ポイント投資におすすめのポイント・証券会社を徹底比較

ポイント投資と一口にいっても、証券会社によって対応ポイントや対象商品が異なります。

確認しないまま口座を開設すると、使いたいポイントが対応しておらず、別の証券会社に口座を開設し直すことにもなりかねません。

この記事ではポイント投資におすすめのポイントや証券会社を紹介するだけではなく、対応ポイントや対象商品も含めて比較しています

ポイント投資に興味がある方はぜひご覧ください。

  1. ポイント投資におすすめのポイント7選
    1. 楽天ポイント|大人気ポイント!楽天証券で投資が可能
    2. Vポイント(Tポイント)|SBI証券で投資が可能
    3. dポイント|マネックス証券で投資が可能
    4. Pontaポイント|auカブコム証券で投資が可能
    5. PayPayポイント|PayPay証券で投資が可能
    6. 永久不滅ポイント|セゾンポケットでポイント投資が可能
    7. エポスポイント|tsumiki証券でポイント投資が可能
  2. ポイント投資におすすめの証券会社6選
    1. SBI証券|ネット証券で人気No.1
    2. 楽天証券|楽天経済圏の利用者なら迷わずここ
    3. マネックス証券|クレカ積立のポイント還元率が高い
    4. auカブコム証券|auユーザーはメリットが多い
    5. PayPay証券|ポイントで米国株が買える
    6. tsumiki証券|エポスカードで積立投資をしたい方におすすめ
  3. ポイント投資がおすすめできる人の特徴3つ
    1. 1. 現金を使わずに投資を始めたい人
    2. 2.できる限りリスクを抑えたい人
    3. 3.有効期限切れになりそうなポイントがある人
  4. ポイント投資を始めるときの注意点3つ
    1. 1.証券会社によって対応するポイントが異なる
    2. 2.利用制限のあるポイントは投資に使えないことがある
    3. 3.ポイント・証券会社によって対象商品が異なる
  5. ポイント投資についてよくある質問Q&A
    1. Q.ポイント運用との違いは?
    2. Q.ポイントにこだわらないならどの証券会社がおすすめ?
    3. Q.どれくらい儲かる?
  6. まとめ

ポイント投資におすすめのポイント7選

ポイント投資が可能なおすすめのポイントとネット証券を徹底解説!
(画像=bebe/stock.adobe.com)

ポイント投資におすすめのポイントは、7つあります。

※マネックス証券でdポイントが使えるのは2024年秋以降の予定
(2024年2月17日時点、CRAZY MONEY Plus編集部調べ)

貯めているポイントが7種類のなかのどれかなら、対応する証券会社に口座開設するだけでポイント投資が始められます

楽天ポイント|大人気ポイント!楽天証券で投資が可能

楽天ポイントは、楽天カードなど楽天グループのサービスを利用すると貯まるポイントです。

2021年10月に実施されたアンケート調査では、楽天ポイントが最も多くの人に利用されるポイントに選ばれています(参照:SBI生命保険株式会社)。

楽天グループのサービス利用状況に応じて楽天市場のポイント還元率が上がるSPU(スーパーポイントアッププログラム)が大きな特徴です。

【SPUの概要(抜粋)】

サービス 特典
(還元率UP)
条件
楽天モバイル 4.0% Rakuten最強プランの契約
Rakuten
Turbo
楽天ひかり
2.0% Rakuten Turboまたは楽天ひかりの契約
楽天カード 通常:1.0%
期間限定:1.0%
楽天カードを利用して楽天市場でお買い物
楽天銀行
+カード
0.3% ①:楽天銀行の口座でカード利用代金の引き落とし
0.2% ②:①に加えて給与の受取口座を楽天銀行に指定
楽天証券 0.5% ・月3万円以上を投資信託へ投資かつ楽天ポイント利用
・楽天銀行との連携(マネーブリッジ)
0.5% ・月3万円以上を米国株へ投資かつ楽天ポイント利用
・楽天銀行との連携(マネーブリッジ)
※楽天カードの通常分以外は期間限定ポイントが付与される
参照:SPU|楽天グループ
(2024年2月17日時点、CRAZY MONEY Plus編集部調べ)

楽天カードのポイント還元率は、原則1.0%です。

しかしグループのサービスを利用することで楽天市場のポイント還元率を5.0%以上にできます。

楽天証券であれば楽天ポイント(通常ポイント)を投資信託、日本株、米国株の投資に1ポイントから使えます。

楽天ポイントを貯めている人は、楽天証券でポイント投資をやってみましょう。

\楽天ポイントが投資に1ポイントから使える/

Vポイント(Tポイント)|SBI証券で投資が可能

VポイントとTポイントは、2024年4月22日にVポイントに統合予定です。

統合されたVポイントでは、Tポイント加盟店だけでなく三井住友カードで買い物をする場合でもポイントが貯まります。

2024年4月にTポイントとVポイントの連携手続きがスタートして、連携後はTポイントとVポイントの二重取りもできます。

新生Vポイントの特徴
  • 加盟店で三井住友カードを使うとポイントの二重取りができる
  • VポイントPayアプリ(現Vポイントアプリ)でモバイルTカードを提示できる
  • Visa加盟店+日本全国のTポイント提携先で使える

