円として株式売買手数料に使用可能

・その他

取引ツール ・パソコン:マネックストレーダー
 ※Windowsからのみ無料ダウンロード

・スマートフォンアプリ:マネックス証券アプリ、マネックストレーダー株式 スマートフォン、日本株銘柄分析ツール マネックス銘柄スカウター、SNS型投資アプリ「ferci」
 ※いずれもAndroid、iOSに対応
情報コンテンツ 【証券総合口座を持っている方限定のレポート】
・TIW アナリストレポート(別途取引条件あり)
・中小型アナリストレポート
・フィスコマーケット展望
・USマーケットデイリー・個別銘柄分析
・バロンズ・ダイジェスト
※無料で誰でも閲覧できるレポートや動画なども多数
サポート体制 ・電話でのサポート(平日8~17時)
・メールでの問い合わせ
・パソコン出張サポートサービス(24時間365日)

松井証券|株取引について専門スタッフに相談できる

松井証券の現物取引や信用取引の手数料は「1日定額制」だけの非常にシンプルな体系です。25歳以下の方や信用デイトレードを行う方は、手数料が無料で利用できる点に注目してみるとよいでしょう。また米ドルの買付時の為替手数料が無料となるプログラムを用意しているため、米国株式取引に興味のある方は松井証券から米国株式取引を始めてみるのもおすすめです。

老舗証券会社の一つでもある松井証券には、今回紹介した他の証券会社にはない「株の取引相談窓口」もあります。株式取引の初心者が最も悩む可能性のある銘柄探しや売買の材料探し、取引のタイミングなどについて専門スタッフが相談に乗ってもらえるため、初心者にとって心強い証券会社です。

・現物取引(手数料)

1約定制 1日定額制
なし 1日の約定代金合計:手数料(税込)
・50万円まで0円
・50万円超100万円まで1,100円
・100万円超200万円まで2,200円(100万円増えるごとに+1,100円)
・1億円超:11万円(上限)
※25歳以下は無料(0円)

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇(貸借銘柄)
買建:〇
売建:〇
返済期限 6ヵ月 長期:無期限
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
※通常時
3.1% 長期:4.1%
1日:0.0%
貸株料率(年率)
※売建のみ
※通常時
1.15% 長期:1.50%
1日:0.00%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは、支払い(売建)
手数料 【1日定額制(1日定額手数料コース)】
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・50万円まで0円
・50万円超100万円まで1,100円
・100万円超200万円まで2,200円(100万円増えるごとに+1,100円)
・1億円超:11万円(上限)

※25歳以下は無料
※一般信用取引の日計り信用取引の手数料は無料
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%以上
代用掛目 ・株式等:前営業日の最終価格(気配)の原則80%
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料
※買建のみ
・売買単位あたり55円(税込)
・上限1万1,000円(税込)

・単元未満株取引

買付の取り扱いはなし(売却、買取請求のみ)

・IPO

取扱実績(2022年) 55銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 完全平等抽選(1口1票):70%
買付余力の判定タイミング 抽選後(抽選には口座残高なしでも参加可能)
資金拘束のタイミング 購入申込時(抽選後)
当選辞退のペナルティ あり(6ヵ月間抽選対象から除外)
手数料 無料

・外国株式

対象市場 米国株式
1取引あたりの手数料 約定代金の0.495%(税込)
・最低手数料:0米ドル
・上限手数料:22米ドル(税込)
為替スプレッド(米ドル) 片道0.25円
※米ドル買付時の為替手数料が無料になるプログラムあり
米国株式取扱銘柄数 2,870銘柄

・ポイントサービス

貯まるポイント 松井証券ポイント
貯める方法 投資信託の保有
使う方法 松井証券が厳選した3種類の投資信託の積立購入に充当可能

・その他

取引ツール ・パソコン:
 ①マーケットラボ(Windows、Mac)
 ②ネットストック・ハイスピード(Windowsのみ)
 ・スマートフォンアプリ:日本株アプリ、株touch、米国株アプリ
 ※Android、iOSに対応
情報コンテンツ ・無料で誰でも閲覧できるレポートや動画等が多数
・株の取引相談窓口で、「銘柄探し」「売買の材料探し」「取引タイミング」などについて、専門スタッフに相談可能(平日8時30分~17時)
サポート体制 ・電話でのサポート(平日8時30分~17時)
・24時間AIチャット(担当者による対応は平日8時30分~17時)
・リモートサポート(平日8時30分~17時)

