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この記事は「株式投資を始めたい」「株の買い方のコツを知りたい」という人向けです。

株の買い方は簡単で「証券会社に口座を開設する」「入金する」「株を買う」の3ステップで完了します。本記事では、初心者でも簡単に株を購入できるよう、買い方までの手順や証券会社の選び方を解説します。

株の選び方や株式投資を始める際に知っておきたい用語なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

株の買い方はたったの3ステップ!

株の買い方はたったの3ステップです。ハードルが高いと思っている人も、ぜひ挑戦してみてください。

  1. 証券会社に口座を開設する
  2. 証券会社の口座へ入金する
  3. 実際に株を買う

これで株の買付は完了です。

証券会社は、手数料が安く、対応ポイントが豊富なSBI証券がおすすめです。株式や投資信託の取扱い銘柄数も豊富なため、どの証券会社で口座を開設するか迷っているなら、まずはSBI証券の口座を開設するとよいでしょう。

SBI証券の株の買い方(始め方)

Q「株はどうやって買うの?」
A「証券会社に口座を開設、入金し、注文入力で完了です。」

ここでは、SBI証券で実際に株を買う時の始め方を解説します。

STEP1:ネット証券に口座開設をする

まずはネット証券に口座を開設しましょう。トップページにある「口座開設」をクリックすると、メールアドレスを入力する画面になります。入力後、認証コードが記載されたメールが届くので、コードを入力して「次へ」を押し、自分の情報を入力していきましょう。

口座開設方法の選択
(画像=SBI証券)

SBI証券では、マイナンバーカードや免許証といった本人確認書類を、ネットでアップロードする方法と郵送する方法があります。ネットからのアップロードであれば、すぐに口座が開設できて便利です。

ネット証券で株を買うことをおすすめする理由

ネット証券で株を買うことをおすすめする1番の理由は、手数料の安さです。

対面型の証券会社は、顧客1人1人に担当者がつき、実際の店舗で手続きをおこないます。保有している金融商品の状況を聞けたり、今後の相場展望をまとめたレポートを送付してもらえたりと、手厚いサポートが受けられます。そのため、手数料が高くなりがちです。

ネット証券の場合は店舗を持たず、担当者もつけないため人件費や店舗費用がかかりません。そのため、手数料を安くしても経営が成り立つ仕組みになっています。

STEP2:口座に入金する

口座開設を終えたら、証券会社にある自分の口座へ入金しましょう。SBI証券では、4つの入金方法から選べます。

  1. 即時入金:提携銀行口座からSBI証券口座へ即時入金(無料)
  2. SBIハイブリッド預金:住信SBIネット銀行の預金からSBI証券口座へ自動振替(無料)
  3. リアルタイム入金:仲介口座を通じてSBI証券口座へ即時入金(無料)
  4. 銀行振り込み:銀行窓口やATMから入金。手数料は利用者負担
  5. 振替入金(ゆうちょ銀行):ゆうちょ銀行口座からSBI証券口座へ入金(無料)

おすすめは、手数料無料ですぐに証券口座へ入金が反映される「即時入金」サービスです。利用するためには、提携金融機関のネットバンク口座が必要なので、事前に確認しましょう。

ログイン後、ページ上の「入出金・振替」をクリックすると、対象金融機関が表示されます。

SBI証券の振込指示画面
(画像=SBI証券の振込指示画面)

自分が利用している金融機関を選び、振込金額とSBI証券の取引パスワードを入力すれば手続き完了です。

STEP3:銘柄を選んで買う

入金できたら、銘柄を選んで買いましょう。

ここでは、「三菱UFJフィナンシャルグループ <8306> 」を例に買い方を説明します。

SBI証券 銘柄検索画面
(画像=SBI証券 銘柄検索画面)

銘柄検索の欄に「三菱UFJ」、もしくは証券コードである「8306」と入力すると、自動で銘柄候補が出てきます。三菱UFJフィナンシャルグループをクリックしましょう。

SBI証券 「三菱UFJフィナンシャルグループ」銘柄ページ
(画像=SBI証券 「三菱UFJフィナンシャルグループ」銘柄ページ)