VポイントとTポイントは、SBI証券でポイント投資が可能です。

Vポイントは積み立てを除く投資信託、Tポイントは投資信託や日本株、単元未満株(1~99株の日本株)に1ポイントから利用できます。

VポイントやTポイントを貯めている人は、SBI証券でポイント投資をはじめてみてもいいでしょう。

\VポイントやTポイントが投資に使える/

dポイント|マネックス証券で投資が可能

dポイントは、加盟店でdポイントカードやdカードを提示するとポイントが貯まります。

ドコモのスマホを使っている人にはメリットが大きく、dカード GOLDでドコモの携帯料金を払うと10%のポイント還元が受けられます。

dポイントが投資に使えるのは、日興フロッギーとTHEO+(テオプラス)docomoです。

2024年1月4日からマネックス証券と業務提携を開始し、マネックス証券と連携したポイントサービスを拡充する予定です。

マネックス証券とdポイントの連携
  • dカードによるクレカ積立(2024年夏ごろに開始予定)
  • 積み立てを除く投資信託へのポイント投資(2024年秋ごろに開始予定)
  • 投信保有ポイントの付与(2024年秋ごろに開始予定)

dポイントを貯めていて使い道に困っている人は、マネックス証券で口座を開設してもいいでしょう。

\dポイントでのポイント投資も対応予定/

Pontaポイント|auカブコム証券で投資が可能

Pontaポイントは、加盟店やau PAY カードの利用でポイントが貯まります。

加盟店でau PAY カードを使うとポイントの二重取りも可能です。

auのスマホで「auマネ活プラン」に入り、au PAY ゴールドカードに加入すると、よりお得にPontaポイントが貯められます。

auマネ活プラン×au PAY ゴールドカードの特徴
  • 加入後12ヵ月間ポイント還元率が20%
  • auじぶん銀行の普通預金金利が0.3%にUP
  • auカブコム証券でのクレカ積立でポイント還元率が12ヵ月間3.0%

ただしauカブコム証券でポイント投資をする場合は、積み立てを除く投資信託にしかPontaポイントが使えません。

ポイント投資の対象商品は、SBI証券のほうが幅広いため、Pontaポイントを投資に使いたいならばSBI証券を選びましょう。

\Pontaポイントで日本株にも投資できる/

PayPayポイント|PayPay証券で投資が可能

PayPayポイントは、PayPayカードやQRコード決済などで貯まるポイントです。

有効期限がないため、好きなタイミングで使えます。

PayPay証券に口座がある場合、銘柄購入時にポイントを「使う」にすると投資信託や日本株、単元未満株、米国株でPayPayポイントが利用できます

ただしPayPay証券は、日本株や米国株の取扱銘柄数が大手ネット証券と比べて少ない傾向です。

Appleやトヨタ自動車など有名企業の株は買えるため、余ったPayPayポイントをお買い物以外に使いたい場合はPayPay証券を選びましょう。

\PayPayポイントが投資に使える/

永久不滅ポイント|セゾンポケットでポイント投資が可能

永久不滅ポイントは、1,000円につき1ポイント貯まる有効期限がないことが特徴のポイントです。

セゾンカードやUCカードの利用でポイントが貯まります。

セゾンポケットに口座開設すると100ポイント(450円分)から株や投資信託にポイント投資が可能です

ただし取扱銘柄数があまりにも少なく、投資信託は2銘柄しかありません。

永久不滅ポイントの使い道がほかにない場合は、セゾンポケットでポイント投資を始めてもいいでしょう。

\永久不滅ポイントが投資に使える/

エポスポイント|tsumiki証券でポイント投資が可能

EPOS Net
画像引用:EPOS Net

エポスポイントは、エポスカードでお買い物をすると貯まるポイントです。

エポスポイントUPサイト経由でエポスカードVISAを利用すると、エポスポイントの還元率が2倍~最大30倍になります。

tsumiki証券に口座を開設すると100ポイントから5銘柄の投資信託に投資できます

エポスポイントの使い道がほかにない場合はtsumiki証券でポイント投資を始めてもいいでしょう。

\エポスポイントが投資に使える/

ポイント投資におすすめの証券会社6選

ポイント投資が可能なおすすめのポイントとネット証券を徹底解説!
(画像=west_photo/stock.adobe.com)