DMM.com証券(DMM株)|米国株の取引手数料が無料

DMM株は、業界でも最安水準の手数料に注目してみましょう。現物株取引では、手数料に対して1%のポイントが付与され貯まったポイントは1ポイント=1円で現金に交換することができます。SBI証券や松井証券と同様に、25歳以下の方は手数料が実質的に無料になる点も魅力です。さらに米国株取引における手数料が一律無料なため、米国株取引に興味のある方は口座開設をおすすめします。

他にも取引ツールの視認性の高さや電話やLINEでのサポートが平日ならほぼ24時間受けられる安心感も株式取引の初心者にとっては見逃せません。

・現物取引(手数料)

1約定制 1日定額制
1注文の約定代金:手数料(税込)
・5万円まで:55円
・5万円超10万円まで:88円
・10万円超20万円まで:106円
・20万円超50万円まで:198円
・50万円超100万円まで:374円
・100万円超150万円まで:440円
・150万円超300万円まで:660円
・300万円超:880円
なし
※25歳以下はキャッシュバックにより実質無料
※手数料に対して1%の株ポイントが付与

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:なし
返済期限 6ヵ月 長期:無期限
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
※通常時
2.7%(一般コース) 長期:2.7%(一般コース)
1日:2.0%
貸株料率(年率)
※売建のみ
※通常時
1.1%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは、支払い(売建)。
手数料 【1約定制(一般コース)】
1約定金額合計:手数料(税込)
・300万円まで:88円
・300万円超:0円
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%以上
・最低保証金維持率:20%
代用掛目 ・国内上場有価証券:前営業日の最終価格(気配)の80%
・米国上場有価証券:前々営業日の最終価格の60%
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料
※買建のみ
・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引

買付の取り扱いはなし(買取請求のみ)

・IPO

取扱実績(2022年) 12銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 完全平等抽選(1人1票):100%
買付余力の判定タイミング 購入申込時(抽選後)
資金拘束のタイミング 購入申込後(抽選後)
当選辞退のペナルティ なし
手数料 無料

・外国株式

対象市場 米国株式
1取引あたりの手数料 一律0円
為替スプレッド(米ドル) 片道0.25円
米国株式取扱銘柄数 2,025銘柄

・ポイントサービス

貯まるポイント DMM 株ポイント
貯める方法 国内株式の1日の取引手数料合計100円につき1ポイント還元(手数料税抜金額に対して1%のポイント付与)
使う方法 1ポイント=1円として1ポイントから現金への交換が可能

・その他

取引ツール ・パソコン:
1. DMM株 PRO+(Windows, Mac)
2. DMM株 STANDARD(Windows, Mac)

・スマートフォンアプリ:DMM株
※Android、iOSに対応
情報コンテンツ 口座開設者に向けて取引ツールから無料で提供
・四季報情報
・株式新聞Webを無料購読
・米国投資情報「バロンズ・ダイジェスト」

※その他無料で誰でも閲覧できるレポートや動画なども多数
サポート体制 ・メールフォーム
・電話でのサポート(冬時間:月曜日7時~土曜日6時50分、夏時間:月曜日7時~土曜日5時50分)
・LINE(冬時間:月曜日7時~土曜日6時50分、夏時間:月曜日7時~土曜日5時50分)
・24時間AIチャット(担当者による対応は平日9~18時)
・パソコン訪問コンシェルジュ(365日24時間)

岡三オンライン証券|1日最大200万円まで取引にかかる手数料無料

岡三オンライン証券での株式取引は、定額プラン(1日定額制)の手数料体系が魅力的です。楽天証券やauカブコム証券なども1日定額制で1日100万円までの取引にかかる手数料を無料にしているものの、その金額は現物取引と信用取引を合算した金額となっています。

一方、岡三オンライン証券では現物取引と信用取引それぞれで1日100万円までの取引にかかる手数料が無料となるため、1日最大200万円までは売買手数料がかかりません。その他、高い評価を受けている高機能の取引ツールや岡三証券のアナリストレポートなど初心者でもより高いレベルを目指したい方は、口座開設する価値が十分にあります。

・現物取引(手数料)