チャート画面の上にある「現物買」を選ぶと、注文画面へ移動します。

株の注文方法 株式の通常買付へ移動したら、必須項目を入力しましょう。確認すべき項目は全部で7つです。

  1. 取引:現物買いになっているのか確認
  2. 市場:優先市場が自動で出ているので、いじらない
  3. 株数:横に最低売買単位が出ている。基本は100株から
  4. 価格:指値か成行、逆指値を選ぶ
  5. 期間:当日中、今週中、期間指定から選ぶ
  6. 預かり区分:特定口座を開設しているなら「特定預かり」
  7. ポイント利用:ポイントを利用するなら「利用する」を選択
SBI証券 注文画面
(画像=SBI証券 注文画面)

最後に、注文入力確認ボタンを押して内容を確認します。概算金額や手数料が表示されるので、単位や株価を間違えて入力していないかチェックしましょう。間違いがなければ、発注ボタンを押して手続き完了です。注文照会で買付できているか確認しましょう。

株の選び方

株は基本的に以下の4つのポイントから選びます。

  1. 配当金
  2. 株主優待
  3. 値動き
  4. 業績

まずは配当金で選ぶ方法です。配当金とは、株主に分配される現金配当のことです。一般的に、年に1〜2回配当を出す企業が多く見受けられます。

2023年8月時点で配当利回りが5%以上ある銘柄としては、「日本たばこ産業 <2914> 」「日本製鉄 <5401> 」「日本郵船 <9101> 」といった銘柄が挙げられます。配当金を受け取るためには、配当金を受け取る権利が確定する日(権利確定日)の2営業日前の「権利付最終日」までに株を購入しておく必要があります。

2つ目が株主優待で選ぶ方法です。株主優待とは、企業が自社の株を保有している人を対象に、商品やサービスを贈る仕組みです。例えば「イオン <8267> 」の場合、100株以上保有していると「イオンオーナーズカード」が贈られ、買い物で優待が受けられます。

3つ目は値動きで株を選ぶ方法です。例えば、長期の移動平均線を短期の移動平均線が下から上に突き抜けることを「ゴールデンクロス」と呼びます。これは、相場が上昇傾向になる可能性があるという買いサインの1つです。ただし、ゴールデンクロスが出たからといって確実に株価が上がるわけではないため、あくまで判断材料の1つとして活用しましょう。

最後の4つ目は業績から選ぶ方法です。四季報や証券会社の銘柄紹介ページで企業の業績をチェックし、経営がうまくいっている企業や、将来的に業績が伸びそうな企業を探していきます。証券会社によっては検索ツールで「財務健全・割安銘柄」や「高成長銘柄」などを簡単にリサーチできるので、有効に活用してみましょう。

証券会社の選び方

Q「証券会社はどのように選んだらいい?」
A「チェックしたいのは、手数料の安さ、銘柄の選びやすさ、貯まるポイント、使い勝手の4つです。」

証券会社を選ぶ際、チェックしたいのは以下の4つのポイントです。

  1. 手数料の安さ
  2. 銘柄選定のしやすさ
  3. 自分が貯めているポイントに対応しているか
  4. 使いやすさ、画面の見やすさ

詳しく解説していきます。

手数料が安いネット証券を選ぶ

最初に確認したいのが、手数料の安さです。

ネット証券会社は、実店舗を持たないため担当者がつきません。サポートが受けられず、自分で取引を行う代わりに、手数料が安い傾向にあります。とはいえ、サービス内容が実店舗に比べて劣るというわけではありません。

ネット証券会社の場合、銘柄選定ツールが充実していたり、相場解説動画や専門家のレポートが読めたりするので、初心者でも安心して取引できます。ツールの力を借り、知識を身につけながら株式投資にチャレンジできるでしょう。

手数料を比較する場合に確認したい項目は以下の3つです。

  1. 国内株式
  2. 外国株式
  3. 単元未満株

国内株式はもちろん、最近はアップルやGoogleのアルファベットといった外国株式に興味を持っている人も多いでしょう。ネット証券会社であれば、外国株式も簡単に購入でき、手数料も割安です。

単元未満株とは、通常100株単位で買う株式を1株から買える仕組みのことです。単元未満株の場合、買付した金額全体に対する手数料の割合が高くなるため、手数料は必ずチェックしておきましょう。