ポイント投資におすすめの証券会社は、以下の6社です。

※SBI証券のVポイントは積み立てを除く投資信託のみポイント投資が可能
(2024年2月21日時点、CRAZY MONEY Plus編集部調べ)

SBI証券|ネット証券で人気No.1

SBI証券
画像引用:SBI証券

SBI証券では、Vポイント、Tポイント、Pontaポイントでポイント投資が可能です。

Vポイントでは積み立てを除く投資信託、TポイントやPontaポイントでは投資信託や日本株、単元未満株に1ポイントから利用できます。

SBI証券では、日本株や単元未満株の手数料が無料で、新NISAであれば米国株の手数料も無料です。

ポイント投資ができるだけでなく手数料が安くて取扱銘柄数も多いため、対応ポイントを貯めている人はSBI証券でポイント投資を始めましょう。

\使いたいポイントを選べる/

SBI証券について詳しく知りたい人はこちら
SBI証券で口座開設するメリットを紹介 | CRAZY MONEY Plus+

楽天証券|楽天経済圏の利用者なら迷わずここ

楽天証券
画像引用:楽天証券

楽天証券では、楽天ポイントでポイント投資ができます。

楽天ポイントとは別に楽天証券ポイントがありますが、「楽天ポイントコース」に変更すると自動的に楽天ポイントへ交換されます。

楽天証券のポイント投資は、対象商品が幅広く投資信託や日本株、単元未満株、米国株に1ポイントから利用可能です。

楽天会員で楽天ポイントを貯めている人は、楽天証券でポイント投資を始めてみましょう。

\米国株にもポイント投資ができる/

楽天証券について詳しく知りたい人はこちら
楽天証券のメリットやデメリットは?つみたてNISAにおすすめな理由や口コミ・評判も

マネックス証券|クレカ積立のポイント還元率が高い

マネックス証券
画像引用:マネックス証券

マネックス証券では、マネックスポイントで積み立てを除く投資信託にポイント投資ができます。

2024年秋ごろには、dポイントもポイント投資に対応予定です。

マネックスポイントは、ポイント投資以外の使い道は乏しいものの、dポイントやTポイント、Pontaポイント、Amazonギフトカードに交換できます。

クレカ積立のポイント還元率は、ほかの大手ネット証券より高いため、これからポイントを貯めてポイント投資を始めようと考えている人におすすめです。

※2024年9月30日まで2.2%
(2024年2月17日時点、CRAZY MONEY Plus編集部調べ)

\クレカ積立のポイント還元率が高い/

マネックス証券について詳しく知りたい人はこちら
マネックス証券のメリットは?メリット・デメリットを知って新NISAに備えよう

auカブコム証券|auユーザーはメリットが多い

auカブコム証券
画像引用:auカブコム証券

auカブコム証券では、Pontaポイントで積み立てを除く投資信託や単元未満株にポイント投資ができます。

auカブコム証券は、au PAY カードでのクレカ積立に対応しています。

auマネ活プランへの加入でクレカ積立のポイント還元率が0.5%上がる特典もあります。

スマホなどでauを利用している人はauカブコム証券を選択肢に入れてもいいでしょう。

\auのスマホを使っている人におすすめ/

auカブコム証券について詳しく知りたい人はこちら
auカブコム証券はauユーザーにメリットが多い!おすすめの理由を解説

PayPay証券|ポイントで米国株が買える

PayPay証券
画像引用:PayPay証券

PayPay証券では、PayPayポイントで1ポイントからポイント投資が可能です。

取扱銘柄数は、大手ネット証券と比べて少ないものの投資信託や日本株、単元未満株、米国株でPayPayポイントが使えます

PayPayのサービスをよく利用する人なら、貯まったポイントで投資を始めてみてもいいでしょう。

\PayPayポイントが投資に使える/

tsumiki証券|エポスカードで積立投資をしたい方におすすめ

tsumiki証券
画像引用:tsumiki証券

tsumiki証券は、エポスカードで積立投資を希望する方に最適な証券会社です。

エポスポイントで100ポイントからポイント投資ができます。

エポスカードでのクレカ積立にも対応しています。

エポスカードを利用することで、毎月の積立額に応じたエポスポイントが貯まり、投資をしながらポイントも獲得できます。

また、初心者向けのサポートも充実しており、安心して投資が始められます。

シンプルな操作性で、スマホからも簡単に取引ができる点も魅力です。

\エポスポイントが投資に使える/

ポイント投資がおすすめできる人の特徴3つ

ポイント投資が可能なおすすめのポイントとネット証券を徹底解説!
(画像=chachamal/stock.adobe.com)