1約定制(ワンショット) 1日定額制
1注文の約定代金:手数料(税込)
・10万円まで:108円
・10万円超20万円まで:220円
・20万円超50万円まで:385円
・50万円超100万円まで:660円
・100万円超150万円まで:1,100円
・150万円超300万円まで:1,650円
・300万円超:100万円ごとに+330円(上限3,300円)
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで0円
・100万円超200万円まで1,430円
・200万円超:100万円ごとに+550円

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:なし
返済期限 6ヵ月 長期:10年
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
※通常時
2.60% 長期:2.80%
貸株料率(年率)
※売建のみ
※通常時
2.00%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは、支払い(売建)
手数料 【1日定額制(定額プラン)】
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで0円
・100万円超200万円まで1,100円
・200万円超:100万円ごとに+330円

【1約定制(ワンショット)】
1注文の約定代金:手数料(税込)
・10万円まで:108円
・10万円超20万円まで:165円
・20万円超50万円まで:330円
・50万円超100万円まで:550円
・100万円超150万円まで:770円
・150万円超300万円まで:1,100円
・300万円超:1,320円

※いずれも通常時
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%以上
・最低保証金維持率:20%
代用掛目 ・株式:80%
・投資信託:80%
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料
※買建のみ
・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引

取扱銘柄(買付・売却両方可能) ・東証上場銘柄
・名証上場銘柄
新NISA口座での買付
注文可能時間と約定タイミング 約定タイミングは1日3回
(営業日のスケジュール)
1. 16時15分~21時の注文:翌9時約定
2. 21~0時の注文:翌12時30分約定
3. 0~10時30分の注文:15時約定
手数料 1注文の約定代金:手数料(税込)
・2万円まで:220円
・2万円超3万円まで:330円
・3万円超10万円まで:660円
・10万円超:10万円増加ごとに+660円

・IPO

取扱実績(2022年) 43銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 完全平等抽選(1人1票):100%
※取引実績に基づく振り分けはあり。
買付余力の判定タイミング 購入申込時(抽選後)
資金拘束のタイミング 購入申込前(抽選後)
当選辞退のペナルティ なし
手数料 無料

・外国株式:なし

※現在中国株の売却注文のみ可能

・ポイントサービス:なし

・その他

取引ツール ・パソコン:
 ①岡三ネットトレーダープレミアム・ライト(Windowsのみ)
 ②岡三ネットトレーダーWEB2(Windows, Mac)
 ③岡三かんたん発注(Windows, Mac)

・スマートフォンアプリ:岡三カブスマホ
 ※Android、iOSに対応
情報コンテンツ 岡三オンライン証券会員向け情報
・投資情報局(各種レポート)
・重要事実情報(投資判断に著しい影響を及ぼす会社情報)
・市場速報メール
・岡三オンラインメールマガジン
・企業分析ナビ
・岡三証券投資情報(岡三証券のアナリストによる各種レポート)

※その他無料で誰でも閲覧できるレポートや動画なども多数
サポート体制 ・問い合わせフォーム
・メール
・電話でのサポート(平日8~17時)

SMBC日興証券|信用取引手数料が無料

大手総合証券会社の一角のSMBC日興証券は、オンラインでの信用取引手数料が条件なしで無料となる点に注目です。楽天証券やauカブコム証券、岡三オンライン証券のように100万円まで無料の証券会社はありますが、約定代金に関わらず信用取引手数料がかからない証券会社は少ないといえます。

なお株式取引が初心者の方は、まず現物取引に慣れてから信用取引を始めるのが望ましいです。しかし今後信用取引を行う予定の方は、最初からSMBC日興証券の口座を開設しておくことをおすすめします。国内の現物株取引でdポイントが貯められて新NISAの取引に使えるほか、総合証券会社ならではの充実したマーケット情報コンテンツを得られる点は初心者にとっても魅力的です。

・現物取引(手数料)

1約定制 1日定額制
1注文の約定代金:手数料(税込)
・10万円まで:137円
・10万円超20万円まで:198円
・20万円超30万円まで:275円
・30万円超50万円まで:440円
・50万円超100万円まで:880円
・100万円超200万円まで:1,650円
・200万円超300万円まで:2,200円
・300万円超500万円まで:3,300円
・500万円超1,000万円まで:4,950円
・1,000万円超2,000万円まで:9,900円
・2,000万円超3,000万円まで:1万6,500円
・3,000万円超:2万7,500円