\手数料が安く、取扱い銘柄も豊富でおすすめ/

銘柄選びがしやすい証券会社を選ぶ

銘柄選びがしやすい証券会社、ツールが使いやすい証券会社で選ぶのもよいでしょう。

株式投資を始める際、初心者が難しく感じやすいのが銘柄選びです。しかし、ネット証券会社では銘柄検索ツールがあるため心配いりません。

主要ネット証券会社で利用できる銘柄スクリーニングツールは以下の通りです。







SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券
銘柄選定ツール 銘柄スクリーニング ・マネックス銘柄スカウター
・チャートフォリオ
kabuナビ
特徴 配当利回りや自己資本比率といった企業情報に加えて、ゴールデンクロスやデッドクロスといったテクニカル指標からでも検索可能。 ・売上高や営業利益などの過去業績を10期以上に渡ってグラフで表示。 ・3ヵ月ごとに区切った業績表示も可能。 ・PERやPBRといった投資指標から算出した理論株価を表示。 ・成長株、割安株などボタンをクリックするだけで簡単にスクリーニング可能 ・決算月で絞り込めるため、優待や配当を狙いたい時も便利

2023年8月31日作成

例えば、マネックス証券で銘柄スカウターを起動し「好業績だが売りが強い銘柄」を選ぶと、自動で数値が入力されます。

マネックス証券 銘柄スカウター
(画像=マネックス証券 銘柄スカウター)

検索する、というボタンを押すと「ヤクルト <2267> 」や「ユナイテッドアローズ <7606> 」など18社ほどが表示されました(2023年8月27日時点)。

マネックス証券 銘柄スカウター 検索結果画面
(画像=マネックス証券 銘柄スカウター 検索結果画面)

銘柄スクリーニングツールをうまく活用すれば、投資初心者でも素早く魅力的な銘柄を絞り込めます。どの銘柄を買ったら良いかが選びやすく、投資先を探すことが簡単になります

\銘柄スカウターやチャートフォリオで銘柄選定できる!/

貯まるポイントで選ぶ

貯まるポイントで証券会社を選ぶことも大切です。

ネット証券会社のなかには、取引でポイントが貯まり、貯めたポイントを再度投資に使える会社もあります。

主要ネット証券会社の貯まるポイントをまとめたものが、以下の表です。自分が普段貯めているポイントを取り扱っている会社があるか確認してみましょう。

SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 マネックス証券
Vポイント
Pontaポイント
dポイント
JALマイレージ
楽天ポイント Pontaポイント マネックスポイント

2023年8月31日作成

マネックス証券は、独自のポイントサービスを提供しています。投資への使用以外にも、Tポイント、WAONポイントなどと交換できるのでおすすめです。

\ポイントが貯まる!使える!/

使いやすさや見やすさで選ぶ

取引画面の使いやすさ、見やすさで証券会社を選ぶのもよいでしょう。

取引画面が見えにくく、使い勝手が悪いと投資に対する意欲がそがれてしまいます。参考までに、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のチャート画面を見ていきましょう。

以下の画面は、2023年8月同日の日経平均のチャートです。証券会社によって画面が異なり、操作方法も異なることが理解できるでしょう。

■SBI証券チャート画面

SBI証券チャート画面
(画像=SBI証券チャート画面)

■楽天証券チャート画面

楽天証券チャート画面
(画像=楽天証券チャート画面)

■マネックス証券チャート画面

マネックス証券チャート画面
(画像=マネックス証券チャート画面)

証券会社の取引画面の見やすさは、個人によっても感じ方が異なるものです。自分が使いやすく、見やすいと感じる証券会社を選んでみましょう。

おすすめ証券会社3選

Q「どの証券会社を選んだらいいのか、おすすめを知りたいです。」
A「初心者におすすめのネット証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3つです。」

SBI証券:手数料が安く、取扱い銘柄数も豊富で使い勝手のよい証券会社

SBI証券.jpg
(画像=SBI証券)



手数料(税込) 【スタンダードプラン】1約定に対して手数料が発生
5万円まで:55 円
10万円まで:99 円
20万円まで:115 円
50万円まで:275 円
100万円まで:535 円
150万円まで:640 円

