auカブコム証券は、au PAYカードでクレカ積立ができます。クレカ積立は、年会費無料のカードでもポイント還元率が1.0%と高いため、auのサービスをあまり利用していない人にもおすすめです。
この記事では、auカブコム証券のクレカ積立のメリットやデメリット、還元率、積立設定の方法について解説します。
\au PAYカードでクレカ積立ができる/
auカブコム証券はau PAY カードでのクレカ積立に対応
auカブコム証券では、au PAY カードで投資信託の積立投資ができます。
【auカブコム証券のクレカ積立】
積立金額 | 月100~10万円 (複数の商品を積み立てる場合は合計額) |
---|---|
対象口座 | 特定口座、一般口座、NISA (未成年口座、法人口座、iDeCoは対象外) |
対象商品 | auカブコム証券が取り扱う積み立て可能な投資信託 |
対象カード | au PAY カード |
ポイント 還元率 | 1.0% |
申込締切日 | 毎月9日の2営業日前 |
買付日 | 申込締切日の翌月1日 |
積立金額の 引落日 | 申込締切日の翌月10日 |
\au PAY カードでクレカ積立ができる/
auマネ活プランに加入すればポイント還元率最大3.0%
auのスマホを利用している人は、auマネ活プランに加入するとクレカ積立のポイント還元率が最大3.0%に上がります。
auマネ活プランとは、au PAY カード、au PAY、auじぶん銀行、auカブコム証券の利用がお得になるデータ容量使い放題の料金プランです。スマホをauで契約している人は、プランの変更も検討してみましょう。
【auマネ活プラン加入者のクレカ積立の還元率】
積立期間 | 還元率 | |
---|---|---|
au PAY ゴールドカードかつNISA口座保有 | 12ヵ月間(※) | 3.0% |
13ヵ月目以降 | 2.0% | |
上記以外 | 条件なし | 1.5% |
\auマネ活プラン加入でポイント還元率UP/
auカブコム証券でクレカ積立を始めるメリット
auカブコム証券は、auマネ活プラン未加入者でもお得にクレカ積立ができるネット証券です。
年会費無料のカードでも月10万円までポイント還元率1.0%
auカブコム証券は、年会費無料のカードでも月10万円までポイント還元率が1.0%になります。大手ネット証券のクレカ積立かつ年会費無料のカードで、銘柄や積立金額を問わずポイント還元率が1.0%になるのは、auカブコム証券のみです。
【クレカ積立の還元率(年会費無料のカード)】
毎月の積立金額 | auカブコム 証券 |
マネックス 証券 |
楽天証券 | SBI証券 |
月5万円まで | 1.0% | 1.1% | 0.5%または1.0% (※2) |
最大0.5% |
5万円超~7万円以下 | 0.6%(※1) | |||
7万円超~10万円以下 | 0.2%(※1) |
auカブコム証券で月6万3,000円以上のクレカ積立をすると月630ポイント貯まり、マネックス証券(月628ポイント)よりも多くなります。年会費無料のカードで月6万3,000円以上のクレカ積立をする場合は、auカブコム証券がおすすめです。
\年会費無料のカードでも還元率1.0%/
投資信託の保有金額に応じてポイントが貯まる
auカブコム証券で投資信託を積み立てると「auカブコムの資産形成プログラム」により、月間平均保有額に応じてポイントが貯まります。
【auカブコムの資産形成プログラム】
Pontaポイント加算率(年率) | |||
---|---|---|---|
100万円未満 | 100万円~ 3,000万円未満 |
3,000万円以上 | |
通常銘柄 | 0.05% | 0.12% | 0.24% |
指定銘柄(※) | 0.005% |
また「auの投資信託ポイントプログラム」の対象商品であれば、資産形成プログラムに加えて以下のポイント還元も受けられます。
【auの投資信託ポイントプログラムによるポイント還元(年率)】
対象商品 | auの通信契約 あり |
auの通信契約 なし |
---|---|---|
auスマート・ベーシック(安定) | 0.04% | 0.02% |
auスマート・ベーシック(安定成長) | 0.04% | 0.02% |
auスマート・プライム(成長) | 0.10% | 0.05% |
auスマート・プライム(高成長) | 0.10% | 0.05% |
投信積立を長期間継続する予定であれば、保有金額に応じてポイントがもらえるauカブコム証券を選びましょう。
\投信の保有金額に応じてポイントがもらえる/
会社の格付けが高い
auカブコム証券は、他の大手ネット証券と比べて会社の格付けが高いです。
【格付投資情報センター(R&I)による大手ネット証券の信用格付】
auカブコム証券 | AA(安定的) |
---|---|
SBI証券 | A(安定的) |
松井証券 | BBB+(ポジティブ) |
楽天証券 | BBB+(ネガティブ) |
マネックス証券 | 未評価 |
auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一員であり、国内最大のメガバンクのグループ会社です。もちろん「格付けが高いから倒産リスクが低い」とはいえませんが、大手金融機関の傘下にある証券会社のため、安心してお金を預けられるでしょう。
\大手金融機関のグループに属しており信用度が高い/
auカブコム証券でクレカ積立を始める際の注意点(デメリット)
一方でauカブコム証券のクレカ積立には、以下の3つの注意点(デメリット)があります。
毎月の締切日が他社より早い
auカブコム証券のクレカ積立は、毎月の締切日が他社より早いです。
【主なネット証券のクレカ積立の設定締切日】
auカブコム証券 | 毎月9日の2営業日前 |
---|---|
SBI証券 | 毎月10日 |
楽天証券 | 毎月12日 |