※ダイレクトコースのオンライントレード時
なし

・信用取引(国内):日興イージートレード信用取引

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:〇
返済期限 6ヵ月 3年
金利(年率)
※買建のみ
※通常時
2.50% 長期:3.00%
貸株料率(年率)
※売建のみ
※通常時
1.15% 長期:1.40%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは、支払い(売建)
手数料 ダイレクトコースは約定代金にかかわらず無料
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%以上
・最低保証金維持率:25%
代用掛目 ・東証(プライム・スタンダード)および名証上場銘柄、ETF、ETN、REIT:80%以下
・東証(グロース)上場銘柄:60%以下
管理費 無料
名義書換料
※買建のみ
・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引:なし

・IPO

取扱実績(2022年) 47銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 抽選による配分は最大15%が目途
・完全平等抽選(1人1票):10%
・ステージ別抽選(ダイレクトコース限定):5%
買付余力の判定タイミング ブックビルディング時(完全前金制)
資金拘束のタイミング ブックビルディング時(完全前金制)
当選辞退のペナルティ 1ヵ月間IPO申込不可
手数料 無料

・外国株式

対象市場 米国株式、中国株式など
1取引あたりの手数料(米国株式) 約定代金の0.495%(税込)
・最低手数料:0米ドル
・上限手数料:22米ドル(税込)
※ダイレクトコースの場合
為替スプレッド(米ドル) ・10万米ドル未満:片道0.50円
・10万米ドル以上80万米ドル未満:片道0.25円
米国株式取扱銘柄数 2,200銘柄(2022年12月末現在)

・ポイントサービス

貯まるポイント dポイント
貯める方法 国内現物株の取引において委託手数料200円(税込)ごとに1ポイント(ステージに応じて最大5ポイント)
使う方法 1ポイント=1円で「日興フロッギー+ docomo」経由でに利用可能

・その他

取引ツール ・パソコン:
 ①日興イージートレード(Windows、Mac)
 ②パワートレーダー(Windowsのみ)
 ※月額3,300円
 ※初回申込時は翌月末日26:00まで無料で利用可能

・スマートフォンアプリ:SMBC日興証券アプリ
 ※Android、iOSに対応
情報コンテンツ 【オンライントレード(日興イージートレード)会員限定】
・Opening Bell
・企業レポート
・業界レポート
・日興ストラテジー・セレクション
・日興米国株銘柄基本情報 など

※その他無料で誰でも閲覧できるレポートや動画なども多数
サポート体制 ・電話でのサポート(平日8~18時)
・24時間AIチャット(担当者による対応は平日8~18時)
・メール

SBIネオトレード証券|業界最安水準の取引手数料

SBIネオトレード証券は、外国株式や単元未満株の取り扱いはありませんが、国内株式の現物取引と信用取引に特化したい方は、取引手数料のメリットは魅力です。「一般信用取引の新規売建には対応していない」という違いはあるものの、SBIネオトレード証券の信用取引もSMBC日興証券と同様、約定代金に関わらず手数料が無料です。

さらにSBIネオトレード証券の定額プラン(1日定額制)は1日100万円までの取引に手数料がかからないだけでなく、一律プラン(1約定制)でも、業界最安水準で取引ができます。

・現物取引(手数料)

1約定制
(一律プラン)
1日定額制
(定額プラン)
1注文の約定代金:手数料(税込)
・5万円まで:50円
・5万円超10万円まで:88円
・10万円超20万円まで:100円
・20万円超50万円まで:198円
・50万円超100万円まで:374円
・100万円超150万円まで:440円
・150万円超300万円まで:660円
・300万円超:880円
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで:0円
・100万円超150万円まで:880円
・150万円超200万円まで:1,100円
・200万円超300万円まで:1,540円
・以降100万円増加ごとに:+295円

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:なし
返済期限 6ヵ月 長期:無期限
短期:15営業日
1日:当日
金利(年率)
※買建のみ
2.30% 2.75%
貸株料率(年率)
※売建のみ
1.10%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは支払い(売建)
手数料 0円
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%
代用掛目 ・代用有価証券の掛目:80%
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料 ・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引

買付の取り扱いはなし(売却、買取請求のみ)