【アクティブプラン】1日の約定金額に応じて手数料が決定
50万円~100万円まで:0 円
200万円まで:1,238円
300万円まで:1,691円
投資信託取扱銘柄数 2,652銘柄
IPO(2022実績) 89社
取扱外国株 米国、中国、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシア、ロシア
銘柄検索ツール スクリーニング(銘柄条件検索)
株主優待検索
業種別検索
チャート形状銘柄検索
スマホ取引ツール SBI証券 株 アプリ
かんたん積立 アプリ
SBI証券 米国株 アプリ
対応ポイント Vポイント Pontaポイント dポイント JALマイレージ
口座開設期間 最短翌営業日から取引開始可能

(2023年9月6日現在)

SBI証券は、手数料が安く、取り扱っている投資信託や外国株の数が多い証券会社です。対応しているポイントも多いため、複数のポイントを貯めている人にもおすすめです。

銘柄検索ツールは、自分で条件を入力する以外にも、SBI証券が設定している条件でも検索できます。また、テーマをもとにおすすめ企業を提案してくれる「テーマキラー!」サービスを活用すれば、「半導体」「AI」「インバウンド」といったテーマに沿った銘柄を初心者でも簡単に見つけられます。日本株と米国株が対象なので、国内外問わず有望な銘柄を見つけやすいのが特徴です。

投資初心者で口座開設をどの証券会社にすべきか悩んでいる人に、まずおすすめしたい証券会社といえます。

SBI証券からスマホで株を買う方法

まずはSBI証券の株アプリをダウンロードし、ログインしましょう。

アプリ版で銘柄を選定する方法は、以下のようなものがあります。

  • 銘柄名で検索する
  • チャート形状から検索する
  • スクリーニングで探す

買いたい銘柄を見つけたら、「取引」を選び「現物買」をタップします。その後、注文内容を入力すれば買付完了です。

売り注文を出す場合は、保有証券の表示画面で、売りたい銘柄をタップします。その後、「現物売」を選び、注文内容を入力すれば株の売却が可能です。

SBI証券では、外国株や投資信託ごとにアプリが用意されているため、それぞれ取引に合わせてアプリをダウンロードする必要があります。例えば「SBI証券 株 アプリ」から投資信託の情報はチェックできません。投資信託の情報は「かんたん積立 アプリ」から、米国株であれば「SBI証券 米国株 アプリ」から情報を収集してみましょう。

楽天証券:楽天経済圏ユーザーにおすすめの証券会社

スクリーンショット 2023-09-28 18.49.56.png
(画像=楽天証券)



手数料(税込) 【超割コース】1回の取引ごとに手数料が発生
5万円まで:55円
10万円まで:99円
20万円まで:115円
50万円まで:275円
100万円まで:535円
150万円まで:640円

【1日定額コース】1日の合計取引金額で手数料が決定
100万円まで:0円
200万円まで:2,200円
300万円まで:3,300円
(以降、100万円増えるごとに1,100円を追加)
投資信託取扱銘柄数 2,604銘柄
IPO(2022実績) 65社
取扱外国株 米国、中国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア
銘柄検索ツール スーパースクリーナー
スマホ取引ツール iSPEED
iSPEED for iPad
対応ポイント 楽天ポイント
口座開設期間 最短翌営業日に口座開設完了

(2023年9月7日現在)

楽天証券は楽天カードを保有している人や楽天ポイントを貯めている人など、楽天経済圏の利用ユーザーにおすすめの証券会社です。 ポイントプログラムが充実しており、米国株式の購入でもポイントが貯まります。また、貯まったポイントは米国株式や国内株式だけでなく、投資信託の買付にも利用可能です。

楽天銀行の口座を所持している人は、楽天証券と楽天銀行を連携するサービス「マネーブリッジ」を利用しましょう。手数料無料のスピーディーな自動入出金が可能になることに加え、楽天銀行の普通預金に最大0.1%(税抜)の優遇金利が適用されます。

楽天証券からスマホで株を買う方法

楽天証券では、スマホアプリ「iSPEED」が利用可能です。まずは、アプリをダウンロードしログインを済ませましょう。

銘柄の検索方法としては、以下の方法が用意されています。

  1. 銘柄検索
  2. ランキング検索
  3. 業種検索
  4. テーマ検索
  5. チャート形状検索
  6. スーパースクリーナー

検索で買いたい銘柄を絞り込めたら、対象銘柄の画面で「現物買い」を選び、指値や成行といった注文情報を入力すれば買付完了です。「プロ注文」モードを使用すれば、通常の注文以外に逆指値やアルゴ注文といった注文方法も利用できます。