マネックス証券 | 毎月10日の前営業日23時59分まで(※) |
auカブコム証券の場合、遅くとも毎月7日までに積立設定をしないと、買付は翌々月からになります。
買付日が選択できない
auカブコム証券のクレカ積立は、買付日が毎月1日と決まっているため、選択できません。
【主なネット証券のクレカ積立の買付日(※)】
auカブコム証券 | 翌月1日 |
---|---|
SBI証券 | 翌月3~9日 |
楽天証券 | 翌月12日 |
マネックス証券 | 当月20日 |
ただしクレジットカードの引落日がカード会社ごとに定められています。そのためauカブコム証券に限らずクレカ積立の買付日は、自由に選択できない仕組みです。
投資信託の保有金額に応じてもらえるポイントが少ない
auカブコム証券は、投資信託の保有金額に応じてもらえるポイントが他社と比べて少ないです。
【投資信託の保有金額に応じてもらえるポイント】
auカブコム証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | 松井証券 |
年間50ポイント | 年間175ポイント | 190ポイント (1回限り) |
年間175ポイント | 年間175ポイント |
投資金額が少ない場合、投信保有ポイントはあまり差がつきませんが、積立投資を続けていくにつれて差が大きくなります。投資信託への長期投資を考えている人は、投信保有ポイントが多くクレカ積立のポイント還元率が高いマネックス証券がおすすめです。
\クレカ積立のポイント還元率が最大1.1%/
auカブコム証券のクレカ積立の設定方法やスケジュール
auカブコム証券のクレカ積立は、以下の手順で設定できます。
①au PAY カードを登録する
まずは、au PAY カードを登録します。取引画面のメニューから「設定・照会」「クレカ積立」の順に選択してください。
証券口座へのau ID登録が済んでいない人は、画面の指示に従って登録しましょう。au IDを登録済みの人は、規約を確認のうえで「同意」にチェックを入れ、「次に進む」をクリックしてください。au IDと紐づいているau PAY カードの下4桁を確認し、間違いなければ証券口座のログインパスワードを入力して「登録する」を選択します。
auカブコム証券では、au IDに紐づく情報をもとにauフィナンシャルサービスへ照会をかける仕組みになっているため、カード番号の入力は不要です。
②銘柄を選ぶ
カードの登録をしたあとは、購入したい銘柄を選びましょう。auカブコム証券にログイン後、取引画面内のau PAY カード表示箇所の「積立メニュー」をクリックしてください。
NISAで積み立てる場合は「非課税(NISA)口座の積立メニューはこちら」を、NISA以外で積み立てる場合は「プレミアム積立®(投信)申込み」を選択します。
ファンド検索画面が表示されたら、銘柄名(またはその一部)を入力して銘柄を絞り込み、購入したい銘柄を選びましょう。各銘柄の詳細画面で「積立」をクリックしてプレミアム積立®(投資信託定期積立)取引取扱規定に同意すると、積立申込み画面に移ります。購入したい銘柄が決まっていない人は、円安時におすすめな投資信託の銘柄5選を参考にして選んでみましょう。
③積立注文を行う(毎月9日の2営業日前が締め切り)
投資信託の目論見書(説明書)を確認のうえで積立注文を設定します。毎月の買付金額を100~10万円の範囲で入力し、決済方法で「クレジットカード」を選択してください。注文内容を確認して間違いがなければ、パスワードを入力して「申込する」をクリックします。auカブコム証券では、毎月9日の2営業日前が設定締切日になっており、締切日よりあとに設定した積立注文は翌々月からの買付です。
④買付日(翌月または翌々月1日)に積立投資がスタート
auカブコム証券のクレカ積立は、翌月または翌々月1日から積立投資が始まります。積立注文を申し込んだあとは、金額や決済方法を変更しない限り手続き不要です。
⑤買付日の毎月10日にau PAY カードから引き落とし
積立金額は、買付日の毎月10日にau PAY カードから引き落とされます。引落日の前日までに、引き落とし先の銀行口座の残高が不足していないかをチェックしましょう。auじぶん銀行に口座がある人は、au PAY カードの利用料金をauじぶん銀行の口座から引き落とすと金利が0.05%上乗せされます。
auカブコム証券との連携(auマネーコネクト)でさらに金利が0.1%上がるので、引き落とし先はauじぶん銀行がおすすめです。
\auじぶん銀行との連携で金利+0.1%/
クレカ積立への変更方法
すでに現金などで積立注文を出している銘柄は、以下の手順に従ってクレカ積立に変更できます。積立金額などを変更したい場合も同様です。
- ①「お取引」→「積立(またはNISA)」→「積立プラン」の順にクリック
- ②変更したいファンドの右側にある「変更」をクリック
- ③設定内容の変更で必要項目を入力し、「変更確認画面へ」をクリック
- ④内容を確認し、パスワードを入力のうえ「変更する」をクリック
auカブコム証券のクレカ積立についてよくある質問
auカブコム証券のクレカ積立について、よくある質問をまとめました。
どのカードで積み立てるのがおすすめ?
年会費永年無料のau PAY カードがおすすめです。
ポイント獲得目的の即売りはできる?
auカブコム証券では、特にペナルティを課していませんが、ポイント獲得目的の即売りはおすすめしません。クレカ積立で貯まるポイントだけを目当てにした売買は、auカブコム証券の損失になります。このような行為を容認し続けるとは考えづらく、すでに一部の証券会社ではクレカ積立の即売り対策を実施しています。
クレカ積立で得られるポイントは、積立投資によって得られる副次的なメリットと考えるべきでしょう。また投資信託は価格が変動するため、即売りによってポイント還元分以上の損失を被るリスクもあります。