・IPO

取扱実績(2022年) 21銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 ・ステージ制抽選:90%
・完全平等抽選(1人1票):10%
買付余力の判定タイミング 購入申込時(抽選後)
資金拘束のタイミング 購入申込時(抽選後)
当選辞退のペナルティ なし
手数料 無料

・外国株式:なし

・ポイントサービス:なし

・その他

取引ツール ・パソコン:
 ①高機能ダウンロード版 NEOTRADE R(Windowsのみ)
 ②カブ板(Windows、Mac)
・スマートフォンアプリ:NEOTRADE S
 ※いずれもAndroid、iOSに対応
情報コンテンツ 独自コンテンツは少なめ
サポート体制 ・電話でのサポート(平日8~17時)
・お問い合わせフォーム
・パソコン、スマートフォン出張サポートサービス(24時間)

GMOクリック証券|27歳以下は国内現物取引の手数料無料

25歳以下の方を対象に、国内現物取引の手数料を無料にしている証券会社はいくつかありますが、GMOクリック証券は27歳まで無料で取引を行うことができます。大学から新卒で入社して経済的にも比較的余裕が出てくる20代後半に手数料無料で株式取引が行える点は大きな魅力です。

また28歳以降も1日定額プランだと1日100万円までの取引は手数料が無料で行えるため、早い段階からGMOクリック証券の口座を開設して取引を始めない手はありません。さらにGMOクリック証券のスマートフォンアプリ「GMOクリック 株」は、気になる銘柄のチャートや、保有状況、新着ニュースなどが1画面にまとめられる「ブラウジングモード」が搭載されています。

そのため初心者でも手軽に取引を始めることが可能です。

・現物取引(手数料)

1約定制
(1約定ごとプラン)
1日定額制
(1日定額プラン)
1注文の約定代金:手数料(税込)
・5万円まで:50円
・5万円超10万円まで:90円
・10万円超20万円まで:100円
・20万円超50万円まで:260円
・50万円超100万円まで:460円
・100万円超150万円まで:550円
・150万円超3,000万円まで:880円
・3,000万円超:930円
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで:0円
・100万円超200万円まで:1,238円
・200万円超300万円まで:1,691円
・以降100万円増加ごとに:+295円
【備考】
・27歳以下は無料(0円)

・信用取引(国内)

制度信用取引 一般信用取引
新規建 買建:〇
売建:〇
買建:〇
売建:〇(貸借銘柄のみ)
返済期限 6ヵ月 長期:無期限
短期:別途定める期日
金利(年率)
※買建のみ
※通常時
2.75% 長期:2.00%
貸株料率(年率)
※売建のみ
1.10% 長期:0.80%
短期:3.85%
品貸料(逆日歩) 証券金融会社が発表する金額を受取り(買建)もしくは支払い(売建)
手数料 【1約定制(1約定ごとプラン)】
1注文の約定代金:手数料(税込)
・10万円まで:97円
・10万円超20万円まで:143円
・20万円超50万円まで:187円
・50万円超:264円

【1日定額制(1日定額プラン)】
1日の約定代金合計:手数料(税込)
・100万円まで:0円
・100万円超200万円まで:880円
・200万円超300万円まで:1,320円(以降100万円増加ごとに+440円)
※いずれも一般信用取引の「日計り信用」取引の手数料は無料
委託保証金 ・最低委託保証金:30万円
・委託保証金率:30%
・最低委託保証金率(維持率):20%
代用掛目 東証上場銘柄、上場投資信託(ETF、REIT)、上場投資証券(ETN):前営業日の最終価格(気配)の80%
管理費 ・新規約定日より1ヵ月目ごとの応当日を経過する都度、1株につき11銭(税込)
・最低110円(税込)、最高税込1,100円(税込)
名義書換料 ・売買単位あたり55円(税込)

・単元未満株取引

買付の取り扱いはなし(売却、買取請求のみ)

・IPO

取扱実績 0銘柄
(参考:2022年新規上場91銘柄)
抽選方法 ・完全平等抽選(1人1票):100%
買付余力の判定タイミング 購入申込時(抽選前)
資金拘束のタイミング 購入申込時(抽選前)
当選辞退のペナルティ 購入申込後に抽選が行われるため辞退不可
手数料 無料