株を売却したい場合は、トップ画面から「現物売り」を選択し、売りたい銘柄を選びましょう。注文内容を入力すれば注文完了です。

マネックス証券:ポイント還元率にこだわりたい人向けの証券会社

スクリーンショット 2023-09-28 18.50.24.png
(画像=マネックス証券)



手数料(税込) 【取引毎手数料コース】
5万円以下:55円
5万円~10万円以下:99円
10万円~20万円以下:115円
20万円~50万円以下:275円
50万円~100万円以下:535円
100万円~150万円以下:640円

【1日定額手数料コース】
約定金額100万円以下:550円
100万円~300万円ごと:2,750円
投資信託取扱銘柄数 1,407銘柄
IPO(2022実績) 62社
取扱外国株 米国、中国
銘柄検索ツール マネックス銘柄スカウター
チャートフォリオ
スマホ取引ツール マネックス証券アプリ
マネックストレーダー株式スマートフォン
SNS型投資アプリ「ferci」
トレードステーション米国株スマートフォン
対応ポイント マネックスポイント
口座開設期間 最短翌営業日に口座開設完了

(2023年9月7日現在)

マネックス証券の特徴は、ポイント還元率が高い点です。投資信託の積立をマネックスカードで決済することで、最大1.1%のポイント還元が得られます。他にも、投資信託の保有残高や、株式手数料の充当ポイントなどでポイントが貯められます。

貯めたマネックスポイントは、投資に利用することはもちろん、dポイントやAmazonギフトカードなどとも交換可能です。

また、マネックス証券が提供している投資アプリ「ferci」を利用すれば、1株から株を買付できます。少額から投資を始めてみたい、スマートフォンから気軽に株を買ってみたいという人にはマネックス証券がおすすめです。

マネックス証券からスマホで株を買う方法

マネックス証券で株式取引をする場合は、「マネックストレーダー株式スマートフォン」のダウンロードが必要です。「マネックス証券アプリ」は投資情報の確認アプリなので、混同しないよう注意しましょう。

2つのアプリを連携することで、投資情報の確認と株式取引がスマートフォン上で可能になるため、おすすめです。

まずは「マネックストレーダー株式スマートフォン」をダウンロードし、ログインを済ませましょう。銘柄選定には、以下のツールを利用します。

  1. 銘柄スカウター
  2. チャートフォリオ

購入したい銘柄が決まったら、個別銘柄の画面で「注文」をクリックしましょう。「買」を選んで、株数や指値などを入力すれば買い注文が完了します。

売却したい時は、注文をクリックした後「売」を選んでください。成行や指値、注文期間などを入力すれば、売り注文が完了します。

株の注文方法

Q「株の注文方法を知りたい。」
A「株の注文方法は、成行注文と指値注文があるので覚えておきましょう。」

成行(なりゆき)注文

成行とは「いくらでもいいから、売買が成立する値段で購入したい」という注文方法です。

株には「成行注文優先の原則」というものがあります。株価を指定して注文を出す人よりも、いくらでもいいと注文を出す成行注文が優先して成立します。また、売り注文では最も低い値段が、買い注文では最も高い値段が優先される「価格優先の原則」が適用されます。

成行注文は、素早く確実に注文が成立する反面、自身で株価を指定できません。出来高の少ない(あまり取引されていない)株を売買する際、予想外の価格になることもあるので注意しましょう。

指値(さしね)注文

成行注文とは反対に「売買価格を指定して注文を出す」ことが指値注文です。

例えば「A社の株を800円で100株買う」「B社の株を500円で200株売る」というように値段を指定して発注します。買いの場合には指値以下の値段で、売りの場合は指値以上の値段で取引されます。株価を指定できるので、自分が希望した値段で取引できる反面、売買自体が成立しない可能性があることを覚えておきましょう。

指値注文とは別に「逆指値注文」という方法もあります。これは「株価が指定した株価以上になったら買い、以下になったら売り」という注文ができる方法です。日中忙しく、頻繁に市場の動きをチェックできない人に有効な手法といえます。