以下3点のいずれかに該当する人は、ポイント投資がおすすめできます。

1. 現金を使わずに投資を始めたい人

現金を使わずに投資を始めたい人は、ポイント投資を始めてみましょう。

投資信託なら100円から買えるため、100ポイントあれば現金を使わずに買えます。

クレジットカードのポイント還元率を1.0%とすれば1万円のお買い物で100ポイント貯まります。

日々のお買い物をクレカ決済に切り替えるだけでポイントが簡単に貯まります

貯まったポイントで投資すれば、購入後に値下がりしても現金そのものは減ってないため、気軽に投資しやすいでしょう。

\100円から投資信託が買える/

2.できる限りリスクを抑えたい人

できる限りリスクを抑えたい人は、株や投資信託の購入代金の一部にポイントを使ってみましょう。

大手ネット証券では1ポイントからポイント投資ができ、現金との併用もできます

少しでもポイントを使っておけば、全額現金で投資をする場合と比べて現金そのものの損失も少なく済みます。

\1ポイントから投資に使える/

3.有効期限切れになりそうなポイントがある人

有効期限切れになりそうなポイントがある人で使い道がない場合は、投資に使うことも選択肢の一つです。

ポイントを使うために余計な買い物をするよりも、投資に使うほうが株価の上昇で儲かったり、投資の勉強になったりしてメリットが大きいでしょう。

ポイント投資を始めるときの注意点3つ

ポイント投資が可能なおすすめのポイントとネット証券を徹底解説!
(画像=kaipong/stock.adobe.com)

ポイント投資を始めるときの主な注意点は、以下の3つです。

証券会社によって対応ポイントが異なるため、自分が持っているポイントが使えるのかは必ず確認しましょう。

1.証券会社によって対応するポイントが異なる

楽天証券なら楽天ポイント、auカブコム証券ならPontaポイントなど証券会社によって対応するポイントは異なります。

SBI証券はVポイント、Tポイント、Pontaポイントの3種類から1つだけ選べますが、3種類とも貯めていない人はポイント投資ができません。

すでに貯まっているポイントがある場合は、対応している証券会社を確認したうえで口座を開設しましょう

証券会社ごとに対応ポイントが知りたい人はこちら

2.利用制限のあるポイントは投資に使えないことがある

期間限定ポイントなどの利用制限のあるポイントは、投資に使えないことがあります。

たとえばSPU(スーパーポイントアッププログラム)でもらえる楽天ポイント(期間限定ポイント)は、楽天証券のポイント投資に使えません。

楽天ポイント以外でも用途が限定されたポイントは、投資に使えない場合が多いため、今持っているポイントが投資に使えるのかは口座開設前にチェックしましょう。

3.ポイント・証券会社によって対象商品が異なる

ポイント投資の対象商品は、ポイントや証券会社によって異なります。

※SBI証券のVポイントは積立を除く投資信託のみポイント投資が可能
(2024年2月17日時点、CRAZY MONEY Plus編集部調べ)

投資したい商品が決まっている人は、今持っているポイントでポイント投資ができるのかを口座開設前に確認しましょう。

ポイント投資についてよくある質問Q&A

ポイント投資についてよくある質問を3つにまとめました。

Q.ポイント運用との違いは?

ポイント運用は、証券口座の開設が不要で運用後にポイントで返還されるのが特徴です。

一方、ポイント投資は証券口座の開設が必要になり株や投資信託を売ると現金で返還されます。

Q.ポイントにこだわらないならどの証券会社がおすすめ?

対応ポイントが多いSBI証券がおすすめです。ポイントで米国株に投資したい場合は、楽天証券を選んでもいいでしょう。

Q.どれくらい儲かる?

月2,000ポイント(月2,000円)を年利4.0%で積立投資し続けると20年後に約25万3,549円の利益が期待できます。

貯まったポイントを積み立てるだけでこれだけの利益が出るなら、ポイント投資を始める意味はあるでしょう。

まとめ

ポイント投資が可能なおすすめのポイントとネット証券を徹底解説!
(画像=pp7/stock.adobe.com)

ポイントは、クレジットカードなどの利用金額に応じて貯まるため、一度に大量のポイントを貯めることは困難です。

そのためあくまでも投資は現金がメインでポイント投資はオマケと考えましょう。

ポイントは、「余っているなら投資に使う」という考え方が現実的です。

使わずに有効期限切れになるくらいなら使ったほうがいいので、使い道に困っているならポイントで投資を始めてみましょう。

北川 真大

金融系ライター・個人投資家

明治大学法学部卒業後、証券会社に入社。入社後すぐに2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得し、個人営業に従事。証券営業の経験をもとに金融系の記事執筆やKindle出版を開始し、現在はフリーライターとして活動中。日本株、投資信託、暗号資産、不動産を保有する個人投資家でもあり、日本株の投資歴は累計7年以上に及ぶ。