・外国株式:取り扱いなし

・ポイントサービス:なし

・その他

取引ツール ・パソコン:スーパーはっちゅう君(Windowsのみ)
・スマートフォンアプリ:GMOクリック 株(Android、iOSに対応)
情報コンテンツ 【口座を持っている方限定のマーケット情報(すべて無料)】
・TIW(アイフィスジャパン提供)のアナリストレポート
・ダウ・ジョーンズ
・日本証券新聞
・会社四季報、企業データバンクの情報 など
サポート体制 ・電話でのサポート(平日8~17時)
・お問い合わせフォーム

証券口座は複数持つのがおすすめと言える理由

複数の証券口座を持つことは、管理がわずらわしいというデメリットはあるものの、わずらわしさを上回るだけのメリットがあります。では、複数の証券口座を持つメリットを次の4つの視点から見ていきましょう。

①投資目的に合った証券会社で投資ができるから

10の証券会社でも比較したように各証券会社は、現物取引のほかに信用取引、単元未満株取引、IPO、外国株式取引などさまざまな商品やサービスを用意しています。また手数料の優遇などを通じて各証券会社が注力している商品の種類も明らかです。株式取引を始める目的は人によって異なり、慣れてくれば新たな目的が発生することもしばしばあります。

はじめに口座開設した証券会社に縛られることなく、自分が投資される目的に合わせた証券口座を常にチェックし、選ぶことが大切です。

②IPOの当選確率が上がるから

IPO投資に関しては、今回紹介した多くの証券会社で力を入れています。また投資家にとっては、勢いのある新興企業から高いリターンが得られる可能性が高い点は大きなメリットです。IPO銘柄を購入するためには、抽選に申し込み当選する必要がありますが、人気があるため狭き門といっても過言ではありません。

なお、一部の証券会社を除き複数の証券会社で抽選に参加してはいけないといったルールはありません。IPO銘柄の取扱実績が多い証券会社や、より平等な抽選方式を採用している証券会社それぞれに口座を保有して、まずは当選確率を上げていくことをおすすめします。

③相場がわかるようになるから

株式取引の初心者の場合は、まずメインとなる証券口座を開設し、提供されているマーケット情報を参考に取引を始める人が多いのではないでしょうか。上述したように各証券会社が、口座開設している人向けに独自のアナリストレポートなどを提供しています。

複数の証券会社で口座を持つことは、さまざまな視点から分析された情報に触れることにもつながるため、初心者でも相場がわかるようになる点はメリットです。

④リスク分散になるから

各証券会社は、投資家が利益を獲得する機会を逃さないように日々取引ツールの進化に励んでいます。しかしシステム障害が起こる可能性やリスクをゼロにすることはできません。近年、証券口座への入金は比較的短時間で反映されるほか、証券会社と同じグループに属する銀行からの入金であればリアルタイムで反映されることもあります。

万が一に備えて複数の証券口座を用意し、取引機会を逃すリスクを回避しましょう。

新NISAにおすすめの証券会社3社

新NISAには、個別株の取引もできる「成長投資枠」と、長期の積立分散投資の条件を満たした投資信託のみ積立購入できる「つみたて投資枠」があります。SBI証券や楽天証券、auカブコム証券など大手のネット証券会社で新NISA口座を開設すると株式取引にかかる手数料が無料になるため活用しない手はありません。

新NISA口座は、1つの金融機関でしか開設できませんが、各証券会社の次のような独自性がある点にも注目しながら、新NISA口座も同時に開設するとよいでしょう。

米国株投資におすすめの証券会社3社

紹介した10の証券会社のうち、米国株投資で選びたい証券会社は次の3社です。取扱銘柄数の多さを誇るSBI証券と、コスト面でお得なマネックス証券とDMM株に注目しましょう。

IPO投資におすすめの証券会社3社

IPO投資では、取扱実績が豊富なSBI証券もおすすめですが、人気なため当選確率も低い傾向です。ここでは、IPO投資のために開設したい証券会社(SBI証券以外)について抽選方法や資金拘束の観点から、次の3社をピックアップしました。

株式取引の証券口座を開設する方法

株式取引を始めるためには、まず証券会社に口座を開設することが必要です。パソコンやスマートフォンから簡単かつスピーディーに口座開設ができます。なお取引開始までの時間に多少の差はあるものの口座開設の大まかな流れや注意点については、どの証券会社で開設する場合でもほとんど同じです。