株の選び方

Q「株はどうやって選べばいいのかな?」
A「配当金、株主優待、値動き、業績の4つのポイントから選ぶのがおすすめです。証券会社のツールを活用すると効率的に有望な株を見つけられます。」

株を選ぶ4つのポイントと証券会社の銘柄検索ツールを紹介します。

配当金で選ぶ

配当金、配当利回りの高さで株を選ぶ方法です。株を保有している間は配当金が受け取れるため、中長期的な投資を検討している人に有効な手法といえます。

配当利回りは、証券会社の検索ツールでも調べられます。「配当利回りの高い企業」とインターネットで検索して調べてみてもよいでしょう。2023年8月時点で、Yahoo!ファイナンスの配当利回り企業のランキングは以下の通りでした。

Yahoo!ファイナンスの配当利回り企業ランキングページ
(画像=Yahoo!ファイナンスの配当利回り企業ランキングページ)

1位になっている「JT <2914> 」を例に挙げて、配当利回りを計算していきます。

JTは2022年度、年2回配当を出しています。6月は75円、12月は113円の計188円です。2023年8月のJTの株価は3,135円となっています。

配当利回りを出す計算式は「年間配当金÷株価×100」です。これをJTのケースにあてはめると、「188円÷3,135円×100=5.99%」、つまり配当利回りは「5.99%」となります。

例えばJTを300株買い付けたい場合、必要な資金は3,135円×300株+手数料で95万円ほどになります。受け取れる年間配当金は、188円×300株で56,400円ほどです。なお、配当金には20.315%の配当課税が課せられるため、覚えておきましょう。

株主優待で選ぶ

株主優待で株を選ぶ方法もあります。配当金同様、保有している間の楽しみがあるため、中長期的な投資を検討している人におすすめの方法です。

SBI証券の銘柄検索では、株主優待のある企業を簡単に検索できます。

SBI証券 株主優待検索
(画像=SBI証券 株主優待検索)

最も件数の多い「金券」を選ぶと、実に653件もの企業がヒットします(2023年8月27日時点)。閲覧回数順に並び替えると「ビックカメラ <3043> 」がトップに表示されました。

SBI証券 株主優待検索 「金券」の検索結果
(画像=SBI証券 株主優待検索 「金券」の検索結果)

ビックカメラは2023年8月27日時点の株価が1,108円であるため、100株保有する場合は11万円ほど必要です。100株以上を保有していると、株主優待で買物券を受け取れます。

所有株式数と保有期間に応じて優待券が贈呈されるため、長期保有の楽しみが増えるのが株主優待の魅力です。ビックカメラの場合、100株以上500株未満の保有で年間最大5,000円分の買物優待券がもらえます。ビックカメラに限らず、普段利用する店舗やサービスの株主優待を目的に株を選ぶのもよいでしょう。

\株主優待ツールを利用したのはこちら!/

値動き(チャート)から選ぶ

中上級者向きとなりますが、値動きから株を選ぶ方法もあります。

移動平均線や株価チャートなど、株価が動くパターンをもとに相場の展望を予想する手法を「テクニカル分析」と呼びます。

証券取引所に上場している無数の企業チャートを1つ1つ分析するのは困難ですが、証券会社のツールを用いれば簡単に分析できるのでおすすめです。

一例として、マネックス証券ではチャートの形から銘柄を検索できる「チャートフォリオ」というツールがあります。

マネックス証券 チャートフォリオ
(画像=マネックス証券 チャートフォリオ)

「上昇基調」を選ぶと、チャートの形が上昇基調であるとされる銘柄が表示されました。2023年8月時点では「NTT <9432> 」「大和証券グループ <8601> 」「ソフトバンク <9434> 」といった銘柄が確認できます。

マネックス証券 チャートフォリオ 「上昇基調」選択結果
(画像=マネックス証券 チャートフォリオ 「上昇基調」選択結果)

こうしたチャートの形から値上がりしそうな株を選んでみてもよいでしょう。ただし、チャートはパターンと逆の動きをすることもあるため、注意が必要です。また、同じチャートであっても、見る人によって受け取り方が異なる場合もあります。

会社の業績(決算)から選ぶ

会社の業績から株価の値動きを予測することを「ファンダメンタルズ分析」と呼びます。株式初心者の場合、配当や株主優待目的で株を買うときであっても、業績に目を通し企業情報に触れてみるようにしましょう。

会社四季報とは

会社四季報とは、会社の特色や注目材料、業績などが記載された季刊誌です。3月、6月、9月、12月の年4回発行されます。

会社四季報を読むには、書店で購入するか、証券会社に口座を開設し、銘柄紹介のページで確認する必要があります。

楽天証券では会社四季報が無料で読めることに加えて、日経テレコンが閲覧可能です。企業情報をチェックしたい人、投資に関する知識を身につけたい人におすすめといえるでしょう。

決算とは

決算とは、上場企業が最新の経営状況や財務状況を明らかにする手続きです。原則四半期ごと(3ヵ月ごと)に決算が発表されます。

一般的には、4〜6月を第一四半期、7〜9月までを第二四半期と呼びます。ファンダメンタルズ分析で株式投資をする場合、決算発表を確認して、自身の株式保有が正しかったか誤っていたか判断します。

株の買付当初に予測していたものと結果が大きく異なるような場合は、保有継続か手放すかを検討したほうがよいでしょう。

数字の読み方

会社四季報イメージ
(画像=会社四季報イメージ)

四季報を見る時に、投資初心者が知っておきたい数字の読み方、おさえたいポイントを紹介します。

初心者が見るべきポイントは4つあります。

  1. 株価指標
  2. 企業概要
  3. 業績
  4. 財務状況

まずはページ上部の株価指標から見てみましょう。PERとPBRが記載されています。

PER 株価収益率を表す。現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを測る指標。
PBR 株価純資産倍率を表す。企業の資産内容や財務状態をもとに、株価水準を測る指標。数値が高いほど割高、数値が低いほど割安とされる。

次に企業概要を確認しましょう。「連続最高益」や「横ばい」など企業の状態が簡単に説明されています。株を購入する場合は、企業の経営状況がどうなっているのか必ず確認しておきましょう。

ページ下部には業績が記載されています。売上高、営業利益や純利益、1株あたりの利益などが詳細に確認できます。業績が好調か、1株あたりの利益がどのように推移しているのかをチェックしましょう。「予」とあるのは、四季報編集部が予想した数字です。会社発表の予想とは異なる場合があることを覚えておきましょう。

最後に財務状況を確認しましょう。自己資本比率やROE、ROAを確認します。


自己資本比率 総資産に占める純資産の割合を表す指標。自己資本比率が高ければ財務健全性が高いとされる。
ROE 自己資本利益率のこと。企業がどのくらい効率的にお金を稼いでいるのかを示す指標。業種によって平均値が異なるため、同業種間で比較して判断するとよい。
ROA 総資産利益率。総資産が利益獲得のためにどのくらい効率的に使われているのかを表す指標。

ここで紹介したポイントは、株式投資初心者が押さえておきたい基本ポイントです。ぜひ銘柄選定の参考にしてください。

市場で選ぶ

企業が上場している市場から選ぶのもよいでしょう。現在、東京証券取引所は3つの市場に分かれています。


スタンダード市場 中間に位置する市場。株主数400人以上、流通株式数2,000単位、流通時価総額10億円以上、最近1年間の利益が1億円以上などの基準をクリアしている企業が上場可能。
スタンダード市場 中間に位置する市場。株主数400人以上、流通株式数2,000単位、流通時価総額10億円以上、最近1年間の利益が1億円以上などの基準をクリアしている企業が上場可能。
グロース市場 規模の小さいベンチャー企業などが上場している市場。株主数150人以上、流通株式数1,000単位以上、流通時価総額5億円以上などの基準をクリアしている必要がある。

プライム市場に上場している銘柄は、世界的に有名な企業が多く見受けられます。成熟している企業が多いため、値動きは緩やかな傾向です。

一方、グロース市場はこれから成長していく新興企業が中心です。値動きが大きいため、将来的に株価が大きく値上がりする可能性もあります。

証券会社のツールを利用する

証券会社のツールを利用して購入銘柄を選ぶ方法もあります。SBI証券の銘柄スクリーニングを実際に利用してみたので、使い方を紹介します。

SBI証券の銘柄スクリーニングを実際に使ってみた

SBI証券で「銘柄スクリーニング」をクリックすると、左側に条件を入力する画面が表示されます。ページ上部にはSBI証券のおすすめスクリーナーがあるので、こちらを選んでもよいでしょう。