ここでは、最短で翌営業日から取引が開始できるSBI証券の「ネットで口座開設」を例に、口座開設の方法を説明します。たったの4ステップです。

【①口座開設の申し込み】

SBI証券のトップページの「今すぐ口座開設」をクリックすると、メールアドレスを登録して氏名、住所などの情報を入力します。この際、新NISA、特定口座の申し込みを同時に行うこともできます。

【②本人確認書類の提出】

「ネットで口座開設」を選択した場合には、口座開設状況画面からログインをして本人確認書類を提出します。マイナンバーカードとスマートフォンを持っていて、その場で撮影と提出が可能な方は、インターネット上で手続きが完了し、最短で翌営業日から取引を開始できます。

【③完了通知の受取】

提出書類の審査が完了したら口座開設完了通知がメールもしくは郵送で届きます。メールで受け取った方は、メールに記載されている取引パスワード設定ページのURLにアクセスして任意の取引パスワードを設定してください。

【④初期設定】

口座開設申し込みが完了した際に発行されたユーザーネームとパスワードでログインして、職業や国内株式の手数料プランや配当金の受取方法の初期設定を行います。初期設定が完了したあとに信用取引やiDeCo(個人型確定拠出年金)、FXの口座などを同時に開設可能です。

証券口座開設に関するよくある質問

ここでは、証券口座の開設にあたってよくある質問に答えます。

未成年も口座を開設できる?

未成年(18歳未満)でも証券会社に口座(未成年口座)を開設することは可能です。ただし通常の開設方法とは異なるため、注意しましょう。まず未成年口座を開設するためには、親権者が先に口座開設をしていることが必要です。そして親権者と子ども両方の本人確認書類と両者の続柄がわかる確認書類の提出も求められます。

未成年口座の開設では、郵送による提出を求める証券会社も多い傾向です。しかしSBI証券や楽天証券では、ウェブで開設手続きを完結することができるため、手続きの詳細は各証券会社で確認するようにしましょう。なお新NISA口座の開設については、口座を開設する年の1月1日現在、日本に住む18歳以上の方となっています。

大手証券会社とネット証券どっちがおすすめ?:ネット証券

野村證券や大和証券、SMBC日興証券といった大手総合証券会社は、独自の店舗を持っているだけでなく、対面で顧客一人ひとりに営業担当者がつく傾向です。例えば銘柄選びに迷っている場合は、担当者が親身になって助言をしてもらえます。しかし店舗を持たず、営業担当者もつかないネット証券の場合には、自分で判断をする必要があります。
ただし、松井証券のようにアドバイザーに相談することができるネット証券もあるので注意が必要です。

その分、ネット証券の取引手数料が安いことは言うまでもありません。また大手総合証券会社では提供できないような安い商品も、ネット証券では取り扱えることから、商品ラインナップの豊富さという観点からもネット証券がおすすめです。

証券会社が破たんした場合、資産は保護される?

証券会社などの金融商品取引業者には、顧客から預託されている資産(有価証券や現金)を証券会社の資産とは明確に分けて管理(分別管理)することが法律で定められています。そのため証券会社が破たんした場合でも資産がなくなってしまう心配はいりません。万が一、何らかの事情で証券会社で分別管理がされていなかった場合でも、日本投資者保護基金から1顧客当たり1,000万円を限度として補償されます。

特定口座と一般口座どっちがおすすめ?

株式取引から発生する利益には税金がかかりますが、選択した口座の種類によって確定申告の要否や手続き方法が異なります。株式取引の経験を問わず、損益計算を自ら行う必要のある一般口座を選ぶメリットはあまりないため、特定口座を選択するようにしましょう。特定口座の種類は以下の2つです。

  • 特定口座(源泉徴収あり)
  • 特定口座(源泉徴収なし)

初心者の方は、証券会社が確定申告を行ってくれる「特定口座(源泉徴収あり)」を選んで、なるべく手間をかけずに株式取引を始めることをおすすめします。

・特定口座と一般口座の違い

口座の種類 証券会社による損益計算 年間取引報告書の発行 確定申告
特定口座(源泉徴収あり) 原則不要
特定口座(源泉徴収なし)
一般口座 × ×
参照:SBIネオトレード証券|一般口座と特定口座の違いは何ですか?