今回は「四季報の数字の見方」で紹介した数値を入力して銘柄を検索してみました。検索条件は以下の通りです。

  • 東証プライム上場
  • PER:15倍以下
  • PBR:1倍以下
  • ROE:10%以上
  • ROA:5%以上
  • 自己資本比率:55%以上
SBI証券 銘柄スクリーニング
(画像=SBI証券 銘柄スクリーニング)

34銘柄が条件に合致しました。

SBI証券 銘柄スクリーニング
(画像=SBI証券 銘柄スクリーニング)

こうしてピックアップできた銘柄を、配当利回りや株主優待といった条件でさらに絞り込んでみてもよいでしょう。投資初心者でも簡単に銘柄が選定できるため、銘柄検索ツールは積極的に活用することをおすすめします。

株の買い方についてよくある質問

株の買い方でよく聞かれる質問をまとめたので、参考にしてください。

株初心者は何株から始めればいいですか?

国内株式は基本的に100株単位ですが、単元未満株なら1株から買付できるので初心者でも気軽に始められます。

例えば、1株3,000円の株式を購入する場合、通常は3,000円×100株=30万円が少なくとも必要です。一方、単元未満株であれば1株から購入できるため、3,000円から売買が経験できます。

「大手企業の株式を購入したいけど、できれば最初は少額投資から始めたい」という人は、単元未満株で株を買える証券会社を選びましょう。

株を買いたいのですが、どうすればいいですか?

まずは証券会社に口座を開設しましょう。

株式は、証券会社を通して購入する必要があります。証券会社に口座を開設したあとは、買付資金を入金します。その後、買いたい株が決まったら、証券会社の注文画面で発注しましょう。 株を買うにはいくら必要ですか?
株は銘柄によって価格が異なりますが、数万円程度から購入することが可能です。まとまった資金がなければ始められないと思われがちですが、少額からでも始められるので安心してください。

株を買うには最低いくら必要ですか?

最低100円程度で買付できます。

基本的に国内株は100株が最低取引単位となっており、「株価×100株」が最低買付金額です。ただし、単元未満株制度を利用すれば、少ない資金で投資が始められます。

例えば、SMBC日興証券が提供している「キンカブ」では、100円以上100円単位で金額を指定して株式投資が可能です。

外国株の買い方は?

大まかな流れは日本株を買う時と同じです。

まずは証券会社に口座を開設し、入金します。その後、買いたい銘柄が決めったら、各証券会社の外国株発注画面で注文を出します。NISA口座を利用している場合は、NISA口座で外国株を買付することも可能です。

証券会社で資金をあらかじめ米ドルに両替することも可能ですが、「円貨決済」を選択すれば保有している日本円で外国株を購入できます。

株式投資は確定申告が必要?

株式投資は特定口座を開設していれば、確定申告が不要です。

株式投資にかかる税金は、主に売買して出た利益に対して発生する「譲渡益課税」と、配当金を受け取った時の「配当課税」です。

口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択しておけば、証券会社が投資家に代わって納税してくれるため、確定申告の手間がかかりません。

株の買い方はカンタン!今すぐ口座を開き始めてみよう!

株式投資と聞くと、難しく、まとまった資金が必要だと考える人も多いかもしれません。

しかし、数万円ほどで買付できる株もあり、単元未満株制度を利用すれば、1株数百円で株を保有することも可能です。

どの証券会社に口座を開設したらいいか悩んでいる人には、SBI証券がおすすめです。手数料が安く、株式や投資信託の取扱数も豊富です。加えて、取引で貯まるポイントが5種類から選べます。

株式投資を始めるためにも、まずは口座開設先の証券会社を決めてみましょう。

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成瀬 なぎさ

2級ファイナンシャルプランニング技能士 / 日本FP協会認定 AFP

法政大学法学部法律学科卒業。三菱UFJモルガンスタンレー証券に新卒で入社し、6年間個人営業を担当する。 日本株、米国株、投資信託数、債券の他に、生命保険や仕組債といった金融商品を案内・提案。退職後は自身で株式投資を行い、相場をチェック。同時に、投信や保険といった金融商品も最新情報を集めるようにしている。